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6. ※ ユーリがエロい ナオヤside
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ユーリとキスし始めてから、美波とケンカが増えた。
『気にするな』とは言ってるけど、まあ目の前でキスして、みんなにきゃーきゃー言われてたら、さすがに嫌な気分にもなるよな・・・
それは分かってるんだけど、
ユーリとキスするのが気持ちよくて、
『もうやめよう』って言えないでいる自分がいた。
「なんていうか・・・ ケンカするくらいなら、別にキスしなくていいんじゃねー?」
ユーリにそう言われて、そりゃそうだよなと思いつつ、
キスをやめるのが、嫌だって思ってしまった。
ユーリとのキスが、気持ちよくて。
「もともとふざけてやってただけだし、もう」
『やめよう』
そう言われるって思ったら、体が勝手に動いてた。
ユーリの腕を掴んで、
「・・・別に、やめなくていーじゃん」
キスを、した。
誰かに見せる目的じゃないキスは、初めてした時以来で。
そしたらガマンできなくなって、
ユーリの口内に舌を挿れた。
ユーリは抵抗しなかったし、
「ふっ・・・んっ・・・・・・・」
声が、漏れて。
これ・・・やばい、な。
ユーリを抱きしめて、舌を絡めて、口内をなぞる。
「は、ぁっ・・・・・」
ユーリの声、たまんねー・・・
興奮して、カラダがアツくなってくる感じがした。
唇を離すと、
「・・・・っ」
ユーリは頬を染めて、潤んだ瞳ですげートロけたカオをしてた。
まじ、エッロい・・・・・
「ユーリ、かわいい」
思わず、そう呟いていた。
その日は家に帰ってからも、何度もユーリとのキスを思い出した。
その度に、カラダがアツくなる感じがして。
「はぁ・・・・・」
元々かわいいカオをしてるとは思ってたけど。
あんなトロけたカオするなんて・・・・
破壊力、すさまじい。
「ねーねー。 今日キスしてなくない?」
クラスの女子に、ユーリが話しかけられてる。
昨日ディープキスをしてしまってから、なんとなくお互いに、キスをするのを避けていて。
でも、キスしてなかったら、催促されるんだよなあ・・・
オレは少し離れたところから、ユーリの反応を見ていた。
「あー・・・そう、だっけ」
「うん、見てなーい」
「してしてー」
女子たちに無邪気に催促されて、ユーリは少し困ったように笑ってる。
その視線がちらってオレを見て、様子を盗み見てたオレと目が合った。
とたんに、ユーリのカオが、赤くなる。
恥ずかしそうに、視線を逸らして。
「ユーリ」
オレはユーリに近づくと、その腕を掴んだ。
「飲み物、買いに行こ」
そう言ってぐいって引っ張って、女子たちから引きはがす。
オレはそのままユーリの腕を引っ張って、教室を出た。
「ナオヤ? どうしたんだよ、急に」
そう言ってオレを見上げるユーリは、まだ少し頬を染めてて。
こんなカオ、みんなの前でさせらんねー・・・!
オレはそのまま、使われてない空き教室にユーリを連れて行った。
ドアを開けてユーリの背中を押して、中に押し込む。 その後で自分も入って、後ろ手にドアを閉めた。
「ナオ、ヤ?」
不安そうな、でもどことなく期待もあるような、表情。
オレはユーリの肩を掴んで、カオを覗き込んだ。
やっぱり、頬はほんのり赤くて、なんていうか・・・色気がある表情。
「ユーリ、そんなカオ、したらダメだろ」
「そんなカオって、どんなカオだよ」
少し頬を膨らませてカオを背けるけど、その表情もかわいくて。
オレはユーリの頬に触れた。
「・・・色気、出てる」
「い、ろけっ?」
オレの言葉に振り向いたユーリの唇を、奪った。
くちゅっ・・・
すぐに舌を挿れる。
突き飛ばされるかなって思ったけど、ユーリは手をオレの首に回してきた。
「んっ・・・」
ユーリの口内をなぞって、舌を絡めて。
「ふぅ・・・っ・・ん」
ぴちゃっ・・・くちゅ
ユーリの背中に手を回して抱きしめると、舌を絡めるたびに、口内をなぞるたびに、カラダがぴくぴく反応してるのが分かった。
「はぁっ・・・ぁ」
唇を離して、舌だけ絡めあって。
お互いの唾液が混ざり合って、ユーリの顎を伝う。
ユーリは眉根を寄せて、瞳を潤ませて・・・・・もう、色気があふれてる。
腰がぞくってして、股間に熱が集まるのを感じた。
やばっ・・・・
そう思った時、ユーリにぐって両肩を押された。
キスをやめてカオを離すと、ユーリはうつむいて、手の甲で口を拭った。
「・・・やりすぎ、だろ、こんなの」
オレをにらむけど、その瞳はうるんでて、頬も染まってて、ただただエロいだけだ。
オレは口角を持ち上げて、手を伸ばしてユーリの頬に触れた。
「・・・ユーリは、気持ちよくねーの?」
少し瞳を大きくした後、ユーリはカオを背けた。
・・・なにも、答えない。
オレはユーリの頬を撫でる。
「・・・オレは気持ちイイよ」
オレの方を見ないまま、ユーリは部屋を出ようとした。
「待て」
慌ててユーリの腕を掴む。 でも、こっちを振り返ることはない。
「・・・今、そのカオで出たら、ダメだ」
「だからっ! どんなカオなんだよ!」
オレに背を向けたまま、怒ったように言う。
「・・・色気、出すぎなんだよ。 男に見られたらヤバいって」
ユーリはうつむいたまま。
オレは小さくタメ息をついて、
「オレ、先に行くから。 しばらく休んでから出て来いよ」
うつむいたままのユーリを残して、オレは部屋を出た。
『気にするな』とは言ってるけど、まあ目の前でキスして、みんなにきゃーきゃー言われてたら、さすがに嫌な気分にもなるよな・・・
それは分かってるんだけど、
ユーリとキスするのが気持ちよくて、
『もうやめよう』って言えないでいる自分がいた。
「なんていうか・・・ ケンカするくらいなら、別にキスしなくていいんじゃねー?」
ユーリにそう言われて、そりゃそうだよなと思いつつ、
キスをやめるのが、嫌だって思ってしまった。
ユーリとのキスが、気持ちよくて。
「もともとふざけてやってただけだし、もう」
『やめよう』
そう言われるって思ったら、体が勝手に動いてた。
ユーリの腕を掴んで、
「・・・別に、やめなくていーじゃん」
キスを、した。
誰かに見せる目的じゃないキスは、初めてした時以来で。
そしたらガマンできなくなって、
ユーリの口内に舌を挿れた。
ユーリは抵抗しなかったし、
「ふっ・・・んっ・・・・・・・」
声が、漏れて。
これ・・・やばい、な。
ユーリを抱きしめて、舌を絡めて、口内をなぞる。
「は、ぁっ・・・・・」
ユーリの声、たまんねー・・・
興奮して、カラダがアツくなってくる感じがした。
唇を離すと、
「・・・・っ」
ユーリは頬を染めて、潤んだ瞳ですげートロけたカオをしてた。
まじ、エッロい・・・・・
「ユーリ、かわいい」
思わず、そう呟いていた。
その日は家に帰ってからも、何度もユーリとのキスを思い出した。
その度に、カラダがアツくなる感じがして。
「はぁ・・・・・」
元々かわいいカオをしてるとは思ってたけど。
あんなトロけたカオするなんて・・・・
破壊力、すさまじい。
「ねーねー。 今日キスしてなくない?」
クラスの女子に、ユーリが話しかけられてる。
昨日ディープキスをしてしまってから、なんとなくお互いに、キスをするのを避けていて。
でも、キスしてなかったら、催促されるんだよなあ・・・
オレは少し離れたところから、ユーリの反応を見ていた。
「あー・・・そう、だっけ」
「うん、見てなーい」
「してしてー」
女子たちに無邪気に催促されて、ユーリは少し困ったように笑ってる。
その視線がちらってオレを見て、様子を盗み見てたオレと目が合った。
とたんに、ユーリのカオが、赤くなる。
恥ずかしそうに、視線を逸らして。
「ユーリ」
オレはユーリに近づくと、その腕を掴んだ。
「飲み物、買いに行こ」
そう言ってぐいって引っ張って、女子たちから引きはがす。
オレはそのままユーリの腕を引っ張って、教室を出た。
「ナオヤ? どうしたんだよ、急に」
そう言ってオレを見上げるユーリは、まだ少し頬を染めてて。
こんなカオ、みんなの前でさせらんねー・・・!
オレはそのまま、使われてない空き教室にユーリを連れて行った。
ドアを開けてユーリの背中を押して、中に押し込む。 その後で自分も入って、後ろ手にドアを閉めた。
「ナオ、ヤ?」
不安そうな、でもどことなく期待もあるような、表情。
オレはユーリの肩を掴んで、カオを覗き込んだ。
やっぱり、頬はほんのり赤くて、なんていうか・・・色気がある表情。
「ユーリ、そんなカオ、したらダメだろ」
「そんなカオって、どんなカオだよ」
少し頬を膨らませてカオを背けるけど、その表情もかわいくて。
オレはユーリの頬に触れた。
「・・・色気、出てる」
「い、ろけっ?」
オレの言葉に振り向いたユーリの唇を、奪った。
くちゅっ・・・
すぐに舌を挿れる。
突き飛ばされるかなって思ったけど、ユーリは手をオレの首に回してきた。
「んっ・・・」
ユーリの口内をなぞって、舌を絡めて。
「ふぅ・・・っ・・ん」
ぴちゃっ・・・くちゅ
ユーリの背中に手を回して抱きしめると、舌を絡めるたびに、口内をなぞるたびに、カラダがぴくぴく反応してるのが分かった。
「はぁっ・・・ぁ」
唇を離して、舌だけ絡めあって。
お互いの唾液が混ざり合って、ユーリの顎を伝う。
ユーリは眉根を寄せて、瞳を潤ませて・・・・・もう、色気があふれてる。
腰がぞくってして、股間に熱が集まるのを感じた。
やばっ・・・・
そう思った時、ユーリにぐって両肩を押された。
キスをやめてカオを離すと、ユーリはうつむいて、手の甲で口を拭った。
「・・・やりすぎ、だろ、こんなの」
オレをにらむけど、その瞳はうるんでて、頬も染まってて、ただただエロいだけだ。
オレは口角を持ち上げて、手を伸ばしてユーリの頬に触れた。
「・・・ユーリは、気持ちよくねーの?」
少し瞳を大きくした後、ユーリはカオを背けた。
・・・なにも、答えない。
オレはユーリの頬を撫でる。
「・・・オレは気持ちイイよ」
オレの方を見ないまま、ユーリは部屋を出ようとした。
「待て」
慌ててユーリの腕を掴む。 でも、こっちを振り返ることはない。
「・・・今、そのカオで出たら、ダメだ」
「だからっ! どんなカオなんだよ!」
オレに背を向けたまま、怒ったように言う。
「・・・色気、出すぎなんだよ。 男に見られたらヤバいって」
ユーリはうつむいたまま。
オレは小さくタメ息をついて、
「オレ、先に行くから。 しばらく休んでから出て来いよ」
うつむいたままのユーリを残して、オレは部屋を出た。
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