383 / 413
第六部
本気を出してきたようです
しおりを挟む
あれから五日ほどが経ち、俺たちは順調に王都へ向けて歩みを進めている。襲撃者は追加で十三人ほど来たが、すべて返り討ちにして生かして連行している。久々に作った土属性魔法の檻だ。送り込んできた人間へと利子をつけてキッチリ返す予定だ。
「懲りない奴らだなぁ」
今も道を塞ぐようにして仁王立ちしている人物を遠目にしながら、イヴァンが呆れたように呟いている。今まで捕縛した奴らはどちらかと言えば暗殺者タイプだった。スタンピードの警戒レベルが解除されたばかりの街へ向かう冒険者を装ったり、夜明け前に野営ハウスに襲い掛かってきたりだ。
「今回は真正面からかしら?」
「……っぽいなぁ。後ろから回ってきてる気配はないし」
今までを思えば、自分の気配察知スキルの結果をちょっと疑いたくなってくる。が、周囲に人間や魔物の気配は感じられないのだ。
歩いて近づいていくとだんだんとその様子がはっきりしてくる。見た目の第一印象は騎士だ。かっちりとした白銀の鎧を着こみ、腰には派手にならない程度に装飾された剣を下げている。
その後ろには部下だろうか、装飾が控えめなおそろいの鎧を着た人間が五人ほど、横並びで構えている。が、俺たちの後ろにある檻も気になってるようだ。
「……Sランク冒険者のシュウだな?」
「そうですけど」
仁王立ちしている男から声がかかるが、歩く足を止めずに言葉を返す。のんびりと歩いて向かっているが、邪魔が入ってもいいというわけではない。
だが男はそんなこと知らんとばかりにこちらを指さすと、大声で宣言するのだ。
「我はノウェル・ベックマン。貴様に決闘を申し込む! そして王城に持ち込もうとしているモノを置いて引き返すがよい!」
やる前から勝った気でいるセリフだ。それにここから他の国へ行くなら、引き返さずに王都を通り抜けないとダメだ。俺たちなら道なき道も行けるだろうが、そういう問題じゃない。
「え、嫌ですけど」
バッサリと断りつつ、そのまま通り過ぎる気持ちで歩いていくが、さすがにそうはさせてくれないようだ。
「問答無用! こちらには引けない理由がある故、決闘は受けてもらう!」
言葉と共に腰の剣を抜き放つと正眼に構えを取る。後ろにいる部下らしき人たちは直立不動のまま動く様子はない。仮にも決闘と口にするだけあって、初めから多人数でかかってくるような行動はしないらしい。律儀と言えば律儀ではあるが、話が通じないということに変わりはない。
さすがに武器を構えられれば、こちらも足を止めざるを得なくなるというものだ。莉緒たちはその場で立ち止まるが、まだ距離はあるため俺だけは足を止めずに近づいていく。
「だよなぁ」
なんだかんだとこちらの都合なんぞ考えない奴らだ。とりあえず邪魔する奴らだと分かった時点で拘束していくのが手っ取り早いかもしれない。
ぐっと足に力を込めて飛び出してくる予兆が見えたので、相手の足元を空間魔法で固定する。案の定つんのめって倒れたので、そのまま周囲の土を魔法で固めて檻にした。ついでに後ろで控えていた五人もまとめて一つの檻に入れる。
「やっと静かになった……」
「あはは……」
げんなりした言葉を漏らせば莉緒からも苦笑が返ってくる。それほど時間がかかったわけではないが、檻を作ってる最中はやかましかった。やれ卑怯だの正々堂々と戦えだのと。
んなもん知るかっつーの。
「むむむむ……」
一息ついて振り返ると、フォニアは一生懸命土魔法で壁を作っているようだった。一メートルくらいの高さの壁が出来上がっている。
「お兄ちゃんみたいに家作るのは難しい……」
「お、他の属性もがんばってるのか」
得意な火属性はかなり使えるようになっているが、他はまだまだみたいだ。
「偉いわねぇ。ほら、作りたい家の見本があれば上手にできるかもしれないわよ」
莉緒が頭を撫でながら、俺がさっき作った檻を指さしている。格子状にしているその隙間からは、決闘を吹っかけてきたやつが剣を振り回して壊そうとしている様子が見える。
「わふわふわふ!」
ニルは何やら興奮状態だ。スタンピード本番のときにフォニアと魔物討伐をして以来なので、ストレスが溜まっているのかもしれない。
「どうしたニル。……次に誰か来たらニルがやるか?」
「わふっ!」
なんとなくで聞いてみれば尻尾を激しく振って嬉しそうだ。
「はは、ニルなら大丈夫か。ここんところの相手は俺にはキツイからな……」
イヴァンが遠い目をしながら零しているが、確かに今のイヴァンの実力だと厳しい相手ばかりだ。今日の男もそこそこの実力はあったのだ。
「んじゃま、行きますか」
こうして今日も襲い掛かる人物を捕獲しながら王都を目指して歩いていく。
のんびりしつつも歩いて王都へと向かうこと九日目、ようやく王都の街壁が見えてきた。檻に詰め込んでいる人間はそろそろ五十人に届こうかという数にまで膨れ上がっている。
新入りはまだ檻を壊そうと頑張っているようだが、古参メンバーは心が折れたのか大人しいものだ。
「おいおいおい……、マジかよ」
そして近づくにつれ見えてくる景色にイヴァンが呻く。
「おおー」
気配察知でわかっていたとはいえ、実際に目にすると壮観だ。
王都の北門から数キロ離れた街道周辺に、軍隊が待ち構えていたのだ。その数は千といったところだろうか。
「最後に本気出してきたわねぇ」
「ほえー、すごいねぇ」
「わふわふ!」
「……」
フォニアとニルはよくわかっていないのか、単純にはしゃいでいる。エルは呆れて言葉もないようだ。
しばらくすると、どこかで見たことのある大男が馬に乗って近づいてきた。よく見ればスタンピード終盤で現れたメタルドラゴンサーペントの報告に軍隊へ顔を出した時にギャーギャーうるさかった男だ。
「ふん。とうとう化けの皮が剥がれたようだな。冒険者風情が。国家転覆罪ともなれば、生きてこの国から出られると思うなよ」
「へ?」
大男から告げられた罪状には目を丸くするしかない。
国家転覆罪ですってよ。
「懲りない奴らだなぁ」
今も道を塞ぐようにして仁王立ちしている人物を遠目にしながら、イヴァンが呆れたように呟いている。今まで捕縛した奴らはどちらかと言えば暗殺者タイプだった。スタンピードの警戒レベルが解除されたばかりの街へ向かう冒険者を装ったり、夜明け前に野営ハウスに襲い掛かってきたりだ。
「今回は真正面からかしら?」
「……っぽいなぁ。後ろから回ってきてる気配はないし」
今までを思えば、自分の気配察知スキルの結果をちょっと疑いたくなってくる。が、周囲に人間や魔物の気配は感じられないのだ。
歩いて近づいていくとだんだんとその様子がはっきりしてくる。見た目の第一印象は騎士だ。かっちりとした白銀の鎧を着こみ、腰には派手にならない程度に装飾された剣を下げている。
その後ろには部下だろうか、装飾が控えめなおそろいの鎧を着た人間が五人ほど、横並びで構えている。が、俺たちの後ろにある檻も気になってるようだ。
「……Sランク冒険者のシュウだな?」
「そうですけど」
仁王立ちしている男から声がかかるが、歩く足を止めずに言葉を返す。のんびりと歩いて向かっているが、邪魔が入ってもいいというわけではない。
だが男はそんなこと知らんとばかりにこちらを指さすと、大声で宣言するのだ。
「我はノウェル・ベックマン。貴様に決闘を申し込む! そして王城に持ち込もうとしているモノを置いて引き返すがよい!」
やる前から勝った気でいるセリフだ。それにここから他の国へ行くなら、引き返さずに王都を通り抜けないとダメだ。俺たちなら道なき道も行けるだろうが、そういう問題じゃない。
「え、嫌ですけど」
バッサリと断りつつ、そのまま通り過ぎる気持ちで歩いていくが、さすがにそうはさせてくれないようだ。
「問答無用! こちらには引けない理由がある故、決闘は受けてもらう!」
言葉と共に腰の剣を抜き放つと正眼に構えを取る。後ろにいる部下らしき人たちは直立不動のまま動く様子はない。仮にも決闘と口にするだけあって、初めから多人数でかかってくるような行動はしないらしい。律儀と言えば律儀ではあるが、話が通じないということに変わりはない。
さすがに武器を構えられれば、こちらも足を止めざるを得なくなるというものだ。莉緒たちはその場で立ち止まるが、まだ距離はあるため俺だけは足を止めずに近づいていく。
「だよなぁ」
なんだかんだとこちらの都合なんぞ考えない奴らだ。とりあえず邪魔する奴らだと分かった時点で拘束していくのが手っ取り早いかもしれない。
ぐっと足に力を込めて飛び出してくる予兆が見えたので、相手の足元を空間魔法で固定する。案の定つんのめって倒れたので、そのまま周囲の土を魔法で固めて檻にした。ついでに後ろで控えていた五人もまとめて一つの檻に入れる。
「やっと静かになった……」
「あはは……」
げんなりした言葉を漏らせば莉緒からも苦笑が返ってくる。それほど時間がかかったわけではないが、檻を作ってる最中はやかましかった。やれ卑怯だの正々堂々と戦えだのと。
んなもん知るかっつーの。
「むむむむ……」
一息ついて振り返ると、フォニアは一生懸命土魔法で壁を作っているようだった。一メートルくらいの高さの壁が出来上がっている。
「お兄ちゃんみたいに家作るのは難しい……」
「お、他の属性もがんばってるのか」
得意な火属性はかなり使えるようになっているが、他はまだまだみたいだ。
「偉いわねぇ。ほら、作りたい家の見本があれば上手にできるかもしれないわよ」
莉緒が頭を撫でながら、俺がさっき作った檻を指さしている。格子状にしているその隙間からは、決闘を吹っかけてきたやつが剣を振り回して壊そうとしている様子が見える。
「わふわふわふ!」
ニルは何やら興奮状態だ。スタンピード本番のときにフォニアと魔物討伐をして以来なので、ストレスが溜まっているのかもしれない。
「どうしたニル。……次に誰か来たらニルがやるか?」
「わふっ!」
なんとなくで聞いてみれば尻尾を激しく振って嬉しそうだ。
「はは、ニルなら大丈夫か。ここんところの相手は俺にはキツイからな……」
イヴァンが遠い目をしながら零しているが、確かに今のイヴァンの実力だと厳しい相手ばかりだ。今日の男もそこそこの実力はあったのだ。
「んじゃま、行きますか」
こうして今日も襲い掛かる人物を捕獲しながら王都を目指して歩いていく。
のんびりしつつも歩いて王都へと向かうこと九日目、ようやく王都の街壁が見えてきた。檻に詰め込んでいる人間はそろそろ五十人に届こうかという数にまで膨れ上がっている。
新入りはまだ檻を壊そうと頑張っているようだが、古参メンバーは心が折れたのか大人しいものだ。
「おいおいおい……、マジかよ」
そして近づくにつれ見えてくる景色にイヴァンが呻く。
「おおー」
気配察知でわかっていたとはいえ、実際に目にすると壮観だ。
王都の北門から数キロ離れた街道周辺に、軍隊が待ち構えていたのだ。その数は千といったところだろうか。
「最後に本気出してきたわねぇ」
「ほえー、すごいねぇ」
「わふわふ!」
「……」
フォニアとニルはよくわかっていないのか、単純にはしゃいでいる。エルは呆れて言葉もないようだ。
しばらくすると、どこかで見たことのある大男が馬に乗って近づいてきた。よく見ればスタンピード終盤で現れたメタルドラゴンサーペントの報告に軍隊へ顔を出した時にギャーギャーうるさかった男だ。
「ふん。とうとう化けの皮が剥がれたようだな。冒険者風情が。国家転覆罪ともなれば、生きてこの国から出られると思うなよ」
「へ?」
大男から告げられた罪状には目を丸くするしかない。
国家転覆罪ですってよ。
10
お気に入りに追加
414
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
異世界キャンパー~無敵テントで気ままなキャンプ飯スローライフ?
夢・風魔
ファンタジー
仕事の疲れを癒すためにソロキャンを始めた神楽拓海。
気づけばキャンプグッズ一式と一緒に、見知らぬ森の中へ。
落ち着くためにキャンプ飯を作っていると、そこへ四人の老人が現れた。
彼らはこの世界の神。
キャンプ飯と、見知らぬ老人にも親切にするタクミを気に入った神々は、彼に加護を授ける。
ここに──伝説のドラゴンをもぶん殴れるテントを手に、伝説のドラゴンの牙すら通さない最強の肉体を得たキャンパーが誕生する。
「せっかく異世界に来たんなら、仕事のことも忘れて世界中をキャンプしまくろう!」
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
異世界巻き込まれ転移譚~無能の烙印押されましたが、勇者の力持ってます~
影茸
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれ異世界に転移することになった僕、羽島翔。
けれども相手の不手際で異世界に転移することになったにも関わらず、僕は巻き込まれた無能と罵られ勇者に嘲笑され、城から追い出されることになる。
けれども僕の人生は、巻き込まれたはずなのに勇者の力を使えることに気づいたその瞬間大きく変わり始める。
異世界を【創造】【召喚】【付与】で無双します。
FREE
ファンタジー
ブラック企業へ就職して5年…今日も疲れ果て眠りにつく。
目が醒めるとそこは見慣れた部屋ではなかった。
ふと頭に直接聞こえる声。それに俺は火事で死んだことを伝えられ、異世界に転生できると言われる。
異世界、それは剣と魔法が存在するファンタジーな世界。
これは主人公、タイムが神様から選んだスキルで異世界を自由に生きる物語。
*リメイク作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる