281 / 421
第五部
フォニアの冒険
しおりを挟む
「なぁ、莉緒」
とりあえずダンジョン一階層を歩くことにしたが、なんともいえないもどかしさを感じていた。
「どうしたの?」
「普通の新人冒険者ってどれくらいのペースでダンジョン探索するんだろうな?」
俺の言葉にすぐ返事は返って来ず、草原を歩く足音が響くだけだ。遠くのほうでは、冒険者がダンジョンをうろつく動物の狩りを行っているのが見える。別方向には地面を掘り返してるやつもいるな。
「…………わかんないけど、……動物でも狩る?」
長い沈黙の後、周囲を見回してとある冒険者の姿を目に入れて、答えが返ってきた。鹿っぽい動物を三人の冒険者が武器を構えて囲んでいる。
「あー、うん、どうしようか……」
視線を莉緒へと戻して考え込む。
単なる興味でダンジョンへとやってきたが、どうせなら深い階層に潜りたい。だけど新人狩りの囮をやるには浅い階層で活動しないとダメだ。
「あ、そうだ。フォニアちゃんは何かやりたいことあるかな?」
「え? ボク?」
腕の中でフォニアが可愛く首をひねっている。「うーん」とひとしきり唸った後、何か思いついたようで笑顔になる。
「ボクもだんじょん探索する!」
「あ、おう、そうか」
結局何を探索したいのかよくわからん。地図は買ったけどとりあえずフォニアに次の階層へ続くポイントでも探してもらえばいいかな。
「んじゃ素材を探しながら、二階層目に続く道でも探そうか」
「うん!」
ということでフォニアを地面に下ろしてやると、莉緒から微笑ましい笑い声が聞こえてきた。俺も苦笑すると、左右をキョロキョロと見回すフォニアを生温かく見守ることにする。
「こっちかな?」
フォニアを先頭にしてニルが続き、その後ろを莉緒と二人でついていく。
「これなんだろう?」
「わふぅ?」
今度はまとまって地面から生えている、周囲と見た目が異なる草の前でかがみこんで首をひねっている。鑑定したところ特に効能もない草のようだ。毒はないようだけど食用とは出ていない。
ふんふんとニルと一緒に草の匂いを嗅いでいたフォニアが、おもむろに草をちぎってまた匂いを嗅ぎ始める。……と思ったら口に入れた。
「……うぇ」
みるみるうちに眉間に皺が寄り目に涙がたまっていく。そっと口の中から草を取り出すと地面に捨て、「にがーい」とつぶやく。
思わず笑いそうになったけど口を押さえてなんとか耐える。いきなり口に入れるとは思わなかったけど、いい匂いでもしたんだろうか。
「おみず……」
こっちを見上げた動作を途中で止めて、水をすくうように両手を目の前に出すと集中する。
「おみず」
もう一度呟いたときには手の中に水が生まれていた。結構練習してたからかスムーズに魔法が使えるようになっていた。がんばったんだなぁとしみじみ思い返していると、口をゆすいでフォニアが復活した。
「あー、にがかった」
「うふふ、濡れちゃってるわよ」
タオルを取り出した莉緒が、フォニアの口周りと服の胸元を丁寧に拭っていく。元気を取り戻したフォニアが耳と尻尾をピンと立てて、また先頭を歩き出した。
「やべぇなこれ、ずっと見ていられそうだ」
「そうね。フォニアちゃん可愛すぎじゃない?」
ここがダンジョンということも忘れて、フォニアの冒険の様子をひたすら観察する。落ちている石をひっくり返して出てきた虫をじっと観察したり、また違う草を見つけては匂いを嗅いだり。ポツンと生えている木に登ってみたり。
小型犬サイズのニルも一緒になっているのも相まって、可愛さが半端ない。
フォニアに危険がないか周囲を鑑定しまくっているが、浅い階層には特に何もない。
たまにすれ違う冒険者からは怪訝な表情を向けられるが、特に接触してくるやつも今のところいない。
「お、フォニア。そこに生えてるやつ薬草みたいだぞ」
「え、これ?」
依頼ボードで見かけた採集対象の薬草を教えてやると、嬉々として集め出した。
「全部取っちゃだめよ」
「うん!」
いきなり草をむしり取ったフォニアに、鑑定結果に出てきた最適な採集方法を教えていく。どうやら根っこごと掘り返すといいらしい。片手で使えるスコップ欲しいな。よし、作るか。材料は……、あれ使ってみるか。
魔人族の国から頂いたタングステン鉱石を取り出すと、金属を抽出してスコップの形に形成していく。フォニアの手に合うようにちょっと小さめだ。
「ほれ、これ使うといい」
「お兄ちゃんありがとう!」
=====
種類 :道具
名前 :スコップ(幼児用)
説明 :タングステンで作られたスコップ。
熱に強く容易に溶かすことはできない。
強度もあるため様々な用途に使用可能。
品質 :C
付与 :なし
製作者:水本 柊
=====
銀灰色をしたスコップを受け取ったフォニアが、地面にスコップを突き刺すと面白いように地面が掘れる。特に付与も付いていないけど、フォニア自身の筋力で掘れているだけかな。
「採れた!」
右手にスコップを握り締め、左手で根っこと土のついた薬草を高々と掲げている。
「上手に採れたねー」
仁平さんにもらったスマホを取り出すと、パシャパシャとフォニアの写真を撮っていく。気づいた莉緒もスマホを取り出して動画を撮りだした。俺が作ったほうのスマホには通話機能しかついていないのだ。
……何気にどっちもスマホって呼んでるけど、ちょっと紛らわしいな。自分で作ったほうなんて通話しかできないし、ぜんぜんスマートじゃねぇよな。……でも今更だよなぁ。紛らわしいと感じるのは自分たちだけだし、まぁいいか。
「じゃあ余計な土を払い落として仕舞っていこうか」
「わかった!」
スコップを地面に置くと、右手で土を払っていく。真剣に取り組む姿は見ていて微笑ましい。
「ちょっと、フォニアちゃん可愛すぎない?」
「そうだな。スマホくれた仁平さんには感謝しないと」
こうしていつの間にか、ダンジョンでフォニアの撮影会が始まるのだった。
とりあえずダンジョン一階層を歩くことにしたが、なんともいえないもどかしさを感じていた。
「どうしたの?」
「普通の新人冒険者ってどれくらいのペースでダンジョン探索するんだろうな?」
俺の言葉にすぐ返事は返って来ず、草原を歩く足音が響くだけだ。遠くのほうでは、冒険者がダンジョンをうろつく動物の狩りを行っているのが見える。別方向には地面を掘り返してるやつもいるな。
「…………わかんないけど、……動物でも狩る?」
長い沈黙の後、周囲を見回してとある冒険者の姿を目に入れて、答えが返ってきた。鹿っぽい動物を三人の冒険者が武器を構えて囲んでいる。
「あー、うん、どうしようか……」
視線を莉緒へと戻して考え込む。
単なる興味でダンジョンへとやってきたが、どうせなら深い階層に潜りたい。だけど新人狩りの囮をやるには浅い階層で活動しないとダメだ。
「あ、そうだ。フォニアちゃんは何かやりたいことあるかな?」
「え? ボク?」
腕の中でフォニアが可愛く首をひねっている。「うーん」とひとしきり唸った後、何か思いついたようで笑顔になる。
「ボクもだんじょん探索する!」
「あ、おう、そうか」
結局何を探索したいのかよくわからん。地図は買ったけどとりあえずフォニアに次の階層へ続くポイントでも探してもらえばいいかな。
「んじゃ素材を探しながら、二階層目に続く道でも探そうか」
「うん!」
ということでフォニアを地面に下ろしてやると、莉緒から微笑ましい笑い声が聞こえてきた。俺も苦笑すると、左右をキョロキョロと見回すフォニアを生温かく見守ることにする。
「こっちかな?」
フォニアを先頭にしてニルが続き、その後ろを莉緒と二人でついていく。
「これなんだろう?」
「わふぅ?」
今度はまとまって地面から生えている、周囲と見た目が異なる草の前でかがみこんで首をひねっている。鑑定したところ特に効能もない草のようだ。毒はないようだけど食用とは出ていない。
ふんふんとニルと一緒に草の匂いを嗅いでいたフォニアが、おもむろに草をちぎってまた匂いを嗅ぎ始める。……と思ったら口に入れた。
「……うぇ」
みるみるうちに眉間に皺が寄り目に涙がたまっていく。そっと口の中から草を取り出すと地面に捨て、「にがーい」とつぶやく。
思わず笑いそうになったけど口を押さえてなんとか耐える。いきなり口に入れるとは思わなかったけど、いい匂いでもしたんだろうか。
「おみず……」
こっちを見上げた動作を途中で止めて、水をすくうように両手を目の前に出すと集中する。
「おみず」
もう一度呟いたときには手の中に水が生まれていた。結構練習してたからかスムーズに魔法が使えるようになっていた。がんばったんだなぁとしみじみ思い返していると、口をゆすいでフォニアが復活した。
「あー、にがかった」
「うふふ、濡れちゃってるわよ」
タオルを取り出した莉緒が、フォニアの口周りと服の胸元を丁寧に拭っていく。元気を取り戻したフォニアが耳と尻尾をピンと立てて、また先頭を歩き出した。
「やべぇなこれ、ずっと見ていられそうだ」
「そうね。フォニアちゃん可愛すぎじゃない?」
ここがダンジョンということも忘れて、フォニアの冒険の様子をひたすら観察する。落ちている石をひっくり返して出てきた虫をじっと観察したり、また違う草を見つけては匂いを嗅いだり。ポツンと生えている木に登ってみたり。
小型犬サイズのニルも一緒になっているのも相まって、可愛さが半端ない。
フォニアに危険がないか周囲を鑑定しまくっているが、浅い階層には特に何もない。
たまにすれ違う冒険者からは怪訝な表情を向けられるが、特に接触してくるやつも今のところいない。
「お、フォニア。そこに生えてるやつ薬草みたいだぞ」
「え、これ?」
依頼ボードで見かけた採集対象の薬草を教えてやると、嬉々として集め出した。
「全部取っちゃだめよ」
「うん!」
いきなり草をむしり取ったフォニアに、鑑定結果に出てきた最適な採集方法を教えていく。どうやら根っこごと掘り返すといいらしい。片手で使えるスコップ欲しいな。よし、作るか。材料は……、あれ使ってみるか。
魔人族の国から頂いたタングステン鉱石を取り出すと、金属を抽出してスコップの形に形成していく。フォニアの手に合うようにちょっと小さめだ。
「ほれ、これ使うといい」
「お兄ちゃんありがとう!」
=====
種類 :道具
名前 :スコップ(幼児用)
説明 :タングステンで作られたスコップ。
熱に強く容易に溶かすことはできない。
強度もあるため様々な用途に使用可能。
品質 :C
付与 :なし
製作者:水本 柊
=====
銀灰色をしたスコップを受け取ったフォニアが、地面にスコップを突き刺すと面白いように地面が掘れる。特に付与も付いていないけど、フォニア自身の筋力で掘れているだけかな。
「採れた!」
右手にスコップを握り締め、左手で根っこと土のついた薬草を高々と掲げている。
「上手に採れたねー」
仁平さんにもらったスマホを取り出すと、パシャパシャとフォニアの写真を撮っていく。気づいた莉緒もスマホを取り出して動画を撮りだした。俺が作ったほうのスマホには通話機能しかついていないのだ。
……何気にどっちもスマホって呼んでるけど、ちょっと紛らわしいな。自分で作ったほうなんて通話しかできないし、ぜんぜんスマートじゃねぇよな。……でも今更だよなぁ。紛らわしいと感じるのは自分たちだけだし、まぁいいか。
「じゃあ余計な土を払い落として仕舞っていこうか」
「わかった!」
スコップを地面に置くと、右手で土を払っていく。真剣に取り組む姿は見ていて微笑ましい。
「ちょっと、フォニアちゃん可愛すぎない?」
「そうだな。スマホくれた仁平さんには感謝しないと」
こうしていつの間にか、ダンジョンでフォニアの撮影会が始まるのだった。
18
お気に入りに追加
513
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

称号は神を土下座させた男。
春志乃
ファンタジー
「真尋くん! その人、そんなんだけど一応神様だよ! 偉い人なんだよ!」
「知るか。俺は常識を持ち合わせないクズにかける慈悲を持ち合わせてない。それにどうやら俺は死んだらしいのだから、刑務所も警察も法も無い。今ここでこいつを殺そうが生かそうが俺の自由だ。あいつが居ないなら地獄に落ちても同じだ。なあ、そうだろう? ティーンクトゥス」
「す、す、す、す、す、すみませんでしたあぁあああああああ!」
これは、馬鹿だけど憎み切れない神様ティーンクトゥスの為に剣と魔法、そして魔獣たちの息づくアーテル王国でチートが過ぎる男子高校生・水無月真尋が無自覚チートの親友・鈴木一路と共に神様の為と言いながら好き勝手に生きていく物語。
主人公は一途に幼馴染(女性)を想い続けます。話はゆっくり進んでいきます。
※教会、神父、などが出てきますが実在するものとは一切関係ありません。
※対応できない可能性がありますので、誤字脱字報告は不要です。
※無断転載は厳に禁じます
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる