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第二部
噂話
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「いやぁ、それにしても商業ギルド初期ランクGの人間が、一気にミスリルの部へオークションを出すとは前代未聞ですな」
「そうですね。ギルドランクもどれだけ上がるのか……。ちょっと想像がつきませんね」
「そうなんですか」
商会長のラモンドさんとフルールさんとともに、おしゃれなカフェでお昼を食べることになった。そういえば商業ギルドの仕組みとかよくわかってないな。とりあえず特許関連で必要だからとしか聞いていなかった。
「あぁ、商業ギルドの場合は冒険者ギルドと違って、ギルドに納めた税金によってランクが上がるんじゃよ」
いい機会なので聞いてみると、商会長自ら説明してくれる。最初は露店を開くか行商から始める人がほとんどだが、ランクが上がれば安く店舗を持てたり支店を出せるようになったりするらしい。
「あとは、今回のように他の商会を経由しなくても、直接オークションに商品の出品ができるようになりますね」
どうやらランクがFになれば金の部へ、Dになれば白金の部へ、そしてBランクになってようやくミスリルの部へ直接出品できるようになるらしい。冒険者がオークションに出品するのであれば、通常はどこかの商会に依頼することになるのだとか。
手数料を取られるとはいえ、わざわざ商業ギルドに登録して自分でやろうとは思わんだろうなぁ。とはいえ俺たちもランクがGなので、ラシアーユ商会に依頼という形にはなってるんだが。
「がっはっは、まぁワシらの商会を経由してくれんと、こっちとしても手数料の儲けが出んからのぅ」
「今回はラシアーユ商会から他の工房とかへ支援をしてもらうのが目的なので、手数料を取られないと俺たちも困りますけどね」
「がっはっは! であれば重畳じゃな!」
あー、うん。なんかよくわからんが、満足そうなのでよしとしよう。
しばらくすると注文していた料理が運ばれてくる。すげー美味そう。いただきます。
心の中で手を合わせると、ナイフとフォークを手に持って肉を切り分ける。何かじっと見られているような気がして顔を上げると、ラモンドさんに見られていた。
ラモンドさんに連れてきてもらったお店だからして、俺の反応が気になるんだろうか。
「うまっ」
見た目から想像できてたけど、やっぱり食ってみても美味かった。口に入れた瞬間から広がる旨味がたまらん。
「そうじゃろそうじゃろ」
満足そうにしたラモンドさんも料理に手を付ける。
「ホントに美味しいです」
商会長というからにはすごいやり手なんだろうと思っていたけど、ここまで話をしていてそういった雰囲気は一切感じられない。そう見えるように振る舞っているだけかもしれないけど、今はそれでいいか。
「では商品の移送と護衛の依頼は達成ですね。ありがとうございました」
しばらく談笑した後、フルールさんに依頼完遂票をもらった。
「こちらこそありがとうございます」
二人はこのまま商会本部へと戻るとのこと。俺たちは冒険者ギルドで依頼料を受け取りに行くこととした。
「ではまた明日お願いしますね」
「さすがに商都の冒険者ギルドは広いな」
「うん。それに人も多い」
冒険者ギルドは中央広場近くの西側に位置している。というかだいたいどこの街にも中央広場ってあるよな。
明日からオークションが始まるし、それが目当てで来ている人も多いだろう。だけどそういう人は今から依頼を受けるということはなさそうだ。カウンターはそれほど人がおらず、談話エリアに人がたくさんいる。
「はい。依頼達成の報告ですね。少々お待ちください」
カウンターの職員に依頼完遂票とギルド証を渡すと、裏へと引っ込んでいく。しばらく待っていると筋骨隆々ハゲのマッチョが出てきた。
「おう、お前らが噂のシュウとリオか」
俺たちのギルド証と今回の報奨金をカウンターの上に乗せると、鋭い視線を向けてくるマッチョ。
……何かやらかしましたかね。まったく身に覚えはないんだけど。ってか噂ってなんだよ。
「あー、悪かった。そんなに身構えなくても大丈夫だ。俺はここのギルドマスターをやっているジャレッドだ。レイヴンのギルドマスターからちょっと話を聞いてな。顔だけでも見ておこうと思っただけだ。……って従魔は連れてないのか?」
えーっと、そういうことですか。冒険者ギルド間で情報連携できてるのはいいことだけど、個人情報の保護というか……まぁそんなの異世界にあるわけないよね。
「どうも、初めまして。従魔のニルなら宿で留守番してますよ」
「そうか。ちょっと見てみたかったが仕方がない。ほれ、今回の依頼料だ。盗賊を犯罪奴隷として売った分も含まれているから確認してくれ」
数えてみると450万フロンほど入っていた。思ったより多いな。
「確かに」
「おう。じゃあお疲れさん」
それだけ言うとギルドマスターはさっさと奥へと引っ込んでいった。
しかし見た目インパクトのあるギルドマスターだったな。
周囲に耳を傾けてみると、ガキにギルドマスターが何の用だったんだとかちらほら聞こえるけど同感だ。ホントに顔を見るだけだったのか……。
他には明日からのオークションの話題が多いな。
「今回はすげーお宝が出品されるらしいぜ」
「ほぅ、お宝ってなんだよ」
「聞いて驚け。今回はドラゴン系が豊作だって話だ」
「えぇー、マジかよ」
もう噂になってるのか。早いなぁ。
「他にもSランク冒険者がオークションに参加するとかしないとか」
「そりゃ高ランク冒険者も来るだろうが、Sランクまで来てるのか」
「何が目当てなんだろうな?」
へぇ。Sランクね。ちょっとは興味があるけどどれくらい強いんだろうか。いっぱいスキル持ってるんだろうなぁ。
「おい、聞いたか?」
「何をだ?」
「隣のアークライト王国の王城が何者かによって破壊されたって話をだよ」
「なんだって? 悪天候で災害級の雷が落ちたって話じゃなかったか?」
「ぶふっ」
聞こえてきた噂話に思わず吹き出してしまった。
「ちょっと、柊!」
「ごめんごめん。よし、用事も終わったし帰るか」
小声で注意をしてくる莉緒に苦笑いを返しつつ、そそくさと冒険者ギルドを出るのだった。
「そうですね。ギルドランクもどれだけ上がるのか……。ちょっと想像がつきませんね」
「そうなんですか」
商会長のラモンドさんとフルールさんとともに、おしゃれなカフェでお昼を食べることになった。そういえば商業ギルドの仕組みとかよくわかってないな。とりあえず特許関連で必要だからとしか聞いていなかった。
「あぁ、商業ギルドの場合は冒険者ギルドと違って、ギルドに納めた税金によってランクが上がるんじゃよ」
いい機会なので聞いてみると、商会長自ら説明してくれる。最初は露店を開くか行商から始める人がほとんどだが、ランクが上がれば安く店舗を持てたり支店を出せるようになったりするらしい。
「あとは、今回のように他の商会を経由しなくても、直接オークションに商品の出品ができるようになりますね」
どうやらランクがFになれば金の部へ、Dになれば白金の部へ、そしてBランクになってようやくミスリルの部へ直接出品できるようになるらしい。冒険者がオークションに出品するのであれば、通常はどこかの商会に依頼することになるのだとか。
手数料を取られるとはいえ、わざわざ商業ギルドに登録して自分でやろうとは思わんだろうなぁ。とはいえ俺たちもランクがGなので、ラシアーユ商会に依頼という形にはなってるんだが。
「がっはっは、まぁワシらの商会を経由してくれんと、こっちとしても手数料の儲けが出んからのぅ」
「今回はラシアーユ商会から他の工房とかへ支援をしてもらうのが目的なので、手数料を取られないと俺たちも困りますけどね」
「がっはっは! であれば重畳じゃな!」
あー、うん。なんかよくわからんが、満足そうなのでよしとしよう。
しばらくすると注文していた料理が運ばれてくる。すげー美味そう。いただきます。
心の中で手を合わせると、ナイフとフォークを手に持って肉を切り分ける。何かじっと見られているような気がして顔を上げると、ラモンドさんに見られていた。
ラモンドさんに連れてきてもらったお店だからして、俺の反応が気になるんだろうか。
「うまっ」
見た目から想像できてたけど、やっぱり食ってみても美味かった。口に入れた瞬間から広がる旨味がたまらん。
「そうじゃろそうじゃろ」
満足そうにしたラモンドさんも料理に手を付ける。
「ホントに美味しいです」
商会長というからにはすごいやり手なんだろうと思っていたけど、ここまで話をしていてそういった雰囲気は一切感じられない。そう見えるように振る舞っているだけかもしれないけど、今はそれでいいか。
「では商品の移送と護衛の依頼は達成ですね。ありがとうございました」
しばらく談笑した後、フルールさんに依頼完遂票をもらった。
「こちらこそありがとうございます」
二人はこのまま商会本部へと戻るとのこと。俺たちは冒険者ギルドで依頼料を受け取りに行くこととした。
「ではまた明日お願いしますね」
「さすがに商都の冒険者ギルドは広いな」
「うん。それに人も多い」
冒険者ギルドは中央広場近くの西側に位置している。というかだいたいどこの街にも中央広場ってあるよな。
明日からオークションが始まるし、それが目当てで来ている人も多いだろう。だけどそういう人は今から依頼を受けるということはなさそうだ。カウンターはそれほど人がおらず、談話エリアに人がたくさんいる。
「はい。依頼達成の報告ですね。少々お待ちください」
カウンターの職員に依頼完遂票とギルド証を渡すと、裏へと引っ込んでいく。しばらく待っていると筋骨隆々ハゲのマッチョが出てきた。
「おう、お前らが噂のシュウとリオか」
俺たちのギルド証と今回の報奨金をカウンターの上に乗せると、鋭い視線を向けてくるマッチョ。
……何かやらかしましたかね。まったく身に覚えはないんだけど。ってか噂ってなんだよ。
「あー、悪かった。そんなに身構えなくても大丈夫だ。俺はここのギルドマスターをやっているジャレッドだ。レイヴンのギルドマスターからちょっと話を聞いてな。顔だけでも見ておこうと思っただけだ。……って従魔は連れてないのか?」
えーっと、そういうことですか。冒険者ギルド間で情報連携できてるのはいいことだけど、個人情報の保護というか……まぁそんなの異世界にあるわけないよね。
「どうも、初めまして。従魔のニルなら宿で留守番してますよ」
「そうか。ちょっと見てみたかったが仕方がない。ほれ、今回の依頼料だ。盗賊を犯罪奴隷として売った分も含まれているから確認してくれ」
数えてみると450万フロンほど入っていた。思ったより多いな。
「確かに」
「おう。じゃあお疲れさん」
それだけ言うとギルドマスターはさっさと奥へと引っ込んでいった。
しかし見た目インパクトのあるギルドマスターだったな。
周囲に耳を傾けてみると、ガキにギルドマスターが何の用だったんだとかちらほら聞こえるけど同感だ。ホントに顔を見るだけだったのか……。
他には明日からのオークションの話題が多いな。
「今回はすげーお宝が出品されるらしいぜ」
「ほぅ、お宝ってなんだよ」
「聞いて驚け。今回はドラゴン系が豊作だって話だ」
「えぇー、マジかよ」
もう噂になってるのか。早いなぁ。
「他にもSランク冒険者がオークションに参加するとかしないとか」
「そりゃ高ランク冒険者も来るだろうが、Sランクまで来てるのか」
「何が目当てなんだろうな?」
へぇ。Sランクね。ちょっとは興味があるけどどれくらい強いんだろうか。いっぱいスキル持ってるんだろうなぁ。
「おい、聞いたか?」
「何をだ?」
「隣のアークライト王国の王城が何者かによって破壊されたって話をだよ」
「なんだって? 悪天候で災害級の雷が落ちたって話じゃなかったか?」
「ぶふっ」
聞こえてきた噂話に思わず吹き出してしまった。
「ちょっと、柊!」
「ごめんごめん。よし、用事も終わったし帰るか」
小声で注意をしてくる莉緒に苦笑いを返しつつ、そそくさと冒険者ギルドを出るのだった。
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