【R-18】龍の騎士と龍を統べる王

白金犬

文字の大きさ
上 下
129 / 143
第3章『”剣士”覚醒』編

第128話 ヴァルガンダル家の物語Ⅱ--命大事に

しおりを挟む
 聖アルマイト王国とファヌス魔法大国の大戦。

 ルエール率いる龍牙騎士団先遣部隊は、ファヌスの国境防衛部隊を相手に劣勢を強いられていた。

「ルエール団長。前線の陣形が崩れました。限界です」

 戦場で指揮を執るルエールの下にそう報告してきたのは、まだ入団したての新人騎士であるクルーズ=ルメイラ。この時、まだ20歳になったかならないか程度の年齢で、後に『堅鱗』と称される程の人物になる騎士である。

 ルエールはその報告に、大きな感情の動きを見せない。馬上で、静かにため息を吐く。

「今日はもういい。退くぞ」

「宜しいのですか? 明日は陛下が到着するのでは」

 クルーズの言う通り、ルエールに遅れて王都を出立しているはずの国王ヴィジオールは明日にはこの最前線に追いつく予定だ。

 その時、未だ国境線も敗れていない状況に、ヴィジオールが激昂するのは間違いないだろう。

「このまま無駄な死人を出し続けるのと、私個人が陛下のお叱りを受けるのと、どちらが建設的かは言うまでもない」

 当然のように短くそう言うルエールの言葉に、クルーズは感心する。

 簡単に「お叱り」というが、あの恐ろしい「戦神」に叱責されるなど、クルーズからしてみれば想像するだけで体の芯から震え上がる程だというのに。

「退却命令だ。急げよ」

 この日、ルエールはファヌスの魔法部隊を相手に3日連続の敗戦を喫したのだった。

□■□■

 約20年前となる。

 ファヌス魔法大国国王アウディス=リブ=ファヌスの崩御が契機となり、この大戦は勃発した。

 アウディスの後継者は、順番で言えば息子のイルギルスのはずであった。しかし、この時はまだ10歳にも満たない少年であり、その座を任せられる状況ではなかった。

 とはいっても、王家の血統を重視するならば、イルギルスを次期国王として立てて、周囲がそれを支えていくというのが正論であるはずだった。

 その正論をぶち破ったのが、アウディスの弟であるアルバキア=リブ=ファヌスであった。

 王弟アルバキアは、強引に王位を継承すると、それまでのアウディスの方針であった『他国不干渉』を全面廃止。聖アルマイトへ宣戦を布告してきた。

 宣戦布告を受けたヴィジオールは先を制し、先遣部隊を編成。父親の後を継いで、24歳という若齢で、異例の龍牙騎士団長になったばかりのルエールを指揮官とした龍牙騎士部隊を国境線に送り、先に侵攻を仕掛けた。

 そして、両国は開戦に至る。

 そうして前線に誰よりも先んじて向かったルエールは、開戦してから3日たっても、ファヌスの国境線を突破出来ていなかった。

「情けないな、ルエール。申し開きすることはあるか?」

 本隊を率いてやってきたヴィジオールを迎えた幕舎は、これ以上ない緊張に包まれていた。

 当初の予定なら、この時点でファヌス国内への侵攻計画を立てているはずだった。それなのに国境突破に手こずっている状況に、ヴィジオールの声には明らかに怒気が込められていた。

「――言い訳の言葉もございません」

 ヴィジオールの前に膝まずいて、静かに冷静に、それだけを言うルエール。その場に居合わせたクルーズは、ある意味男らしいルエールのその態度に冷や冷やしている。

 そしてそのクルーズの不安通り、ヴィジオールはその怒りを発露するように、椅子から勢いよく立ち上がると、大地を揺るがすような声で怒鳴りつける。

「偉大なる父の名を穢すつもりか、この親不孝者めが! ウィリアムの功績を認め、息子である貴様を龍牙騎士団長に取り立ててやったのに、とんだヴァルガンダルの面汚しだな! それでもアルマイトに仕える“剣士”の直系か、ルエール!」

 腰の大剣を抜くヴィジールは、頭を下げるルエールへとその切っ先を向ける。

 大陸の覇権を握る聖アルマイト王国は、常に強者でいなければならない。歯向かうものがいれば武力でもって制し、力でねじ伏せなければならないのだ。それが覇者であるものの要件だと信じるヴィジオールは、敗者には極めて厳しい。

 大陸の覇者たる聖アルマイトに敗者はいらない。それは、魔王を倒した英雄“剣士”の直系であり、代々アルマイト家に仕えてきたヴァルガンダル家でも例外ではない。

 だから、そのヴィジオールの所作は演技でも脅しでもないのは、誰の目から見ても明白だった。

 開戦間もないこの状況で、いきなり龍牙騎士団長が命を処断されようとしている事態に、幕舎に集まっている幹部達の息が詰まる。

「陛下、その辺でお許しいただけませんか」

 その空気を取り払うのは、透き通るようでいて、そして凛とした柔らかな声。

 王妃プリメータだった。

「邪魔をするか、プリメータ」

 ぎょろりとした目で妻を睨むヴィジオールだったが、プリメータはそんな威圧に微塵にも怯えることは無かった。むしろ、笑みを浮かべられるくらいに、涼やかな表情をしている。

 「戦神」ヴィジオールに見初められて王妃となった程の人物である。彼女もまた「戦姫」と呼ばれ、ヴィジオールと共に戦場を駆けまわる戦士なのだった。

 そんな彼女は、唯一ヴィジオールに面と向かって物申せる人間である。

「ウィリアム卿、そしてそれ以前からのヴァルガンダル家の忠誠と功績を考えれば、ただの一敗で命を取るなどと、あまりにも無慈悲過ぎます。それに、我が国は魔法部隊との戦闘経験もほとんど皆無なのに、全責任をルエール1人に責任を押し付けるのは、あまりにも可哀想だと思いませんか? 思いますよね?」

 そうしてニッコリと笑うプリメータ。

 ヴィジオールとは20以上の年齢差があり彼女は、ルエールと同年代。そんなプリメータは言うまでもなく美人である。

 そんな染み一つない綺麗な顔が、愛嬌たっぷりに笑顔を作ると、それは殺気立ったこの場においては、違和感この上ない。

「それに、ここでルエール程の人材を処分して、喜ぶのは敵方だけですよ。どうか、ここは寛大なお心でお許し下さい」

 プリメータは、自覚があるのかないのか、そのまま空気を読まずに、その笑顔のまま緊迫した空気をぶち壊す。見ている者達はハラハラしっぱなしで、当事者であるルエールは頭を下げたまま動かない。

「……」

 ヴィジオールは、ニコニコと笑い続けるプリメータをそのままにして、しばらく無言でルエールに剣を向けていた。そうしてから数十秒後、剣を鞘にしまうと

「明日、お前に聖アルマイトの戦い方を見せてやろう」

 不機嫌にそれだけ言うと、ヴィジールはそのまま幕舎を出て行った。

 場を支配していた王がいなくなると、その場にいた者達は、あからさまに胸を撫でおろす。

「ルエール」

 残されたプリメータは、ヴィジオールがいなくなった後も頭を下げたままのルエールへ声をかける。そうしてから、ルエールは頭を上げて、プリメータを見た。

「わざわざプリメータ様のお手を煩わせてしまい……申し訳ございません。感謝いたします」

 立ち上がってから頭を下げてくるルエールを見て、プリメータは大きくため息を吐く。ヴィジオールに見せていた笑顔とは打って変わって、険しい表情だった。

「ちょっと、いいですか?」

 そう言って、プリメータはルエールに、幕舎の外に来るように促すのだった。

□■□■

「あのねぇ、ルエール。言い訳しないのも男らしいと思いますけど」

 テントの裏側、人の眼が届かない場所で、プリメータは「ぷんすか」という音が聞こえてくるくらいに頬を膨らませて、両手を腰に当てていた。

「陛下の気性が荒いのは、あなたも知っているでしょう? 言い訳くらいしないと、本当に殺されますよ?」

「申し訳ございません」

 プリメータは、王妃というよりは友人――というよりは、プリメータの方がルエールよりも僅かに年上だから、姉の方が近い――のような態度で接するのだが、ルエールは変わらず殊勝な態度で、頭を下げてくる。

 それを見て、プリメータは腰に手を当てたまま、深々と息を吐く。

「あなた、子供が生まれるんですよね?」

 唐突に話題を変えてきたプリメータに、ルエールはわずかに目を剥いて反応したが、それだけだった。黙ってうなずく。

「子供はいいですよぉ。すごく可愛いんです!」

 と、既にカリオスとラミアを生み、二児の母であるプリメータは、両手を組むようにして嬉しそうに言う。

「もう、とっても可愛くて! あと1人、産みたいなって思っているんですよ。陛下には悪いですが、出来れば女の子がいいって思っているんです。ラミアと一緒に、可愛いドレスを着せたりして。あ、勿論男の子だとしても、たくさん可愛がるつもりです。将来はカリオスと、『将来ママと結婚するのはボクだ~!』で喧嘩したりして。あ、そう考えると男の子も悪くないですね。でへへへ」

 とても王妃とは思えないだらしない顔で笑いを浮かべるプリメータは、それでも幸せそうに見える。ルエールはただ黙って、耳を傾けているだけだ。

「子供達は、私たちの希望です。未来を築く、希望の子なんですよ」

 そして、今度は真面目で、それでいて優し気な微笑をルエールへ向ける。

「子供には親が必要です。未来を紡ぐ子供を育てるのは、親としての責務ですよ。それは王族の私も、それに仕えるルエールも何も変わらないのです。だから、子供がいる陛下も私も、そしてルエールも、必ず生きて帰らなくてはいけません。分かりますね?」

「……はい」

「騎士としての誇りも大切かもしれませんが、今の貴方にとっての一番大切なのは、王都で待っている身重の奥様と、そのお腹にいる赤ちゃんですよ。だから、どんなに情けなくて見苦しくても、生きて戻ることを最優先して下さい。……それを、私と約束してくれませんか?」

 それは、戦場に赴く誇り高き龍牙騎士にとっては、なかなか酷な約束事だ。特に、龍牙騎士団の長たる立場で、先祖代々アルマイト家に仕えてきた“剣士”ヴァルガンダル当代の血筋として、生き恥を晒すくらいであれば誇り高き死を選ぶべきである。

 しかし、王妃と言う立場であれば「命令」することも簡単だろうに、わざわざ「約束」という。しかも押し付けるのではなく、下手に出て頼むようにしてくる。

 相変わらず、王族らしからぬ御方である。王族であること、年上であることなど無礼を承知で言うならば、天真爛漫な少女のような王妃である。

「――ふ」

「あっ、笑いましたね! も~、ひどいです! 真面目な話なんですよ」

 再び「ぷんすか」という擬音を立てながら、ぷっくり頬を膨らますプリメータ。とても二児の母親とは思えない。

 ――勿論、ルエールだって、生きて子供と妻に会いたい。

 色々あって、ようやく妻が神から子供を授かったのだ。自分と血が繋がった我が子の顔を見ず、抱くことも出来ず、命を失うことなど簡単に受け入れられるものではない。

 同時に、騎士として、“剣士”としてのルエールの使命感と誇りはそれ以上だった。

 ルエールのアルマイト家と、そして聖アルマイトという国に対する忠誠心は、父としての想いを無理やり封じ込める程だった。

 だから、先ほどのヴィジオールのやり取りでも、惨めに言い訳をして許しを乞うのではなく、自らの責任を受け入れたのだった。結果極刑に処されて、子供の顔を見ることが叶わなくても、それが龍牙騎士の、英雄である“剣士”の誇りだと信じて。

 決して家族のことや自分の命を軽んじているつもりは無かったのだが、プリメータには、そう見えたのかもしれない。

「ルエールの考えているくらい分かりますよ。どうせ、軽んじているわけではない、とか考えているんでしょう? 私が言いたいのは、違います! “軽んじない”のではなく、“重んじなさい”。今の貴方にとって一番大切なのは、奥様と子供です。そもそも、私はルエールが今回の戦争に参加することだって、反対で――ぶつぶつ」

 だんだん愚痴っぽくなったプリメータは、唇を尖らせながら、延々と文句をこぼしていく。

(本当に、変わった御方だ)

 ぶつぶつと文句を並べていくプリメータに、今度は見えないように顔を俯かせたルエールは、やはり笑う。

 ヴィジオールのことも畏怖を込めて敬服しているが、プリメータにもまた違った意味で敬服している。それは、配下という身分からすると不敬極まりないかもしれないが、親愛といったものに近いかもしれない。

 様々な責任や使命をその肩に乗せて、日々押しつぶされそうになっているルエールにとっては、とても有難いものであったし、素直に嬉しいものであった。

「お約束、致します」

 だから、決してヴィジオールの前では見せない笑顔と、そして聞かせられない言葉は、プリメータには届けることが出来る。

「必ず妻へ、そしてまだ息子か娘かは分かりませんが、子供の顔を見るために、必ずプリメータ様と共に王都へ帰都致します」

「――よし」

 そのルエールの言葉に、プリメータは満足したようにうなずいたのだった。

    ▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼

 翌日、合流したヴィジオール率いる聖アルマイト本隊が、ファヌス国境防衛戦で攻撃を仕掛けた。

 その結果は、誰もが予想だにしなかった、聖アルマイト側の敗北。

 ファヌス魔法部隊の大規模魔術の前に、初撃で手痛い打撃を受けた聖アルマイト側は、早々に撤退を決意したのだった。

 前日にルエールを厳しく戒めたこともありヴィジオールは、なかなか撤退に納得しなかったが、ルエールの申し出とプリメータの説得により、渋々それを受け入れたのだった。

 下手に食い下がっていれば、何の策もなく正面突破を試みたヴィジオール部隊は致命的な被害を被っていたのだろう。決断が速かったため、撤退とはいえ、実質的な被害はまだまだ軽微なもので、まだ戦闘を継続できる程度ではあった。

 しかし、いずれにせよ覇国である聖アルマイトがファヌスに敗退を喫したこと――それも「戦神」ヴィジオールの指揮のもとに――は、紛れもない事実であった。

「大変なことになりましたね」

 戦線を下げた場所に新たに築いた陣地、その中を見回るルエールに、側についていたクルーズがそっとこぼす。

「想定以上に魔術攻撃が激しい。もしかすると、ファヌスもアルバキア自身が出向いてきているのかもしれないな」

 前国王の王弟アルバキア=リブ=ファヌスは、兄と同じく大陸に名を馳せる天才魔術師である。兄アウディス亡き後、現在では大陸最強の魔術師といっていいだろう。

 それ程の傑物の存在を思わせる程、ファヌス魔法部隊の攻撃は苛烈だった。

 しかし、問題はそれ以前にもあった。

「とにかく、目の前の問題は、魔術部隊を守る前線の奴隷部隊だな」

「そうですね。奴ら、陛下の神器にも全く怯まずに、壁となって立ち塞がってくるものだから、見事にこちらも攻撃が封じ込められてしまいますね」

 これは、魔法部隊を擁するファヌスの基本戦術ではあるが、前線を使い捨ての大量の奴隷部隊で固めて、その背後に控えた魔術部隊の遠距離魔法攻撃で大規模攻撃を仕掛けてくるのだった。

 この組み合わせが非常に厄介で、とにかく前線の奴隷部隊の量と層の厚さが凄まじい。

 ヴィジオールが使用する“戦士”の神器による大規模攻撃を目の当たりにすれば、大抵の部隊は及び腰になり、その隙を突けば容易に突破出来ると考えていたのだが。

 ファヌスの魔法部隊は、いくらヴィジオールの神器の威力を見ても、全く怯まずにこちらに向かってきて、後方の魔法部隊を守ろうとしてくるのだった。まるでそう命じられた機械のよう。

 満足に訓練もしていない奴隷兵士であるから、練度は極めて低い。しかし大量の兵数が配置されているため、怯むことなくがむしゃらに向かってこられれば、簡単には突破することは出来ない。

 そうして、奴隷部隊に止められている間に、後方からの魔術部隊の攻撃に晒されてしまう……という、ファヌスの単純明快な基本戦術を、ヴィジオールもルエールも破れなかったのだった。

「相手は、味方の奴隷部隊が巻き添えになるのも構わず、ひたすら魔術を打ち込んできますからね。今のままの正攻法では、魔術部隊を攻略するのは難しいかもしれませんね」

「その通りだ、クルーズ」

 そのルエールの返答に、クルーズは「え?」と首を傾げたが、それに関してルエールは特に答えなかった。

 そのまま無言で進むルエールに付いていく中、クルーズは別に疑問に感じていたことを問う。

「そういえば、どのように陛下を説得されたのですか? プリメータ様も説得に加わって下さったとはいえ、あの陛下に撤退を納得させるとは……」

 そのクルーズの問いは無視されることなく、ルエールは足を止めて、クルーズの方へ振り向く。

「私が必勝の策を具申することを条件に、今回陛下は撤退をご決断して下さったのだ」

「必勝の策? そんなものが……?」

「元々腹案としては持っていた。だが――」

 ルエールは眼を閉じて、昨日のプリメータとの約束を思い出す。

『どんなに情けなくて見苦しくても、生きて戻ることを最優先して下さい』

 心の底から、ルエールのことを、そして妻とまだ腹の中にいる子供を案じているプリメータの言葉。ルエールの心に響いたその言葉を、胸の中で反芻させながら、ルエールは言う。

「決死の作戦になる。――私も神器『アスカロン』を使おう」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する

美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」 御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。 ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。 ✳︎不定期更新です。 21/12/17 1巻発売! 22/05/25 2巻発売! コミカライズ決定! 20/11/19 HOTランキング1位 ありがとうございます!

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】

永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。 転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。 こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり 授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。 ◇ ◇ ◇ 本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。 序盤は1話あたりの文字数が少なめですが 全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。

処理中です...