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第2章『クラベール城塞都市決戦』編

第113話 敗北の責任

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 クラベール城塞都市攻略戦に敗北したフェスティアは、その軍勢を隣接するバーグランド領まで後退させていた。

 そしてミュリヌス領に建造したグスタフ城に控えていたグスタフも、フェスティア敗北の報を受け取り、その身をバーグランド領まで運んでいた。

 元ヒルトリア=バーグランド侯爵の屋敷。

 そこの領主の部屋の中では、新たなる主人である醜悪な肥満中年――グスタフが不機嫌な顔をしながら、まるで王のように椅子にふんぞり返っており、目の前に跪くフェスティアを見下ろしていた。

「も、申し訳ございませんっ……グスタフ様っ……!」

 そうして必死に許しを乞うフェスティアは全裸だった。

 乳房も、秘部も、肛門も、全ての恥がさらけ出された状態で、フェスティアはただひたすら地面に額を擦り続けていた。

 他にその部屋にいるのは、グスタフの側に寄りそうようにしているリアラと、痴態を晒すフェスティアを嘲笑するように見下ろすステラ。そして、グスタフのお気に入りとなり自分の身の回りの世話をさせている数人の女性達だった。

 本来彼女らが主として仰ぐべき第2王女派の長であるリリライトの姿はそこにはない。フェスティアが敗北の報告と謝罪は真っ先にリリライトへされるべきものなのに、その本人がいないことに誰も不自然さを感じていない。

 その時点で、既にそこは異様な狂気を孕む空間となっていた。

「申し訳ございませんっ……申し訳ございませんっ……申し訳ございませんっ……!」

 先ほどから何度も繰り返しフェスティアが謝罪していても、それ以外は物音1つすらしない。グスタフらは微動だにも反応しないのだ。

 フェスティアが泣きそうな声で謝れば謝る程、全裸の彼女とその声が滑稽になる。しかし常人の感覚であれば、決して笑うことなど許されないと思ってしまうーーそんな狂気の色がどんどんと増していく。

「わしはなぁ、フェスティア……」

 10分程経ってから、ようやくグスタフが重々しく口を初めて開いた。

 大陸最高峰の美女が目の前で、しかも全裸で土下座しているにも関わらず、グスタフは心底興味無さそうな声と顔で続ける。

「戦は時の運もある。別に今回たまたまお前が負けたことには、な~んも思っておらん」

「……」

 いまいち考えていることが分からないグスタフの言葉に、フェスティアは顔を青白くさせ、汗を地面にポタポタと滴らせて、全身をカタカタと震わせる。

 どんなに絶望的な状況下であれ威風堂々と振舞っていた彼女が、これほどあからさまに怯え切った姿を他人の前で見せることなど有り得なかったはずだ。

 そんな「天才」の哀れで滑稽な姿を、グスタフの側に控えているリアラとステラは、面白そうにニヤニヤと見下していた。

「気に喰わんのはお前の態度じゃて。あのクソ生意気な若造には気を付けろと、ワシがわざわざ忠告してやったにも関わらず、お前何と言ったか覚えとるか? 余裕だとか、問題にすらならないとか、好き放題ほざいておったよなぁ?」

「そ、それはっ……!」

 それは決して、今のフェスティアにとって絶対神であるグスタフの言葉を軽んじたわけではない。

 その言葉を真摯に受け止めた上で、それでもグスタフを安心させて尚且つ華麗に勝利を収めようと思っただけだ。だから、コウメイのことを決して侮っていたわけではない。

 フェスティアの敗因は、グスタフの忠言を受け止めなったことではない。コウメイの力量が、フェスティアが油断を排しても敵わなかった程のものだった。ただ単純にそれだけだ。

 それは、実はグスタフも分かっている。だから余計にグスタフは気に喰わないのだ。

 最も認めたくない相手が、自分の自慢の手駒を打ち破ったため、その実力を認めざるを得なくなったこの現状が。

「もういいんじゃないですかぁ? こんなクソ雑魚女なんかいなくても、私一人がいればコウメイさんだろうが、カリオス王子だろうが余裕ですってば~」

 グスタフの横から、場の空気を全く読まないリアラの軽口が飛ぶ。これにはさすがのフェスティアも、怒りを込めた視線をリアラへと突き刺す。

「貴女も兵糧庫を守り切れなったでしょう! たかだが魔術部隊の1部隊程度相手に! それで勇者などと笑わせるわね!」

「あれ~? ひょっとして責任転嫁するつもりですかぁ? 別にあのまま皆殺しにしても良かったですけど、そうしたら私以外の新白薔薇騎士は壊滅しただろうし、その後は辛い辛い兵糧攻めですよぉ? そんなの、私嫌だなぁ」

「詭弁をっ! 貴女が兵糧を守り切れていれば、いくらでも立て直しが――」

「黙れぃ!」

 ムキになって怒気を孕んだ声で言い返すフェスティアを、グスタフは一喝する。その空気を揺らす音に、フェスティアは「ひっ」と悲鳴を漏らしてから、再び地面に額を擦りつける。

「何をゴタゴタこうるさいことを宣っておる。このクソ雌豚が! お前、楽勝だとかほざいておっただろうが! にも関わらず! 不意を突かれて不利になっておる時点で、ぜ~んぶお前の責任じゃ! このクズ! ボケ! カス! 無能! 死ね! ガバマンコ! クソビッチ! お前など死んでしまえ! お前みたいなザコ女のマンコすら、ハメる気もせんわっ!」

「う……くぅ……」

 まるで子供の喧嘩のような、幼くて汚いグスタフの罵詈雑言。無関係の第三者がそこにいれば、聞いているだけで不快になるような声だった。

 そんな最低なグスタフの侮蔑の言葉にも――フェスティアは秘裂から、トロリと愛液をたらし始めていた。それも特別に粘性のある、とても濃厚なものを。

「あはははははは!」

「くすくすくす……」

 こんな状況でも発情してしまっているフェスティアに気づくと、リアラとステラは遠慮なく嘲笑する。その笑いが、ますますフェスティアを惨めにさせて、更に発情させていくのだった。

「う……うぅ……ぐ……」

 それは、天才という評価を一身に受け、それに見合う活躍をしてきたフェスティアにとっては耐え難い屈辱だった。

 大陸西部の連合設立の立役者となり、女性の身でその連合国の代表に昇り詰めるまでには、それこそ草を食み、泥を啜るような思いをしてきた。

 しかしその時は、目の前の権力者が、自分の手の平の上で踊らされている自覚もなく尊大に振舞っている姿は滑稽に見えたし、その後に転落していく姿を想像すれば快感ですらあった。

 だが、今はそれとは全く違う。

 何ら言い訳も出来ない、絶対的に己自身の無能さによる失態。

 それにより、全裸で土下座をさせられて、形式上とはいえ部下に当たる年下の女達にそれを嘲られる。

 ――そんな屈辱に塗れた仕打ちを受けても、悪魔の異能に侵された天才軍師の身体は、情欲を求めて疼き始める。

「はぁっ……はぁっ……うううっ……グ、グスタフ様……お願いしますっ!」

 ひたすら頭を下げてばかりだったフェスティアが顔を上げると、玉座に座るグスタフの股間が盛り上がっているのを確認する。すると、唇からは唾液を垂らし、震える手をそれに向かって伸ばす。

「ど、どうか……グスタフ様のチンポをっ! お願いしますっ! グスタフ様の愛さえ……チンポさえいただければ、次こそ……っ!」

「ちょっとちょっと。所構わず発情しちゃって、どれだけマゾなんですか。っていうか、恋人の前で堂々と彼氏を誘惑しないでくれます? ね~、グスタフ♪ ちゅ~」

 グスタフの隣にいるリアラは、盛り上がっているグスタフの股間を手でさするようにしながら、グスタフと唇を重ね合わせる。そしてフェスティアに見せつけるように、激しくねっとりと舌を絡ませ合う。

「あっ……あっ……ず、ずるい……!」

「――ふぃ~……おい、フェスティアよ。お前、戦果を挙げたならともかく、こんなふざけた結果を持ち帰ってきおって、ワシのチンポにありつけると思うておるのか? 随分と、ワシのチンポを安くみておるのぅ。いつからワシのチンポが、好き放題味わえるようになったと思っとるんじゃあ?」

「そ、それは……」

 リアラとの口づけで口の周りを唾液まみれにしたグスタフは、じゅるりと肉厚の舌で口の周りに就いた唾液を舐めとりながら、刺すような視線でフェスティアを睨みつける。その恐ろしい視線に、フェスティアは思わず全身を震え上がらせる。

「お前、リリライトと同じ部屋に堕ちるかぁ?」

「い、いやっ! いやぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 そのグスタフの言葉は何よりの脅しだったようで、これまで必死に冷静を保っていたフェスティアが半狂乱になって悲鳴を上げた。

「い、嫌だっ! 嫌です! グスタフ様じゃなきゃ嫌なんですっ! 他のチンポ中毒になんてなりたくない! グスタフ様専用のチンポ奴隷がっ! どうか、どうか……お願いしますっ! チンポが欲しいっ! グスタフ様のチンポがぁっ! 死ぬ! 死んじゃう! グスタフ様とセックスしないと、もう死んじゃう! マゾ豚にチンポをっ! チンポをおお! ぶひいいいいっ!」

「くっくっく……!」

 狂気。

 あれだけ気品と才気に溢れる連合国の女性代表が、一切の理性と恥を捨てて、醜悪な肥満中年に低俗な言葉で性交を懇願する姿は、もはやそれ以外の言葉で形容することは不可能だった。

 そんなフェスティアの浅ましい姿を見て、グスタフはようやく機嫌を良くしたのか、顎を撫でながら、涙を流して縋ってくるフェスティアを見下ろす。

 まるで、豚以下の家畜を虐めて楽しむような、歪んだ嗜虐の笑みで。

「いいじゃろう。その豚に相応しいエロバカな姿に免じて、もう1回だけチャンスをくれてやろう」

 ようやくグスタフの口から紡がれた言葉に、フェスティアは顔を輝かせて、その悪魔を見上げる。

 グスタフは、相変わらず歪んだ笑みを浮かべたまま

「但し、今回の失敗は失敗じゃ。褒美のチンポをやるわけにはいかん」

「そ、そんな……!」

「リリライトと同じ部屋へ堕とすのは勘弁してやるが、お仕置きは必要じゃ。ワシのチンポが欲しくて欲しくてたまらんじゃろうが……ワシのチンポを目の前にして、それ以外でイキ狂うがよかろう」

 そう言うと、グスタフはリアラとは逆隣にいる、ステラへと視線を向ける。

「ステラ、餌じゃ。淫魔部隊の強化に使え」

「あら、いいんですの?」

 話を急に振られたステラが、意外そうな顔でグスタフを見返す。

「ワシの前で女に狂わされるがよい。大好物のチンポを前にして、チンポには絶対に触れられないままイキまくる……それで、今回の失敗はチャラにしてやる」

「わ~、それすごい興奮しちゃう♪」

 グスタフのその言葉を聞いたリアラは、すっかりスカートの股間部を盛り上げて嬉しそうに賛同してくる。そしてステラも、その艶めかしいピンク色の舌で唇を舐めると。

「戦いの前に味見したフェスティア代表の精気――とても美味でしたわ♪ それでは、遠慮なく吸い尽くさせていただきますわね」

「やり過ぎるなよ。なんだかんだいっても、今こちらで全軍指揮を執れるのはそいつだけじゃ。淫魔にしたり、脳みそを壊したりするんじゃないぞぅ。――まあ、逆に言えば人間としての体と知性さえ保っていれば、後は好きなだけ貪ってやれ」

 前半の理性的で冷静な物言いは、その醜悪で欲望にまみれたグスタフには不相応なものだったが、すぐに後半の言葉でその本性を剥き出しにするグスタフ。そんなグスタフに、リアラは「あ~ん、素敵ぃ♪」と甘えるようにしながら

「じゃ、私はグスタフとラブラブセックスだね。フェスティアさんのまで、恋人イチャトロセックス、見せつけちゃおうよ」

「い、いや……」

 グスタフの側に控えていただけだったリアラとステラが、その瞳に妖しい光を宿しながら動き始める。

 それはフェスティアからすれば、絶望をもたらす悪魔にしか見えず

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 フェスティアの甲高い悲鳴と共に、肉欲の狂宴が始まろうとしていた。
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