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40.※※ そんなに前からオレのこと・・・
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あきらがイスに座ってるオレの目の前で、自分の服を脱いでいく。
明るいところで、あきらの全裸を見るのは初めてだったから、なんだか恥ずかしくなってきた。
・・・引き締まったカラダで、カッコイイ。
あの腕に抱きしめられて、あの胸にカオをうずめて・・・・
あのカラダに、組み敷かれてるんだ・・・・
やばい、カオが赤くなる。
あきらの手がオレの服に伸びてきて、オレを脱がそうとする。
「ち、ちょっとまって」
オレは急に恥ずかしくなって、あきらの手を押さえた。
・・・下は履いてないんだし、今更な感じもするけど。
「脱がねーの?」
「ぬ、脱ぐ・・・けど、自分で、やる。 あきら、先入っててくれよ」
あきらはフッて笑って、キスをくれた。
「レイキ、恥ずかしがんなくていーから。 腰、つらいだろ? オレが連れてくから」
「で、でも、」
「大丈夫。 レイキは裸もキレイだよ。 むしろ、オレ、見たいの」
耳元で甘い声でささやかれて、オレが抵抗できるはずなんて、ない。
諦めて力を抜くと、あきらは満足そうに微笑んで、オレの服を脱がせた。
オレのことをまた抱き上げて、バスルームに入ってく。
「うわぁ・・・!」
すっげ、広い!
しかも、バスタブでっか!
丸い大きなバスタブには、イイ感じにお湯が張ってあった。
「あきら、入れてくれてたのか?」
「ああ。 レイキと一緒に入りたかったから」
あきらはオレが部屋に夢中になってるうちに、お湯を入れてくれてたらしい。
準備いいというか、ソツなくて、慣れてるよなー・・・
やっぱり、女の人と何度も来たこと、あるんだろうな・・・・・
あきらはオレをバスタブの中に下ろして、自分も入って来た。
「レイキ、おいで」
言って、オレを自分の足の間に座らせる。
オレはなんだか恥ずかしくて、あきらに背を向けて座った。
「・・・こっち向いてくれないの?」
耳元でささやかれて、ぞくってしてしまう。
「だって・・・はずかしーし」
背を向けてても、背中にあきらの体温はばっちり感じてしまってて。
「・・・かわいい」
ちゅって、オレの耳にキスをする。
そのまま、耳孔を舐められて、
ぴちゃっ・・・・
「んんっ・・・・」
その刺激と頭に直接響く水音に、腰が揺れてしまった。
「・・・・・レイキ、好き」
あきらはオレを後ろから抱きしめ、指で胸の突起を刺激してきた。
「は、ぁあっ、ん」
思わず、声が漏れる。
でも頭は違うことを考えていて。
・・・・・あきらは、やっぱり慣れてる。
オレに快感を与えることもそうだし、雰囲気を作るのだって、上手い。
こういうところを使うのも、慣れてるみたいだし・・・・・
今まで、いろんな女のコと、来たんだろうな。
結構年上の人と遊んでたのも知ってるし、あきらもいろいろ教えてもらったのかもしれない。
「ん、は、ぁああっ・・・・」
あきらの与えてくれる快感に、声は絶え間なく漏れるけど。
なんだか、そこに集中できない。
「や、ぁッ・・・・」
・・・・・・今まであきらがつきあってきた人、遊んできた人相手に、嫉妬、してるんだろうか・・・・・?
そんなこと、考えてもしょうがないのに。
「・・・・レイキ、どうしたの。 何、考えてる?」
オレの様子がいつもと違うのに、あきら、気づいたのかな・・・・・
「どうって・・・・・、なんも考えて、ねーよ」
オレはあきらを振り返って、自分から唇を重ねた。
「もっと、して?」
舌をあきらの口内に差し込み、あきらの舌を絡め取る。
「んんっ・・・・は、ん・・・・」
唇を離すと、あきらの唇との間に銀糸が伝った。
「・・・・・レイキ、どうしたんだよ。 何、考えてんだ?」
「だから、なんも、ねーって」
オレは体ごとあきらを振り返り、あきらの両頬に手を当てて、もう一度唇を重ねた。
・・・・・・オレのキスは、あきらから教えてもらったものだ。
もともとそんな経験全然なかったんだし、上手いとは、思えない。
「ん、は、ぁっ・・・・・」
舌を絡ませるけど、あきらはこれで気持ちいいのかな・・・?
いっつも、オレがあきらにキスされて、とろとろにされてるけど・・・・・
唇を離してあきらを見ると、不安そうに揺れる眼差しにぶつかった。
あきら・・・・?
「・・・・・レイキ、どうしたんだよ。 なに、考えてんの? ・・・・・言ってくれなきゃ、わかんねーよ・・・・・」
あきらはオレの両肩を掴む。
「・・・・・こんなとこ、来たくなかった、とか? だったら、ゴメン」
あきら・・・・・・・
そっか。 オレ、また何も言わないで、あきらを不安にさせてた。
なんでも話そうって、言ったのに。
きっと、オレのこの嫉妬めいた感情だって、あきらは受け止めてくれるんだよな・・・・・・
「・・・・違うんだ。 オレが変なこと考えちゃってて。
・・・・・・・・あきら、こういうとこ来るの、慣れてるみたいだし。 今まで、いろんな人と来たんだろうなあ、とか。
キスだって、オレ、もともと経験なかったし。 あきらのこと気持ちよくさせられてるのかなあ、とか。
・・・・・なんか、嫉妬っぽく考えたり、不安になってきて」
オレはうつむいた。 あきらの瞳を見れない。
「・・・・ゴメン。 くだらないこと、考えてて。
でも、あきらとつき合ってから、オレばっかりいろいろ初めてだから。 不安に、なってきた・・・・」
こんなオレに、あきらは飽きたりしないんだろうか。
あきらはぎゅって、オレを抱きしめてくれた。
「・・・・今までオレが遊んできたから、レイキのこと、不安にさせたり、イヤな思い、させてるんだな。
・・・・本当に、ゴメン。
でも、こういうとこは来たことあるけど、今日が、初めてだって、思ってる」
「・・・・・初めて?」
「ああ。 ・・・・・・初めてレイキと一緒に来たから。 オレにとっても、今日が初めて」
・・・・・・なんか、くすぐったい。 けど、うれしい。
「それに、キスだって、セックスだって、レイキとしたのが、初めてだって、思ってる。
・・・・・・本当に好きな人としたのは、レイキが、初めてだから」
オレはカオを上げてあきらを見つめた。
「オレが、はじ、めて?」
あきらはフッて笑って言った。
「そう。 好きな人としたのは、レイキが全部、初めて」
・・・・・・でも、今までだって、あきら、彼女いたことあったのに。
高校入ってからは、遊んでばっかだったけど。
「・・・・・・言ってなかったけど。 オレさ、レイキのこと、中学のころから、好きだったんだぜ?」
突然のあきらの告白に、一瞬、思考が止まる。
「・・・・え? ええええ!?」
ちゅ、中学から?????
驚くオレを見て、あきらは少し苦笑した。
「レイキに引かれるかと思って、言わない方がいいかなーって、思ってたんだけど。
・・・・・・・中学で初めて会った時から、オレはレイキが好きだったんだ」
少し恥ずかしそうに話し始めるあきら。
「最初は、さすがに自分の気持ちが信じられなかった。 まさかって、思った。
それまで、男を好きになったことはなかったし、もちろん、女のコのことはかわいいと思ってたし恋愛対象だったし。
だから、告白されてつきあったりもした。 それなりのこともした。
オレも男だし、そりゃあ女相手に欲情はするし、ちゃんと・・・・・・勃ったし。
でも、好きにはなれなかったんだよな」
あきらがちゅってキスをオレに落とす。
「それで、やっぱりオレはレイキが好きなんだって、自覚して・・・・・・ でも、どうすることもできないし。
高校入ってからは、女とつき合う気にもなれなくて、遊んでばっかだった。
・・・・・結構、つらかったんだぜ? お前の恋愛相談受けるの」
あきらはその頃を思い出すように、少し悲しそうな瞳をした。
そ、そうだよな。 オレ、いっつもあきらに相談してた。
「・・・・・正直、いつもお前がフラれた時、悪いなって思いながらもホッとしてる自分がいてさ・・・
でもそれまでは抑えてたけど・・・・・ レイキが紗希ちゃんにフラれて落ち込んでた時、あったじゃん?
屋上でお前の涙を見て、抱きしめて、そしたら、キスしたくなったんだ・・・・・・」
「あ・・・・・・!」
屋上での出来事。
オレも鮮明に思い出した。
だって、あれからオレはあきらのこと、意識するようになったんだ。
「あの時、レイキが止めてくれてホッとしてた。 じゃなかったら、オレ、絶対キスしてたし、今までレイキと過ごしてきた時間が全部消えると思ったから。
衝動的になったことを、相当後悔したもんな・・・・・」
「オ、オレ、覚えてる。 その時のこと。
だって、それからなんだ。 オレがあきらのこと、意識しだしたの」
あきらは少し驚いたようだった。
「そう、だったんだ・・・・ じゃあ、あの時、衝動的になったの、正解だったんだな。
だから今、レイキとこうしてられるんだから」
オレは思わずへらって、笑った。
「衝動的なのも、結構大事なんだな。 だって初めてキスした時。 あれだって、オレが衝動的に電話したからだし」
あきらもフッて笑った。
「・・・・・そうだよな。 レイキが電話してくれて、よかった。 じゃなかったらオレ、多分今もレイキのこと好きな気持ちを抱えたまま、でもどうすることもできなかったから」
ぎゅってあきらに抱きしめられる。
「レイキ、ありがと。 本当に、好きだよ」
「うん・・・・ オレも、好き。
なんか、ヘンなこと考えて、ゴメンな。 でも、あきらの気持ち聞けて、うれしかった」
どちらからともなく、唇を重ねる。
「・・・・・・ん、ふ、ぅッ・・・・・」
舌を絡め合って。
「んんんっ・・・・・!」
抱きしめられたまま、後孔にあきらの指が触れて、思わずカラダが跳ねる。
「ん、ふぅ・・・・・ぁあああっ・・・・・」
あきらの指が、ゆっくりとオレのナカに入ってく。
さっきシたばかりだから、オレのカラダは抵抗なく受け入れてく。
「ぁああっ、だ、めッ・・・・・んんっ・・・あ」
「・・・・・キレイにしような・・・・」
あきらの指は、オレのナカからあきらの吐き出したものを掻き出していく。
でもその指の動きが、オレに快感を与えていて。
「あっ、いぃッ・・・・・ も、っとぉ・・・・」
フッて、あきらが耳元で笑った。
「レイキ。 これナカをきれいにしてるだけだよ?」
うそ。だって、すごい気持ちいい。
あきらの指が動くたび、水がナカに入ってくるみたい。
オレは膝を立てて、あきらと向かい合わせで腰にまたがった。
「あきら、シて? また、欲しい・・・・・」
あきらの瞳にも、欲情が揺らめいてる。
「せっかくキレイにしたのに。 また、ナカ洗わないとだよ?」
「いい。 そしたらも一回、あきらがキレイにして?」
「レイキ・・・・ ホント、エロい。 どこでそんなの覚えてくんの・・・・・?」
あきらがオレを引き寄せてキスをする。 そしてオレの腰を掴んで、ゆっくりと、下ろしていった。
「ん、ぁああああっ・・・・・・!」
ずぶずぶと、抵抗なく、あきらのモノがオレのナカに入ってきた。
あつい・・・・・!
「レイキが跨ってくれるなんて、初めてじゃん・・・・・? すっげー、色っぽい」
オレはあきらの肩に手を乗せる。
「レイキ・・・・動ける・・・?」
「ん・・・・・・・・」
あきらのモノはまだオレの浅いところにあって、奥の気持ちいいとこまでは届いてない。
もっと奥に、欲しい、けど。
自分で腰を落とすのが、怖くて・・・・・
「ゆっくり・・・・・・ほら・・・・・」
あきらがオレの腰に手を添えて、ゆっくりと落としていく。
「ああああっ・・・・・! はい、るぅ・・・・・・・んんっ、はんッ・・・・・・」
「あっ・・・レ、イキ・・・!」
あきらの切なそうな声に、またぞくぞくする。
オレの後孔は、あきらのモノをがっちりとくわえ込んだ。
「あッ、ぃいっ・・・!」
奥の、イイところに当たってる・・・・!
「レイキ・・・自分で動いてみて・・?」
「じ、ぶん、でッ・・・? む、り・・・!」
ふるふると首を振るけど、あきらは許してくれない。
「大丈夫。 レイキが気持ちイイように動けば、いいから」
あきらがオレの腰に手を当てて、少し、上下に揺さぶってきた。
「あッ、だ、めぇっ・・・! ぁああっ・・・・」
イイところに擦れるのがたまらなくて。
オレはあきらの首に抱きついて、しなだれかかってしまった。
だって、力が抜けて、自分の体重も支えられない・・・!
「レイキ・・・ すっげえエロい・・ この、腰、とか。 たまんねー・・・」
あきらがオレの腰をすうって撫で下ろす。
「んんぅっ・・・!」
撫でられるだけで、快感が走り抜ける。
「・・・ほら、動いて?」
耳元であきらにささやかれて。
もう、だめ・・・だ・・・
自分のイイところに当たるのがたまらなく気持ちよくて。
オレはその快感を求めて、少し腰を動かしてみた。
「んんっ、あっ、はぁんッ」
ぁあっ、気持ちイイ・・・・!
気持ちよくて、だんだん、腰の動きが激しくなってくる。
「ぁんッ、あっ、は、んんっ」
オレの動きに合わせて、ちゃぷちゃぷって、お湯が波立って。
あきらはオレの胸の突起に舌を這わせてきた。
「あっ、だ、めぇっ・・・!」
気持ちよすぎて、全身が震える。
オレの動きに合わせて、あきらが下から突き上げてくる。
ずんっ! ずんっ!
「あっ! はあぁんッ! あ、きらっ、だめっ! はげしぃっ・・・!」
「レイキッ・・・ よすぎだっ・・! 止まんねーよ・・・!」
「んんっ・・・!」
オレは自分からあきらにキスをして、舌を絡めた。
オレのナカのモノと同じく、あきらの舌も、アツイ。
くちゅくちゅっ・・・
ちゃぷん、ちゃぷ・・・・
波立つ音はだんだん激しくなってきて。
「あ、あんっ、も、ダメっ・・・・
あきら、イく・・・・!」
「んッ、オレ、も・・! レイキ、一緒に、イこ?」
あきらのモノがアツく、さらにふくれあがって。
「ああぁああッ!」
あきらのアツイ飛沫がナカに広がった瞬間、オレもカラダを仰け反らせてイッてしまった。
「ぁあッ・・・・く、はぁっ・・・・」
あきらに抱きしめられたまま、オレは全身を震わせる。
「レイキ・・・・ ホント、ナカだけでイけるようになったね・・・・」
「ん、んっ・・・ ぁあ・・・・」
また快感の波が引かないオレは、あきらの腕の中で身悶える。
「レイキ・・・・好きだよ・・・」
「んっ・・オレ、も、すき・・・」
あきらが優しくキスをくれる。
「ね・・・ レイキ、もう、ムリ・・・・?」
「え・・・?」
オレのナカのあきらのモノはまだ萎えてなくて。
「ゴメン・・・ レイキが色っぽすぎて、オレ、コーフンしっぱなし、なんだ・・・」
耳元で熱くささやかれて、ぞくぞくしてしまう。
あきらにそんな風に思ってもらえるなんて、もちろん、嬉しくて。
「・・・いいよ。 でも、出よ・・・? オレ、ココでシたら、のぼせそ・・・」
あきらはフッて笑って、
「わかった・・・ じゃ、も一回ベッドで、イイ?」
「ん。 シて・・・・?」
オレはまた、あきらに抱き上げられてバスルームを出る。
今度はベッドで、またあきらに甘く激しく抱かれた。
明るいところで、あきらの全裸を見るのは初めてだったから、なんだか恥ずかしくなってきた。
・・・引き締まったカラダで、カッコイイ。
あの腕に抱きしめられて、あの胸にカオをうずめて・・・・
あのカラダに、組み敷かれてるんだ・・・・
やばい、カオが赤くなる。
あきらの手がオレの服に伸びてきて、オレを脱がそうとする。
「ち、ちょっとまって」
オレは急に恥ずかしくなって、あきらの手を押さえた。
・・・下は履いてないんだし、今更な感じもするけど。
「脱がねーの?」
「ぬ、脱ぐ・・・けど、自分で、やる。 あきら、先入っててくれよ」
あきらはフッて笑って、キスをくれた。
「レイキ、恥ずかしがんなくていーから。 腰、つらいだろ? オレが連れてくから」
「で、でも、」
「大丈夫。 レイキは裸もキレイだよ。 むしろ、オレ、見たいの」
耳元で甘い声でささやかれて、オレが抵抗できるはずなんて、ない。
諦めて力を抜くと、あきらは満足そうに微笑んで、オレの服を脱がせた。
オレのことをまた抱き上げて、バスルームに入ってく。
「うわぁ・・・!」
すっげ、広い!
しかも、バスタブでっか!
丸い大きなバスタブには、イイ感じにお湯が張ってあった。
「あきら、入れてくれてたのか?」
「ああ。 レイキと一緒に入りたかったから」
あきらはオレが部屋に夢中になってるうちに、お湯を入れてくれてたらしい。
準備いいというか、ソツなくて、慣れてるよなー・・・
やっぱり、女の人と何度も来たこと、あるんだろうな・・・・・
あきらはオレをバスタブの中に下ろして、自分も入って来た。
「レイキ、おいで」
言って、オレを自分の足の間に座らせる。
オレはなんだか恥ずかしくて、あきらに背を向けて座った。
「・・・こっち向いてくれないの?」
耳元でささやかれて、ぞくってしてしまう。
「だって・・・はずかしーし」
背を向けてても、背中にあきらの体温はばっちり感じてしまってて。
「・・・かわいい」
ちゅって、オレの耳にキスをする。
そのまま、耳孔を舐められて、
ぴちゃっ・・・・
「んんっ・・・・」
その刺激と頭に直接響く水音に、腰が揺れてしまった。
「・・・・・レイキ、好き」
あきらはオレを後ろから抱きしめ、指で胸の突起を刺激してきた。
「は、ぁあっ、ん」
思わず、声が漏れる。
でも頭は違うことを考えていて。
・・・・・あきらは、やっぱり慣れてる。
オレに快感を与えることもそうだし、雰囲気を作るのだって、上手い。
こういうところを使うのも、慣れてるみたいだし・・・・・
今まで、いろんな女のコと、来たんだろうな。
結構年上の人と遊んでたのも知ってるし、あきらもいろいろ教えてもらったのかもしれない。
「ん、は、ぁああっ・・・・」
あきらの与えてくれる快感に、声は絶え間なく漏れるけど。
なんだか、そこに集中できない。
「や、ぁッ・・・・」
・・・・・・今まであきらがつきあってきた人、遊んできた人相手に、嫉妬、してるんだろうか・・・・・?
そんなこと、考えてもしょうがないのに。
「・・・・レイキ、どうしたの。 何、考えてる?」
オレの様子がいつもと違うのに、あきら、気づいたのかな・・・・・
「どうって・・・・・、なんも考えて、ねーよ」
オレはあきらを振り返って、自分から唇を重ねた。
「もっと、して?」
舌をあきらの口内に差し込み、あきらの舌を絡め取る。
「んんっ・・・・は、ん・・・・」
唇を離すと、あきらの唇との間に銀糸が伝った。
「・・・・・レイキ、どうしたんだよ。 何、考えてんだ?」
「だから、なんも、ねーって」
オレは体ごとあきらを振り返り、あきらの両頬に手を当てて、もう一度唇を重ねた。
・・・・・・オレのキスは、あきらから教えてもらったものだ。
もともとそんな経験全然なかったんだし、上手いとは、思えない。
「ん、は、ぁっ・・・・・」
舌を絡ませるけど、あきらはこれで気持ちいいのかな・・・?
いっつも、オレがあきらにキスされて、とろとろにされてるけど・・・・・
唇を離してあきらを見ると、不安そうに揺れる眼差しにぶつかった。
あきら・・・・?
「・・・・・レイキ、どうしたんだよ。 なに、考えてんの? ・・・・・言ってくれなきゃ、わかんねーよ・・・・・」
あきらはオレの両肩を掴む。
「・・・・・こんなとこ、来たくなかった、とか? だったら、ゴメン」
あきら・・・・・・・
そっか。 オレ、また何も言わないで、あきらを不安にさせてた。
なんでも話そうって、言ったのに。
きっと、オレのこの嫉妬めいた感情だって、あきらは受け止めてくれるんだよな・・・・・・
「・・・・違うんだ。 オレが変なこと考えちゃってて。
・・・・・・・・あきら、こういうとこ来るの、慣れてるみたいだし。 今まで、いろんな人と来たんだろうなあ、とか。
キスだって、オレ、もともと経験なかったし。 あきらのこと気持ちよくさせられてるのかなあ、とか。
・・・・・なんか、嫉妬っぽく考えたり、不安になってきて」
オレはうつむいた。 あきらの瞳を見れない。
「・・・・ゴメン。 くだらないこと、考えてて。
でも、あきらとつき合ってから、オレばっかりいろいろ初めてだから。 不安に、なってきた・・・・」
こんなオレに、あきらは飽きたりしないんだろうか。
あきらはぎゅって、オレを抱きしめてくれた。
「・・・・今までオレが遊んできたから、レイキのこと、不安にさせたり、イヤな思い、させてるんだな。
・・・・本当に、ゴメン。
でも、こういうとこは来たことあるけど、今日が、初めてだって、思ってる」
「・・・・・初めて?」
「ああ。 ・・・・・・初めてレイキと一緒に来たから。 オレにとっても、今日が初めて」
・・・・・・なんか、くすぐったい。 けど、うれしい。
「それに、キスだって、セックスだって、レイキとしたのが、初めてだって、思ってる。
・・・・・・本当に好きな人としたのは、レイキが、初めてだから」
オレはカオを上げてあきらを見つめた。
「オレが、はじ、めて?」
あきらはフッて笑って言った。
「そう。 好きな人としたのは、レイキが全部、初めて」
・・・・・・でも、今までだって、あきら、彼女いたことあったのに。
高校入ってからは、遊んでばっかだったけど。
「・・・・・・言ってなかったけど。 オレさ、レイキのこと、中学のころから、好きだったんだぜ?」
突然のあきらの告白に、一瞬、思考が止まる。
「・・・・え? ええええ!?」
ちゅ、中学から?????
驚くオレを見て、あきらは少し苦笑した。
「レイキに引かれるかと思って、言わない方がいいかなーって、思ってたんだけど。
・・・・・・・中学で初めて会った時から、オレはレイキが好きだったんだ」
少し恥ずかしそうに話し始めるあきら。
「最初は、さすがに自分の気持ちが信じられなかった。 まさかって、思った。
それまで、男を好きになったことはなかったし、もちろん、女のコのことはかわいいと思ってたし恋愛対象だったし。
だから、告白されてつきあったりもした。 それなりのこともした。
オレも男だし、そりゃあ女相手に欲情はするし、ちゃんと・・・・・・勃ったし。
でも、好きにはなれなかったんだよな」
あきらがちゅってキスをオレに落とす。
「それで、やっぱりオレはレイキが好きなんだって、自覚して・・・・・・ でも、どうすることもできないし。
高校入ってからは、女とつき合う気にもなれなくて、遊んでばっかだった。
・・・・・結構、つらかったんだぜ? お前の恋愛相談受けるの」
あきらはその頃を思い出すように、少し悲しそうな瞳をした。
そ、そうだよな。 オレ、いっつもあきらに相談してた。
「・・・・・正直、いつもお前がフラれた時、悪いなって思いながらもホッとしてる自分がいてさ・・・
でもそれまでは抑えてたけど・・・・・ レイキが紗希ちゃんにフラれて落ち込んでた時、あったじゃん?
屋上でお前の涙を見て、抱きしめて、そしたら、キスしたくなったんだ・・・・・・」
「あ・・・・・・!」
屋上での出来事。
オレも鮮明に思い出した。
だって、あれからオレはあきらのこと、意識するようになったんだ。
「あの時、レイキが止めてくれてホッとしてた。 じゃなかったら、オレ、絶対キスしてたし、今までレイキと過ごしてきた時間が全部消えると思ったから。
衝動的になったことを、相当後悔したもんな・・・・・」
「オ、オレ、覚えてる。 その時のこと。
だって、それからなんだ。 オレがあきらのこと、意識しだしたの」
あきらは少し驚いたようだった。
「そう、だったんだ・・・・ じゃあ、あの時、衝動的になったの、正解だったんだな。
だから今、レイキとこうしてられるんだから」
オレは思わずへらって、笑った。
「衝動的なのも、結構大事なんだな。 だって初めてキスした時。 あれだって、オレが衝動的に電話したからだし」
あきらもフッて笑った。
「・・・・・そうだよな。 レイキが電話してくれて、よかった。 じゃなかったらオレ、多分今もレイキのこと好きな気持ちを抱えたまま、でもどうすることもできなかったから」
ぎゅってあきらに抱きしめられる。
「レイキ、ありがと。 本当に、好きだよ」
「うん・・・・ オレも、好き。
なんか、ヘンなこと考えて、ゴメンな。 でも、あきらの気持ち聞けて、うれしかった」
どちらからともなく、唇を重ねる。
「・・・・・・ん、ふ、ぅッ・・・・・」
舌を絡め合って。
「んんんっ・・・・・!」
抱きしめられたまま、後孔にあきらの指が触れて、思わずカラダが跳ねる。
「ん、ふぅ・・・・・ぁあああっ・・・・・」
あきらの指が、ゆっくりとオレのナカに入ってく。
さっきシたばかりだから、オレのカラダは抵抗なく受け入れてく。
「ぁああっ、だ、めッ・・・・・んんっ・・・あ」
「・・・・・キレイにしような・・・・」
あきらの指は、オレのナカからあきらの吐き出したものを掻き出していく。
でもその指の動きが、オレに快感を与えていて。
「あっ、いぃッ・・・・・ も、っとぉ・・・・」
フッて、あきらが耳元で笑った。
「レイキ。 これナカをきれいにしてるだけだよ?」
うそ。だって、すごい気持ちいい。
あきらの指が動くたび、水がナカに入ってくるみたい。
オレは膝を立てて、あきらと向かい合わせで腰にまたがった。
「あきら、シて? また、欲しい・・・・・」
あきらの瞳にも、欲情が揺らめいてる。
「せっかくキレイにしたのに。 また、ナカ洗わないとだよ?」
「いい。 そしたらも一回、あきらがキレイにして?」
「レイキ・・・・ ホント、エロい。 どこでそんなの覚えてくんの・・・・・?」
あきらがオレを引き寄せてキスをする。 そしてオレの腰を掴んで、ゆっくりと、下ろしていった。
「ん、ぁああああっ・・・・・・!」
ずぶずぶと、抵抗なく、あきらのモノがオレのナカに入ってきた。
あつい・・・・・!
「レイキが跨ってくれるなんて、初めてじゃん・・・・・? すっげー、色っぽい」
オレはあきらの肩に手を乗せる。
「レイキ・・・・動ける・・・?」
「ん・・・・・・・・」
あきらのモノはまだオレの浅いところにあって、奥の気持ちいいとこまでは届いてない。
もっと奥に、欲しい、けど。
自分で腰を落とすのが、怖くて・・・・・
「ゆっくり・・・・・・ほら・・・・・」
あきらがオレの腰に手を添えて、ゆっくりと落としていく。
「ああああっ・・・・・! はい、るぅ・・・・・・・んんっ、はんッ・・・・・・」
「あっ・・・レ、イキ・・・!」
あきらの切なそうな声に、またぞくぞくする。
オレの後孔は、あきらのモノをがっちりとくわえ込んだ。
「あッ、ぃいっ・・・!」
奥の、イイところに当たってる・・・・!
「レイキ・・・自分で動いてみて・・?」
「じ、ぶん、でッ・・・? む、り・・・!」
ふるふると首を振るけど、あきらは許してくれない。
「大丈夫。 レイキが気持ちイイように動けば、いいから」
あきらがオレの腰に手を当てて、少し、上下に揺さぶってきた。
「あッ、だ、めぇっ・・・! ぁああっ・・・・」
イイところに擦れるのがたまらなくて。
オレはあきらの首に抱きついて、しなだれかかってしまった。
だって、力が抜けて、自分の体重も支えられない・・・!
「レイキ・・・ すっげえエロい・・ この、腰、とか。 たまんねー・・・」
あきらがオレの腰をすうって撫で下ろす。
「んんぅっ・・・!」
撫でられるだけで、快感が走り抜ける。
「・・・ほら、動いて?」
耳元であきらにささやかれて。
もう、だめ・・・だ・・・
自分のイイところに当たるのがたまらなく気持ちよくて。
オレはその快感を求めて、少し腰を動かしてみた。
「んんっ、あっ、はぁんッ」
ぁあっ、気持ちイイ・・・・!
気持ちよくて、だんだん、腰の動きが激しくなってくる。
「ぁんッ、あっ、は、んんっ」
オレの動きに合わせて、ちゃぷちゃぷって、お湯が波立って。
あきらはオレの胸の突起に舌を這わせてきた。
「あっ、だ、めぇっ・・・!」
気持ちよすぎて、全身が震える。
オレの動きに合わせて、あきらが下から突き上げてくる。
ずんっ! ずんっ!
「あっ! はあぁんッ! あ、きらっ、だめっ! はげしぃっ・・・!」
「レイキッ・・・ よすぎだっ・・! 止まんねーよ・・・!」
「んんっ・・・!」
オレは自分からあきらにキスをして、舌を絡めた。
オレのナカのモノと同じく、あきらの舌も、アツイ。
くちゅくちゅっ・・・
ちゃぷん、ちゃぷ・・・・
波立つ音はだんだん激しくなってきて。
「あ、あんっ、も、ダメっ・・・・
あきら、イく・・・・!」
「んッ、オレ、も・・! レイキ、一緒に、イこ?」
あきらのモノがアツく、さらにふくれあがって。
「ああぁああッ!」
あきらのアツイ飛沫がナカに広がった瞬間、オレもカラダを仰け反らせてイッてしまった。
「ぁあッ・・・・く、はぁっ・・・・」
あきらに抱きしめられたまま、オレは全身を震わせる。
「レイキ・・・・ ホント、ナカだけでイけるようになったね・・・・」
「ん、んっ・・・ ぁあ・・・・」
また快感の波が引かないオレは、あきらの腕の中で身悶える。
「レイキ・・・・好きだよ・・・」
「んっ・・オレ、も、すき・・・」
あきらが優しくキスをくれる。
「ね・・・ レイキ、もう、ムリ・・・・?」
「え・・・?」
オレのナカのあきらのモノはまだ萎えてなくて。
「ゴメン・・・ レイキが色っぽすぎて、オレ、コーフンしっぱなし、なんだ・・・」
耳元で熱くささやかれて、ぞくぞくしてしまう。
あきらにそんな風に思ってもらえるなんて、もちろん、嬉しくて。
「・・・いいよ。 でも、出よ・・・? オレ、ココでシたら、のぼせそ・・・」
あきらはフッて笑って、
「わかった・・・ じゃ、も一回ベッドで、イイ?」
「ん。 シて・・・・?」
オレはまた、あきらに抱き上げられてバスルームを出る。
今度はベッドで、またあきらに甘く激しく抱かれた。
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