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浚われた少女
6話 新聞記事。
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ガヤガヤしている下町の広場。
その片隅でツムギは少し震えていた。
「そうじゃ思い出した。ワシはツムギ・ヒスイ」
「……」
「神殿の巫女の末裔……」
ブツブツと何か呟いている。
「えっと? ツムギさん。今まで自分のファミリーネームを忘れていたのですか?」
「……!」
俺が言おうとしたことを、羊の獣人に先に言われた。
「ん? いやのう。とある理由があってワシは記憶の一部が抜け落ちてるのじゃ」
「あっ!」
昨日彼女が記者の前で語った内容を思い出す。
「ふーん。それって、ツムギさんが竜人化してから半年ほどは獣として暴れていたって件ですか?」
「そうじゃ、そのときかなり記憶を失ってのう」
「大変だね」
「ん?」
すごい違和感だ。
何で目の前の獣人がいろいろ知ってる?
「なぜお主がワシの過去を知っておるのじゃ?」
当事者も同じ疑問を抱いたか。
「え?」
「ん?」
羊の獣人は逆にツムギの言葉に驚いている。
なんだ? この状況。
「んー? ああ、そうか。まだ本人が新聞読んでないのか」
ひと息ついてから、諭すように語ってきた。
新聞?
「ツムギさん、あなた今ちょっとした有名人なんですよ」
「な、なぜじゃ?」
「あなたね、昨日ギルドで王都新聞の取材、受けたでしょう」
「……あっ」
ツムギと目が合う。
「忘れてた」
「ワシもじゃ」
そうだ。
昨日彼女は自分の生い立ちを王都新聞の記者に語ったんだった。
†††††
実は俺は新聞を取ってない。
ギルド会員はたいてい住所不定。
宿屋暮らしのものは新聞を契約しないものだ。
「記事の内容、気になるのう」
「そうだな。どっかで買おうか」
俺とツムギのやり取りを羊の獣人は不思議そうに眺めてる。
「おやおや、やっぱりですか。話題の当事者がまだ記事を読んでないとは」
「はは。あんたさ、アクセサリーを扱う業者さんなら新聞は扱ってないよね?」
「確かにそうですが……もう読んだやつでいいなら差し上げますが? どうせ捨てようと思ってたところです」
「本当? もらうもらう」
ありがたく、今日の朝刊をいただくことにした。
「どうぞ」
「ありがとう」
几帳面に四つに折りたたまれた新聞を受け取る。
「な、なんと書いてあるのかのう?」
不安そうなワクワクしてるような視線を向けられる。
「待ってて……えっと、どこだろ?」
「三面記事だね。写真付きだからわかるだろ?」
「どれどれ……お、これか」
そこには、魔具で撮影されたツムギのバストアップが表記されていた。
「む、これワシか」
「ツムギさん、可愛く映ってますよね」
「ほ、本当かのう?」
「……」
しかしこいつ、誉められると露骨に照れるな。
たしかに、おすましした感じで可愛く映ってるが。
「それで、なんと書いてあるのじゃ?」
「えっとね、見出しが……薄幸の美少女ツムギ・ヒスイ、百年の眠りから目覚める」
「……!? 大げさじゃのう」
「記事なんてそんなもんだよ」
適当にあしらいながら、記事を読み進める。
「……」
「……」
しばらく沈黙が続く。
「記事内容はギルドであんたが語った内容そのままだね」
「そ、そうか」
「あのチャラチャラした記者さん、見かけによらず誠実なんですね」
「ん? どういうことじゃ?」
「こういうのたいてい読者が面白がるように盛ったりするものです」
「だよねえ」
「ほう」
新聞を読み終える。
「よかったなツムギ。希望通り、今朝の朝刊を読んだやつは、あんたを神がかった存在とは誤解しないと思う」
「そうか」
「特に、あんたが百年間時間が停止していた事は念入りに説明されている」
「うむ」
満足げな表情を見せられた。
そんなに不老長寿とか凄腕とか誤解されるのが嫌だったのか
「さて、私はもう行きます」
「ああ、いろいろありがとうなのじゃ」
「どういたしまして」
羊の獣人は荷物をまとめて立ち上がる。
「……」
ギルドで会ったときは気づかなかったが、思ったより魔力が高い人だ。
それに……多分かなり強い。
なんでこんな人がギルド職員とか下町の広場で商売なんかしてるんだろう。
「レナードさん、ツムギさん。これから我々は何かと関わる事になるかもね」
「ん? 珍しいものでも売ってくれるの」
「ハハハ」
笑い声で返された。
違うのか?
「私の名はキンモ。昨日自己紹介できなかったので」
「は、はあ」
そう言われると、昨日名前を聞かなかった。
「そうそう、ツムギさんの物になったその変な形のアクセサリー。今後絶対手放さないことをお勧めします」
「ぬ? マークにも竜玉の件で似たような事を言われたのう」
「ハハハ。朱のメイジか、彼も気づいたのかな?」
「……?」
「それでは」
行ってしまった。
「なんだったのじゃろう? 彼はマークと知り合いなのかのう?」
「まあマークは商人でもあるし、商人同士のコミュニケーションがあってもおかしくはないけど」
「なるほど」
……深く考えないことにした。
俺の知り合いに謎めいた人っていっぱいいるし、追求してたらきりがない。
†††††
少し冷えてきた。
今日は曇り空で風も強い。
雪が降るのはしばらく先だが、外でジッとしているのはきつい。
「宿屋に帰ろうか」
「うむ」
「そうだ。休憩所で例の遺跡探検の打ち合わせしようぜ」
「む、そうじゃのう」
ということで、格安の宿に向かって歩き出す。
休憩所。
一拍銀貨二枚の格安宿に泊まる客の憩いの場。
暖炉とテーブルが設けてあり、落ち着いた空間だ。
「ツ、ツムギ……」
「ん?」
先客がいた。
エルフのミーシャがテーブルに新聞を広げてる。
さっき一眠りするって言ってたはずだが。
「……?」
なんだか声が震えていて涙目だ。
「む、ミーシャか。おはよう」
「ああ、おはようって……あなたもいろいろ苦労してたのね……グスン」
「ああ、ツムギの記事読んだのか」
これは……いろいろ感情移入しちゃったか。
「私もね、故郷がサソリの魔物に襲われて一人だけ生き残ったの」
「む? ミーシャの故郷とは……エルフの集落かのう?」
「そう。だからあなたの事は他人事に思えないわ」
「そうか」
「……」
そうだった。
ミーシャもツムギと似たような境遇だった。
まあ百年前と五年前、それに東洋の島国とこの王国。
サソリの魔物大発生の時期と場所は大きく異なるのだが。
「ところでのう、レナード」
「ん?」
しんみりした空気の中、急に質問される。
「結局ワシのフルネームって誰が知ってたんじゃろ? ワシが思い出す前に記事になってるとは不思議じゃのう」
「……」
そう言われて悩む。
確かに、ツムギはさっき露店商に言われてから自分の名前を思い出した。
「多分、ザカライアマスターが知ってたんじゃないかな? 曾祖父さんにあんたのフルネームを聞いてたとか?」
「ん? それかのう」
「多分だけど」
「そうかもしれぬのう。確かにレジナルドはワシが記憶の一部を失う前に、竜人王様にワシのフルネームを聞いていたのかもしれぬのう」
「……?」
「百年前、レジナルドは竜人王様と友人だったはずじゃ。戦争が始まってからは、お互い命を狙い合う事になったことを嘆いておった」
「へえ、曾祖父さんと隣国所属の竜人王がねえ」
またまた曾祖父さんの新情報が。
本当、何者だったんだろう。
「へえ、面白そうな話だけど。あなたたち、こっちも気にしたほうがいいんじゃない?」
「ん?」
ミーシャが新聞のある面を見せてきた。
「ここ読んで」
「ギルド会員への告知か……何々?」
新聞の告知欄。
それはある特定のギルド会員に仕事を依頼するときに使われたりする。
たいてい一行で、○○氏ギルド情報の閲覧求む、って感じ。
ギルドに頻繁に通ってない者に依頼人が呼びかけるシステム。
「なんと書いてあるのじゃ」
ツムギも興味を示した。
「レナード・クラム、ツムギ・ヒスイ。探索の依頼をしたい、ギルド情報の閲覧求む。だってさ」
「これは……もしや昨晩ホレス王子が言ってたやつかのう」
「あっ」
そういえばそうだった。
ホレス様は、誰かがツムギの眠っている遺跡に探索を依頼するって言ってた。
その片隅でツムギは少し震えていた。
「そうじゃ思い出した。ワシはツムギ・ヒスイ」
「……」
「神殿の巫女の末裔……」
ブツブツと何か呟いている。
「えっと? ツムギさん。今まで自分のファミリーネームを忘れていたのですか?」
「……!」
俺が言おうとしたことを、羊の獣人に先に言われた。
「ん? いやのう。とある理由があってワシは記憶の一部が抜け落ちてるのじゃ」
「あっ!」
昨日彼女が記者の前で語った内容を思い出す。
「ふーん。それって、ツムギさんが竜人化してから半年ほどは獣として暴れていたって件ですか?」
「そうじゃ、そのときかなり記憶を失ってのう」
「大変だね」
「ん?」
すごい違和感だ。
何で目の前の獣人がいろいろ知ってる?
「なぜお主がワシの過去を知っておるのじゃ?」
当事者も同じ疑問を抱いたか。
「え?」
「ん?」
羊の獣人は逆にツムギの言葉に驚いている。
なんだ? この状況。
「んー? ああ、そうか。まだ本人が新聞読んでないのか」
ひと息ついてから、諭すように語ってきた。
新聞?
「ツムギさん、あなた今ちょっとした有名人なんですよ」
「な、なぜじゃ?」
「あなたね、昨日ギルドで王都新聞の取材、受けたでしょう」
「……あっ」
ツムギと目が合う。
「忘れてた」
「ワシもじゃ」
そうだ。
昨日彼女は自分の生い立ちを王都新聞の記者に語ったんだった。
†††††
実は俺は新聞を取ってない。
ギルド会員はたいてい住所不定。
宿屋暮らしのものは新聞を契約しないものだ。
「記事の内容、気になるのう」
「そうだな。どっかで買おうか」
俺とツムギのやり取りを羊の獣人は不思議そうに眺めてる。
「おやおや、やっぱりですか。話題の当事者がまだ記事を読んでないとは」
「はは。あんたさ、アクセサリーを扱う業者さんなら新聞は扱ってないよね?」
「確かにそうですが……もう読んだやつでいいなら差し上げますが? どうせ捨てようと思ってたところです」
「本当? もらうもらう」
ありがたく、今日の朝刊をいただくことにした。
「どうぞ」
「ありがとう」
几帳面に四つに折りたたまれた新聞を受け取る。
「な、なんと書いてあるのかのう?」
不安そうなワクワクしてるような視線を向けられる。
「待ってて……えっと、どこだろ?」
「三面記事だね。写真付きだからわかるだろ?」
「どれどれ……お、これか」
そこには、魔具で撮影されたツムギのバストアップが表記されていた。
「む、これワシか」
「ツムギさん、可愛く映ってますよね」
「ほ、本当かのう?」
「……」
しかしこいつ、誉められると露骨に照れるな。
たしかに、おすましした感じで可愛く映ってるが。
「それで、なんと書いてあるのじゃ?」
「えっとね、見出しが……薄幸の美少女ツムギ・ヒスイ、百年の眠りから目覚める」
「……!? 大げさじゃのう」
「記事なんてそんなもんだよ」
適当にあしらいながら、記事を読み進める。
「……」
「……」
しばらく沈黙が続く。
「記事内容はギルドであんたが語った内容そのままだね」
「そ、そうか」
「あのチャラチャラした記者さん、見かけによらず誠実なんですね」
「ん? どういうことじゃ?」
「こういうのたいてい読者が面白がるように盛ったりするものです」
「だよねえ」
「ほう」
新聞を読み終える。
「よかったなツムギ。希望通り、今朝の朝刊を読んだやつは、あんたを神がかった存在とは誤解しないと思う」
「そうか」
「特に、あんたが百年間時間が停止していた事は念入りに説明されている」
「うむ」
満足げな表情を見せられた。
そんなに不老長寿とか凄腕とか誤解されるのが嫌だったのか
「さて、私はもう行きます」
「ああ、いろいろありがとうなのじゃ」
「どういたしまして」
羊の獣人は荷物をまとめて立ち上がる。
「……」
ギルドで会ったときは気づかなかったが、思ったより魔力が高い人だ。
それに……多分かなり強い。
なんでこんな人がギルド職員とか下町の広場で商売なんかしてるんだろう。
「レナードさん、ツムギさん。これから我々は何かと関わる事になるかもね」
「ん? 珍しいものでも売ってくれるの」
「ハハハ」
笑い声で返された。
違うのか?
「私の名はキンモ。昨日自己紹介できなかったので」
「は、はあ」
そう言われると、昨日名前を聞かなかった。
「そうそう、ツムギさんの物になったその変な形のアクセサリー。今後絶対手放さないことをお勧めします」
「ぬ? マークにも竜玉の件で似たような事を言われたのう」
「ハハハ。朱のメイジか、彼も気づいたのかな?」
「……?」
「それでは」
行ってしまった。
「なんだったのじゃろう? 彼はマークと知り合いなのかのう?」
「まあマークは商人でもあるし、商人同士のコミュニケーションがあってもおかしくはないけど」
「なるほど」
……深く考えないことにした。
俺の知り合いに謎めいた人っていっぱいいるし、追求してたらきりがない。
†††††
少し冷えてきた。
今日は曇り空で風も強い。
雪が降るのはしばらく先だが、外でジッとしているのはきつい。
「宿屋に帰ろうか」
「うむ」
「そうだ。休憩所で例の遺跡探検の打ち合わせしようぜ」
「む、そうじゃのう」
ということで、格安の宿に向かって歩き出す。
休憩所。
一拍銀貨二枚の格安宿に泊まる客の憩いの場。
暖炉とテーブルが設けてあり、落ち着いた空間だ。
「ツ、ツムギ……」
「ん?」
先客がいた。
エルフのミーシャがテーブルに新聞を広げてる。
さっき一眠りするって言ってたはずだが。
「……?」
なんだか声が震えていて涙目だ。
「む、ミーシャか。おはよう」
「ああ、おはようって……あなたもいろいろ苦労してたのね……グスン」
「ああ、ツムギの記事読んだのか」
これは……いろいろ感情移入しちゃったか。
「私もね、故郷がサソリの魔物に襲われて一人だけ生き残ったの」
「む? ミーシャの故郷とは……エルフの集落かのう?」
「そう。だからあなたの事は他人事に思えないわ」
「そうか」
「……」
そうだった。
ミーシャもツムギと似たような境遇だった。
まあ百年前と五年前、それに東洋の島国とこの王国。
サソリの魔物大発生の時期と場所は大きく異なるのだが。
「ところでのう、レナード」
「ん?」
しんみりした空気の中、急に質問される。
「結局ワシのフルネームって誰が知ってたんじゃろ? ワシが思い出す前に記事になってるとは不思議じゃのう」
「……」
そう言われて悩む。
確かに、ツムギはさっき露店商に言われてから自分の名前を思い出した。
「多分、ザカライアマスターが知ってたんじゃないかな? 曾祖父さんにあんたのフルネームを聞いてたとか?」
「ん? それかのう」
「多分だけど」
「そうかもしれぬのう。確かにレジナルドはワシが記憶の一部を失う前に、竜人王様にワシのフルネームを聞いていたのかもしれぬのう」
「……?」
「百年前、レジナルドは竜人王様と友人だったはずじゃ。戦争が始まってからは、お互い命を狙い合う事になったことを嘆いておった」
「へえ、曾祖父さんと隣国所属の竜人王がねえ」
またまた曾祖父さんの新情報が。
本当、何者だったんだろう。
「へえ、面白そうな話だけど。あなたたち、こっちも気にしたほうがいいんじゃない?」
「ん?」
ミーシャが新聞のある面を見せてきた。
「ここ読んで」
「ギルド会員への告知か……何々?」
新聞の告知欄。
それはある特定のギルド会員に仕事を依頼するときに使われたりする。
たいてい一行で、○○氏ギルド情報の閲覧求む、って感じ。
ギルドに頻繁に通ってない者に依頼人が呼びかけるシステム。
「なんと書いてあるのじゃ」
ツムギも興味を示した。
「レナード・クラム、ツムギ・ヒスイ。探索の依頼をしたい、ギルド情報の閲覧求む。だってさ」
「これは……もしや昨晩ホレス王子が言ってたやつかのう」
「あっ」
そういえばそうだった。
ホレス様は、誰かがツムギの眠っている遺跡に探索を依頼するって言ってた。
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