351 / 421
第六部
審議官
しおりを挟む
WiFi環境を導入して数日が経った。
今日は森の様子を確認しがてら、ダンジョンの入り口にも監視カメラを仕掛けに一人で来ていた。次元をまたぐと消費魔力が跳ね上がるので、仕掛ける場所はダンジョンの外だ。入り口は地下のため、全体が見えるように目立たないようにして部屋の隅に仕掛ける。
空間魔法で野営用ハウスへとつながる穴を空けると、手を突っ込んでルータから伸びているLANケーブルと電源ケーブルを引っ張り出してくる。穴を最小限にして隙間ができないように土魔法で埋める。カメラをセットして周囲を覆えば完成だ。
『おーい、見えるか?』
カメラの電源を入れると、念話で家にいるエルに声をかける。
何かがカメラの前を横切ったりして映像に変化があると知らせてくれる機能があるらしく、それを有効にしておく。
『いや、まだ見えない――、あ……、映った』
試しにカメラの前に出て手を振ってみる。
『映像は荒いけど、シュウが手を振ってるのは見えるわね』
『へぇ、見えるんだ』
スキルに夜目があるから俺は見えるけど、試しにスマホのカメラで撮ってみた画面は真っ暗で何が映ってるかわからない。どんな風に見えるのか気になったけど、まだ確認していないエリアの森の様子を見てから家にテレポートで帰った。
「……何やってんの?」
リビングに顔を出すと、テーブルにエルとフォニアが並んで座っている。この二人の組み合わせはあんまり見ないと思いながらも声をかける。
「ふっふーん。エルお姉ちゃんにね、にほんごを教えてるの!」
声をかけるとフォニアが顔を上げて、得意そうに胸を張っている。尻尾と耳がピンと立っていて、時折ぴくぴくと動く様子がとても可愛い。一番小さい自分が誰かにモノを教えられることがあるのがすごく嬉しいみたいだ。
「はは、そうかそうか」
テーブルの上を覗き込むと、二人そろって日本語の書き取りをやってるみたいだ。ひらがなはマスターしたのか、カタカナに取り掛かっている。
それにしてもフォニアは、書く機会の少ない日本語よりもこっちの言葉であるブリンクス語を勉強したほうがいい気がするんだけどね。
「莉緒とイヴァンは裏庭かな?」
「うん。二人で訓練してたよ」
「そっか」
フォニアに聞いた通り裏庭に出れば、イヴァンが大の字になって転がっていた。疲労困憊といった様子がとても伝わってくる光景だ。
莉緒は難しい顔をしながら刀の様子を確認をしていて、よく見ればあたりにいろんな刀が散らばっている。
「あ、おかえり」
「ただいま。何やってたの?」
ふと顔を上げた莉緒の視線を受けて、周囲に顔を巡らせる。折れた刀はなさそうだけど、ひびが入っているものもあってちょっと危ないかもしれない。
「あはは」
苦笑いと共に立ち上がると、異空間ボックスに回収して回っている。
「土魔法で作った刀でイヴァンの槍と打ち合ったら負けちゃってね……」
「負けた?」
魔法特化の莉緒と言えど、物理系のイヴァンとのステータス差は十倍近くある。負けるとは到底思えないんだが。
「ああ、そういう意味じゃないの。作った刀が負けたのよ」
「なるほど?」
「最初は一撃受け止めただけでひびが入ってね、悔しくなっちゃったのよ」
話を聞けばそういうことらしい。最終的にはイヴァンの攻撃を捌きながら刀を作っては打ち合っていたみたいだ。
「おかげで生成速度は上がったけどね」
そう言葉にしながら莉緒が右手に刀を作り出す。武骨ながらも頑丈そうな武器が一秒ほどで出来上がっていたが、刃はついておらず殺傷能力はなさそうだ。
「くっそ、次は絶対に、武器作る、隙はやらねぇからな」
多少呼吸の整ってきたイヴァンが起き上がりながら悪態をついている。確かに打ち合い中に一秒近くも武器作成に意識を割けるとなれば、余裕であしらわれている実感がするだろう。
真面目に相手をしてもらえていないと感じても……、いやでもイヴァンだしなぁ。本人がやる気出してるみたいだし、別にこのままでもいいかもしれない。
「おう、がんばれ。んじゃ俺はちょっとギルドに行ってくるから」
「行ってらっしゃい」
莉緒に見送られながら表の庭へと出る。裏庭と違って表の庭はある程度整備したのでそこそこ見られる綺麗な庭になっている。門まで続く道の両脇には等間隔で人感センサーのLEDライトを設置してあり、いつの間にか花まで植えられている。花はたぶんエルがやったんだろうけど、気づけば庭回りとかが綺麗になっていて嬉しい限りだ。
冒険者ギルドに着くと、執務室でギルドマスターにいつもの報告を行う。少しずつ魔物の群れが街に近づいているので、ここ最近のギルドマスターの眉間には皺が寄ったままだ。
「このままだと警戒レベル2に移行しそうネ……」
帰り際にそんな呟きが漏れ聞こえてきたから、タイムリミットは近いのかもしれない。レベル2に移行する前に莉緒と二人でもう一度ダンジョンの調査でもするかな。
そんなことを考えながらギルドのロビーに出て外へと向かっていると、行く手を遮る男が現れた。
「ふむ。アナタがSランク冒険者のシュウ殿ですかな」
こんな場所には似合わない、きっちりとした黒系統の燕尾服っぽい装いをした男だ。丁寧に揃えられた顎鬚が、何でもそつなくこなすできる中年といった雰囲気を感じさせる。だがそのねっとりとした視線だけはいただけない。
「誰だアンタ?」
相手が冒険者っぽくない風貌だからか、ある程度の注目を集める中誰何する。
「これは申し遅れました。私|《わたくし》、審議官を務めるウェズリー・グラブスという者です」
慇懃無礼な態度を隠しもせずに軽く会釈をすると言葉を続ける。
「以前にも召喚状が届いたかと思いますが、なかなか王都に顔を出していただけないようなので私|《わたくし》が派遣された次第でございます」
今日は森の様子を確認しがてら、ダンジョンの入り口にも監視カメラを仕掛けに一人で来ていた。次元をまたぐと消費魔力が跳ね上がるので、仕掛ける場所はダンジョンの外だ。入り口は地下のため、全体が見えるように目立たないようにして部屋の隅に仕掛ける。
空間魔法で野営用ハウスへとつながる穴を空けると、手を突っ込んでルータから伸びているLANケーブルと電源ケーブルを引っ張り出してくる。穴を最小限にして隙間ができないように土魔法で埋める。カメラをセットして周囲を覆えば完成だ。
『おーい、見えるか?』
カメラの電源を入れると、念話で家にいるエルに声をかける。
何かがカメラの前を横切ったりして映像に変化があると知らせてくれる機能があるらしく、それを有効にしておく。
『いや、まだ見えない――、あ……、映った』
試しにカメラの前に出て手を振ってみる。
『映像は荒いけど、シュウが手を振ってるのは見えるわね』
『へぇ、見えるんだ』
スキルに夜目があるから俺は見えるけど、試しにスマホのカメラで撮ってみた画面は真っ暗で何が映ってるかわからない。どんな風に見えるのか気になったけど、まだ確認していないエリアの森の様子を見てから家にテレポートで帰った。
「……何やってんの?」
リビングに顔を出すと、テーブルにエルとフォニアが並んで座っている。この二人の組み合わせはあんまり見ないと思いながらも声をかける。
「ふっふーん。エルお姉ちゃんにね、にほんごを教えてるの!」
声をかけるとフォニアが顔を上げて、得意そうに胸を張っている。尻尾と耳がピンと立っていて、時折ぴくぴくと動く様子がとても可愛い。一番小さい自分が誰かにモノを教えられることがあるのがすごく嬉しいみたいだ。
「はは、そうかそうか」
テーブルの上を覗き込むと、二人そろって日本語の書き取りをやってるみたいだ。ひらがなはマスターしたのか、カタカナに取り掛かっている。
それにしてもフォニアは、書く機会の少ない日本語よりもこっちの言葉であるブリンクス語を勉強したほうがいい気がするんだけどね。
「莉緒とイヴァンは裏庭かな?」
「うん。二人で訓練してたよ」
「そっか」
フォニアに聞いた通り裏庭に出れば、イヴァンが大の字になって転がっていた。疲労困憊といった様子がとても伝わってくる光景だ。
莉緒は難しい顔をしながら刀の様子を確認をしていて、よく見ればあたりにいろんな刀が散らばっている。
「あ、おかえり」
「ただいま。何やってたの?」
ふと顔を上げた莉緒の視線を受けて、周囲に顔を巡らせる。折れた刀はなさそうだけど、ひびが入っているものもあってちょっと危ないかもしれない。
「あはは」
苦笑いと共に立ち上がると、異空間ボックスに回収して回っている。
「土魔法で作った刀でイヴァンの槍と打ち合ったら負けちゃってね……」
「負けた?」
魔法特化の莉緒と言えど、物理系のイヴァンとのステータス差は十倍近くある。負けるとは到底思えないんだが。
「ああ、そういう意味じゃないの。作った刀が負けたのよ」
「なるほど?」
「最初は一撃受け止めただけでひびが入ってね、悔しくなっちゃったのよ」
話を聞けばそういうことらしい。最終的にはイヴァンの攻撃を捌きながら刀を作っては打ち合っていたみたいだ。
「おかげで生成速度は上がったけどね」
そう言葉にしながら莉緒が右手に刀を作り出す。武骨ながらも頑丈そうな武器が一秒ほどで出来上がっていたが、刃はついておらず殺傷能力はなさそうだ。
「くっそ、次は絶対に、武器作る、隙はやらねぇからな」
多少呼吸の整ってきたイヴァンが起き上がりながら悪態をついている。確かに打ち合い中に一秒近くも武器作成に意識を割けるとなれば、余裕であしらわれている実感がするだろう。
真面目に相手をしてもらえていないと感じても……、いやでもイヴァンだしなぁ。本人がやる気出してるみたいだし、別にこのままでもいいかもしれない。
「おう、がんばれ。んじゃ俺はちょっとギルドに行ってくるから」
「行ってらっしゃい」
莉緒に見送られながら表の庭へと出る。裏庭と違って表の庭はある程度整備したのでそこそこ見られる綺麗な庭になっている。門まで続く道の両脇には等間隔で人感センサーのLEDライトを設置してあり、いつの間にか花まで植えられている。花はたぶんエルがやったんだろうけど、気づけば庭回りとかが綺麗になっていて嬉しい限りだ。
冒険者ギルドに着くと、執務室でギルドマスターにいつもの報告を行う。少しずつ魔物の群れが街に近づいているので、ここ最近のギルドマスターの眉間には皺が寄ったままだ。
「このままだと警戒レベル2に移行しそうネ……」
帰り際にそんな呟きが漏れ聞こえてきたから、タイムリミットは近いのかもしれない。レベル2に移行する前に莉緒と二人でもう一度ダンジョンの調査でもするかな。
そんなことを考えながらギルドのロビーに出て外へと向かっていると、行く手を遮る男が現れた。
「ふむ。アナタがSランク冒険者のシュウ殿ですかな」
こんな場所には似合わない、きっちりとした黒系統の燕尾服っぽい装いをした男だ。丁寧に揃えられた顎鬚が、何でもそつなくこなすできる中年といった雰囲気を感じさせる。だがそのねっとりとした視線だけはいただけない。
「誰だアンタ?」
相手が冒険者っぽくない風貌だからか、ある程度の注目を集める中誰何する。
「これは申し遅れました。私|《わたくし》、審議官を務めるウェズリー・グラブスという者です」
慇懃無礼な態度を隠しもせずに軽く会釈をすると言葉を続ける。
「以前にも召喚状が届いたかと思いますが、なかなか王都に顔を出していただけないようなので私|《わたくし》が派遣された次第でございます」
18
お気に入りに追加
513
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

称号は神を土下座させた男。
春志乃
ファンタジー
「真尋くん! その人、そんなんだけど一応神様だよ! 偉い人なんだよ!」
「知るか。俺は常識を持ち合わせないクズにかける慈悲を持ち合わせてない。それにどうやら俺は死んだらしいのだから、刑務所も警察も法も無い。今ここでこいつを殺そうが生かそうが俺の自由だ。あいつが居ないなら地獄に落ちても同じだ。なあ、そうだろう? ティーンクトゥス」
「す、す、す、す、す、すみませんでしたあぁあああああああ!」
これは、馬鹿だけど憎み切れない神様ティーンクトゥスの為に剣と魔法、そして魔獣たちの息づくアーテル王国でチートが過ぎる男子高校生・水無月真尋が無自覚チートの親友・鈴木一路と共に神様の為と言いながら好き勝手に生きていく物語。
主人公は一途に幼馴染(女性)を想い続けます。話はゆっくり進んでいきます。
※教会、神父、などが出てきますが実在するものとは一切関係ありません。
※対応できない可能性がありますので、誤字脱字報告は不要です。
※無断転載は厳に禁じます
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる