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第一部
理不尽さにブチ切れました
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「は……?」
俺の言葉に一瞬目を丸くする王女と王子。
「召喚が誘拐……だと? 何を言っている?」
「どことも知れぬ野蛮人を召喚したところで、どこが誘拐となるのだ?」
……はぁ? コイツマジで言ってんのか? 人としてのモラルに欠けすぎてんだろ。
「野蛮人ってなんだよそれ。ちゃんとした国に住む国民に決まってんだろ」
「ふむ。仮にどこかの国の国民としよう。……だが国としての抗議は出せるのかね?」
「それは無理だな。だからと言って文句を言われなきゃ何をやってもいいって考えは、それこそ野蛮だと思うけどな」
何せ異世界だからな。距離だけならどうとでもなる可能性はあるけど、世界を超えるのは無理だ。
「……ふん、野蛮人ほどよく吠える」
「それになぜ俺たちだけをターゲットにして狙ってくる? 他のクラスメイトは奴隷としてこき使ってるようだが……」
「ふふ、それは私も予想外でしたわね。まさかリオ・ユヅキまで後を追うとは思わなかったですから」
「魔の森への転送装置か? まさか一人ではなかったのか?」
んん? 魔の森? どういうことだ。狙われる理由に魔の森に送られたことが関係あるのか?
「ええ、そうですわ、お兄様」
「ほぅ、それはそれは……。だが二人分ともなればより強力になりそうだな」
うん。まったくわからん。
「一体何の話をしてるのよ」
憤慨した莉緒が口をはさむが、王族のクソどもは俺たちを見てニヤニヤするのみだ。王女にはもう対抗手段はないはずだが、現れた王子とその取り巻きには何かこの場を切り抜ける手段を持ってるのか。
「まだアレは持っているのだろう?」
「ええ、反応からするとまだ持っていますわね」
アレってなんだ。……あ、あれか!
気が付いた俺は異空間ボックスから王家の紋章がついているというブローチを取り出す。
「やはりしっかりと効果は出ているようだな」
「はい。なので間違いなく殺せば効果は出るかと思いますわ」
「ふはは、よくわかってない顔をしておるな。野蛮人なお前たちにもわかるように説明してやろう」
いちいち喋り方がうざい奴だな。普通に説明できんのかよ。
「あの転送装置をくぐると、ブローチに呪われるだと?」
「そうだ。現に今でも持っているではないか。捨てれば居場所を捕捉されることもなくなるにもかかわらずだ。国外にでも出れば我が国としても追手を差し向けるのが難しくなるのだがな」
そしてブローチに呪われると、死んだときに生命力や魔力といった、生き物の持つありとあらゆる力がブローチに蓄積されるようだ。その力を使って魔王を打ち倒すんだと。
「なるほど……。それで俺たちは狙われてるわけだ」
「呪いのせいで弱体化し、無意識に本拠地であるこの城から離れづらくはなるんだが、まさか城に乗り込んでくるとはな」
ははっ、それは想定外だったのか。まぁ確かに、それで城に賊が入ったと大騒ぎされちゃたまらんわな。
というかこの呪いって弱体化するのか……? まったく自覚はないが、これも成長率マシマシスキルのおかげか。
「どうだ。理由を知って、国に命を狙われるということに絶望したか?」
あー、そういうことね……。俺たちは野蛮人。だから他のクラスメイトも奴隷扱いで十分。
クラスメイトが俺たちをバカにしてたことは素だろうから、その分だけは同情はしないが。奴隷扱いされたことは気の毒に思う。
腰に両腕を当てて空を見上げる。
大きく息を吸って一息で吐く。
視線を戻すと王女が王子の傍へと移動しており、俺たちとは距離を取っている。どちらにしろ魔力攪乱フィールドは張ってあるし、出口につながる通路前にも重力フィールドを張ってるからお前らは逃げられないがな。
「理由を知れたところで……、死んでもらおうか。――やれ」
「「「はっ!」」」
今まで黙って聞いていた騎士たちが声をそろえて反応する。よく見ればさっきまで戦っていた騎士たちよりも装備や装飾が豪華だ。感じられる魔力量も多いし、こっちのほうが強そうだとは思うが、それは比較すればの話だ。
「なんなのよもう……!」
理不尽な王族どもの話に莉緒も憤懣やるかたないようだ。正直俺も我慢の限界だ。いろいろとまとめてぶっ飛ばしたいが、ちょっと魔力が足りないかもしれない。
「莉緒」
「なぁに?」
「ちょっと魔力くれないか」
「いいわよ」
騎士が抜剣してこちらを包囲するために近づいてくる。そんな中、莉緒と二人手をつないで魔力を分けてもらう。心地よい魔力が伝わってくるけど、騎士が近づいて包囲する方が早いかもしれない。
「えっ?」
手を莉緒の背中へと回すと少し背伸びをし、ぎゅっと抱きしめて口づける。
「んんっ!」
舌を口の中へ滑り込ませると、心地いいほどの奔流が流れ込んでくる。莉緒の舌へ絡ませれば絡ませるほど奔流が激しくなり、莉緒の膝から力が抜けていく。
腰を支えるようにして抱きかかえると、ようやく莉緒から唇を離した。
「あっ……」
名残惜しそうにする莉緒を地面へと降ろすと、もう一度軽く口づけする。
「さっさと終わらせて続きをしよう」
ポーっと頬を赤く染めた莉緒がコクリと頷くと、包囲の完了した騎士たちへと鋭く視線を向ける。
「もうお前らは許さん。この国ごとぶっ飛ばしてやる」
「はっ、最後の別れは終わったようだな。慈悲深さに感謝するがいい」
「デュアルバインド」
悠長にしゃべってる間に練り込んだ魔力を一気に開放する。闇のダークバインドと、土のアースバインドの合成魔法だ。体力を奪いつつ、生成した土を最高硬度まで固めて相手を拘束する。
「なにっ!?」
大量に魔力を使用して魔法を行使する。おあつらえ向きに積乱雲が育ってきているので利用させてもらう。地表を温めて水蒸気を生み出し、上空を冷やして氷の粒を発生させる。上昇気流が激しくなり、氷の粒同士のぶつかり合いで静電気が発生する。さらに魔力で稲妻を発生させて威力の底上げを行う。
気が付けばポツリと雨が降り出してきた。上昇気流で支えきれなくなった氷の粒が雨に混じってくる。空が渦を巻き、雷鳴が轟き始める。
過去にこれほど魔力を込めたことなどない。どういう結果になるかなんて、頭の隅から綺麗に消えている。
そろそろ準備はいいかな。
「な、何が起こっている!?」
何って、それは見てのお楽しみだ。覚悟しろよ。
右手を上空へと伸ばすと天を指さす。ある程度の余力を残しつつも、ありったけの魔力を込めて腕を振り下ろした。
「サンダーボルト!」
コマンドワードと共に雷光が降り注ぎ、視界が白に染まる。同時に耳をつんざく雷鳴が響き渡った。
俺の言葉に一瞬目を丸くする王女と王子。
「召喚が誘拐……だと? 何を言っている?」
「どことも知れぬ野蛮人を召喚したところで、どこが誘拐となるのだ?」
……はぁ? コイツマジで言ってんのか? 人としてのモラルに欠けすぎてんだろ。
「野蛮人ってなんだよそれ。ちゃんとした国に住む国民に決まってんだろ」
「ふむ。仮にどこかの国の国民としよう。……だが国としての抗議は出せるのかね?」
「それは無理だな。だからと言って文句を言われなきゃ何をやってもいいって考えは、それこそ野蛮だと思うけどな」
何せ異世界だからな。距離だけならどうとでもなる可能性はあるけど、世界を超えるのは無理だ。
「……ふん、野蛮人ほどよく吠える」
「それになぜ俺たちだけをターゲットにして狙ってくる? 他のクラスメイトは奴隷としてこき使ってるようだが……」
「ふふ、それは私も予想外でしたわね。まさかリオ・ユヅキまで後を追うとは思わなかったですから」
「魔の森への転送装置か? まさか一人ではなかったのか?」
んん? 魔の森? どういうことだ。狙われる理由に魔の森に送られたことが関係あるのか?
「ええ、そうですわ、お兄様」
「ほぅ、それはそれは……。だが二人分ともなればより強力になりそうだな」
うん。まったくわからん。
「一体何の話をしてるのよ」
憤慨した莉緒が口をはさむが、王族のクソどもは俺たちを見てニヤニヤするのみだ。王女にはもう対抗手段はないはずだが、現れた王子とその取り巻きには何かこの場を切り抜ける手段を持ってるのか。
「まだアレは持っているのだろう?」
「ええ、反応からするとまだ持っていますわね」
アレってなんだ。……あ、あれか!
気が付いた俺は異空間ボックスから王家の紋章がついているというブローチを取り出す。
「やはりしっかりと効果は出ているようだな」
「はい。なので間違いなく殺せば効果は出るかと思いますわ」
「ふはは、よくわかってない顔をしておるな。野蛮人なお前たちにもわかるように説明してやろう」
いちいち喋り方がうざい奴だな。普通に説明できんのかよ。
「あの転送装置をくぐると、ブローチに呪われるだと?」
「そうだ。現に今でも持っているではないか。捨てれば居場所を捕捉されることもなくなるにもかかわらずだ。国外にでも出れば我が国としても追手を差し向けるのが難しくなるのだがな」
そしてブローチに呪われると、死んだときに生命力や魔力といった、生き物の持つありとあらゆる力がブローチに蓄積されるようだ。その力を使って魔王を打ち倒すんだと。
「なるほど……。それで俺たちは狙われてるわけだ」
「呪いのせいで弱体化し、無意識に本拠地であるこの城から離れづらくはなるんだが、まさか城に乗り込んでくるとはな」
ははっ、それは想定外だったのか。まぁ確かに、それで城に賊が入ったと大騒ぎされちゃたまらんわな。
というかこの呪いって弱体化するのか……? まったく自覚はないが、これも成長率マシマシスキルのおかげか。
「どうだ。理由を知って、国に命を狙われるということに絶望したか?」
あー、そういうことね……。俺たちは野蛮人。だから他のクラスメイトも奴隷扱いで十分。
クラスメイトが俺たちをバカにしてたことは素だろうから、その分だけは同情はしないが。奴隷扱いされたことは気の毒に思う。
腰に両腕を当てて空を見上げる。
大きく息を吸って一息で吐く。
視線を戻すと王女が王子の傍へと移動しており、俺たちとは距離を取っている。どちらにしろ魔力攪乱フィールドは張ってあるし、出口につながる通路前にも重力フィールドを張ってるからお前らは逃げられないがな。
「理由を知れたところで……、死んでもらおうか。――やれ」
「「「はっ!」」」
今まで黙って聞いていた騎士たちが声をそろえて反応する。よく見ればさっきまで戦っていた騎士たちよりも装備や装飾が豪華だ。感じられる魔力量も多いし、こっちのほうが強そうだとは思うが、それは比較すればの話だ。
「なんなのよもう……!」
理不尽な王族どもの話に莉緒も憤懣やるかたないようだ。正直俺も我慢の限界だ。いろいろとまとめてぶっ飛ばしたいが、ちょっと魔力が足りないかもしれない。
「莉緒」
「なぁに?」
「ちょっと魔力くれないか」
「いいわよ」
騎士が抜剣してこちらを包囲するために近づいてくる。そんな中、莉緒と二人手をつないで魔力を分けてもらう。心地よい魔力が伝わってくるけど、騎士が近づいて包囲する方が早いかもしれない。
「えっ?」
手を莉緒の背中へと回すと少し背伸びをし、ぎゅっと抱きしめて口づける。
「んんっ!」
舌を口の中へ滑り込ませると、心地いいほどの奔流が流れ込んでくる。莉緒の舌へ絡ませれば絡ませるほど奔流が激しくなり、莉緒の膝から力が抜けていく。
腰を支えるようにして抱きかかえると、ようやく莉緒から唇を離した。
「あっ……」
名残惜しそうにする莉緒を地面へと降ろすと、もう一度軽く口づけする。
「さっさと終わらせて続きをしよう」
ポーっと頬を赤く染めた莉緒がコクリと頷くと、包囲の完了した騎士たちへと鋭く視線を向ける。
「もうお前らは許さん。この国ごとぶっ飛ばしてやる」
「はっ、最後の別れは終わったようだな。慈悲深さに感謝するがいい」
「デュアルバインド」
悠長にしゃべってる間に練り込んだ魔力を一気に開放する。闇のダークバインドと、土のアースバインドの合成魔法だ。体力を奪いつつ、生成した土を最高硬度まで固めて相手を拘束する。
「なにっ!?」
大量に魔力を使用して魔法を行使する。おあつらえ向きに積乱雲が育ってきているので利用させてもらう。地表を温めて水蒸気を生み出し、上空を冷やして氷の粒を発生させる。上昇気流が激しくなり、氷の粒同士のぶつかり合いで静電気が発生する。さらに魔力で稲妻を発生させて威力の底上げを行う。
気が付けばポツリと雨が降り出してきた。上昇気流で支えきれなくなった氷の粒が雨に混じってくる。空が渦を巻き、雷鳴が轟き始める。
過去にこれほど魔力を込めたことなどない。どういう結果になるかなんて、頭の隅から綺麗に消えている。
そろそろ準備はいいかな。
「な、何が起こっている!?」
何って、それは見てのお楽しみだ。覚悟しろよ。
右手を上空へと伸ばすと天を指さす。ある程度の余力を残しつつも、ありったけの魔力を込めて腕を振り下ろした。
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