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第2章『クラベール城塞都市決戦』編
第105話 プリティのドキドキ☆大作戦♪(失笑編)
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『よーく聞きぃよ、プリシティア? せっかく王都けゆくんだがら、ぜ~ったいに金ば持っている男とっ捕まえるっちよ。あんたぁ、でいに可愛いやけん、既成事実ば作れば一発やがよ。なにせわーの娘っちね』
『任せるがよー、おっかあ。ーーところで、既成事実って何やが?』
『そんなん、決まっとろうやが。子作りっちよ』
『子作り!?』
『うんだ。ずばり、セックスのことやがよ』
『んん~、なるほどっち。……よっしゃ、任せるがよー! わーの魅力で、でいに偉かばおにんをメロメロにしたるっちよ』
『よっしゃ。任せたっちよ、プリシティア。ハートリング家の家計はあんたにかかってるかんね。げいに期待してるがよ!』
(任せて、おっかあ! 7人の弟妹達とおっかあ達、ハートリング家の家計はわーが背負うっちよ!)
--というように、大家族であるプリシティアのハートリング家は、ダイグロフ領の北方に位置する田舎にその居住地を構えている。
歴史を遡れば、ハートリング家がそれなりの貴族階級だった時期もあるのだが、世情の文化や文明の発展に取り残されていった結果、未だに狩猟や採集などで生計を立ててているような村落で生活する貧乏一家となっていた。しかも子だくさん。
たまたまその村落を訪れることがあった第2王女ラミアに、プリシティアが狩猟の腕前を披露したことがあった。その際に高い潜在能力を見出され、そのまま紅血騎士として異例の抜擢を受けたのが、プリシティアが王都へ上った経緯となるのだが、彼女はその際に母親から重大な任務を申し付けられていたのだった。
(元帥といえば、アルマイト王家に次ぐ権力者やが! しかもコウメイさも、うちと同じで貴族じゃないらしいけ、身分差の問題も無い。最高の相手っちよ!)
「ぐがー、すぴー」
酩酊して寝落ちしたコウメイを、その小柄な体でアイドラド邸内にある一室に運び込んだプリシティアは、一人ほくそ笑んでいた。
外では相変わらず宴でにぎわっているようで、その喧騒がわずかに聞こえてくる。しかし当然この部屋は2人以外には誰もいない。
「コウメイさ……」
プリシティアは部屋の灯りをランプ1つを残して全て消す。うすぼんやりと暗くなった部屋の中で、彼女は着ていた紅血騎士の礼服のボタンを外して、着崩すようにして肩を露出させながら、コウメイが寝ているベッドに近づいていく。
「うふ~ん♪ あは~ん♪」
着崩したところからプリシティアの素肌が見えて、身体をくねらせて背一杯アピールするプリシティア……だったが、いかんせん女性としてのボリュームに掛けている体型では、子供のおままごとの域を出ていない。というか、そもそもコウメイは意識が無いのだが。
「ねえ、コウメイさ」
「ぐがー……すぴー……ぐがー……」
「わー、きれい……?」
「んふ~……もう食べられにゃい……♪」
「ぐわあああああああっ! もー! コウメイさのげー! この、げー!」
プリシティアもいくらか酔っているのか、全く反応を返さないコウメイに、感情的になってその肩をゆする。
「これでも、わーも恥ずかしいっちよ! 全く反応しないって、どういうことっち? わーに魅力がないやが? ひどいっ! これでもわーは花も恥じらう乙女やいうに! げー! コウメイさはほんにげーやがー! うわあああああんっ! --うひえええええっ?」
勝手に号泣を始めるプリシティアだったが、彼女に身体を激しく揺さぶられていたコウメイが、不意に彼女の身体を力強く抱きしめてくる。
「わ? わ? コ、コウメイさ……」
「う……うげ……気持ち悪……うぷ」
アルコールが回っている時に激しく脳を揺さぶられればそれは当たり前で、コウメイは青い顔をしながらそうつぶやく。但し目は虚ろで、意識がはっきり戻っているかは定かではない。
そのままコウメイはプリシティアの身体の感触を確かめるように、顔を摺り寄せて身体を密着させていく。
「ち、ちょ……? おおお? コウメイさ……?」
「ん~、気持ちいい……ふぅぅ……」
自分から迫ったわりに、コウメイから密着されると、プリシティアは顔を真っ赤にして身体を震わせる。
若干酒臭いが、コウメイの匂いが、体温が伝わってくると、プリシティアの体温もカッと上昇して、鼓動が速くなり、頭の中が弾けたように何も考えられなくなっていく。
「んん~……たまらん。よーし、それじゃコウメイいきま~す」
「ど、どこへ……んむ?」
明らかに酔っぱらったテンションのまま、コウメイが高らかに宣言すると、プリシティアの不意をつくように、その唇を奪った。
「!!???!??!?!?」
あまりにも予想外過ぎる行動に、プリシティアの目がぐるぐると周り、思考の一切が停止する。
(あ、あれ? わーは、何をしてるっち? なんでここにいるっち? えーと、えーと……っていうか、わーのファーストキス! 初めてのキス……奪われた! 好きな人に取ってたのにっ! ……あれ? コウメイさだからいいのけ……? ???? ◎☆◆★▽♂♀○!?@)
未だかつて戦場でもない程に混乱するプリシティア。
そんな中でも、唇に触れる柔らかい感触は、しっかりと脳にまで伝わってきており、やがてそれまでとは違った意味で、プリシティアの顔に赤みがかかっていく。
(キスって……すごく、気持ちいいっちね……)
□■□■
「んっ……んむっ……んっ……!」
ベッドの上でコウメイに抱きしめられているプリシティアは、緊張からその身を石のように固くしながら、なすがままに唇を吸われ続けていた。
「ちゅ……んっ……コ、コウメイさ……」
意識があるのかないのかよく分からないが、コウメイは微妙に唇をずらしたり、啄むように何度も何度もプリシティアの唇を吸ってくる。
暖かくて柔らかなコウメイの唇の感触を感じるその口づけは、まぎれもなく恋人同士のそれであり、コウメイの腕の中で固まっていたプリシティアも徐々に全身が弛緩していく。
「んっ……ふぅ……こ、これがキスっち…? ふぁ……なんか、ふわふわしてくるやがー……」
ちなみにプリシティアは、城塞都市攻防戦前にはコウメイのベッドに忍び込んで口での奉仕をした前科があるのだが、そんな事実など全く感じさせない、無垢な少女の顔を赤くしていた。
「ん……んっ……んんぅ?」
そんな初めてのキスの感触に酔ったようになっていたプリシティアだったが、突然口内に入ってきた生ぬるい感触に驚愕する。
恋人同士の愛を感じるキスは、そこから更に一歩踏み込んで、粘膜同士を接触させるディープキス……つまり、舌が差し込まれてきたのだ。
「ちょ……コ、コウメイさ……これはちょっと不潔じゃ……んっ……れろ……」
とても口奉仕をしていた人間の台詞とは思えない--性知識が明らかに偏っている--プリシティアの発言だが、コウメイの耳にはまるで届いていない。
コウメイの舌はプリシティアの唇を優しく舐りながら、唇を割り、歯をなぞってから彼女の口内へ差し込まれる。
「んっ……ふっ……れろ……うぅ……」
どうしていいか分からないでいるプリシティアの舌を優しく絡め取ってくるコウメイの舌に感触に、プリシティアは泣きそうになりながら、身体をビクビクと震わせる。
(し、舌が……コウメイさの舌がわーの舌と……んんっ……これ……これぇぇっ……)
感じたことのない未知の感覚に、プリシティアの思考回路がまともに作動しなくなる。
これまでのプリシティアの関係で最も近しい家族以上に、濃密な他人との接触ーーしかし、それはとても心地良いものだった。
暖かな気持ちに包まれながら、プリシティアの性感は徐々に目覚め始めていく。
「ん、む……コウメイさぁ……」
うなされるように声の名前を呼ぶプリシティアは、コウメイの袖をつかむ。そしてコウメイの舌の動きに合わせて、控えめな動きで自らも舌を躍らせ始める。
「はふっ……れろ……こ、これが大人のキスっちね……ん……あむ……」
お互いの徐々に激しく、濃厚になっていくキス。
プリシティの口内で絡み合わせていた舌を、やがてお互いともが伸ばし合いながら口外で。そこで唾液を絡ませながら舌を擦り合わせて、快感と興奮を求め始める。
そして、コウメイが着崩したプリシティアの礼服に手をかけ始める。
「っあ……」
(性知識が大分偏っているが)処女であるプリシティアは(自分で脱いでおきながら)服を剥がされる羞恥心から反射的にコウメイの手を抑えようとする……が、既に濃厚なキスで身体が蕩けており、抵抗など出来なかった。
「は、恥ずかし……恥ずかしいっち……あぅぅ」
顔を真っ赤にしながら、小刻みに身体を震わすプリシティア。そんな彼女の礼服を、コウメイは優しく且つ手慣れた仕草で脱がせていく。
「っきゃ……ぁう」
キャミソールまで脱がし、ショーツ一枚になったプリシティアを、コウメイはベッドに押し倒すようにして寝かせる。
「ぁ……あう……コウメイさ、やけに手慣れてるっちね……。ちょっとショックやがー……」
キスからここに至るまでの流れが、あまりにも慣れ過ぎている。そもそもプリシティアがここまで動揺しているのに、コウメイの方は微塵にも狼狽えていないーーというか、一言すら発していない。
女性経験が無くして、ここまでの流れは実現できないだろう。
(そ、そりゃあコウメイさは、顔だけは意外といけーやから仕方ないっちけど……お互い初めてが良かったがー……)
そんな、いかにも乙女みたいな脳内を考えている間も、コウメイは何も喋らない。粛々と行為を進めていくだけで
「な、なななななっ……何か喋ってっち! ていうか、これどんな状況やが? いや、ある意味わーの思い通りっちゃけど……んひゃああああっ?」
コウメイの下でわーわーとわめき始めるプリシティアだったが、コウメイの舌が彼女のうなじをなぞると、全身を大きく震わせて反応させる。
「な、何してるっち! こそばゆい……っていうか、これ……んんっ……ああぁ~んっ」
くすぐるように首筋を舐ってくるコウメイの舌の感触に、プリシティアは自分でも驚くくらいの甘い声を出してしまう。それはしっかり女としての快感を感じている声で、先ほどのキス以上に顔を赤らめてしまう。
「な、なんでこれ……ひゃうっ? あんっ……だめ、コウメイさ……んきゅうううっ……」
泣きながらビクビクと震えるプリシティア。コウメイは首筋を甘く愛撫しながら、その手をプリシティアの小ぶりな乳房へと持っていく。まだまだ少女らしい薄い胸を優しく揉みしだくようにしながら、その先端部にも甘い刺激を与えていく。
「あっ、あっ? ら、らめ……ひゃああううっ? お、おっぱい、そんなに弄らにゃいで……ひゃううんっ! あんっ、あんっ……あぁぁぁぁぁ~~~んっ!」
部屋の外にまで漏れ出てしまうのではないかというくらい、大きな甲高い声を上げて、プリシティアは軽く絶頂に達してしまう。
「はぁっ、はぁっ? ????? ★○▽♪◎#&$!? なに、これっ……飛んだっ……身体がフワッて……ふああああ……」
自分でも信じられないくらいの凄まじい敏感体質だったプリシティアは、生まれて初めての絶頂を味合わされて、目を白黒させていた。まだそれが快感だとは自覚出来ない程に幼い身体だったが、その分吸収も早く、覚えてしまえば順応も早い。
未知の性感を知ってしまった身体は、それを知ってしまえばどんどんと求めていってしまう。
「んあっ……? ち、ちょっとコウメイさ……待って待って! 今、おっぱい舌で舐められたら……ああああああ゛~~~~っ!」
うなじを弄んでいたコウメイの舌が、鎖骨の間を通って乳房まで降りてくる。焦らすようなゆっくりとした動きで乳房に達すると、その先端部へ舌を絡めさせて、押しつぶすように愛撫を始める。
「っにゃあああっ? ひゃんっ? ひああああっ? あっ、あっ、あ~っ! 変な声が止まらにゃいっ! しゅご……おっぱいしゅごいにょおっ! 身体ビクビクしゅるう~っ!」
外から見てたら芝居にすら見える程に大袈裟に反応しているように見えるプリシティアが、本人にとってはそれどころではない。
むしろこれくらいの反応でも足りない程の、超敏感体質のプリシティアに、とても芝居がかる余裕などなかった。
「あ゛っ! 止めて! 止めてコウメイさ! また飛ぶっ! おっぱいで飛ぶっち! 飛んじゃうがー! あっ、あっっっ、ああああああ~っ! 気持ち良いっちぃぃ!」
優しくも刺激的なコウメイの舌で、立て続けに絶頂に昇りつめさせられるプリシティア。
「ぜえ……ぜえ……し、死ぬ。死んじゃうぅ……はぁ、はぁ……」
それはゾーディアスとの死闘すら圧倒的に上回る程の衝撃だった。それ以上に限界を感じるプリシティアだったが、快感を覚え始めて身体は、更なる快楽を求める。
絶頂を2度も味わったプリシティアの身体は、それを徐々に快感だと認識し始める。そして心臓の鼓動を激しくさせて、更なる興奮をプリシティアの脳に伝えてくるのだった。
「あぅ……ううう……う~……うそぉ。おしっこ……漏らしたっち……?」
勿論それは尿とは全く違う、発情した際に分泌される体液だ。しかし下着が熱く締める感触に、すっかり頭が混乱しているプリシティアはグスグスと泣き始める。
しかし、今のコウメイは容赦なかった。
そのまま内ももを撫でていた手を、ゆっくりとなぞるように上に挙げていくと、ショーツの中に手を忍ばせる。
「っあ! だめ……あぁぁぁぁ~~~」
今プリシティアが自分で言った通り、そこは充分過ぎる程に潤っていた。コウメイが軽く指で弄るだけで、クチュクチュと卑猥な音が響く。
「っあう……ひぅぅっ! あんっ! いあああ~~~っ! やらっ、やらぁぁぁぁっ! 気持ちひいのおっ! コウメイしゃ……ひいいいんっ!」
敏感体質なプリシティアは、コウメイの指の動きに合わせて、淫らに身体をくねらせて悲鳴のような喘ぎ声を上げる。しかし、その中でもしっかりと快感は感じ始めているようだった。
「はぁっ……はぁっ……死ぬっ……このままじゃ、本当に死ぬっち……うあぁぁ……」
指で弄ばれたプリシティアは、心臓が本当に破裂しそうだと思うくらい、頭の中も肺も、何もかもが限界だった。最も敏感な場所を蕩けさせられて、冷静な思考はもう働かない。
愛液で、もうその機能を果たさないショーツがずりおろされるのが分かる。それに抵抗どころか、プリシティアは自ら腰を浮かして手助けしまう程だ。
そうすると、プリシティアの股を押し開き、ズボンをずらして肉棒を出したコウメイが、プリシティアの秘唇に肉棒をあてがってくる。
「はぁ……はぁ……コ、コウメイさぁ……」
まだ未開拓な割れ目に感じる、男性器の感触。未知の異物を身体に受け入れる怖さ、そしてそれ以上に女として発情させられた身体は、それを求めるように蠢いていた。
「す、好きっち……。優しくして欲しいが……」
ぼーっと、焦点の合わない瞳で、見下ろしてくるコウメイを見上げるプリシティア。視界が霞がかっていて、コウメイの顔がよく見えない。そんなコウメイの首に腕を回して、覚悟を決めたように瞳を閉じる。
コウメイの腰がゆっくりと押し込まれて、いよいよ肉棒が挿入されようとしている。
「--っ!」
未知の恐怖に、身を一瞬強張らせるプリシティア。
「……あれ。狭くて……入らない……」
と、ここで初めてコウメイがボソッと言葉を発した。その言葉にはあまり感情が込められておらず、どこか機械らしさを感じる声だった。
「~~っ! ……っ!」
瞳を閉じているプリシティアからは分からないが、確かにコウメイは色々と試行錯誤をしているようだ。肉棒が滑って、上手く秘唇の中へと挿入されないのが感触で分かる。その間、互いの性器が擦り合う形となって、甘い快感が送られてきて、プリシティアがビクビクと反応していると。
「……っあ」
ドピュっと、コウメイが精を放ったのが分かる。なぜなら、熱い液体の感触を腹に感じたから。
「--は?」
それが分かって我に戻ったプリシティアは、一気に冷めた表情になった。
「ういー……ひっく。すっきりしたぁ……」
「はぁぁぁぁぁぁ?」
我に戻ったプリシティアが慌てて身を起こすと、はっきりと戻った視界の中で、コウメイの顔を鮮明にとらえた。
精を吐き出して肉棒が萎えているコウメイは、その言葉通りすっきりした顔をしている。そして、やっぱりプリシティアとは違う意味で赤い顔をしたままだった。
つまり、ただの酔っぱらいである。
「ぐがー……すぴー……」
「うぎゃああっ?」
そしてそのままプリシティアの方に倒れ込むと、彼女の身体を抱き枕にするように、再び寝息を立て始めた。
「なっ……なっ……ななななななっ……!」
あまりに、あまりな終わり方に、プリシティアは何と言っていいのか、言葉を失って、身体をブルブルと震わせる。勿論、先ほどまでとは違った意味での震えだ。
「か、返せっち! 私の初めて……は、奪われてないっちが、なんていうか……色々、諸々と返すっちいいいいいいいい! うぎゃーーーーーー!」
しかし、その夜プリシティアがいくら喚いてもコウメイが眼を覚ますことは無かった。
□■□■
翌朝、下着まで脱いでいたコウメイが、同じく全裸で同じベッドで寝ていたプリシティアに気づいた時の詳細は割愛する。
ただ一つ言えることは、彼は今後どんなに嬉しいことがあっても、しばらくは酒を止めることを硬く心に誓ったという。
あと元帥という程の人間が、顔に目立って仕方ない引っ掻き傷を負ったことは、しばらく彼の周りが騒然となっていたことも付け加えておこう。部屋に忍び込んできた猫にやられたと、強引に押し切ったようだが。
他に補足することがあるならば。
プリシティアは、慕っている人と一緒に同じ夜を過ごせて、なんだかんだいっても幸せだったということくらいだろうか。
『任せるがよー、おっかあ。ーーところで、既成事実って何やが?』
『そんなん、決まっとろうやが。子作りっちよ』
『子作り!?』
『うんだ。ずばり、セックスのことやがよ』
『んん~、なるほどっち。……よっしゃ、任せるがよー! わーの魅力で、でいに偉かばおにんをメロメロにしたるっちよ』
『よっしゃ。任せたっちよ、プリシティア。ハートリング家の家計はあんたにかかってるかんね。げいに期待してるがよ!』
(任せて、おっかあ! 7人の弟妹達とおっかあ達、ハートリング家の家計はわーが背負うっちよ!)
--というように、大家族であるプリシティアのハートリング家は、ダイグロフ領の北方に位置する田舎にその居住地を構えている。
歴史を遡れば、ハートリング家がそれなりの貴族階級だった時期もあるのだが、世情の文化や文明の発展に取り残されていった結果、未だに狩猟や採集などで生計を立ててているような村落で生活する貧乏一家となっていた。しかも子だくさん。
たまたまその村落を訪れることがあった第2王女ラミアに、プリシティアが狩猟の腕前を披露したことがあった。その際に高い潜在能力を見出され、そのまま紅血騎士として異例の抜擢を受けたのが、プリシティアが王都へ上った経緯となるのだが、彼女はその際に母親から重大な任務を申し付けられていたのだった。
(元帥といえば、アルマイト王家に次ぐ権力者やが! しかもコウメイさも、うちと同じで貴族じゃないらしいけ、身分差の問題も無い。最高の相手っちよ!)
「ぐがー、すぴー」
酩酊して寝落ちしたコウメイを、その小柄な体でアイドラド邸内にある一室に運び込んだプリシティアは、一人ほくそ笑んでいた。
外では相変わらず宴でにぎわっているようで、その喧騒がわずかに聞こえてくる。しかし当然この部屋は2人以外には誰もいない。
「コウメイさ……」
プリシティアは部屋の灯りをランプ1つを残して全て消す。うすぼんやりと暗くなった部屋の中で、彼女は着ていた紅血騎士の礼服のボタンを外して、着崩すようにして肩を露出させながら、コウメイが寝ているベッドに近づいていく。
「うふ~ん♪ あは~ん♪」
着崩したところからプリシティアの素肌が見えて、身体をくねらせて背一杯アピールするプリシティア……だったが、いかんせん女性としてのボリュームに掛けている体型では、子供のおままごとの域を出ていない。というか、そもそもコウメイは意識が無いのだが。
「ねえ、コウメイさ」
「ぐがー……すぴー……ぐがー……」
「わー、きれい……?」
「んふ~……もう食べられにゃい……♪」
「ぐわあああああああっ! もー! コウメイさのげー! この、げー!」
プリシティアもいくらか酔っているのか、全く反応を返さないコウメイに、感情的になってその肩をゆする。
「これでも、わーも恥ずかしいっちよ! 全く反応しないって、どういうことっち? わーに魅力がないやが? ひどいっ! これでもわーは花も恥じらう乙女やいうに! げー! コウメイさはほんにげーやがー! うわあああああんっ! --うひえええええっ?」
勝手に号泣を始めるプリシティアだったが、彼女に身体を激しく揺さぶられていたコウメイが、不意に彼女の身体を力強く抱きしめてくる。
「わ? わ? コ、コウメイさ……」
「う……うげ……気持ち悪……うぷ」
アルコールが回っている時に激しく脳を揺さぶられればそれは当たり前で、コウメイは青い顔をしながらそうつぶやく。但し目は虚ろで、意識がはっきり戻っているかは定かではない。
そのままコウメイはプリシティアの身体の感触を確かめるように、顔を摺り寄せて身体を密着させていく。
「ち、ちょ……? おおお? コウメイさ……?」
「ん~、気持ちいい……ふぅぅ……」
自分から迫ったわりに、コウメイから密着されると、プリシティアは顔を真っ赤にして身体を震わせる。
若干酒臭いが、コウメイの匂いが、体温が伝わってくると、プリシティアの体温もカッと上昇して、鼓動が速くなり、頭の中が弾けたように何も考えられなくなっていく。
「んん~……たまらん。よーし、それじゃコウメイいきま~す」
「ど、どこへ……んむ?」
明らかに酔っぱらったテンションのまま、コウメイが高らかに宣言すると、プリシティアの不意をつくように、その唇を奪った。
「!!???!??!?!?」
あまりにも予想外過ぎる行動に、プリシティアの目がぐるぐると周り、思考の一切が停止する。
(あ、あれ? わーは、何をしてるっち? なんでここにいるっち? えーと、えーと……っていうか、わーのファーストキス! 初めてのキス……奪われた! 好きな人に取ってたのにっ! ……あれ? コウメイさだからいいのけ……? ???? ◎☆◆★▽♂♀○!?@)
未だかつて戦場でもない程に混乱するプリシティア。
そんな中でも、唇に触れる柔らかい感触は、しっかりと脳にまで伝わってきており、やがてそれまでとは違った意味で、プリシティアの顔に赤みがかかっていく。
(キスって……すごく、気持ちいいっちね……)
□■□■
「んっ……んむっ……んっ……!」
ベッドの上でコウメイに抱きしめられているプリシティアは、緊張からその身を石のように固くしながら、なすがままに唇を吸われ続けていた。
「ちゅ……んっ……コ、コウメイさ……」
意識があるのかないのかよく分からないが、コウメイは微妙に唇をずらしたり、啄むように何度も何度もプリシティアの唇を吸ってくる。
暖かくて柔らかなコウメイの唇の感触を感じるその口づけは、まぎれもなく恋人同士のそれであり、コウメイの腕の中で固まっていたプリシティアも徐々に全身が弛緩していく。
「んっ……ふぅ……こ、これがキスっち…? ふぁ……なんか、ふわふわしてくるやがー……」
ちなみにプリシティアは、城塞都市攻防戦前にはコウメイのベッドに忍び込んで口での奉仕をした前科があるのだが、そんな事実など全く感じさせない、無垢な少女の顔を赤くしていた。
「ん……んっ……んんぅ?」
そんな初めてのキスの感触に酔ったようになっていたプリシティアだったが、突然口内に入ってきた生ぬるい感触に驚愕する。
恋人同士の愛を感じるキスは、そこから更に一歩踏み込んで、粘膜同士を接触させるディープキス……つまり、舌が差し込まれてきたのだ。
「ちょ……コ、コウメイさ……これはちょっと不潔じゃ……んっ……れろ……」
とても口奉仕をしていた人間の台詞とは思えない--性知識が明らかに偏っている--プリシティアの発言だが、コウメイの耳にはまるで届いていない。
コウメイの舌はプリシティアの唇を優しく舐りながら、唇を割り、歯をなぞってから彼女の口内へ差し込まれる。
「んっ……ふっ……れろ……うぅ……」
どうしていいか分からないでいるプリシティアの舌を優しく絡め取ってくるコウメイの舌に感触に、プリシティアは泣きそうになりながら、身体をビクビクと震わせる。
(し、舌が……コウメイさの舌がわーの舌と……んんっ……これ……これぇぇっ……)
感じたことのない未知の感覚に、プリシティアの思考回路がまともに作動しなくなる。
これまでのプリシティアの関係で最も近しい家族以上に、濃密な他人との接触ーーしかし、それはとても心地良いものだった。
暖かな気持ちに包まれながら、プリシティアの性感は徐々に目覚め始めていく。
「ん、む……コウメイさぁ……」
うなされるように声の名前を呼ぶプリシティアは、コウメイの袖をつかむ。そしてコウメイの舌の動きに合わせて、控えめな動きで自らも舌を躍らせ始める。
「はふっ……れろ……こ、これが大人のキスっちね……ん……あむ……」
お互いの徐々に激しく、濃厚になっていくキス。
プリシティの口内で絡み合わせていた舌を、やがてお互いともが伸ばし合いながら口外で。そこで唾液を絡ませながら舌を擦り合わせて、快感と興奮を求め始める。
そして、コウメイが着崩したプリシティアの礼服に手をかけ始める。
「っあ……」
(性知識が大分偏っているが)処女であるプリシティアは(自分で脱いでおきながら)服を剥がされる羞恥心から反射的にコウメイの手を抑えようとする……が、既に濃厚なキスで身体が蕩けており、抵抗など出来なかった。
「は、恥ずかし……恥ずかしいっち……あぅぅ」
顔を真っ赤にしながら、小刻みに身体を震わすプリシティア。そんな彼女の礼服を、コウメイは優しく且つ手慣れた仕草で脱がせていく。
「っきゃ……ぁう」
キャミソールまで脱がし、ショーツ一枚になったプリシティアを、コウメイはベッドに押し倒すようにして寝かせる。
「ぁ……あう……コウメイさ、やけに手慣れてるっちね……。ちょっとショックやがー……」
キスからここに至るまでの流れが、あまりにも慣れ過ぎている。そもそもプリシティアがここまで動揺しているのに、コウメイの方は微塵にも狼狽えていないーーというか、一言すら発していない。
女性経験が無くして、ここまでの流れは実現できないだろう。
(そ、そりゃあコウメイさは、顔だけは意外といけーやから仕方ないっちけど……お互い初めてが良かったがー……)
そんな、いかにも乙女みたいな脳内を考えている間も、コウメイは何も喋らない。粛々と行為を進めていくだけで
「な、なななななっ……何か喋ってっち! ていうか、これどんな状況やが? いや、ある意味わーの思い通りっちゃけど……んひゃああああっ?」
コウメイの下でわーわーとわめき始めるプリシティアだったが、コウメイの舌が彼女のうなじをなぞると、全身を大きく震わせて反応させる。
「な、何してるっち! こそばゆい……っていうか、これ……んんっ……ああぁ~んっ」
くすぐるように首筋を舐ってくるコウメイの舌の感触に、プリシティアは自分でも驚くくらいの甘い声を出してしまう。それはしっかり女としての快感を感じている声で、先ほどのキス以上に顔を赤らめてしまう。
「な、なんでこれ……ひゃうっ? あんっ……だめ、コウメイさ……んきゅうううっ……」
泣きながらビクビクと震えるプリシティア。コウメイは首筋を甘く愛撫しながら、その手をプリシティアの小ぶりな乳房へと持っていく。まだまだ少女らしい薄い胸を優しく揉みしだくようにしながら、その先端部にも甘い刺激を与えていく。
「あっ、あっ? ら、らめ……ひゃああううっ? お、おっぱい、そんなに弄らにゃいで……ひゃううんっ! あんっ、あんっ……あぁぁぁぁぁ~~~んっ!」
部屋の外にまで漏れ出てしまうのではないかというくらい、大きな甲高い声を上げて、プリシティアは軽く絶頂に達してしまう。
「はぁっ、はぁっ? ????? ★○▽♪◎#&$!? なに、これっ……飛んだっ……身体がフワッて……ふああああ……」
自分でも信じられないくらいの凄まじい敏感体質だったプリシティアは、生まれて初めての絶頂を味合わされて、目を白黒させていた。まだそれが快感だとは自覚出来ない程に幼い身体だったが、その分吸収も早く、覚えてしまえば順応も早い。
未知の性感を知ってしまった身体は、それを知ってしまえばどんどんと求めていってしまう。
「んあっ……? ち、ちょっとコウメイさ……待って待って! 今、おっぱい舌で舐められたら……ああああああ゛~~~~っ!」
うなじを弄んでいたコウメイの舌が、鎖骨の間を通って乳房まで降りてくる。焦らすようなゆっくりとした動きで乳房に達すると、その先端部へ舌を絡めさせて、押しつぶすように愛撫を始める。
「っにゃあああっ? ひゃんっ? ひああああっ? あっ、あっ、あ~っ! 変な声が止まらにゃいっ! しゅご……おっぱいしゅごいにょおっ! 身体ビクビクしゅるう~っ!」
外から見てたら芝居にすら見える程に大袈裟に反応しているように見えるプリシティアが、本人にとってはそれどころではない。
むしろこれくらいの反応でも足りない程の、超敏感体質のプリシティアに、とても芝居がかる余裕などなかった。
「あ゛っ! 止めて! 止めてコウメイさ! また飛ぶっ! おっぱいで飛ぶっち! 飛んじゃうがー! あっ、あっっっ、ああああああ~っ! 気持ち良いっちぃぃ!」
優しくも刺激的なコウメイの舌で、立て続けに絶頂に昇りつめさせられるプリシティア。
「ぜえ……ぜえ……し、死ぬ。死んじゃうぅ……はぁ、はぁ……」
それはゾーディアスとの死闘すら圧倒的に上回る程の衝撃だった。それ以上に限界を感じるプリシティアだったが、快感を覚え始めて身体は、更なる快楽を求める。
絶頂を2度も味わったプリシティアの身体は、それを徐々に快感だと認識し始める。そして心臓の鼓動を激しくさせて、更なる興奮をプリシティアの脳に伝えてくるのだった。
「あぅ……ううう……う~……うそぉ。おしっこ……漏らしたっち……?」
勿論それは尿とは全く違う、発情した際に分泌される体液だ。しかし下着が熱く締める感触に、すっかり頭が混乱しているプリシティアはグスグスと泣き始める。
しかし、今のコウメイは容赦なかった。
そのまま内ももを撫でていた手を、ゆっくりとなぞるように上に挙げていくと、ショーツの中に手を忍ばせる。
「っあ! だめ……あぁぁぁぁ~~~」
今プリシティアが自分で言った通り、そこは充分過ぎる程に潤っていた。コウメイが軽く指で弄るだけで、クチュクチュと卑猥な音が響く。
「っあう……ひぅぅっ! あんっ! いあああ~~~っ! やらっ、やらぁぁぁぁっ! 気持ちひいのおっ! コウメイしゃ……ひいいいんっ!」
敏感体質なプリシティアは、コウメイの指の動きに合わせて、淫らに身体をくねらせて悲鳴のような喘ぎ声を上げる。しかし、その中でもしっかりと快感は感じ始めているようだった。
「はぁっ……はぁっ……死ぬっ……このままじゃ、本当に死ぬっち……うあぁぁ……」
指で弄ばれたプリシティアは、心臓が本当に破裂しそうだと思うくらい、頭の中も肺も、何もかもが限界だった。最も敏感な場所を蕩けさせられて、冷静な思考はもう働かない。
愛液で、もうその機能を果たさないショーツがずりおろされるのが分かる。それに抵抗どころか、プリシティアは自ら腰を浮かして手助けしまう程だ。
そうすると、プリシティアの股を押し開き、ズボンをずらして肉棒を出したコウメイが、プリシティアの秘唇に肉棒をあてがってくる。
「はぁ……はぁ……コ、コウメイさぁ……」
まだ未開拓な割れ目に感じる、男性器の感触。未知の異物を身体に受け入れる怖さ、そしてそれ以上に女として発情させられた身体は、それを求めるように蠢いていた。
「す、好きっち……。優しくして欲しいが……」
ぼーっと、焦点の合わない瞳で、見下ろしてくるコウメイを見上げるプリシティア。視界が霞がかっていて、コウメイの顔がよく見えない。そんなコウメイの首に腕を回して、覚悟を決めたように瞳を閉じる。
コウメイの腰がゆっくりと押し込まれて、いよいよ肉棒が挿入されようとしている。
「--っ!」
未知の恐怖に、身を一瞬強張らせるプリシティア。
「……あれ。狭くて……入らない……」
と、ここで初めてコウメイがボソッと言葉を発した。その言葉にはあまり感情が込められておらず、どこか機械らしさを感じる声だった。
「~~っ! ……っ!」
瞳を閉じているプリシティアからは分からないが、確かにコウメイは色々と試行錯誤をしているようだ。肉棒が滑って、上手く秘唇の中へと挿入されないのが感触で分かる。その間、互いの性器が擦り合う形となって、甘い快感が送られてきて、プリシティアがビクビクと反応していると。
「……っあ」
ドピュっと、コウメイが精を放ったのが分かる。なぜなら、熱い液体の感触を腹に感じたから。
「--は?」
それが分かって我に戻ったプリシティアは、一気に冷めた表情になった。
「ういー……ひっく。すっきりしたぁ……」
「はぁぁぁぁぁぁ?」
我に戻ったプリシティアが慌てて身を起こすと、はっきりと戻った視界の中で、コウメイの顔を鮮明にとらえた。
精を吐き出して肉棒が萎えているコウメイは、その言葉通りすっきりした顔をしている。そして、やっぱりプリシティアとは違う意味で赤い顔をしたままだった。
つまり、ただの酔っぱらいである。
「ぐがー……すぴー……」
「うぎゃああっ?」
そしてそのままプリシティアの方に倒れ込むと、彼女の身体を抱き枕にするように、再び寝息を立て始めた。
「なっ……なっ……ななななななっ……!」
あまりに、あまりな終わり方に、プリシティアは何と言っていいのか、言葉を失って、身体をブルブルと震わせる。勿論、先ほどまでとは違った意味での震えだ。
「か、返せっち! 私の初めて……は、奪われてないっちが、なんていうか……色々、諸々と返すっちいいいいいいいい! うぎゃーーーーーー!」
しかし、その夜プリシティアがいくら喚いてもコウメイが眼を覚ますことは無かった。
□■□■
翌朝、下着まで脱いでいたコウメイが、同じく全裸で同じベッドで寝ていたプリシティアに気づいた時の詳細は割愛する。
ただ一つ言えることは、彼は今後どんなに嬉しいことがあっても、しばらくは酒を止めることを硬く心に誓ったという。
あと元帥という程の人間が、顔に目立って仕方ない引っ掻き傷を負ったことは、しばらく彼の周りが騒然となっていたことも付け加えておこう。部屋に忍び込んできた猫にやられたと、強引に押し切ったようだが。
他に補足することがあるならば。
プリシティアは、慕っている人と一緒に同じ夜を過ごせて、なんだかんだいっても幸せだったということくらいだろうか。
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