296 / 424
第五部
ダンジョンからの帰還者
しおりを挟む
石造りの小屋の中には、下へと続く階段があるだけだった。明日香を先頭にしてみんなで階段を下っていくと、十メートル四方の地下室にたどり着いた。
中央には台座があり、その台座の真ん中に青く透明な石が嵌っているのが見える。奥には一本道が続いているが、中央にあるのが転送装置なんだろうか。
「じゃあみんなで真ん中にある青い石を触ってくれ」
言われたとおりに青い石に触れると石が一瞬だけ光ったような気がする。みんなが順番に石に触れていき、フォニアも抱き上げて触れさせるとニルも台座に飛び乗って石に足を乗せた。
「みんな触ったな? それじゃちょっと中央に集まって……、そうそう」
全員が集まったところで明日香が中央の石に触れると、空中に視線を彷徨わせて空中を指で何かの操作を始めた。
何も見えないけど、そこに何かあるんだろうか。
「じゃ、行くよ」
明日香が目の前の空間を叩くと、一瞬の浮遊感を感じた後に周囲の雰囲気が変わった。見た目はあまり変化がなかったが、ちょっと涼しくなったような気がする。
「着いたぜ」
「え? もう?」
イヴァンが周囲をキョロキョロしている間に、明日香が部屋の外へと出て行く。確かに異なる次元に移動したようだし、何より日本で記憶した座標が強く感じられるので間違いはなさそうだ。
ぞろぞろとついていくとコンクリートで作られた通路に出た。そのまま進んで行くと分厚い鉄の扉があり、堅牢な鉄格子を越えてようやく外に出られた。
「こっちだ」
元は大きな都市だっただろう面影のある場所だった。巨大なビル群が倒壊しており、周囲は見る限り廃墟が広がっている。どう見ても人が住んでいるようには見えない。
またしばらく明日香についていくと、いくつか車が停まっている駐車場に到着した。
「さあ乗って」
「あ、はい」
明日香が懐からキーを取り出して解錠したのはワンボックスカーだ。後部の扉を開けてくれたのでみんなで乗り込んでいく。
「そういえばあんたたちはどこの出身なんだい?」
車のエンジンをかけつつルームミラー越しに明日香が視線を寄越してきた。
出身地は初めて召喚される前に住んでいた日本だけど、それを説明してもすぐには通じないだろう。ふと浮かんだのは仁平さんに融通してもらったあのマンションだけど、そういえば住所知らんな……。
「白河崎県ですよ」
必死に思い出していると横から莉緒が答えてくれた。確かにそんな名前だった気がしないでもない。聞き覚えのない県とか覚えられる気がしない。
「へぇ、それならここから近いな」
そっと異空間ボックスからスマホを取り出して地図を開くと、確かに現在位置からは近かった。
ゆっくりと動き出した車に後ろから短い悲鳴が聞こえてくる。振り返ればエルが目を白黒させて頻繁にキョロキョロと左右を見回していた。エルは車に乗るの初めてだっけ。見慣れないモノの中に無警戒で乗り込んでいくのはさぞかし肝が冷えるんだろう。
しばらく車で進むと廃墟が撤去されていき、更地になってくる。そして今度は道路をふさぐように金属製の柵が現れた。徹底的にこの地域は隔離されてるような感じだな。
そこを通り抜けてしばらく進むと、ようやく壊れていない建物が見えてきた。素通りするのかと思いきや、建物に寄るようだ。バックで駐車場へと入ると車が停まった。
「すぐに家に送ってあげたいところだけど、ちょっとだけ詳しい話を聞かせてもらうぜ」
「はい、わかりました」
ちょっと面倒だとも感じたけど、一応助けてくれた相手だ。魔人族の召喚陣はぶっ壊したし、急いでやらないといけないことは終わったあとだ。
明日香に続いてぞろぞろと建物へと入っていく。何人か人も詰めているようで、複数人の気配もする。コンクリート造りの三階建ての建物のようで、役所みたいな雰囲気だ。
「おう、おかえり明日香。……って一人だけか?」
「ただいま! おう、今日はあっちで日本人を保護したんだ」
「なんだって!?」
「本当か!?」
正面カウンターに通りかかったところで声を掛けられ、明日香の受け応えによって今日の出来事が広がっていく。
カウンター奥からどんどんと人が集まってくるが、そんなに衝撃的なことだったのか。
「ちょっと待った! あとでちゃんと知らせるから静かにしててくれよ。奥の部屋借りるよ」
「あ、ああ、騒がしくしてすまんかったな。にしても、帰って来れてよかったな……」
すごく生暖かい視線をもらいながらもカウンターのエリアを通り抜け、廊下の奥の部屋へとみんなで入っていく。
成り行きでついてきたけど……、なんなんだろうなぁ。
「はは、悪いな。初めてダンジョンで人を保護できたからって、みんなテンション上がってるみたいだ」
「はぁ、そうなんですか……。にしても初めてって」
「当時、奴らに日本を蹂躙されたときに行方不明になった人たちはたくさんいるんだけどね。そのあともちらほらと行方不明事件が絶えなかったのさ」
「へぇ。結構厳重に封鎖されてる雰囲気でしたけど、一般人でもダンジョンに入れるんですか?」
「……いや、ここは入れないようになってるが、入り口はここだけじゃないからね。……アタイたちが把握していない入り口も各地にあると思うし、奴らが出入りしていないって保証もないんだけど……」
話しているうちに明日香の口調に疑問が混じりだしてきた。何かがおかしいことに気が付いてきたような気がする。
「なるほど……」
保護されてまったく喜ぶそぶりを見せない俺たちだ。行方不明になった人物ではないと薄々気づき出したんだろうか。
魔力を使わずに日本に来れるならラッキーとか思って黙ってついてきたけど、その場で説明したほうがよかったのかもしれないと後悔し始めていた。
中央には台座があり、その台座の真ん中に青く透明な石が嵌っているのが見える。奥には一本道が続いているが、中央にあるのが転送装置なんだろうか。
「じゃあみんなで真ん中にある青い石を触ってくれ」
言われたとおりに青い石に触れると石が一瞬だけ光ったような気がする。みんなが順番に石に触れていき、フォニアも抱き上げて触れさせるとニルも台座に飛び乗って石に足を乗せた。
「みんな触ったな? それじゃちょっと中央に集まって……、そうそう」
全員が集まったところで明日香が中央の石に触れると、空中に視線を彷徨わせて空中を指で何かの操作を始めた。
何も見えないけど、そこに何かあるんだろうか。
「じゃ、行くよ」
明日香が目の前の空間を叩くと、一瞬の浮遊感を感じた後に周囲の雰囲気が変わった。見た目はあまり変化がなかったが、ちょっと涼しくなったような気がする。
「着いたぜ」
「え? もう?」
イヴァンが周囲をキョロキョロしている間に、明日香が部屋の外へと出て行く。確かに異なる次元に移動したようだし、何より日本で記憶した座標が強く感じられるので間違いはなさそうだ。
ぞろぞろとついていくとコンクリートで作られた通路に出た。そのまま進んで行くと分厚い鉄の扉があり、堅牢な鉄格子を越えてようやく外に出られた。
「こっちだ」
元は大きな都市だっただろう面影のある場所だった。巨大なビル群が倒壊しており、周囲は見る限り廃墟が広がっている。どう見ても人が住んでいるようには見えない。
またしばらく明日香についていくと、いくつか車が停まっている駐車場に到着した。
「さあ乗って」
「あ、はい」
明日香が懐からキーを取り出して解錠したのはワンボックスカーだ。後部の扉を開けてくれたのでみんなで乗り込んでいく。
「そういえばあんたたちはどこの出身なんだい?」
車のエンジンをかけつつルームミラー越しに明日香が視線を寄越してきた。
出身地は初めて召喚される前に住んでいた日本だけど、それを説明してもすぐには通じないだろう。ふと浮かんだのは仁平さんに融通してもらったあのマンションだけど、そういえば住所知らんな……。
「白河崎県ですよ」
必死に思い出していると横から莉緒が答えてくれた。確かにそんな名前だった気がしないでもない。聞き覚えのない県とか覚えられる気がしない。
「へぇ、それならここから近いな」
そっと異空間ボックスからスマホを取り出して地図を開くと、確かに現在位置からは近かった。
ゆっくりと動き出した車に後ろから短い悲鳴が聞こえてくる。振り返ればエルが目を白黒させて頻繁にキョロキョロと左右を見回していた。エルは車に乗るの初めてだっけ。見慣れないモノの中に無警戒で乗り込んでいくのはさぞかし肝が冷えるんだろう。
しばらく車で進むと廃墟が撤去されていき、更地になってくる。そして今度は道路をふさぐように金属製の柵が現れた。徹底的にこの地域は隔離されてるような感じだな。
そこを通り抜けてしばらく進むと、ようやく壊れていない建物が見えてきた。素通りするのかと思いきや、建物に寄るようだ。バックで駐車場へと入ると車が停まった。
「すぐに家に送ってあげたいところだけど、ちょっとだけ詳しい話を聞かせてもらうぜ」
「はい、わかりました」
ちょっと面倒だとも感じたけど、一応助けてくれた相手だ。魔人族の召喚陣はぶっ壊したし、急いでやらないといけないことは終わったあとだ。
明日香に続いてぞろぞろと建物へと入っていく。何人か人も詰めているようで、複数人の気配もする。コンクリート造りの三階建ての建物のようで、役所みたいな雰囲気だ。
「おう、おかえり明日香。……って一人だけか?」
「ただいま! おう、今日はあっちで日本人を保護したんだ」
「なんだって!?」
「本当か!?」
正面カウンターに通りかかったところで声を掛けられ、明日香の受け応えによって今日の出来事が広がっていく。
カウンター奥からどんどんと人が集まってくるが、そんなに衝撃的なことだったのか。
「ちょっと待った! あとでちゃんと知らせるから静かにしててくれよ。奥の部屋借りるよ」
「あ、ああ、騒がしくしてすまんかったな。にしても、帰って来れてよかったな……」
すごく生暖かい視線をもらいながらもカウンターのエリアを通り抜け、廊下の奥の部屋へとみんなで入っていく。
成り行きでついてきたけど……、なんなんだろうなぁ。
「はは、悪いな。初めてダンジョンで人を保護できたからって、みんなテンション上がってるみたいだ」
「はぁ、そうなんですか……。にしても初めてって」
「当時、奴らに日本を蹂躙されたときに行方不明になった人たちはたくさんいるんだけどね。そのあともちらほらと行方不明事件が絶えなかったのさ」
「へぇ。結構厳重に封鎖されてる雰囲気でしたけど、一般人でもダンジョンに入れるんですか?」
「……いや、ここは入れないようになってるが、入り口はここだけじゃないからね。……アタイたちが把握していない入り口も各地にあると思うし、奴らが出入りしていないって保証もないんだけど……」
話しているうちに明日香の口調に疑問が混じりだしてきた。何かがおかしいことに気が付いてきたような気がする。
「なるほど……」
保護されてまったく喜ぶそぶりを見せない俺たちだ。行方不明になった人物ではないと薄々気づき出したんだろうか。
魔力を使わずに日本に来れるならラッキーとか思って黙ってついてきたけど、その場で説明したほうがよかったのかもしれないと後悔し始めていた。
20
お気に入りに追加
527
あなたにおすすめの小説

スライムばかり食べてた俺は、今日から少し優雅な冒険者生活を始めます。
いけお
ファンタジー
人違いで異世界に飛ばされてしまった佐藤 始(さとう はじめ)は、女神システィナからとりあえず悪い物を食べて死ななければ大丈夫だろうと【丈夫な胃袋】と【共通言語】を与えられ放り出されてしまう。
出身地不明で一銭も持たずに現れた彼を怪しんだ村の住人達は簡単な仕事の紹介すら断る有様で餓死が目の前に迫った時、始は空腹のあまり右手で掴んだ物を思わず口に入れてしまった。
「何だこれ?結構美味いぞ」
知らずに食べていた物は何とスライム、弱って死ぬ寸前だった始を捕食しようと集まっていたのだった。食べられると分かった瞬間スライム達がごちそうに早代わり、始のスライムを食べる生活が始まった。
それから数年後、農作物を荒らすスライムを食べて退治してくれる始をいつの間にか村人達は受け入れていた。しかし、この頃になると始は普通のスライムだけの食生活に飽きてしまい誰も口にしない様な物まで陰でこっそり食べていた・・・。数え切れない程のスライムを胃袋に収めてきたそんなある日の事、彼は食べたスライム達からとんでもない能力を幾つも手に入れていた事に気が付いた。
始はこの力を活かす為に町に移住すると、悪徳領主や商人達が不当に得た金品を奪う冒険者生活を始めるのだった・・・。
仕事中の空いている時間に物語を考えているので、更新は不定期です。また、感想や質問にも出来る限り答えるつもりでいますが回答出来ない場合も有ります。多少の強引な設定や進行も有るかもしれませんが、そこは笑って許してください。
この作品は 小説家になろう ツギクル でも投稿しております。

【完結】異世界転移で、俺だけ魔法が使えない!
林檎茶
ファンタジー
俺だけ魔法が使えないとか、なんの冗談だ?
俺、相沢ワタルは平凡で一般的な高校二年生である。
成績は中の下。友達も少なく、誇れるような特技も趣味もこれといってない。
そんなつまらない日常は突如として幕を閉じた。
ようやく終わった担任の長話。喧騒に満ちた教室、いつもより浮き足立った放課後。
明日から待ちに待った春休みだというのに突然教室内が不気味な紅色の魔法陣で満ちたかと思えば、俺は十人のクラスメイトたちと共に異世界に転移してしまったのだ。
俺たちを召喚したのはリオーネと名乗る怪しい男。
そいつから魔法の存在を知らされたクラスメイトたちは次々に魔法の根源となる『紋章』を顕現させるが、俺の紋章だけは何故か魔法を使えない紋章、通称『死人の紋章』だった。
魔法という超常的な力に歓喜し興奮するクラスメイトたち。そいつらを見て嫉妬の感情をひた隠す俺。
そんな中クラスメイトの一人が使える魔法が『転移魔法』だと知るや否やリオーネの態度は急変した。
リオーネから危険を感じた俺たちは転移魔法を使っての逃亡を試みたが、不運にも俺はただ一人迷宮の最下層へと転移してしまう。
その先で邂逅した存在に、俺がこの異世界でやらなければならないことを突きつけられる。
挫折し、絶望し、苦悩した挙句、俺はなんとしてでも──『魔王』を倒すと決意する。

俺の職業は『観光客』だが魔王くらいなら余裕で討伐できると思ってる〜やり込んだゲームの世界にクラス転移したが、目覚めたジョブが最弱職だった件~
おさない
ファンタジー
ごく普通の高校生である俺こと観音崎真城は、突如としてクラス丸ごと異世界に召喚されてしまう。
異世界の王いわく、俺達のような転移者は神から特別な能力――職業(ジョブ)を授かることができるらしく、その力を使って魔王を討伐して欲しいのだそうだ。
他の奴らが『勇者』やら『聖騎士』やらの強ジョブに目覚めていることが判明していく中、俺に与えられていたのは『観光客』という見るからに弱そうなジョブだった。
無能の烙印を押された俺は、クラスメイトはおろか王や兵士達からも嘲笑され、お城から追放されてしまう。
やれやれ……ここが死ぬほどやり込んだ『エルニカクエスト』の世界でなければ、野垂れ死んでいた所だったぞ。
実を言うと、観光客はそれなりに強ジョブなんだが……それを知らずに追放してしまうとは、早とちりな奴らだ。
まあ、俺は自由に異世界を観光させてもらうことにしよう。
※カクヨムにも掲載しています
異世界で俺だけレベルが上がらない! だけど努力したら最強になれるらしいです?
澤檸檬
ファンタジー
旧題 努力=結果
異世界の神の勝手によって異世界に転移することになった倉野。
実際に異世界で確認した常識と自分に与えられた能力が全く違うことに少しずつ気付く。
異世界の住人はレベルアップによってステータスが上がっていくようだったが、倉野にだけレベルが存在せず、行動を繰り返すことによってスキルを習得するシステムが採用されていた。
そのスキル習得システムと異世界の常識の差が倉野を最強の人間へと押し上げていく。
だが、倉野はその能力を活かして英雄になろうだとか、悪用しようだとかそういった上昇志向を見せるわけでもなく、第二の人生と割り切ってファンタジーな世界を旅することにした。
最強を隠して異世界を巡る倉野。各地での出会いと別れ、冒険と楽しみ。元居た世界にはない刺激が倉野の第二の人生を彩っていく。

備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜
EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」
優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。
傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。
そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。
次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。
最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。
しかし、運命がそれを許さない。
一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか?
※他サイトにも掲載中

クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる