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34.※※ 男同士
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「レイキ、あきら・・・お前ら・・・・」
オレは慌ててあきらから離れる。
どうしよう・・・・・亮介に、見られた・・・・・!!
亮介は呆然としたカオで、オレとあきらを交互に見る。
「り、亮介、これは・・・・」
オレの体は恐怖で震えていた。
亮介は、オレたちのこと、どう思うだろう。
もうキスしてるところ見られてしまったし、ごまかすなんて、出来ない、よな・・・
そんなオレの肩を、あきらはぐって力強く抱いた。
オレの目を見て、しっかりとうなずく。
「亮介・・・・言ってなくて、ゴメンな。 オレたち・・・つきあってんだ」
あきらの言葉に、亮介がショックを受けているのが分かる。
「まじ・・・・かよ」
亮介はうつむいて、
「お前らが、なんて、ありえねーだろ・・・! 男同士じゃんか・・・・!!」
吐き捨てるように呟いた。
亮介の言葉は、オレの心に突き刺さった。
「亮介・・・・黙ってて、ゴメン・・・」
一歩、亮介に近づくと、亮介は一歩、後ずさった。
「わ、りぃ」
亮介は手の甲で口元を抑えると、くるっとオレたちに背を向けて、去って行った。
亮介・・・・
「レイキ・・・」
あきらがオレを抱きしめる。
・・・わかってた。
ああやってみられるようなつき合いを、オレたちはしてるんだ。
わかってた、けど・・・・つらい・・・・・
『お前らが、なんて、ありえねーだろ・・・! 男同士じゃんか・・・・!!』
その亮介の言葉が、オレの胸に刺さってて。
「レイキ、好きだよ・・・・。 オレたち、悪い事をしてるわけじゃ、ねーだろ・・・?」
「ああ・・・」
あきらはオレを抱きしめたまま、後頭部をそっと撫でた。
「大丈夫。 亮介、分かってくれるさ・・・・・」
オレは小さくうなずいた。
あきらはオレに優しくキスをくれる。
きっと、大丈夫だよな・・・・・
その日、亮介はオレたちと口を聞かなかった。
いつも一緒に食べてる昼飯のときも別だったから、小山さんたちも心配していた。
「レイキ・・・・・ゴメン」
あきらがオレに頭を下げる。
オレはあきらの家に泊まることにした。
あきらの部屋に入るとベッドに座らされ、あきらはオレの足元に座って、謝ってきたんだ。
「レイキとのこといろいろ不安に思ってたけど、だからって、あんなことしたらダメだった・・・・ 本当に、ゴメン」
・・・・あきらと、河原のキスを思い出す。
本当にキレイで。 似合っていて。
・・・・・・・・胸が苦しくなって、オレは胸元に手を当て、服を握りしめた。
「でも・・・・オレ、レイキのことが好きだ。 絶対、離れたくない。
・・・・・・どうしたら、許してくれる・・・・?」
あきらは不安そうにオレを見上げた。
でも・・・・ あきらがあんなことしたのって・・・・・
「・・・・・オレの、せいなんだろ・・・・? オレが、あきらを不安にさせたから・・・・・」
オレはベッドを降りて、あきらの横に座った。
「オレも、話すよ。 ちゃんと・・・」
オレはうつむいて口を開く。
あきらのカオは・・・・見れない・・・・
「オレ・・・修吾に、好きって、言われたんだ・・・・・。
でも、あきらに話せなかった・・・・ ゴメン・・・・」
あきらは手を伸ばして、オレの頬に触れた。
「それだけ・・・・? 好きって、言われただけか・・・?」
・・・・・怖い。 あきらは、オレのこと、どう思うんだろう・・・・・
「・・・・・っ。 キス、された」
オレの頬に触れているあきらの手が、ぴくって反応するのが分かった。
オレはあきらの手を掴んで、カオを上げた。
「あ、あきら、ゴメン・・・! オレ、あきらのそばにいる資格がないんじゃないかって思って、それで、あきらのこと、避けてた・・・・」
「・・なんで? 修吾からしてきたんだろ・・・? だったら、レイキがそんな風に思う必要なんて、ない」
あきらはオレのカオを両手で包んで、上を向かせた。
あきらの瞳に、嫉妬の光が揺れている。
「他に、何か、された?」
「く・・・・・首に、キス、されて」
「それから?」
「む、ね、触られた・・・」
あきらは咬みつくようにキスをしてきた。
「んんっ・・・・!」
口内を荒々しくまさぐられる。
「ふぅんっ・・・・んん・・・・・!」
舌は絡め取られ、強く吸われて。
「ぁ、はぁっ・・・・んんぅ・・・・!」
息が苦しくなってきた頃、やっと唇が解放される。
「はぁ、はぁ・・・・」
あきらはオレの首筋にキスしてきた。
「んんっ・・・・・」
腰に快感が走る。 と、
「っつぅ・・・・!」
強く吸われた。
・・・・・絶対、痕がついてる・・・・・
オレを押し倒すと、服をまくり上げ、胸の突起を舐めてきた。
「んぁっ・・・・やぁん・・・!」
片方を舌で転がし、もう片方は指でつまんで刺激してくる。
「は、んっ・・・・・あ、きらぁ・・・・」
カラダを走る刺激に耐えられず、オレの腰は揺らめく。
「レイキ・・・・修吾にされて、こんなに感じたの?」
「ちっが・・・・ぁあんっ・・・・」
「こんなカオ、あいつに見せたのか・・・?」
あきらのカオは、苦しげに歪んでいて。
「み、せて、ないっ・・・・・! あきら、だから・・・・だよ」
オレの目から涙がこぼれる。
自分が情けなくて。 オレのせいで、あきらは、こんなに苦しそうで・・・
「あ、きらっ・・・、ゴメンっ・・・・」
あきらは優しく、オレにキスしてきた。
「・・・・・レイキ・・・ゴメン・・・・・。 オレ、修吾にすっげえ嫉妬してる・・・。
頼む・・・・ もう、オレ以外に、こんなカオ、見せんなよ・・・・・・!」
「ん・・・・・ あきらだけ、だよ・・・・・」
オレはあきらの首に腕を回す。
「あきらも、さ・・・・・ 他のコと、キス、しないで?」
「ああ・・・・ ほんとに、ゴメン」
「あきら・・・・好き・・・・」
お互いに唇を寄せ合って、重ね合う。
舌を絡め合って、唾液が零れ落ちる。
「んん・・・っ、はぁ・・・・・んぅ・・・・」
まだ下半身には触れられてもいないのに、パンツの中でオレのモノは完全に立ち上がり、後ろの奥の方はうずいてたまらなかった。
早く触れて欲しくて、オレはあきらのモノに手を伸ばした。
「あきら・・・・・」
あきらのモノも、もう完全に勃ち上がっている。
「・・・舐めたい・・・」
「・・・っ。 レイキ・・・・そのカオ、やばい・・・」
「・・・・・いい?」
あきらは体を起こして、ベッドに上がった。
「レイキ、上に乗って・・・・ オレも、レイキの舐めたい」
オレたちは服を脱ぎ捨てた。
オレはあきらのカオをまたがされる。
・・・・・この体勢、恥ずかしすぎる・・・・!!
「あ、きら・・・・ これ、恥ずかし・・・・・」
「大丈夫。ほら」
あきらに促されて、69の格好で、オレはあきらのモノを咥えた。
「んっ・・・・」
すでに勃ち上がっているあきらのモノで、オレの口はいっぱいになる。
あきらがオレのモノに舌を這わせた。
「ふっ・・・・・んんっ・・・・・」
快感が全身を走り抜けるけど、オレは腰を震わせながらあきらのモノを吸い上げ、手で扱く。
あきらは舌を滑らせて、オレの後孔まで舐め上げた。
「ぁあっ、あきら、そこ、きたなぃ・・・・」
「汚くないよ・・・・」
言って、後孔の周りを舐めてほぐすと、舌をナカに入れてきた。
「はぁああっ・・・・や、やめてっ・・・・・」
ゆっくりとほぐすようにナカを舌が押し広げていく。
「あっ、んんっ・・・・・はっ・・・」
あきらの舌が、熱い・・・・!
オレの口からは喘ぎ声が漏れる。
あきらのモノを口に咥えることが出来なくなって、オレは舌を出して、あきらのモノを舐め上げた。
「んんっ・・・・」
ナカを舌でなぞられるのは気持ちいいけど、オレはもっと奥を弄って欲しくて、腰が揺れてしまう。
「レイキ、エロい・・・・・ どうしてほしい?」
あきらが意地悪くオレに聞いてくる。
「もっと、奥、・・・弄って・・・・」
つぷんっ
「ぁあっ・・・・・・」
オレの後孔に、あきらの指が入ってきた。
「はぁあっ・・・・んんっ・・・・・あ、ぃいっ・・・・・!」
あきらの指は、的確にオレの感じるところを刺激してくる。
指の本数は増え、ばらばらに蠢きながら、オレを高みへと導いていく。
「ぁああっ・・・・! やぁあんっ、はっ・・・・・!」
オレの腰は震えて、もう限界だということをあきらに伝えた。
「あ、きら・・・・・、も、う、だめ・・・・・!」
「イキそう?」
「んんっ・・・・・! はぁ、い、イく・・・・・・!」
もうすこし。
というところで、あきらの指の動きが止まる。
「あっ・・・・ な、んで・・・・?」
欲しかった刺激が与えられず、物欲しそうにあきらを見てしまう。
「レイキ・・・・ まだ、だめ」
オレは耐えられずに、自分で腰を揺らして、刺激を求める。
「ぁあっ、んん・・・・・くっ、んぁあ・・・・・!」
「だめ。 もうすこし・・・・ガマンして」
言って、あきらはオレのモノを根元で握りしめた。
「あぁあっ・・・・・!」
「レイキ・・・・・挿れていい・・・・?」
オレはコクコクとうなずく。
「も、きて・・・・!」
あきらはオレを組み敷くと、足を大きく広げさせ、腰を入れてきた。
オレの後孔にあきらの立ち上がったモノをあてがって、ゆっくりと、挿入ってくる。
「はぁあああんっ・・・・・!」
ゆっくりと、ナカが押し広げられる感覚。
「ああ・・・・レイキ・・・ 気持ちいい・・・・・・!
ずっと、レイキとこうしたかった・・・・!!」
あきらはオレのナカに挿入ると、オレの体が慣れるまで、待ってくれる。
でも、その時間さえもどかしくて。
「あ、きらぁ・・・・も、うごいて・・・・ おく、あついよ・・・・!」
「・・すっげ、やらしー・・・・・!」
あきらが律動を開始し、オレの感じるところを刺激してくる。
「あっ、やぁあっ、んんぅっ・・・・・!」
「ああ・・・レイキ、好きだよ・・・・・!」
唇が重なって、舌を絡めあう。
上も下もつながっている感覚が、大好きだ・・・・!
「はぁっ、ぁああっ、・・・・っくっ・・・・・んんぁあっ・・・・!!」
あきらは何度も何度も、オレの感じるところを突いてくる。
「あああっ、だ、めぇええっ・・・・!! も、あ、きら、イイ・・・・! ぃ、やああああっ・・・・・!!!」
今までに感じたことのないような感覚。
気持ちいいんだけど、快感が、体中に広がっていって・・・・・・・!!
「あ、きらっ! た、すけてぇ・・・・! オレ、 へん・・・・!」
「いいぜ・・・! レイキ、イけよ・・・・・!!」
「も、やめ・・・・!! あああっ、だ、めえぇ・・・・! んんっ、は、ああああっ・・・・!!!」
目の前にチカチカと光が散って。
オレのカラダはびくんっって、弓なりに反った。
つま先まで痙攣が走って・・・・・・
「っくっ・・・・! レイキんナカ、すっげ・・・・・・・!!」
「ぁぁああああああっっっ・・・・・・!!!!」
耐えきれないほどの快感が全身を襲って、空中に投げ出されたような感覚。
「っあっ! んああっ!!」
体中が、びくんびくんって、痙攣する。
今までに、感じたことのないような絶頂。
「オレも、イくっ・・・・・!!!」
そしてナカに、あきらの熱い飛沫が飛び散るのを感じた。
「はっ、あ、・・・・んっ・・・・」
快感は余韻を引きずって、オレの体を小刻みに震わせる。
あきらは微笑んでオレの頬に触れた。
「レイキ・・・・すげえな・・・・」
「ぁ・・・ん・・・・」
オレのカラダは、まだ小さくぴくん、ぴくんって、痙攣を繰り返す。
「めちゃくちゃ気持ちよかった・・・・・・」
あきらがオレのナカからずるって出ていく。
「ぁあっ・・・・・」
その刺激すら、オレには快感で。
不意にあきらがオレのモノを掴む。
「んぁあっ・・・・!」
急に与えられた刺激に、腰を震わせる。
「まだ出してねーの、キツイだろ?」
そのまま、オレのモノを扱きだす。
「はぁっ、ん、ああっ・・・・!」
え・・・・?
さっき、あんなに気持ちよかった・・・・・
なのに、イッてない・・・・・・?
「レイキ、ドライでイッたんだよ」
「あ、んんっ・・・・・ ド、ライ・・・・?」
「そ。 女みたいに、後ろだけで、出さないで、イッたんだよ」
女のコ、みたいに・・・・?
それが、さっきの快感・・・・・?
「はっん・・・あ、ぁあっ・・・・!」
「でも、出しとかないと、キツイから、な?」
まだ快感の余韻の残るカラダは、あきらの与えてくれる刺激に一気に昇りつめていく。
「あ、ぁあっ・・・・! イ、く・・・・!!」
よく知る射精感に、オレのモノは勢いよく白濁を飛び散らせた。
前も後ろも、解放されたような感覚・・・
「はぁっ、はぁっ・・・・・」
頭がぼーっとして、体中の力が抜けて、指一本すら、動かすことができない・・・・・
「レイキ、ほんと、エロ過ぎ・・・・・ もう、誰にも見せたくねー・・・・・!!」
あきらが呟きながら、オレにキスをする。
「あ、きら。 オレ、ヘンだったろ・・・・? すっげ、恥ずかしい・・・・・!」
女のコみたいに、イッたって・・・・!
「何言ってんだよ。 乱れてるレイキって、サイコーに、イイ。 オレ、大好きだよ」
あきらは何度もオレにキスをくれる。
「レイキは? よくなかった?」
思い出すだけで、腰が震える。
・・・・・恥ずかしーけど・・・・・
「・・・・・すっげ、よかった・・・・・・」
微笑んで、あきらはオレの隣に横になった。 ぎゅって、オレを抱きしめてくれる。
「レイキ、好きだよ・・・・・」
あきらの体温を感じながら、オレは意識を手放した。
オレは慌ててあきらから離れる。
どうしよう・・・・・亮介に、見られた・・・・・!!
亮介は呆然としたカオで、オレとあきらを交互に見る。
「り、亮介、これは・・・・」
オレの体は恐怖で震えていた。
亮介は、オレたちのこと、どう思うだろう。
もうキスしてるところ見られてしまったし、ごまかすなんて、出来ない、よな・・・
そんなオレの肩を、あきらはぐって力強く抱いた。
オレの目を見て、しっかりとうなずく。
「亮介・・・・言ってなくて、ゴメンな。 オレたち・・・つきあってんだ」
あきらの言葉に、亮介がショックを受けているのが分かる。
「まじ・・・・かよ」
亮介はうつむいて、
「お前らが、なんて、ありえねーだろ・・・! 男同士じゃんか・・・・!!」
吐き捨てるように呟いた。
亮介の言葉は、オレの心に突き刺さった。
「亮介・・・・黙ってて、ゴメン・・・」
一歩、亮介に近づくと、亮介は一歩、後ずさった。
「わ、りぃ」
亮介は手の甲で口元を抑えると、くるっとオレたちに背を向けて、去って行った。
亮介・・・・
「レイキ・・・」
あきらがオレを抱きしめる。
・・・わかってた。
ああやってみられるようなつき合いを、オレたちはしてるんだ。
わかってた、けど・・・・つらい・・・・・
『お前らが、なんて、ありえねーだろ・・・! 男同士じゃんか・・・・!!』
その亮介の言葉が、オレの胸に刺さってて。
「レイキ、好きだよ・・・・。 オレたち、悪い事をしてるわけじゃ、ねーだろ・・・?」
「ああ・・・」
あきらはオレを抱きしめたまま、後頭部をそっと撫でた。
「大丈夫。 亮介、分かってくれるさ・・・・・」
オレは小さくうなずいた。
あきらはオレに優しくキスをくれる。
きっと、大丈夫だよな・・・・・
その日、亮介はオレたちと口を聞かなかった。
いつも一緒に食べてる昼飯のときも別だったから、小山さんたちも心配していた。
「レイキ・・・・・ゴメン」
あきらがオレに頭を下げる。
オレはあきらの家に泊まることにした。
あきらの部屋に入るとベッドに座らされ、あきらはオレの足元に座って、謝ってきたんだ。
「レイキとのこといろいろ不安に思ってたけど、だからって、あんなことしたらダメだった・・・・ 本当に、ゴメン」
・・・・あきらと、河原のキスを思い出す。
本当にキレイで。 似合っていて。
・・・・・・・・胸が苦しくなって、オレは胸元に手を当て、服を握りしめた。
「でも・・・・オレ、レイキのことが好きだ。 絶対、離れたくない。
・・・・・・どうしたら、許してくれる・・・・?」
あきらは不安そうにオレを見上げた。
でも・・・・ あきらがあんなことしたのって・・・・・
「・・・・・オレの、せいなんだろ・・・・? オレが、あきらを不安にさせたから・・・・・」
オレはベッドを降りて、あきらの横に座った。
「オレも、話すよ。 ちゃんと・・・」
オレはうつむいて口を開く。
あきらのカオは・・・・見れない・・・・
「オレ・・・修吾に、好きって、言われたんだ・・・・・。
でも、あきらに話せなかった・・・・ ゴメン・・・・」
あきらは手を伸ばして、オレの頬に触れた。
「それだけ・・・・? 好きって、言われただけか・・・?」
・・・・・怖い。 あきらは、オレのこと、どう思うんだろう・・・・・
「・・・・・っ。 キス、された」
オレの頬に触れているあきらの手が、ぴくって反応するのが分かった。
オレはあきらの手を掴んで、カオを上げた。
「あ、あきら、ゴメン・・・! オレ、あきらのそばにいる資格がないんじゃないかって思って、それで、あきらのこと、避けてた・・・・」
「・・なんで? 修吾からしてきたんだろ・・・? だったら、レイキがそんな風に思う必要なんて、ない」
あきらはオレのカオを両手で包んで、上を向かせた。
あきらの瞳に、嫉妬の光が揺れている。
「他に、何か、された?」
「く・・・・・首に、キス、されて」
「それから?」
「む、ね、触られた・・・」
あきらは咬みつくようにキスをしてきた。
「んんっ・・・・!」
口内を荒々しくまさぐられる。
「ふぅんっ・・・・んん・・・・・!」
舌は絡め取られ、強く吸われて。
「ぁ、はぁっ・・・・んんぅ・・・・!」
息が苦しくなってきた頃、やっと唇が解放される。
「はぁ、はぁ・・・・」
あきらはオレの首筋にキスしてきた。
「んんっ・・・・・」
腰に快感が走る。 と、
「っつぅ・・・・!」
強く吸われた。
・・・・・絶対、痕がついてる・・・・・
オレを押し倒すと、服をまくり上げ、胸の突起を舐めてきた。
「んぁっ・・・・やぁん・・・!」
片方を舌で転がし、もう片方は指でつまんで刺激してくる。
「は、んっ・・・・・あ、きらぁ・・・・」
カラダを走る刺激に耐えられず、オレの腰は揺らめく。
「レイキ・・・・修吾にされて、こんなに感じたの?」
「ちっが・・・・ぁあんっ・・・・」
「こんなカオ、あいつに見せたのか・・・?」
あきらのカオは、苦しげに歪んでいて。
「み、せて、ないっ・・・・・! あきら、だから・・・・だよ」
オレの目から涙がこぼれる。
自分が情けなくて。 オレのせいで、あきらは、こんなに苦しそうで・・・
「あ、きらっ・・・、ゴメンっ・・・・」
あきらは優しく、オレにキスしてきた。
「・・・・・レイキ・・・ゴメン・・・・・。 オレ、修吾にすっげえ嫉妬してる・・・。
頼む・・・・ もう、オレ以外に、こんなカオ、見せんなよ・・・・・・!」
「ん・・・・・ あきらだけ、だよ・・・・・」
オレはあきらの首に腕を回す。
「あきらも、さ・・・・・ 他のコと、キス、しないで?」
「ああ・・・・ ほんとに、ゴメン」
「あきら・・・・好き・・・・」
お互いに唇を寄せ合って、重ね合う。
舌を絡め合って、唾液が零れ落ちる。
「んん・・・っ、はぁ・・・・・んぅ・・・・」
まだ下半身には触れられてもいないのに、パンツの中でオレのモノは完全に立ち上がり、後ろの奥の方はうずいてたまらなかった。
早く触れて欲しくて、オレはあきらのモノに手を伸ばした。
「あきら・・・・・」
あきらのモノも、もう完全に勃ち上がっている。
「・・・舐めたい・・・」
「・・・っ。 レイキ・・・・そのカオ、やばい・・・」
「・・・・・いい?」
あきらは体を起こして、ベッドに上がった。
「レイキ、上に乗って・・・・ オレも、レイキの舐めたい」
オレたちは服を脱ぎ捨てた。
オレはあきらのカオをまたがされる。
・・・・・この体勢、恥ずかしすぎる・・・・!!
「あ、きら・・・・ これ、恥ずかし・・・・・」
「大丈夫。ほら」
あきらに促されて、69の格好で、オレはあきらのモノを咥えた。
「んっ・・・・」
すでに勃ち上がっているあきらのモノで、オレの口はいっぱいになる。
あきらがオレのモノに舌を這わせた。
「ふっ・・・・・んんっ・・・・・」
快感が全身を走り抜けるけど、オレは腰を震わせながらあきらのモノを吸い上げ、手で扱く。
あきらは舌を滑らせて、オレの後孔まで舐め上げた。
「ぁあっ、あきら、そこ、きたなぃ・・・・」
「汚くないよ・・・・」
言って、後孔の周りを舐めてほぐすと、舌をナカに入れてきた。
「はぁああっ・・・・や、やめてっ・・・・・」
ゆっくりとほぐすようにナカを舌が押し広げていく。
「あっ、んんっ・・・・・はっ・・・」
あきらの舌が、熱い・・・・!
オレの口からは喘ぎ声が漏れる。
あきらのモノを口に咥えることが出来なくなって、オレは舌を出して、あきらのモノを舐め上げた。
「んんっ・・・・」
ナカを舌でなぞられるのは気持ちいいけど、オレはもっと奥を弄って欲しくて、腰が揺れてしまう。
「レイキ、エロい・・・・・ どうしてほしい?」
あきらが意地悪くオレに聞いてくる。
「もっと、奥、・・・弄って・・・・」
つぷんっ
「ぁあっ・・・・・・」
オレの後孔に、あきらの指が入ってきた。
「はぁあっ・・・・んんっ・・・・・あ、ぃいっ・・・・・!」
あきらの指は、的確にオレの感じるところを刺激してくる。
指の本数は増え、ばらばらに蠢きながら、オレを高みへと導いていく。
「ぁああっ・・・・! やぁあんっ、はっ・・・・・!」
オレの腰は震えて、もう限界だということをあきらに伝えた。
「あ、きら・・・・・、も、う、だめ・・・・・!」
「イキそう?」
「んんっ・・・・・! はぁ、い、イく・・・・・・!」
もうすこし。
というところで、あきらの指の動きが止まる。
「あっ・・・・ な、んで・・・・?」
欲しかった刺激が与えられず、物欲しそうにあきらを見てしまう。
「レイキ・・・・ まだ、だめ」
オレは耐えられずに、自分で腰を揺らして、刺激を求める。
「ぁあっ、んん・・・・・くっ、んぁあ・・・・・!」
「だめ。 もうすこし・・・・ガマンして」
言って、あきらはオレのモノを根元で握りしめた。
「あぁあっ・・・・・!」
「レイキ・・・・・挿れていい・・・・?」
オレはコクコクとうなずく。
「も、きて・・・・!」
あきらはオレを組み敷くと、足を大きく広げさせ、腰を入れてきた。
オレの後孔にあきらの立ち上がったモノをあてがって、ゆっくりと、挿入ってくる。
「はぁあああんっ・・・・・!」
ゆっくりと、ナカが押し広げられる感覚。
「ああ・・・・レイキ・・・ 気持ちいい・・・・・・!
ずっと、レイキとこうしたかった・・・・!!」
あきらはオレのナカに挿入ると、オレの体が慣れるまで、待ってくれる。
でも、その時間さえもどかしくて。
「あ、きらぁ・・・・も、うごいて・・・・ おく、あついよ・・・・!」
「・・すっげ、やらしー・・・・・!」
あきらが律動を開始し、オレの感じるところを刺激してくる。
「あっ、やぁあっ、んんぅっ・・・・・!」
「ああ・・・レイキ、好きだよ・・・・・!」
唇が重なって、舌を絡めあう。
上も下もつながっている感覚が、大好きだ・・・・!
「はぁっ、ぁああっ、・・・・っくっ・・・・・んんぁあっ・・・・!!」
あきらは何度も何度も、オレの感じるところを突いてくる。
「あああっ、だ、めぇええっ・・・・!! も、あ、きら、イイ・・・・! ぃ、やああああっ・・・・・!!!」
今までに感じたことのないような感覚。
気持ちいいんだけど、快感が、体中に広がっていって・・・・・・・!!
「あ、きらっ! た、すけてぇ・・・・! オレ、 へん・・・・!」
「いいぜ・・・! レイキ、イけよ・・・・・!!」
「も、やめ・・・・!! あああっ、だ、めえぇ・・・・! んんっ、は、ああああっ・・・・!!!」
目の前にチカチカと光が散って。
オレのカラダはびくんっって、弓なりに反った。
つま先まで痙攣が走って・・・・・・
「っくっ・・・・! レイキんナカ、すっげ・・・・・・・!!」
「ぁぁああああああっっっ・・・・・・!!!!」
耐えきれないほどの快感が全身を襲って、空中に投げ出されたような感覚。
「っあっ! んああっ!!」
体中が、びくんびくんって、痙攣する。
今までに、感じたことのないような絶頂。
「オレも、イくっ・・・・・!!!」
そしてナカに、あきらの熱い飛沫が飛び散るのを感じた。
「はっ、あ、・・・・んっ・・・・」
快感は余韻を引きずって、オレの体を小刻みに震わせる。
あきらは微笑んでオレの頬に触れた。
「レイキ・・・・すげえな・・・・」
「ぁ・・・ん・・・・」
オレのカラダは、まだ小さくぴくん、ぴくんって、痙攣を繰り返す。
「めちゃくちゃ気持ちよかった・・・・・・」
あきらがオレのナカからずるって出ていく。
「ぁあっ・・・・・」
その刺激すら、オレには快感で。
不意にあきらがオレのモノを掴む。
「んぁあっ・・・・!」
急に与えられた刺激に、腰を震わせる。
「まだ出してねーの、キツイだろ?」
そのまま、オレのモノを扱きだす。
「はぁっ、ん、ああっ・・・・!」
え・・・・?
さっき、あんなに気持ちよかった・・・・・
なのに、イッてない・・・・・・?
「レイキ、ドライでイッたんだよ」
「あ、んんっ・・・・・ ド、ライ・・・・?」
「そ。 女みたいに、後ろだけで、出さないで、イッたんだよ」
女のコ、みたいに・・・・?
それが、さっきの快感・・・・・?
「はっん・・・あ、ぁあっ・・・・!」
「でも、出しとかないと、キツイから、な?」
まだ快感の余韻の残るカラダは、あきらの与えてくれる刺激に一気に昇りつめていく。
「あ、ぁあっ・・・・! イ、く・・・・!!」
よく知る射精感に、オレのモノは勢いよく白濁を飛び散らせた。
前も後ろも、解放されたような感覚・・・
「はぁっ、はぁっ・・・・・」
頭がぼーっとして、体中の力が抜けて、指一本すら、動かすことができない・・・・・
「レイキ、ほんと、エロ過ぎ・・・・・ もう、誰にも見せたくねー・・・・・!!」
あきらが呟きながら、オレにキスをする。
「あ、きら。 オレ、ヘンだったろ・・・・? すっげ、恥ずかしい・・・・・!」
女のコみたいに、イッたって・・・・!
「何言ってんだよ。 乱れてるレイキって、サイコーに、イイ。 オレ、大好きだよ」
あきらは何度もオレにキスをくれる。
「レイキは? よくなかった?」
思い出すだけで、腰が震える。
・・・・・恥ずかしーけど・・・・・
「・・・・・すっげ、よかった・・・・・・」
微笑んで、あきらはオレの隣に横になった。 ぎゅって、オレを抱きしめてくれる。
「レイキ、好きだよ・・・・・」
あきらの体温を感じながら、オレは意識を手放した。
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冴えないおじさんが雌になっちゃうお話。
丸井まー(旧:まー)
BL
馴染みの居酒屋で冴えないおじさんが雌オチしちゃうお話。
イケメン青年×オッサン。
リクエストをくださった棗様に捧げます!
【リクエスト】冴えないおじさんリーマンの雌オチ。
楽しいリクエストをありがとうございました!
※ムーンライトノベルズさんでも公開しております。
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寮生活のイジメ【社会人版】
ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説
【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】
全四話
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