378 / 424
第六部
証拠の入手
しおりを挟む
今日は朝から王都にやってきた。目的は宰相の屋敷から不正の証拠を盗み出し、城へ訪問の連絡をするためだ。前回来た時は余裕でTYPEシリーズをターゲットに付けられたし、今回も余裕だろう。
宰相ともなればその屋敷もかなり大きい。本邸とは別に離れが三つもあり、敷地も広大だ。とはいえTYPEシリーズを駆使した我らがヒノマルの人間によって、敷地の見取り図どころか証拠書類の隠し場所まで丸裸になっている。
「メサリアさん有能すぎるだろ」
隠密系スキルをフル稼働させて、宰相の屋敷の一番高い屋根の上に俺は立っていた。
もらった紙の資料を広げると、足元にある屋敷とを見比べる。
上から見る屋敷の形と資料の地図を照らし合わせると、証拠が隠されている建物の目星を付ける。
「やっぱり重要書類は本邸だよな」
空間認識スキルを伸ばして開いている窓がないか探っていくが、さすがになさそうだ。地図では一階の執務室に証拠が隠されていると示されている。今いる建物の最上階は四階なので、いったん庭に降りてから侵入することにする。
さすがに庭も警備が行き届いているが、隠密スキルをフル稼働させた俺を見つけることはできないようだ。こっそりと庭へと降りると、執務室に一番近い位置の廊下へとテレポートした。
廊下を歩いていると、向かいから使用人らしき人物が歩いてきた。びしっと決まった執事姿の人物に、できる人間という言葉が浮かんでくる。が、さすがに隠密スキルを使った俺には気づけないようだ。
そのまま気を張らずに廊下の端に寄ってすれ違う。
「……ん?」
と、しばらく進んだところで執事が立ち止まって振り返った。
バレたかと思ったが、首を傾げるだけで確信には至ってなさそうだ。さすがにできる執事である。
そのまま進んで角を曲がったが付いてくる気配はない。気にせずに執務室の扉の前までやってきた。もちろん鍵がかかっているのでテレポートで部屋へと侵入する。
「えーっと、どこだったかな」
手元の資料へと目をやると、赤い丸が付けられている箇所を確認する。執務机の後ろにある棚のようだ。ご丁寧にも隠し扉を開けた後の写真付きだ。それにしてもどうやって撮ったんだろうか謎である。
棚に入っている本を何冊かどけると、奥の壁に微妙な出っ張りが付いていた。スライドさせると隠し棚の奥に、両手で握り締められそうな大きなドアノブが現れる。ガチャリと動かせば、棚ごと横へとスライドしていった。
「おっと」
そしてどうやら侵入したのがバレたようだ。
執務室の隠し扉にはさすがに警報器みたいなものが設置されていたんだろう。というか棚をスライドさせる音もそこそこうるさいし。
「とっとと見つけて逃げないとな」
執務室の奥のほとんどを占めていた棚が全部スライドした後ろには、これまた書類がたくさん詰まった棚があった。そこにひときわ目立つのが、建物の壁と一体化したような金庫だ。幅50センチ、高さ1メートルくらいの大きさだ。
「あったあった」
資料に載っている写真は、その金庫に赤い丸が付けられている。
問答無用で金庫を破壊するとその扉を開ける。
「いろいろあるな……。どれが問題の不正の証拠なんだ……?」
資料を見てもそこまで詳しくは書かれていない。少し考えこんでいるうちに屋敷が騒がしくなり、執務室の前にも人が集まってきた。
「侵入者だと!?」
「は、はい! 防犯装置に反応がありました!」
声が聞こえてくると扉を開けようとガチャガチャされるが、もちろんカギは掛かったままなので開くわけもない。
「面倒だから中身全部持って行くか」
ここで確認している時間はなさそうだ。片っ端から異空間ボックスへと収納していると、とうとう執務室の扉が開けられた。
「そこで何をしている!?」
完全武装の人たちが部屋へなだれ込んでくるが、こっちの仕事ももう終わりだ。
「あ、どうも、お仕事ご苦労様です。それじゃ用は済んだのでさようなら」
近くにあった窓へと飛び込むと、そのまま破壊して外へと脱出する。隠密スキルをフル稼働させると建物の壁を蹴って屋根の上へと素早く飛び乗り、そのまま屋根伝いにさっさと撤収する。侵入した時と同様にテレポートで逃げてもいいが、どこへでも跳べることはバレないほうが何かと面倒がなくていいはずだ。
騒がしくなっていく屋敷の喧騒背後に聞きながら、金庫からいただいた資料を逃げながら確認していく。
「よし、ちゃんと例の証拠書類ありそうだな。念のためメサリアさんにもあとで確認してもらうとして……。残るは城へのアポか」
正式なものである必要はない。俺たちが城へ顔を出すことが本気であるということが城の関係者に伝わればそれでいいのだ。宰相の屋敷が襲撃されたことも広まれば、信憑性も増すだろう。
『スタンピードの警戒レベルが解消されたちょうど十日後、宰相殿の不正の証拠を直接国王陛下に持参する。Sランク冒険者シュウ』
要約するとそんなことが書かれた内容の手紙が手元にはある。もちろん隠蔽されても困るので、コピーしたものが百部ほどあったりする。いやほんと、コピー機ってステキですね。
城の関係者にばら撒ければいいと考えているが、まずは正攻法を試してみるのだ。そのための事前調査も終えている。
城はここから目と鼻の先にある。屋根の上から適当な通りへと降りると、隠密スキルを解除して城へと歩いて向かった。
宰相ともなればその屋敷もかなり大きい。本邸とは別に離れが三つもあり、敷地も広大だ。とはいえTYPEシリーズを駆使した我らがヒノマルの人間によって、敷地の見取り図どころか証拠書類の隠し場所まで丸裸になっている。
「メサリアさん有能すぎるだろ」
隠密系スキルをフル稼働させて、宰相の屋敷の一番高い屋根の上に俺は立っていた。
もらった紙の資料を広げると、足元にある屋敷とを見比べる。
上から見る屋敷の形と資料の地図を照らし合わせると、証拠が隠されている建物の目星を付ける。
「やっぱり重要書類は本邸だよな」
空間認識スキルを伸ばして開いている窓がないか探っていくが、さすがになさそうだ。地図では一階の執務室に証拠が隠されていると示されている。今いる建物の最上階は四階なので、いったん庭に降りてから侵入することにする。
さすがに庭も警備が行き届いているが、隠密スキルをフル稼働させた俺を見つけることはできないようだ。こっそりと庭へと降りると、執務室に一番近い位置の廊下へとテレポートした。
廊下を歩いていると、向かいから使用人らしき人物が歩いてきた。びしっと決まった執事姿の人物に、できる人間という言葉が浮かんでくる。が、さすがに隠密スキルを使った俺には気づけないようだ。
そのまま気を張らずに廊下の端に寄ってすれ違う。
「……ん?」
と、しばらく進んだところで執事が立ち止まって振り返った。
バレたかと思ったが、首を傾げるだけで確信には至ってなさそうだ。さすがにできる執事である。
そのまま進んで角を曲がったが付いてくる気配はない。気にせずに執務室の扉の前までやってきた。もちろん鍵がかかっているのでテレポートで部屋へと侵入する。
「えーっと、どこだったかな」
手元の資料へと目をやると、赤い丸が付けられている箇所を確認する。執務机の後ろにある棚のようだ。ご丁寧にも隠し扉を開けた後の写真付きだ。それにしてもどうやって撮ったんだろうか謎である。
棚に入っている本を何冊かどけると、奥の壁に微妙な出っ張りが付いていた。スライドさせると隠し棚の奥に、両手で握り締められそうな大きなドアノブが現れる。ガチャリと動かせば、棚ごと横へとスライドしていった。
「おっと」
そしてどうやら侵入したのがバレたようだ。
執務室の隠し扉にはさすがに警報器みたいなものが設置されていたんだろう。というか棚をスライドさせる音もそこそこうるさいし。
「とっとと見つけて逃げないとな」
執務室の奥のほとんどを占めていた棚が全部スライドした後ろには、これまた書類がたくさん詰まった棚があった。そこにひときわ目立つのが、建物の壁と一体化したような金庫だ。幅50センチ、高さ1メートルくらいの大きさだ。
「あったあった」
資料に載っている写真は、その金庫に赤い丸が付けられている。
問答無用で金庫を破壊するとその扉を開ける。
「いろいろあるな……。どれが問題の不正の証拠なんだ……?」
資料を見てもそこまで詳しくは書かれていない。少し考えこんでいるうちに屋敷が騒がしくなり、執務室の前にも人が集まってきた。
「侵入者だと!?」
「は、はい! 防犯装置に反応がありました!」
声が聞こえてくると扉を開けようとガチャガチャされるが、もちろんカギは掛かったままなので開くわけもない。
「面倒だから中身全部持って行くか」
ここで確認している時間はなさそうだ。片っ端から異空間ボックスへと収納していると、とうとう執務室の扉が開けられた。
「そこで何をしている!?」
完全武装の人たちが部屋へなだれ込んでくるが、こっちの仕事ももう終わりだ。
「あ、どうも、お仕事ご苦労様です。それじゃ用は済んだのでさようなら」
近くにあった窓へと飛び込むと、そのまま破壊して外へと脱出する。隠密スキルをフル稼働させると建物の壁を蹴って屋根の上へと素早く飛び乗り、そのまま屋根伝いにさっさと撤収する。侵入した時と同様にテレポートで逃げてもいいが、どこへでも跳べることはバレないほうが何かと面倒がなくていいはずだ。
騒がしくなっていく屋敷の喧騒背後に聞きながら、金庫からいただいた資料を逃げながら確認していく。
「よし、ちゃんと例の証拠書類ありそうだな。念のためメサリアさんにもあとで確認してもらうとして……。残るは城へのアポか」
正式なものである必要はない。俺たちが城へ顔を出すことが本気であるということが城の関係者に伝わればそれでいいのだ。宰相の屋敷が襲撃されたことも広まれば、信憑性も増すだろう。
『スタンピードの警戒レベルが解消されたちょうど十日後、宰相殿の不正の証拠を直接国王陛下に持参する。Sランク冒険者シュウ』
要約するとそんなことが書かれた内容の手紙が手元にはある。もちろん隠蔽されても困るので、コピーしたものが百部ほどあったりする。いやほんと、コピー機ってステキですね。
城の関係者にばら撒ければいいと考えているが、まずは正攻法を試してみるのだ。そのための事前調査も終えている。
城はここから目と鼻の先にある。屋根の上から適当な通りへと降りると、隠密スキルを解除して城へと歩いて向かった。
21
お気に入りに追加
527
あなたにおすすめの小説

【完結】異世界転移で、俺だけ魔法が使えない!
林檎茶
ファンタジー
俺だけ魔法が使えないとか、なんの冗談だ?
俺、相沢ワタルは平凡で一般的な高校二年生である。
成績は中の下。友達も少なく、誇れるような特技も趣味もこれといってない。
そんなつまらない日常は突如として幕を閉じた。
ようやく終わった担任の長話。喧騒に満ちた教室、いつもより浮き足立った放課後。
明日から待ちに待った春休みだというのに突然教室内が不気味な紅色の魔法陣で満ちたかと思えば、俺は十人のクラスメイトたちと共に異世界に転移してしまったのだ。
俺たちを召喚したのはリオーネと名乗る怪しい男。
そいつから魔法の存在を知らされたクラスメイトたちは次々に魔法の根源となる『紋章』を顕現させるが、俺の紋章だけは何故か魔法を使えない紋章、通称『死人の紋章』だった。
魔法という超常的な力に歓喜し興奮するクラスメイトたち。そいつらを見て嫉妬の感情をひた隠す俺。
そんな中クラスメイトの一人が使える魔法が『転移魔法』だと知るや否やリオーネの態度は急変した。
リオーネから危険を感じた俺たちは転移魔法を使っての逃亡を試みたが、不運にも俺はただ一人迷宮の最下層へと転移してしまう。
その先で邂逅した存在に、俺がこの異世界でやらなければならないことを突きつけられる。
挫折し、絶望し、苦悩した挙句、俺はなんとしてでも──『魔王』を倒すと決意する。

俺の職業は『観光客』だが魔王くらいなら余裕で討伐できると思ってる〜やり込んだゲームの世界にクラス転移したが、目覚めたジョブが最弱職だった件~
おさない
ファンタジー
ごく普通の高校生である俺こと観音崎真城は、突如としてクラス丸ごと異世界に召喚されてしまう。
異世界の王いわく、俺達のような転移者は神から特別な能力――職業(ジョブ)を授かることができるらしく、その力を使って魔王を討伐して欲しいのだそうだ。
他の奴らが『勇者』やら『聖騎士』やらの強ジョブに目覚めていることが判明していく中、俺に与えられていたのは『観光客』という見るからに弱そうなジョブだった。
無能の烙印を押された俺は、クラスメイトはおろか王や兵士達からも嘲笑され、お城から追放されてしまう。
やれやれ……ここが死ぬほどやり込んだ『エルニカクエスト』の世界でなければ、野垂れ死んでいた所だったぞ。
実を言うと、観光客はそれなりに強ジョブなんだが……それを知らずに追放してしまうとは、早とちりな奴らだ。
まあ、俺は自由に異世界を観光させてもらうことにしよう。
※カクヨムにも掲載しています

備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜
EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」
優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。
傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。
そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。
次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。
最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。
しかし、運命がそれを許さない。
一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか?
※他サイトにも掲載中

クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

スキルガチャで異世界を冒険しよう
つちねこ
ファンタジー
異世界に召喚されて手に入れたスキルは「ガチャ」だった。
それはガチャガチャを回すことで様々な魔道具やスキルが入手できる優れものスキル。
しかしながら、お城で披露した際にただのポーション精製スキルと勘違いされてしまう。
お偉いさん方による検討の結果、監視の目はつくもののあっさりと追放されてしまう事態に……。
そんな世知辛い異世界でのスタートからもめげることなく頑張る主人公ニール(銭形にぎる)。
少しずつ信頼できる仲間や知り合いが増え、何とか生活の基盤を作れるようになっていく。そんなニールにスキル「ガチャ」は少しづつ奇跡を起こしはじめる。

スキルを極めろ!
アルテミス
ファンタジー
第12回ファンタジー大賞 奨励賞受賞作
何処にでもいる大学生が異世界に召喚されて、スキルを極める!
神様からはスキルレベルの限界を調査して欲しいと言われ、思わず乗ってしまった。
不老で時間制限のないlv上げ。果たしてどこまでやれるのか。
異世界でジンとして生きていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる