409 / 421
第七部
迎賓館と土地の調査
しおりを挟む
ある程度迎賓館が形になってきたころ、またもやこの地へと訪問者がやってきた。
と言ってもまだまだ距離はあって遠い。莉緒にも感知できる距離じゃないはずなので、誰かが来ることだけ伝える。
「そうなの?」
「ああ」
建設中の建物から玄関の外へと視線を向けるが、首をひねっている。
「二人組が徒歩でこっちに向かってきてるみたいだ。後二時間くらいで門の前までくるんじゃないかな?」
「ふーん。……何しに来たんだろうね?」
「用があるなら呼び鈴鳴らすんじゃないかな?」
俺たちがここに来てからは、呼び出せるように呼び鈴を設置したのだ。ずっとTYPEシリーズが監視している映像を監視するわけにもいかなし、そのほうが楽だ。
「あ、ホントだ。来た」
しばらく迎賓館建築作業を続けていると、莉緒も気が付いたようだ。
「あれ?」
手を止める理由もないのでさらに作業を続けていると、どうやら訪問者の足がまだ遠いところで止まって動かなくなっているようだ。
「なんだろな?」
「さぁ……?」
ちょうど建物が視界に入るくらいの距離だろうか。今まで何もなかった荒れ地に建物ができてたら驚くかもしれない。
妙に慎重になっている訪問者に首をひねりながらも作業を続けていると、ようやく門まで百メートルくらいのところまで近づいてきた。
ある程度近づいてきたところで俺たちも作業を止めて、見えないところから観察しているけどどうにも怪しい。
『いやほんと、何しに来たんだろうね?』
『だなぁ。あれだけ警戒されてると、素直に聞いて答えてくれる気がしねぇ』
『だよねぇ』
念のため会話が聞かれないように念話に切り替える。
どうやら二人組の男のようで、軽装備の冒険者と言った風体だ。見た目だけなら斥候っぽいけど、どうやら二人だけで他に人の気配は感じられない。
「うわぁ……、マジででかい建物建っとるやん?」
「こっちはなんもないって聞いたけど……」
「一か月かそこらで建てたってことか?」
「そうとしか考えられんやろ」
聴力を強化しているとコソコソと話す声が聞こえてくる。訛りが強いがちゃんと聞き取れる。ここら辺の人間じゃないのかな。
「港街じゃ見かけんらしいし、やっぱりここに籠ってるってことちゃうか」
「そうやなぁ……」
『なんとなく、俺たちのことを探りにきたっぽい?』
二人の言う通り、最近は拠点の建設で街には寄っていない。
『……そんな気がするわね』
周囲を警戒しながらも建設中の迎賓館とその奥にそびえる山々へ視線をやり、思案する二人組。目的は不明だが、今のところ様子見だけのようだ。
「どうする? この先も偵察するか?」
「いや、せんでええんちゃうか。建設中みたいやし、すぐに完成せえへんやろ。それまでは出てこんのとちゃうか」
「それもそうやな」
「さっき商人ともすれ違ったし、補給で街にも来ぇへん可能性はあるんちゃうか」
「ほんならさっさと本隊と合流するか」
「せやな」
それだけ言うとあっさりと引き返していく二人組。
思わず莉緒と顔を見合わせると頷き合う。
『怪しいな』
『怪しすぎるわね』
『虫TYPEシリーズ付けるか』
『うん。メサリアさんにも伝えておきましょ』
『おう』
こうして多少の訪問者がありながらも、迎賓館の建設は進んでいった。
「ただいまー」
「「おかえりなさいませ」」
四日ほどかけて迎賓館を建てて家へと帰ってくると、使用人たちに盛大に出迎えられた。
「おう」
なんとなく返事を返してしまうけど、どうするのが正解なのかよくわからない。
一応毎日帰って来てはいたけど慣れないもんである。
「外観は作ったから、あとはよろしく」
「「かしこまりました」」
俺たちの代わりに、料理人を除く使用人たちが迎賓館へと向かっていく。誰も訪れない我が家より、一番最初に客の目に触れる迎賓館を整えるのが優先らしい。
「明日は魚獲りに行くんでしょ?」
「そのつもり」
我が家の入り口まできたマイルズさんが、そろそろアイソレージュに着くころだ。明日には確実に戻ってるだろうから、顔を出してから漁に出ようと思っている。
イヴァンはフォニアとニルを連れてアイソレージュの冒険者ギルドへ行ったらしく、今は依頼を受けている真っ最中とのこと。メサリアさんには怪しい二人のことは伝えてあり、ヒノマルのメンバーで相手を本格的に探り始めたところだ。
しかし今はちょうどお昼を過ぎた頃。ちょっとだけ時間が余ってる感じだ。
「そろそろ他の土地の調査もしないとなぁって思ってたんだよね」
「調査って、ここを見つけたときみたいに空から?」
「はは、さすがにそれだと大雑把すぎて細かいところまでわからないから」
「違うんだ」
「うん。TYPEシリーズが使えないかなって思って」
「へぇ?」
ダンジョンの機能を使えばいろいろな物がクリエイトできる。とはいえ今あるものでだいたい賄えているので、あんまり使ったことがない。
「土地の調査特化のTYPEシリーズ。土魔法で鉱山資源を探しながら、鑑定スキルをつけて何か面白いものとか食べられるものとか探してもらう」
とはいえオリハルコンなどの希少金属をクリエイトするのは消費DPが高いし、未知の金属はクリエイトできない。なので鉱山資源が埋まってるならそれに越したことはないのだ。
「そんなことできるんだ」
「できるみたい」
調査用だしそんなに強くなくていいと思うから、DPは節約できるんじゃなかろうか。とはいえ広い土地だから数が欲しい。戦闘をするわけでもないからダンジョン外でも長時間稼働できると思う。
各地へと繋がる扉のあるダンジョンの階層へ降りると、さっそくダンジョンクリエイトメニューを使って魔物を作っていく。相変わらずメカメカしいTYPEシリーズしか作れないけど問題はない。
「やっぱり山岳地帯を走破するとなると、多足型かな?」
「えぇー?」
蜘蛛になりそうな提案をすると莉緒が嫌そうな顔になった。
と言ってもまだまだ距離はあって遠い。莉緒にも感知できる距離じゃないはずなので、誰かが来ることだけ伝える。
「そうなの?」
「ああ」
建設中の建物から玄関の外へと視線を向けるが、首をひねっている。
「二人組が徒歩でこっちに向かってきてるみたいだ。後二時間くらいで門の前までくるんじゃないかな?」
「ふーん。……何しに来たんだろうね?」
「用があるなら呼び鈴鳴らすんじゃないかな?」
俺たちがここに来てからは、呼び出せるように呼び鈴を設置したのだ。ずっとTYPEシリーズが監視している映像を監視するわけにもいかなし、そのほうが楽だ。
「あ、ホントだ。来た」
しばらく迎賓館建築作業を続けていると、莉緒も気が付いたようだ。
「あれ?」
手を止める理由もないのでさらに作業を続けていると、どうやら訪問者の足がまだ遠いところで止まって動かなくなっているようだ。
「なんだろな?」
「さぁ……?」
ちょうど建物が視界に入るくらいの距離だろうか。今まで何もなかった荒れ地に建物ができてたら驚くかもしれない。
妙に慎重になっている訪問者に首をひねりながらも作業を続けていると、ようやく門まで百メートルくらいのところまで近づいてきた。
ある程度近づいてきたところで俺たちも作業を止めて、見えないところから観察しているけどどうにも怪しい。
『いやほんと、何しに来たんだろうね?』
『だなぁ。あれだけ警戒されてると、素直に聞いて答えてくれる気がしねぇ』
『だよねぇ』
念のため会話が聞かれないように念話に切り替える。
どうやら二人組の男のようで、軽装備の冒険者と言った風体だ。見た目だけなら斥候っぽいけど、どうやら二人だけで他に人の気配は感じられない。
「うわぁ……、マジででかい建物建っとるやん?」
「こっちはなんもないって聞いたけど……」
「一か月かそこらで建てたってことか?」
「そうとしか考えられんやろ」
聴力を強化しているとコソコソと話す声が聞こえてくる。訛りが強いがちゃんと聞き取れる。ここら辺の人間じゃないのかな。
「港街じゃ見かけんらしいし、やっぱりここに籠ってるってことちゃうか」
「そうやなぁ……」
『なんとなく、俺たちのことを探りにきたっぽい?』
二人の言う通り、最近は拠点の建設で街には寄っていない。
『……そんな気がするわね』
周囲を警戒しながらも建設中の迎賓館とその奥にそびえる山々へ視線をやり、思案する二人組。目的は不明だが、今のところ様子見だけのようだ。
「どうする? この先も偵察するか?」
「いや、せんでええんちゃうか。建設中みたいやし、すぐに完成せえへんやろ。それまでは出てこんのとちゃうか」
「それもそうやな」
「さっき商人ともすれ違ったし、補給で街にも来ぇへん可能性はあるんちゃうか」
「ほんならさっさと本隊と合流するか」
「せやな」
それだけ言うとあっさりと引き返していく二人組。
思わず莉緒と顔を見合わせると頷き合う。
『怪しいな』
『怪しすぎるわね』
『虫TYPEシリーズ付けるか』
『うん。メサリアさんにも伝えておきましょ』
『おう』
こうして多少の訪問者がありながらも、迎賓館の建設は進んでいった。
「ただいまー」
「「おかえりなさいませ」」
四日ほどかけて迎賓館を建てて家へと帰ってくると、使用人たちに盛大に出迎えられた。
「おう」
なんとなく返事を返してしまうけど、どうするのが正解なのかよくわからない。
一応毎日帰って来てはいたけど慣れないもんである。
「外観は作ったから、あとはよろしく」
「「かしこまりました」」
俺たちの代わりに、料理人を除く使用人たちが迎賓館へと向かっていく。誰も訪れない我が家より、一番最初に客の目に触れる迎賓館を整えるのが優先らしい。
「明日は魚獲りに行くんでしょ?」
「そのつもり」
我が家の入り口まできたマイルズさんが、そろそろアイソレージュに着くころだ。明日には確実に戻ってるだろうから、顔を出してから漁に出ようと思っている。
イヴァンはフォニアとニルを連れてアイソレージュの冒険者ギルドへ行ったらしく、今は依頼を受けている真っ最中とのこと。メサリアさんには怪しい二人のことは伝えてあり、ヒノマルのメンバーで相手を本格的に探り始めたところだ。
しかし今はちょうどお昼を過ぎた頃。ちょっとだけ時間が余ってる感じだ。
「そろそろ他の土地の調査もしないとなぁって思ってたんだよね」
「調査って、ここを見つけたときみたいに空から?」
「はは、さすがにそれだと大雑把すぎて細かいところまでわからないから」
「違うんだ」
「うん。TYPEシリーズが使えないかなって思って」
「へぇ?」
ダンジョンの機能を使えばいろいろな物がクリエイトできる。とはいえ今あるものでだいたい賄えているので、あんまり使ったことがない。
「土地の調査特化のTYPEシリーズ。土魔法で鉱山資源を探しながら、鑑定スキルをつけて何か面白いものとか食べられるものとか探してもらう」
とはいえオリハルコンなどの希少金属をクリエイトするのは消費DPが高いし、未知の金属はクリエイトできない。なので鉱山資源が埋まってるならそれに越したことはないのだ。
「そんなことできるんだ」
「できるみたい」
調査用だしそんなに強くなくていいと思うから、DPは節約できるんじゃなかろうか。とはいえ広い土地だから数が欲しい。戦闘をするわけでもないからダンジョン外でも長時間稼働できると思う。
各地へと繋がる扉のあるダンジョンの階層へ降りると、さっそくダンジョンクリエイトメニューを使って魔物を作っていく。相変わらずメカメカしいTYPEシリーズしか作れないけど問題はない。
「やっぱり山岳地帯を走破するとなると、多足型かな?」
「えぇー?」
蜘蛛になりそうな提案をすると莉緒が嫌そうな顔になった。
30
お気に入りに追加
513
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

称号は神を土下座させた男。
春志乃
ファンタジー
「真尋くん! その人、そんなんだけど一応神様だよ! 偉い人なんだよ!」
「知るか。俺は常識を持ち合わせないクズにかける慈悲を持ち合わせてない。それにどうやら俺は死んだらしいのだから、刑務所も警察も法も無い。今ここでこいつを殺そうが生かそうが俺の自由だ。あいつが居ないなら地獄に落ちても同じだ。なあ、そうだろう? ティーンクトゥス」
「す、す、す、す、す、すみませんでしたあぁあああああああ!」
これは、馬鹿だけど憎み切れない神様ティーンクトゥスの為に剣と魔法、そして魔獣たちの息づくアーテル王国でチートが過ぎる男子高校生・水無月真尋が無自覚チートの親友・鈴木一路と共に神様の為と言いながら好き勝手に生きていく物語。
主人公は一途に幼馴染(女性)を想い続けます。話はゆっくり進んでいきます。
※教会、神父、などが出てきますが実在するものとは一切関係ありません。
※対応できない可能性がありますので、誤字脱字報告は不要です。
※無断転載は厳に禁じます
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる