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8.※ 親友を思い浮かべてこんなこと・・・
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あの後、ひとしきり遊んでから帰ってきた。
あきらも楽しそうだったし、オレも楽しかったけど。
やっぱり、オレはあきらのカオを直視できなかった。
もう風呂にも入って、さっぱりした後。
自分の部屋のベッドに横になって、ため息をつく。
オレ、ホントにどうしたんだろう。
あきらのこと、意識しすぎじゃないか・・・?
『・・・・レイキ・・・』
「・・・っ!」
あの声を、あの香りを、抱きしめられた体温を、
思い出すだけで、下半身に熱が集まっていくのを感じた。
腰がしびれる感覚が起こる。
「・・・・まじかよ」
オレは、自分の体の反応に驚愕した。
下腹部で熱を集めたオレのモノは、元気に立ち上がっていた。
うそだろ・・・・
だって今、オレが考えてたのは、あきらのこと・・・
でも、自分の部屋という安心感からか、今日駅の構内やゲーセンの時より、しっかり反応してる・・・
オレははいていたズボンと下着をずり下ろして、ゆるゆると自分のモノに手を伸ばした。
だって、こんな状態になったら、我慢なんてできないだろ・・・・
右手で包み込むようにつかんで、ゆっくりと刺激していく。
「うっ・・・・ん・・・」
段々と快感が大きくなってくる。
でも、頭の中を支配してるのは、・・・・・あきらの声や、唇や、体温だった。
「ちが・・・・うっ・・・」
オレは必死にあきらを頭から追い出そうとする。
他に何かーーーー・・・
前に見たエロDVDや雑誌などを思い浮かべてみる。
女の人の体、喘ぎ声・・・・・
「はあっ・・・・」
でも、自分の手から生み出される快感が大きくなってくると、頭の中は再びあきらで支配されていった。
「ぁあっ・・・・・・ん・・・」
『レイキ・・・・・』
吐息まで感じた、あきらの声。
「んあぁっ・・・・・・」
それを思い出しただけで、腰がしびれて快感がさらに大きくなる。
もうっ、限界、かもーーーーー
自然と手の動きは早くなり、射精を促す。
『・・・・そういうレイキ、好きだぜ』
今日、抱きしめられながら聞いた、あきらの声。
「んっ・・・・・・!」
オレは自分の手にドクドクと白濁を吐き出した。
「はぁ、はぁっ・・・・・・」
・・・・・・・・オレ、サイテーだ。
ティッシュを取って、手に付いたものをふき取っていく。
親友を思い浮かべながら自分でスルって、どんだけだよ・・・・
「はあああああ・・・・・・・・・・・」
自分がどんどんイヤになる。
あきら・・・・・こんなこと知ったら、軽蔑するよな・・・・間違いなく。
でもさ・・・・・
ホントに、なんでこんなに意識してしまうんだろ・・・・
・・・・・・さらに自分を落ち込ませることがあった。
あきらのことを考えてたら・・・・・
何と、オレのモノ、復活してやがる。
ダメだ、もう・・・・・・!!
なんなんだよ、コレ・・・・・!!
また、キスされそうになった、あの屋上での事を思い出してしまう。
あきらの、イイ声、キレイなカオ、そして、唇・・・・・
オレは、自分の唇にそっと指を当てた。
「・・・・・キス、してえ」
自分の呟きに驚いたけど、もう認めるしかなかった。
「・・・・・あきらと、キス、してーな・・・・」
オレは、スマホを手に取った。
手早く、あきらの番号を呼び出す。
・・・・・まだ、10時。 寝てはいねーよな・・・・
『・・・・もしもし?』
近くにスマホを置いていたのか、3コール位であきらの声がした。
「・・・・・っ」
あきらの声を聴いただけで、反応してしまう。
・・・・・・オレ、重症だな。
「あきら・・・・・」
『レイキ、どーした?』
いつも通りのあきらの声。
でも・・・、オレはいつもと違う。
「あきらっ・・・・・・」
オレはスマホをぎゅって耳に押し当てた。
体が、震える。
怖い。
『キスしたい』なんて思って、思わずあきらに電話したけど、こんなこと、言えねーだろ・・・・・!!
『・・・レイキ? どうしたんだ?』
電話をかけてきたのに何もしゃべらないオレに、あきらが不安そうな声になる。
『レイキ、大丈夫か? 何かあったのか?』
・・・・・っ、ダメだ。
こんなこと言ったら、あきらに軽蔑される。
オレは、あきらを失いたく、ない。
「・・・・・ゴメン、あきら。何でもないんだ。 間違って、かけた、だけだから。 ホント、ゴメン」
何とか声を絞り出した。
あきらは少し沈黙して、
『・・・・レイキ、今、家にいるのか?』
「え? ・・・ああ、そう、だけど」
『わかった。待ってろ』
は?
そこでぷつっと電話は切れた。
『待ってろ』って、言ったよな・・・・?
来るってことかよ!?
「ええええ!!!???」
やばいやばいやばい!
どんなカオして会えばいいんだよ!?
気まずすぎるって・・・・・・!!!
オレはおろおろするけど、『待ってろ』って言ったんだから、来るつもりなんだよな。
もう一回電話して、来なくて大丈夫だって言った方がいいよな・・・・!
そう思って、慌ててもう一回電話をするけど、あきらは出ない。
『なんでもない。 間違っただけ』
『ほんと、大丈夫だから』
メッセージを送るけど、これも既読にならない。
どうしよう。 ホントに来るつもりなのかな・・・・
どうしようもなくてあわあわしていると、部屋のドアがノックされて開いた。
母さんが顔を出して、
「玲紀、晃くんが来てるわよ。 部屋に入ってもらっていい?」
えっ、もう、ですか!!??
あきら、どんだけ急いできたんだよ・・・・
オレは立ち上がって、
「いや、いい。 ちょっとあきらとコンビニ行ってくるから」
母さんにそう言って、玄関に向かった。
さっき、あきらのことを考えながら一人でシテしまったから、部屋にあきらを入れるのが少しためらわれた。
「もう遅いから気をつけてね。 早く帰ってきなさいよ」
「うん、わかってる」
玄関に行くと、心配そうなカオのあきらがいた。
「あきら・・・・遅くにごめんな」
わざわざ来てくれたのに、オレはあきらと目を合わせることができない。
「ちょっと、出ようぜ」
あきらを促して、家を出た。
あきらも楽しそうだったし、オレも楽しかったけど。
やっぱり、オレはあきらのカオを直視できなかった。
もう風呂にも入って、さっぱりした後。
自分の部屋のベッドに横になって、ため息をつく。
オレ、ホントにどうしたんだろう。
あきらのこと、意識しすぎじゃないか・・・?
『・・・・レイキ・・・』
「・・・っ!」
あの声を、あの香りを、抱きしめられた体温を、
思い出すだけで、下半身に熱が集まっていくのを感じた。
腰がしびれる感覚が起こる。
「・・・・まじかよ」
オレは、自分の体の反応に驚愕した。
下腹部で熱を集めたオレのモノは、元気に立ち上がっていた。
うそだろ・・・・
だって今、オレが考えてたのは、あきらのこと・・・
でも、自分の部屋という安心感からか、今日駅の構内やゲーセンの時より、しっかり反応してる・・・
オレははいていたズボンと下着をずり下ろして、ゆるゆると自分のモノに手を伸ばした。
だって、こんな状態になったら、我慢なんてできないだろ・・・・
右手で包み込むようにつかんで、ゆっくりと刺激していく。
「うっ・・・・ん・・・」
段々と快感が大きくなってくる。
でも、頭の中を支配してるのは、・・・・・あきらの声や、唇や、体温だった。
「ちが・・・・うっ・・・」
オレは必死にあきらを頭から追い出そうとする。
他に何かーーーー・・・
前に見たエロDVDや雑誌などを思い浮かべてみる。
女の人の体、喘ぎ声・・・・・
「はあっ・・・・」
でも、自分の手から生み出される快感が大きくなってくると、頭の中は再びあきらで支配されていった。
「ぁあっ・・・・・・ん・・・」
『レイキ・・・・・』
吐息まで感じた、あきらの声。
「んあぁっ・・・・・・」
それを思い出しただけで、腰がしびれて快感がさらに大きくなる。
もうっ、限界、かもーーーーー
自然と手の動きは早くなり、射精を促す。
『・・・・そういうレイキ、好きだぜ』
今日、抱きしめられながら聞いた、あきらの声。
「んっ・・・・・・!」
オレは自分の手にドクドクと白濁を吐き出した。
「はぁ、はぁっ・・・・・・」
・・・・・・・・オレ、サイテーだ。
ティッシュを取って、手に付いたものをふき取っていく。
親友を思い浮かべながら自分でスルって、どんだけだよ・・・・
「はあああああ・・・・・・・・・・・」
自分がどんどんイヤになる。
あきら・・・・・こんなこと知ったら、軽蔑するよな・・・・間違いなく。
でもさ・・・・・
ホントに、なんでこんなに意識してしまうんだろ・・・・
・・・・・・さらに自分を落ち込ませることがあった。
あきらのことを考えてたら・・・・・
何と、オレのモノ、復活してやがる。
ダメだ、もう・・・・・・!!
なんなんだよ、コレ・・・・・!!
また、キスされそうになった、あの屋上での事を思い出してしまう。
あきらの、イイ声、キレイなカオ、そして、唇・・・・・
オレは、自分の唇にそっと指を当てた。
「・・・・・キス、してえ」
自分の呟きに驚いたけど、もう認めるしかなかった。
「・・・・・あきらと、キス、してーな・・・・」
オレは、スマホを手に取った。
手早く、あきらの番号を呼び出す。
・・・・・まだ、10時。 寝てはいねーよな・・・・
『・・・・もしもし?』
近くにスマホを置いていたのか、3コール位であきらの声がした。
「・・・・・っ」
あきらの声を聴いただけで、反応してしまう。
・・・・・・オレ、重症だな。
「あきら・・・・・」
『レイキ、どーした?』
いつも通りのあきらの声。
でも・・・、オレはいつもと違う。
「あきらっ・・・・・・」
オレはスマホをぎゅって耳に押し当てた。
体が、震える。
怖い。
『キスしたい』なんて思って、思わずあきらに電話したけど、こんなこと、言えねーだろ・・・・・!!
『・・・レイキ? どうしたんだ?』
電話をかけてきたのに何もしゃべらないオレに、あきらが不安そうな声になる。
『レイキ、大丈夫か? 何かあったのか?』
・・・・・っ、ダメだ。
こんなこと言ったら、あきらに軽蔑される。
オレは、あきらを失いたく、ない。
「・・・・・ゴメン、あきら。何でもないんだ。 間違って、かけた、だけだから。 ホント、ゴメン」
何とか声を絞り出した。
あきらは少し沈黙して、
『・・・・レイキ、今、家にいるのか?』
「え? ・・・ああ、そう、だけど」
『わかった。待ってろ』
は?
そこでぷつっと電話は切れた。
『待ってろ』って、言ったよな・・・・?
来るってことかよ!?
「ええええ!!!???」
やばいやばいやばい!
どんなカオして会えばいいんだよ!?
気まずすぎるって・・・・・・!!!
オレはおろおろするけど、『待ってろ』って言ったんだから、来るつもりなんだよな。
もう一回電話して、来なくて大丈夫だって言った方がいいよな・・・・!
そう思って、慌ててもう一回電話をするけど、あきらは出ない。
『なんでもない。 間違っただけ』
『ほんと、大丈夫だから』
メッセージを送るけど、これも既読にならない。
どうしよう。 ホントに来るつもりなのかな・・・・
どうしようもなくてあわあわしていると、部屋のドアがノックされて開いた。
母さんが顔を出して、
「玲紀、晃くんが来てるわよ。 部屋に入ってもらっていい?」
えっ、もう、ですか!!??
あきら、どんだけ急いできたんだよ・・・・
オレは立ち上がって、
「いや、いい。 ちょっとあきらとコンビニ行ってくるから」
母さんにそう言って、玄関に向かった。
さっき、あきらのことを考えながら一人でシテしまったから、部屋にあきらを入れるのが少しためらわれた。
「もう遅いから気をつけてね。 早く帰ってきなさいよ」
「うん、わかってる」
玄関に行くと、心配そうなカオのあきらがいた。
「あきら・・・・遅くにごめんな」
わざわざ来てくれたのに、オレはあきらと目を合わせることができない。
「ちょっと、出ようぜ」
あきらを促して、家を出た。
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