222 / 414
第四部
調査の報告
しおりを挟む
「ギルドマスター!? どうされた……ん……です、ひぃやああぁぁぁっ!?」
婆さんの悲鳴に慌てたのか、お茶を持ってきたテトラさんが勢いよく部屋へ入ってくる。が、モールボールの姿を目にしたとたんに婆さんと同じ運命を辿った。
宙を舞うお茶セットは、魔法で丁寧に受け止めるとテーブルの上へとそっと乗せる。
「ぶふぉっ」
「おお、ポットが飛んだ……!」
婆さんの後を追ったテトラさんに吹き出すイヴァンだったが、フォニアは別のところに感動したみたいだ。
よし、このままお茶を淹れてしまおう。
「ふおおおぉぉぉ!」
魔法でポットを持ち上げてカップへと傾けると、フォニアが目を輝かせる。イヴァンの服の裾を引っ張ると。
「みてみて、イヴァン兄! ポットが紅茶をいれてるよ!」
「ははっ、そうだな。きっと魔法のポットかもしれないな」
「えっ? ポットはお兄ちゃんかお姉ちゃんが動かしてるんじゃないの?」
「えっ? いや、まぁ、そうだろうけど……」
「だよね!」
わかっていてはしゃいでいたと理解したイヴァンが、解せぬといった表情になっている。
「あああ……、あれ? ……臭くない?」
いち早く復帰したテトラさんが鼻をつまんでいた手を放して立ち上がる。それに気が付いた婆さんもようやく正気に戻ったようで、不機嫌そうな表情のまま俺たちの対面のソファへとどっかりと腰かけた。
「ふん。まったくやってくれるじゃないのさ」
「討伐を疑ったのはそちらでしょうに」
肩をすくめているとモールボールを取り出した莉緒がまたソファへと戻ってくる。婆さんは忌々しそうにモールボールへと視線を向けると。
「とりあえず討伐したのはわかったから、早くそれを仕舞ってくれるかい。臭いはしないんだろうけど、見てるだけで臭ってきそうだよ」
「わかりました」
せっかくソファへと戻ってきたけどホントは移動する必要なんてない。莉緒は座ったまま異空間ボックスを広げてまたモールボールを収納した。その様子に目を見開くテトラさんだったけど、ギルドマスターである婆さんは動じない。
「で、大量にワイバーンとキマイラが飛び立ったのはモールボールを討伐したせいじゃないって話だったかね」
淹れられた紅茶を一口含むと一息ついたのか、さきほどの続きが始まった。
「そうですかね。まぁモールボールは見ての通りサクッと討伐できたんですけどね」
「そのようだね……。真っ二つになった傷以外、損傷らしい損傷もなかったさね」
「そのあと、持ち込んだ獲物を解体しようと取り出したら魔物が騒ぎ立てまして」
「……は? Aランクの魔物どもが、死体に騒ぎ立てる?」
カップに伸ばした手を止めて、婆さんがこっちに視線を飛ばしてくる。
「そうですね。それで山頂付近にいた魔物の半分以上は逃げていったみたいなんですよね」
「逃げた? いったい何を解体しようとしたんだよ……。いやそれよりも、逃げなかった連中はまだ山頂にいるのかい?」
「どうでしょう。ほとんどいないんじゃないですかね。だいたいが向かってきたんで、全部返り討ちにしましたけど」
終わったあとに調べなおしたわけじゃないから確かなことは言えないが、ほとんどの魔物が逃げるか向かってきて返り討ちになったはずだ。隠れていたやつがいたとしてもごく少数だけだろう。
「……なん、だって?」
「だから今の山頂は比較的安全になってると思いますよ」
「テトラ!」
「は、はい!?」
「話は聞いてたね! 今すぐ山頂への調査依頼を出しな!」
俺たちの話を聞いた婆さんが、呆然と執務室の隅に立っていた職員へとすぐに指示を飛ばす。
「わかりました!」
慌ただしくテトラさんが出て行くと、執務室の空気が若干だが弛緩する。
「ふぅ……。だいたい話はわかったさね」
大きく息をつくと、婆さんはソファの背もたれへと体重を預ける。
「まったく……、Sランクってのはとんでもないね」
「じゃあ話は終わりですかね。腹減ったんでそろそろ帰りますね」
「待ちな」
ひと段落ついたと思った俺たちはソファから立ち上がりかけたところで止まる。まだ何かあるのか。
「まったく、若いもんはせっかちだって言うけどね、さすがに報酬の話もせずに帰ろうとするヤツは初めて見たよ」
呆れるように口にするとまたしても大きく息をつく。
そういえばそうでしたね。でも山頂付近の鉱物資源は割と根こそぎ頂いたんで、別にいいんですよ。
婆さんがソファから立ち上がり、執務机の中から革袋を取り出すとテーブルに置く。
「まさか討伐するとは思ってなかったからね。こっちは討伐報酬の一千万フロンさね。あとはカウンターに行って調査依頼の報酬も受け取っておいで」
「はぁ、わかりました」
「できれば綺麗に取り出した魔石と、他のワイバーンとキマイラの素材もギルドに売ってくれると助かるよ」
「考えておきます」
「あと、山頂で解体したっていう魔物もね」
「はは、そうですね。では失礼します」
こうして俺たちはギルドマスターの三度にわたるため息を背にして執務室を後にする。カウンターで調査報酬を受け取ると、こっちも一千万フロンだった。
「帰ったらごはーん」
今日の仕事が終わったと察したフォニアから上機嫌な声がする。
「そうだな。腹減ったな」
ニルを胸に抱えたフォニアを撫でるとギルドを出る。
三日ぶりの宿の飯を堪能するとしますか。
婆さんの悲鳴に慌てたのか、お茶を持ってきたテトラさんが勢いよく部屋へ入ってくる。が、モールボールの姿を目にしたとたんに婆さんと同じ運命を辿った。
宙を舞うお茶セットは、魔法で丁寧に受け止めるとテーブルの上へとそっと乗せる。
「ぶふぉっ」
「おお、ポットが飛んだ……!」
婆さんの後を追ったテトラさんに吹き出すイヴァンだったが、フォニアは別のところに感動したみたいだ。
よし、このままお茶を淹れてしまおう。
「ふおおおぉぉぉ!」
魔法でポットを持ち上げてカップへと傾けると、フォニアが目を輝かせる。イヴァンの服の裾を引っ張ると。
「みてみて、イヴァン兄! ポットが紅茶をいれてるよ!」
「ははっ、そうだな。きっと魔法のポットかもしれないな」
「えっ? ポットはお兄ちゃんかお姉ちゃんが動かしてるんじゃないの?」
「えっ? いや、まぁ、そうだろうけど……」
「だよね!」
わかっていてはしゃいでいたと理解したイヴァンが、解せぬといった表情になっている。
「あああ……、あれ? ……臭くない?」
いち早く復帰したテトラさんが鼻をつまんでいた手を放して立ち上がる。それに気が付いた婆さんもようやく正気に戻ったようで、不機嫌そうな表情のまま俺たちの対面のソファへとどっかりと腰かけた。
「ふん。まったくやってくれるじゃないのさ」
「討伐を疑ったのはそちらでしょうに」
肩をすくめているとモールボールを取り出した莉緒がまたソファへと戻ってくる。婆さんは忌々しそうにモールボールへと視線を向けると。
「とりあえず討伐したのはわかったから、早くそれを仕舞ってくれるかい。臭いはしないんだろうけど、見てるだけで臭ってきそうだよ」
「わかりました」
せっかくソファへと戻ってきたけどホントは移動する必要なんてない。莉緒は座ったまま異空間ボックスを広げてまたモールボールを収納した。その様子に目を見開くテトラさんだったけど、ギルドマスターである婆さんは動じない。
「で、大量にワイバーンとキマイラが飛び立ったのはモールボールを討伐したせいじゃないって話だったかね」
淹れられた紅茶を一口含むと一息ついたのか、さきほどの続きが始まった。
「そうですかね。まぁモールボールは見ての通りサクッと討伐できたんですけどね」
「そのようだね……。真っ二つになった傷以外、損傷らしい損傷もなかったさね」
「そのあと、持ち込んだ獲物を解体しようと取り出したら魔物が騒ぎ立てまして」
「……は? Aランクの魔物どもが、死体に騒ぎ立てる?」
カップに伸ばした手を止めて、婆さんがこっちに視線を飛ばしてくる。
「そうですね。それで山頂付近にいた魔物の半分以上は逃げていったみたいなんですよね」
「逃げた? いったい何を解体しようとしたんだよ……。いやそれよりも、逃げなかった連中はまだ山頂にいるのかい?」
「どうでしょう。ほとんどいないんじゃないですかね。だいたいが向かってきたんで、全部返り討ちにしましたけど」
終わったあとに調べなおしたわけじゃないから確かなことは言えないが、ほとんどの魔物が逃げるか向かってきて返り討ちになったはずだ。隠れていたやつがいたとしてもごく少数だけだろう。
「……なん、だって?」
「だから今の山頂は比較的安全になってると思いますよ」
「テトラ!」
「は、はい!?」
「話は聞いてたね! 今すぐ山頂への調査依頼を出しな!」
俺たちの話を聞いた婆さんが、呆然と執務室の隅に立っていた職員へとすぐに指示を飛ばす。
「わかりました!」
慌ただしくテトラさんが出て行くと、執務室の空気が若干だが弛緩する。
「ふぅ……。だいたい話はわかったさね」
大きく息をつくと、婆さんはソファの背もたれへと体重を預ける。
「まったく……、Sランクってのはとんでもないね」
「じゃあ話は終わりですかね。腹減ったんでそろそろ帰りますね」
「待ちな」
ひと段落ついたと思った俺たちはソファから立ち上がりかけたところで止まる。まだ何かあるのか。
「まったく、若いもんはせっかちだって言うけどね、さすがに報酬の話もせずに帰ろうとするヤツは初めて見たよ」
呆れるように口にするとまたしても大きく息をつく。
そういえばそうでしたね。でも山頂付近の鉱物資源は割と根こそぎ頂いたんで、別にいいんですよ。
婆さんがソファから立ち上がり、執務机の中から革袋を取り出すとテーブルに置く。
「まさか討伐するとは思ってなかったからね。こっちは討伐報酬の一千万フロンさね。あとはカウンターに行って調査依頼の報酬も受け取っておいで」
「はぁ、わかりました」
「できれば綺麗に取り出した魔石と、他のワイバーンとキマイラの素材もギルドに売ってくれると助かるよ」
「考えておきます」
「あと、山頂で解体したっていう魔物もね」
「はは、そうですね。では失礼します」
こうして俺たちはギルドマスターの三度にわたるため息を背にして執務室を後にする。カウンターで調査報酬を受け取ると、こっちも一千万フロンだった。
「帰ったらごはーん」
今日の仕事が終わったと察したフォニアから上機嫌な声がする。
「そうだな。腹減ったな」
ニルを胸に抱えたフォニアを撫でるとギルドを出る。
三日ぶりの宿の飯を堪能するとしますか。
10
お気に入りに追加
423
あなたにおすすめの小説
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
亡霊剣士の肉体強奪リベンジ!~倒した敵の身体を乗っ取って、最強へと到る物語。
円城寺正市
ファンタジー
勇者が行方不明になって数年。
魔物が勢力圏を拡大し、滅亡の危機に瀕する国、ソルブルグ王国。
洞窟の中で目覚めた主人公は、自分が亡霊になっていることに気が付いた。
身動きもとれず、記憶も無い。
ある日、身動きできない彼の前に、ゴブリンの群れに追いかけられてエルフの少女が転がり込んできた。
亡霊を見つけたエルフの少女ミーシャは、死体に乗り移る方法を教え、身体を得た彼は、圧倒的な剣技を披露して、ゴブリンの群れを撃退した。
そして、「旅の目的は言えない」というミーシャに同行することになった亡霊は、次々に倒した敵の身体に乗り換えながら、復讐すべき相手へと辿り着く。
※この作品は「小説家になろう」からの転載です。
これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅
聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
異世界キャンパー~無敵テントで気ままなキャンプ飯スローライフ?
夢・風魔
ファンタジー
仕事の疲れを癒すためにソロキャンを始めた神楽拓海。
気づけばキャンプグッズ一式と一緒に、見知らぬ森の中へ。
落ち着くためにキャンプ飯を作っていると、そこへ四人の老人が現れた。
彼らはこの世界の神。
キャンプ飯と、見知らぬ老人にも親切にするタクミを気に入った神々は、彼に加護を授ける。
ここに──伝説のドラゴンをもぶん殴れるテントを手に、伝説のドラゴンの牙すら通さない最強の肉体を得たキャンパーが誕生する。
「せっかく異世界に来たんなら、仕事のことも忘れて世界中をキャンプしまくろう!」
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる