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第五部
子守り
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「あっはははは!」
「何しにダンジョンまで行ったんだよ……」
何が起こるわけでもなく、ダンジョンから宿に帰ってフォニアの可愛さを莉緒と語っていると、大爆笑と呆れた声が聞こえてきた。
「ちゃんとダンジョン探索したぞ」
「そうよ。ねぇフォニアちゃん?」
大きく頷くとフォニアへと話を振る。主に活躍したのは間違いなくフォニアだ。
「うん。ボクがんばったよ?」
あれからフォニアは二階層へ続く道を発見したのだ。探知系スキルでは見つけられなかったが、ギルドで買った地図にも載っていたし場所は間違いない。どうやら階層を跨ぐごとに異なる次元になっているらしく、いつもの探知系スキルでは簡単に次階層の入り口は見つけられなかった。
もしかすると楓さんがいた日本と魔人族のいた世界がつながったのも、ダンジョンの階層を跨ぐような感じなのかもしれない。
「二階層まで行ったんだから」
「おお、そりゃすげぇな」
胸を張るフォニアの頭をポンポンと撫でながら、イヴァンも相好を崩す。
「んでもともとの仕事のほうはどうだったんだ?」
「そっちは何も。釣れるまでしばらくダンジョンに通うさ」
特に怪しい人物や気配はなかった。俺としても初日から犯人が釣れるとも思っていない。
「俺もダンジョン潜ってみようかなぁ」
「いいんじゃない? 冒険者ギルドの依頼もダンジョン内の素材収集が多いみたいだし」
「新人狩りに襲われないようにしなよ」
今日一日、街をぶらぶらするだけで終わったイヴァンのぼやきに、莉緒とエルがそれぞれ言葉を返している。
「……そのときはコレで連絡するよ」
エルのツッコミに憮然としながらも懐からスマホを取り出すイヴァン。ダンジョンが異なる次元ということが判明したちょっと後で、作ったスマホで連絡が取れるかイヴァンに持たせたスマホと試したのだ。もちろん問題なく会話ができた。
「不意打ちで即死とかするなよ」
「……」
冗談交じりの言葉にイヴァンが沈黙する。最近実力を伸ばしてきてはいるが、まだまだ一人前には程遠い。初心者は抜けだしているだろうが、実際に冒険者ランクはまだEランクだ。ランクに似合わない武器を持っているので、十分狙われる対象になる気がする。
「じゃあエルをつけてあげるわよ」
「おぉ、それなら安心だな」
俺たちの提案に、イヴァンの眉間に皺が寄っていく。
「うぐぐ……」
どうやら何か葛藤があるらしい。
「ええぇぇぇ。まぁご主人さまの御命令とあらばサポートはするけど」
エルからは不満がだだもれである。奴隷ではあるけど言動はそこまで縛っていない。丁寧にかしずかれてもこっちが気持ち悪いから、これくらいの距離感がちょうどいい。丁寧にされるとこっちもぞんざいに扱いづらいし。
「なんだよ。そんなに嫌ならついてこなくていいぞ」
「何言ってんだ。奴隷がご主人さまの命令に逆らえるわけないだろう」
「うぐぐ……」
イヴァンは見た目だけなら体格もいいし、ベテランっぽく見えなくもないんだよね。それにエルというお守りを付けられることに情けなさを感じるのもわかる。Fランクでも入れるダンジョンに、Eランクのイヴァンがお守り付きなのだ。
「……はぁ、まぁしょうがねぇよな」
そうしてしばらく唸っていたイヴァンが自分自身を納得させて大きなため息をついた。
そして翌日もダンジョンへ通う。イヴァンも潜ることになっているが、一緒に入ると囮にならないので別々だ。
「しかしこっちだとお互い撮った写真が共有できないのは不便だな」
「そうね……。私も昨日のフォニアちゃんを壁紙にしたかったのに……」
昨日撮ったフォニアの写真と動画について莉緒と喋りながらダンジョンへと向かう。ネットが繋がっていればお互いに撮った写真や動画が送れるが、こっちだと圏外だ。何もできることがないので、昨日写真を撮ったっきり放置していた。
「しゃしんって、そこにいるボクのことだよね?」
俺と莉緒の二人と手を繋いでいるフォニアが、俺たちが持つスマホに写る自分を見てそう呟いた。
「うわぁ、ボクがいっぱいいる」
見せてあげると物珍しそうに眺めているが、スマホなんてものは異世界人にとって身の回りにあるもんでもないか。
「ボクが動いてる!」
「うふふ、やっぱりフォニアちゃんは可愛いわね」
自分を見てはしゃぐフォニアをさらに写真に撮る莉緒。写真もいいけどやっぱり動いてるフォニアのほうがかわいいな。
「っと、そろそろダンジョンか」
目的地を同じとする冒険者が周囲に増え始めた頃、スマホを仕舞って囮役に徹してダンジョンへと潜っていく。
こうしてフォニアを撮影しながらダンジョン攻略を進めることさらに翌日。六階層目へ入ってようやく変化が訪れた。
「ここにきてがらっと環境が変わったな」
五階層までは草原エリアだったんだが、六階層目にきていきなり洞窟エリアに変わったのだ。買った地図にも書いてあったので驚きは少ないが、実際に目にすると違いが実感できる。とはいえ通路はそれなりに広く、四人くらいは並んで歩くことができそうだ。天井も高いためそこまで閉塞感はない。
ちなみに買った地図は十階層までで、六階層から十階層までは洞窟エリアみたいだ。そして新人狩りの被害が一番多いのがこの洞窟エリアでもある。
暗くて狭く、分かれ道や行き止まりの多いこの階層が襲う方も周囲にバレにくい。
「ここからは慎重に行くか」
「ボクもがんばるよ」
「わふ!」
「そうね……」
気合を入れるフォニアとニルだが、莉緒の表情はあまりよろしくない。
「どうした?」
「ここだとフォニアちゃんが撮れないのよね」
カメラモードにしても真っ暗な画面になっているスマホを見て、大きくため息をついていた。
「何しにダンジョンまで行ったんだよ……」
何が起こるわけでもなく、ダンジョンから宿に帰ってフォニアの可愛さを莉緒と語っていると、大爆笑と呆れた声が聞こえてきた。
「ちゃんとダンジョン探索したぞ」
「そうよ。ねぇフォニアちゃん?」
大きく頷くとフォニアへと話を振る。主に活躍したのは間違いなくフォニアだ。
「うん。ボクがんばったよ?」
あれからフォニアは二階層へ続く道を発見したのだ。探知系スキルでは見つけられなかったが、ギルドで買った地図にも載っていたし場所は間違いない。どうやら階層を跨ぐごとに異なる次元になっているらしく、いつもの探知系スキルでは簡単に次階層の入り口は見つけられなかった。
もしかすると楓さんがいた日本と魔人族のいた世界がつながったのも、ダンジョンの階層を跨ぐような感じなのかもしれない。
「二階層まで行ったんだから」
「おお、そりゃすげぇな」
胸を張るフォニアの頭をポンポンと撫でながら、イヴァンも相好を崩す。
「んでもともとの仕事のほうはどうだったんだ?」
「そっちは何も。釣れるまでしばらくダンジョンに通うさ」
特に怪しい人物や気配はなかった。俺としても初日から犯人が釣れるとも思っていない。
「俺もダンジョン潜ってみようかなぁ」
「いいんじゃない? 冒険者ギルドの依頼もダンジョン内の素材収集が多いみたいだし」
「新人狩りに襲われないようにしなよ」
今日一日、街をぶらぶらするだけで終わったイヴァンのぼやきに、莉緒とエルがそれぞれ言葉を返している。
「……そのときはコレで連絡するよ」
エルのツッコミに憮然としながらも懐からスマホを取り出すイヴァン。ダンジョンが異なる次元ということが判明したちょっと後で、作ったスマホで連絡が取れるかイヴァンに持たせたスマホと試したのだ。もちろん問題なく会話ができた。
「不意打ちで即死とかするなよ」
「……」
冗談交じりの言葉にイヴァンが沈黙する。最近実力を伸ばしてきてはいるが、まだまだ一人前には程遠い。初心者は抜けだしているだろうが、実際に冒険者ランクはまだEランクだ。ランクに似合わない武器を持っているので、十分狙われる対象になる気がする。
「じゃあエルをつけてあげるわよ」
「おぉ、それなら安心だな」
俺たちの提案に、イヴァンの眉間に皺が寄っていく。
「うぐぐ……」
どうやら何か葛藤があるらしい。
「ええぇぇぇ。まぁご主人さまの御命令とあらばサポートはするけど」
エルからは不満がだだもれである。奴隷ではあるけど言動はそこまで縛っていない。丁寧にかしずかれてもこっちが気持ち悪いから、これくらいの距離感がちょうどいい。丁寧にされるとこっちもぞんざいに扱いづらいし。
「なんだよ。そんなに嫌ならついてこなくていいぞ」
「何言ってんだ。奴隷がご主人さまの命令に逆らえるわけないだろう」
「うぐぐ……」
イヴァンは見た目だけなら体格もいいし、ベテランっぽく見えなくもないんだよね。それにエルというお守りを付けられることに情けなさを感じるのもわかる。Fランクでも入れるダンジョンに、Eランクのイヴァンがお守り付きなのだ。
「……はぁ、まぁしょうがねぇよな」
そうしてしばらく唸っていたイヴァンが自分自身を納得させて大きなため息をついた。
そして翌日もダンジョンへ通う。イヴァンも潜ることになっているが、一緒に入ると囮にならないので別々だ。
「しかしこっちだとお互い撮った写真が共有できないのは不便だな」
「そうね……。私も昨日のフォニアちゃんを壁紙にしたかったのに……」
昨日撮ったフォニアの写真と動画について莉緒と喋りながらダンジョンへと向かう。ネットが繋がっていればお互いに撮った写真や動画が送れるが、こっちだと圏外だ。何もできることがないので、昨日写真を撮ったっきり放置していた。
「しゃしんって、そこにいるボクのことだよね?」
俺と莉緒の二人と手を繋いでいるフォニアが、俺たちが持つスマホに写る自分を見てそう呟いた。
「うわぁ、ボクがいっぱいいる」
見せてあげると物珍しそうに眺めているが、スマホなんてものは異世界人にとって身の回りにあるもんでもないか。
「ボクが動いてる!」
「うふふ、やっぱりフォニアちゃんは可愛いわね」
自分を見てはしゃぐフォニアをさらに写真に撮る莉緒。写真もいいけどやっぱり動いてるフォニアのほうがかわいいな。
「っと、そろそろダンジョンか」
目的地を同じとする冒険者が周囲に増え始めた頃、スマホを仕舞って囮役に徹してダンジョンへと潜っていく。
こうしてフォニアを撮影しながらダンジョン攻略を進めることさらに翌日。六階層目へ入ってようやく変化が訪れた。
「ここにきてがらっと環境が変わったな」
五階層までは草原エリアだったんだが、六階層目にきていきなり洞窟エリアに変わったのだ。買った地図にも書いてあったので驚きは少ないが、実際に目にすると違いが実感できる。とはいえ通路はそれなりに広く、四人くらいは並んで歩くことができそうだ。天井も高いためそこまで閉塞感はない。
ちなみに買った地図は十階層までで、六階層から十階層までは洞窟エリアみたいだ。そして新人狩りの被害が一番多いのがこの洞窟エリアでもある。
暗くて狭く、分かれ道や行き止まりの多いこの階層が襲う方も周囲にバレにくい。
「ここからは慎重に行くか」
「ボクもがんばるよ」
「わふ!」
「そうね……」
気合を入れるフォニアとニルだが、莉緒の表情はあまりよろしくない。
「どうした?」
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カメラモードにしても真っ暗な画面になっているスマホを見て、大きくため息をついていた。
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