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第2章『クラベール城塞都市決戦』編
題89話 クリスティア=レイオール(裏編Ⅰ 悪魔との接触)
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クリスティアにとって、高等教育機関での3年間が希望を手にした学生生活だとしたら、ミュリヌス学園以後の生活はそれとは対照的に陰鬱としたものだった。
ジュリアスら気心の知れた親友や、反りは合わなくとも一緒に過ごしてきた家族らと離れて、ミュリヌス領での一人暮らしの中――白薔薇騎士団長であった異母姉のシンパは近くにはいたが、実際に合う機会などほとんどなかった――妾の娘であるクリスティアへの当たりは、高等教育機関以上に辛かった。
盗難、嘘、陰口、悪戯、仲間外れ、いわれのない噂、嫌味、嫉妬、濡れ衣など、枚挙に暇がない嫌がらせの数々。
まだ高等教育では、それらは立場が弱いクリスティアを卑下することで自らの価値を確かめて悦に入るという子供じみたつまらないものだった。
ところが本物の上流層が集うミュリヌス学園、そして白薔薇騎士団では行為が同じだとしても、その動機が全く異なっていた。
相手はクリスティアを貶めることを楽しむような素振りがないのだ。ただ淡々と害虫を追い出すように嫌がらせやいじめを続けてくる。そうすることで自分達に得が無いことなど、本物の上流層になれば理解している。
--そう、彼女らは本気で心の底から、妾の娘という汚らわしい存在が鬱陶しくて、嫌いで、不快と思っている。妾の娘だから、悪意をぶつけてこの名誉ある白薔薇騎士が集う場所から排除することなど当然だと、本気で思い込んでいるのだ。
『貴女を好きな人間なんてこの世にはいない』
『生まれてきたことが罪』
『いるだけで周りの誰もが不幸になる』
『死ねばいいのに』
『どうして生まれてきたの? どうしてここにいるの?』
『汚らわしい、ごみダメにいるような人間』
いつしか、クリスティアはそんな声なき言葉に苦しめられるようになる。
聖アルマイトの王国の上流層にる人間達の、悪意の生々しさに触れたクリスティアは戦慄した。
「妾の娘というのは、それ程までに罪なことなの?」
白薔薇騎士団に入団したクリスティアは、さすがに心が折れそうになっていた。しかし、それでも彼女がそんな苦境にも立ち向かい続けられたのはーー
『貴女は幸せになるために生まれてきたのよ、クリス』
自分を愛してくれて、この世で自分を愛してくれた母親の言葉と―ー
『ジュリアス、私は貴方が龍牙騎士団でのし上がっているのをちゃんと見ているわ。だから、お願い――私のことも、見ていてね』
『ええ。私も貴女のことを見ていますよ、クリスティア』
親友との誓いの言葉だった。
だからクリスティアはどれだけ心が折れそうになったとしても、歯を食いしばって耐え続けた。しかし状況は好転するどころか、そんなクリスティアを周りは余計に鬱陶しいと思うようになり、いじめは過熱していった。
仮にクリスティアが異母姉シンパ程の逸材であれば、実力で周囲を黙らせることも出来ただろう。現に、父親が不貞を働くという不名誉を背負いながらも白薔薇騎士団長になったシンパが取った方法はそれなのだ。
しかしクリスティアは至って平凡だった。レイオール家の人間という枠で言えば、むしろ劣等生だと言っても良い。高等教育卒業時はジャスティン家のジュリアスすら変える程の努力を重ねてきたクリスティアだったが、元来は読書を好むような穏やかで優しい気質なのだ。もともと剣を持って他人を傷つけることなど向いていないのは、最初から彼女の母ティアリスが言っていた通りだ。
卒業式のあの日、クリスティアがジュリアスを降したのをピークに、ミュリヌスに来てからの彼女は周囲の優秀なエリート達に埋もれることとなった。
「ごめん、お母さん。私……もう無理だよ」
どれだけ頑張っても平均点を超えられない現実。妾の娘というだけで周りから白い目で見られて孤立した中で、終わりが知れない嫌がらせの日々が続く。
そこまで耐え抜いたクリスティアだったが、遂に決心する。退団してレイオール家に戻り、静かに暮らそう。やはり自分は弱いのだ。弱者なら弱者らしく、汚れた娘ならば汚れた娘らしく世間から隠れて、以後はずっとあの屋敷の中で生きていこう。そうした方が、異母姉も父も喜ぶだろう。
自室で1人泣き崩れて心を折るクリスティア。しかしそんなどん底だった彼女は、それでも再び立ち上がる力を手にする。
「ジュリアスが……将軍に?」
「ええ」
それはジュリアスがミュリヌス地方への遠征任務で訪れた際に、クリスティアと会った時のこと。
龍牙騎士団に入団して着々と実績を重ねていたジュリアスが、10年も経たずして将軍格を得たという。まだミリアムとランディすら辿り着いていない職位に、「ミリアム世代」の中でジュリアスが最初に手にしたのだ。
「すごい……すごいわ、ジュリアス!」
ジュリアスは本当に達成したのだ。
彼は彼のやり方で、天才2人を超えて見せたのだ。
口だけではなく、それを実現してみせたジュリアスのことを心の底から尊敬する。クリスティアは自分のことのように心底嬉しそうに手を合わせて、ジュリアスを祝うのだった。
「……ごめん。私、約束を破ってジュリアスのこと見るの……止めようとしていた」
自分の境遇が辛くて辛くて仕方なくて、もう耐えられないと限界を感じたから白薔薇騎士を止めようとしていた。クリスティアは自分のことしか見ていなかった。自分はジュリアスのことを見ている、そしてジュリアスも自分のことを見ていると約束したことなど、忘れてしまっていた。
クリスティアのその言葉が白薔薇騎士を辞めることを意味しているのをすぐに察したジュリアスは、やはりいつもの優しい笑顔を浮かべて
「白薔薇騎士は辛いですか?」
「……うん」
気の知れる親友に、そうやって素直に弱音を吐くクリスティア。そうやって弱い部分を曝け出せるのは、その時の彼女にとってはこれ以上ない救済だった。
ーーしかし、彼女が弱みを見せたのはそこまでだった。
「ごめんね。私、忘れていたわ。ちゃんとジュリアスを見ていないといけないこと。そしてジュリアスも、私を見てくれていることを。
こうしてジュリアスが、誰だって絶対に強くなることを見せてくれた。だから、私ももう少し頑張ってみるわね。だから……これからも、私を見ていてくれる?」
「勿論ですよ。私に出来ることであれば何でも協力します。貴女を見ています。応援していますよ、クリス」
――ああ、その名前で呼んでくれてありがとう。
例え1人だっていい。自分がここにいてくれていいと言ってくれる人がいることが、自分を見てくれている人がいることが、何よりの力になるのだ。
「ありがとう、ジュリアス。私、必ず強くなる。白薔薇騎士団長になってみせるから」
涙すら滲ませて親友に感謝を言うクリスティア。その親友の御礼に、ずっと変わらない優しい笑みを浮かべてうなずくジュリアス。
しかし、クリスティアもジュリアスの2人とも。
遠くから、嫉妬と欲望に塗れた薄汚れた視線が向けられていることに、全く気付いていなかった。
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王妃プリメータの死後、第2王女リリライトが20歳に成長してからミュリヌスにやってくると、白薔薇騎士団は第2王女の管轄下となった。とはいえ、第2王女は経験も実力もまだ未熟な姫である。そのため彼女の補佐役として大臣のグスタフも同行していた。
その姿を見たときから、いかにもな肥満中年であるグスタフは、普段からの言動も合わさって、特に女性からは生理的に受け付けられていなかった。白薔薇騎士の中でも評判が悪かったし、それはクリスティアも同様だった。しかしさすがにそこは白薔薇騎士ーーつまり第2王女の親衛隊という身分から、第2王女の側近であるグスタフをあからさまに嫌うことはしなかった……というより出来なかった。
つい先日にミュリヌス学園では年に1度の御前試合が行われたり、王都からはコウメイと言う名の使者がやってきたりと、いつになく慌ただしくしていた時期だった。
クリスティアは唐突にリリライト邸へ召喚されたのだ。
「大変お待たせいたしました、リリライト第2王女殿下」
「こちらこそ突然呼びつけてしまい申し訳ありません」
『純白の姫』リリライト=リ=アルマイト。ウェーブがかった美しく豊かな金髪に、『純白の姫』を象徴する白いドレス。リリライトは、その可愛らしい太陽のような明るい笑顔でクリスティアを迎えた。
「とんでもございません。火急の用件とのこと……私のような一介の白薔薇騎士に、いったい?」
これまでも様々なイベント時でリリライトのことを見る機会は何度も会った。しかしこうして対面して直接会話をするのは初めてのことだ。
アルマイト王家直系である王族との会話に、さすがにクリスティアも緊張が隠せなかった。ドクドクと激しくなっていく心音を鎮めるように胸を手を当てながら、クリスティアはぎこちなく聞く。
「貴女は、確かシンパの妹……なのですよね?」
--と、突然あらぬ話をされて、クリスティアは目を見張った。
一体その問いにどんな意図が隠されているのか……クリスティアは困惑しながらも答える。
「正確には腹違いですが。私の母は、レイオール家に仕えていた侍女です。我が家の事情は、姉上より聞き及んでおられませんでしたでしょうか?」
「話には聞いておりましたが、詳しくは知りません。シンパも、お家のことはあまり話してくれませんので」
あの性格からすると、家系の恥部を隠匿するというよりは、わざわざ自分からこの幼い姫に説明する必要などないと思ったのだろう。あの異母姉らしい。
「それではつかぬことを聞きますが、龍牙騎士団のジュリアス=ジャスティン。この方とクリスティアは恋人関係なのでしょうか?」
「……は?」
あまりにもな不自然な質問に、今度はクリスティアは間抜けな声を出してしまう。
龍牙騎士団を直轄している第1王子カリオスならばともかく、それとは全く無関係なリリライトがジュリアスのことを知っているのが意外だった。というか、それよりも何故そんな個人的な事情を聞いてくるのか?
リリライトの意図が全く分からない。一体何を考えているのか?
戸惑いながらも、白薔薇騎士にとって第2王女は守護対象であり仕えるべき主人である。クリスティアは多少混乱しながらも、誠実に答える。
「彼とは個人的に親しくさせていただいておりますが、その……男女の付き合いという間柄ではありません」
「なんじゃ、つまらんのぅ」
突然、リリライトが座る椅子の奥にある部屋から聞こえてきた、それだけで寒気が走るような低いダミ声。クリスティアはハッと顔を上げてそちらの方を見ると、部屋の中からローブ1枚を羽織っただけの肥満中年男が姿を現す。
その弛んだだらしない腹に、開いた胸元から除く体毛が不潔で嫌悪感を抱かせる、見るからに醜悪な中年。
--大臣グスタフである。
「なっ……な? グ、グスタフ様?」
いきなり現れたのもそうだが、王族の前で有り得なさすぎる非常識な格好に驚愕するクリスティア。しかしそんな彼女の驚愕などお構いなしに、グスタフはその弛んだ腹を揺らしながら、こちらに近づいてくる。
「あのいけ好かない爽やかイケメン男から、ドロドロに寝取ってやろうと思ったんじゃがのぅ。まあ、別に普通に良い女じゃし、これはこれで良いじゃろうなぁ。とてもあの婆と血が繋がっているとは思えんわい」
ニタニタと唾液を垂らしながら、クリスティアの身体を舐めまわすように見つめてくるグスタフ。それだけでクリスティアは全身に鳥肌が立ち、思わず自分の身体を抱きしめるようにして身体を隠す。
「リ、リリライト王女殿下。これは一体……?」
豚のような男の欲望の目線に晒されながら、明らかに動揺してクリスティアはリリライトに問いただす。
そのリリライトは、とても『純白の姫』とは思えない程に淫蕩な笑みを浮かべて、唇からはグスタフと同じように唾液を垂らしながら
「クリスティア、命令です。ダーリンのオチンポ奴隷になりなさい♪」
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その頃には、もう既に肉欲の宴の場と化していたリリライトの寝室。日々繰り返される狂宴のせいかクリスティアが連れ込まれる前から、その部屋には咽かえるような濃密な性の匂いが充満していた。
その部屋の中央にあるベッドの上、クリスティアはリリライトに後ろから身体を拘束されており、正面からはグスタフが彼女の服を破って脱がしていた。
「や、止めろっ! この獣っ!」
平凡とはいえ白薔薇騎士とした鍛えてきたはずのクリスティアなのに、華奢なはずのリリライトの拘束がほどけない。リリライトの腕の中で必死にもがきながら、しかし成す術もなく白薔薇騎士の礼服を破り脱がされたクリスティアは、グスタフの眼前に素肌をさらけ出す。
「ぐひひひひ~! ボリュームはちぃと足らんが、引き締まった良い身体をしておるじゃないか。これはこれでいいのぅ」
唾液を垂らして笑うグスタフは、その感触を確かめるように下着に包まれたクリスティアの胸の膨らみを揉み始める。
「んっ……くぅっ! いくら大臣とはいえ、このような真似が許されるとでも思っているのか!」
「ん~? 思っておるよぉ? そもそも、今お前の後ろでワシの加担にしているのは誰じゃ? んんぅ?」
そんなこと言うまでもない。白薔薇騎士が忠誠を誓う第2王女『純白の姫』リリライト=リ=アルマイトだ。
「リ、リリライト殿下! 一体どういうことなのでしょうか……っんん!」
後ろから拘束してくるリリライトへ抗議するクリスティアだったが、リリライトはクリスティアのうなじに舌を這わせながら、淫らに蕩けた声で答える。
「だってぇ、ダーリンがクリスティアを犯したいって言うんですもの。シンパが生意気だから、親しい人間を自分のモノにしてお仕置きしたいんですって。恨むならシンパを恨んで? リリもダーリンも、悪くありませんよ? ちゅうう……」
「ば、バカな……そんな……訳が分からない。それに、私は姉上とは親しくなど……っんん!」
一気に色々なことが起こり過ぎていて、事態についていけないクリスティアは混乱してしまう。
「ねえねえ、ダーリン。リリは上手に出来ましたよ。ご褒美のチューして下さい。思いっきりエロエロでドスケベで、愛情たっぷりのベロチューしましょう」
リリライトは狂気の笑みを浮かべながら、クリスティアの後ろから顔を突き出して、唾液まみれの舌をグスタフへ差し出す。
「ぐひひひひい! リリは本当にバカで低能なセックスのことしか考えられない雌豚じゃのう。んぢゅるる~……ぢゅぢゅぢゅ~っ! ぢゅっ、ぢゅっ!」
「んれぇぇぇぇ~っ! んれろぉ……れろれろ……はふぅ……し、幸せぇ……濃厚ベロチュー、大好きぃ♪」
顔のすぐ側で、豚のような肥満男と可憐な姫が、下品に唾液を啜り合う音を立てながら、本能を剥きだしにした舌の絡め合いを始める。
その淫らな水音がクリスティアの鼓膜に届くと、クリスティアは恐怖に顔を引きつかせる。
「ひ、ひぃぃ……」
--一体、何が起こっているのか。これは現実なのだろうか? いや、悪夢に違いない。
だって、こんな……こんな……
全大陸でも愛らしくて純心可憐だという評判から『純白の姫』と二つ名をつけられた姫が、全大陸の女性から忌み嫌われている肥満大臣とこのような行為に及んで喜んでいるなどと、こんな濃厚に粘膜接触をしていることが信じられない。
そうだ。これは夢だ。それもとびっきり最悪最低の悪夢だ。早く目覚めないと、気分が悪くて仕方ない。
しかしそんな現実逃避をしているクリスティアなどお構いなしに、グスタフの魔の手はクリスティアの身体を這いまわる。
グスタフとリリライトは舌を絡め合いながらも、リリライトは後ろからクリスティアの乳房を揉みしだいてきながら、グスタフはクリスティアのスカートのベルトを緩めて下半身も脱がしにかかってくる。
「っく! 汚らわしいっ! 止めろ、止めろっ! うあああああっ!」
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪いーー!
人間であることを忘れて快楽を貪り合う2人を見ているだけで、クリスティアは吐きそうになる。一刻も早くこの狂った空間から抜け出したいと思い、全身全霊でリリライトの拘束を解こうとするが--
クリスティアの全身から力が抜けていく。
「う、ああ? ど、どうして……?」
リリライトが揉んでくる乳房から、グスタフが擦ってくる太ももから、甘い疼きが昇ってくるのだ、その甘い疼きは灼熱のような興奮をクリスティアに与えて、彼女から抵抗する気力を奪っていく。
「ふんっ、なんじゃ。結局お前も女じゃのう。ワシのリリとベロチューを見て興奮したんか?」
クリスティアの抵抗が弱まったのに気づいたグスタフは嗤いながら揶揄してくる。
「ふざけるなっ! こんな、こんな……私は……っ!」
そもそもクリスティアは、これまで生きてきた中で性の衝動にかられたことなど無い。その驚べきストイックな性格もあり、自慰の1つもだってしたことがない。彼女の不幸な境遇が、そして不屈の精神がそれを許さなかった。
だから、この自分に湧いてくる衝動の正体が分からなかった。どうして、こんなにも身体が熱くなり、抵抗しようという気力が奪われるのか、訳が分からない。
それほどまでに純真なクリスティアさえ、グスタフの「異能」は容赦なくその牙を剥く。
「お前の大好きなお姉ちゃんの前で、チンポチンポ叫びながらだらしなくアヘ顔を晒すまでにしてやるからのぅ。ぐひっ、ぐひひひひっ」
どうやらグスタフは、異母姉妹の関係について何やら勘違いをしているようだった。しかし、恐怖と混乱と初めての性への衝動で、クリスティアはそれをいちいち否定するどころではなかった。
リリライトに乳房を揉まれながら、それまで内ももの微妙な部分を撫でてくるグスタフの手つきに、クリスティアの女性の部分は下着の上からでも分かる程に湿っていたのだ。
「っひ……! や、止めてっ……!」
グスタフが近くにいるだけで、その雄の匂いを嗅ぐだけで、クリスティアの身体は雌としての準備を始める。リリライトに弄られている乳房の先端部が硬くなり、女性の部分が熱気と湿り気を帯び始めるのと同時、気丈なクリスティアの様子にも弱弱しさが表出してくる。
「い~い反応になってきたのぅ。ここを触ったらどうなってしまうんかのぉ? ん?」
「い、いや……止めてっ……っあん!」
グスタフがその太い指で、下着の上から遂にクリスティアの最も敏感な部分に触れる。そうするとクリスティアは自分でもびっくりする程の甘い吐息ーー雌の声を漏らしてしまう。
「あははっ、今エロい声が出ましたよ」
後ろから乳房をまさぐるリリライトが嬉しそうな声を出して、クリスティアの下着を外しにかかる。
「や、止めて……いやっ! んっ……んむっ?」
リリライトの手を取ってやめさせようとするが、それよりも先にリリライトがクリスティアの唇を塞ぐ。
「んむ……んっ……っふ……」
先ほどクリスティアの前で見せた、リリライトの激しい舌使い。今度はそれがクリスティアの唇を蹂躙するように差し出される。懸命に唇を閉じて抵抗するクリスティアだったが
「ぐほほほほっ♪ まずは処女マンコをワシの超絶テクニックで、トロトロのホカホカにしてやろうかのぉ」
「っ!」
グスタフの手がクリスティアのショーツの中に滑り込んでくる。そしてその中の、愛液が溢れ出ている、まだ誰にも触れさせたことのない秘密の場所が、グスタフの指に蹂躙されていく。
「んっ……ぐっ……うううぅっ」
「ちゅっ……ぢゅうう……ほら、ほら! クリスティアも我慢しないでください? ダーリンの指、チョー気持ちよくてマンコヤバいでしょう? 私ととっても気持ちいいベロチューしましょうよぉ♪ ちゅっ……ちゅるるっ……ふふ、乳首もこうやってコリコリコリ……」
リリライトの舌を防いでいる唇を、その純白の姫の唾液まみれにされながら、それでもクリスティアは必死に唇を閉じる。しかしリリライトの言葉通り、愛液に塗れた秘裂を解されるように動いてくるグスタフの指、乳房の先端部を指でつまんでこねてくるリリライトの指に、クリスティアの頭が真っ白に塗り替えられていく。
生まれて始めて感じる雌の快感ーーしかも、それは悪魔の異能により倍増されていた。
「ん、んむ……はむ……んれ……」
まだ純潔であるクリスティアが、そんな強烈な性の快感に耐えられるはずが無かった。やがて緩んだ唇を割って、リリライトの舌が構内に入ってくると、蛇のような動きでクリスティアの舌を絡め取る。
(や、柔らかい……リリライト殿下の舌……もっと、欲しくなってしまう……!)
口づけ自体が初めてのクリスティアだったが、リリライトの激しくて柔らかな甘い感触に、たちまち夢中になってしまう。
「れろ……れろ……んんんぅ……」
「ちゅるっ……ちゅうううっ……あはっ、もう自分から絡めてきたぁ♪ ちゅっ……ちゅっ……リリの唾も飲んで下さい。もっともっと、エロバカになっちゃいましょお♪」
リリライトは舌を絡めるように動かすクリスティアに唾液を送ると、クリスティアはコクコクと喉を鳴らしながら嚥下する。そんなクリスティアの乳首への刺激を強めていくリリライト。
そんな同性同士の舌の絡め合いに夢中になっているクリスティアの秘裂にグスタフは指を挿入し始める。
「っ! っっ! っ!」
「あっ、ダメれですよぉ。お顔はちゃんとリリとベロベロしてないと……れろれろれろぉ~♪ はふぅ……ちゅううううっ……ぢゅぢゅぢゅ~っ!」
あまりの刺激の強さに顔を背けようとしたクリスティアの顔を、リリライトは両手で固定すると、激しくクリスティアの唇と舌を吸い立てる。そうやって身動きが出来なくなったクリスティアの秘裂を、グスタフは容赦なく責め立てるように指をピストンさせる。
「~~っ! っ! ~~~っ!!」
「ぐほほほ、さすが処女マンじゃのぅ。キッツキツじゃあ。でもワシの指をチンポと勘違いして、ドスケベに吸い付いてくるわい。レズキスで、マン汁もブシュブシュ噴き出しおって、とんでもないビッチじゃのお♪」
そこまで発情しきっているのは、グスタフの「異能」が大きく影響しているからだ。クリスティアの元々の性格など、人格など、尊厳など、それらを全てグスタフの「異能」は蹂躙し、女性を1匹の雌へと変貌させるのだ。
そんなことはグスタフ本人も承知した上で、まるでクリスティアは元々淫乱な雌だということを刷り込むように、ねっとりとした口調で言う。
「んぐ……っんん! んむぅ……な、なにこれっ……! か、身体が……と、飛びそうっ……!」
リリライトの舌とグスタフの指を感じながら、クリスティアは初めての絶頂の予兆に、身体をぴくぴくと痙攣させる。
「や、やだ……怖い……れろ……れぇぇ……ゆ、許して下さい……リリライト殿下……ちゅば……ちゅうう」
未経験にも関わらず、圧倒的な快感の予感に気丈なクリスティアが涙を流しながら懇願する。
「な~にを言っておる。こんなにブシュブシュマン汁噴きながら、ワシの指に吸い付いとるくせに。ほれほれ、クリトリスも弄ってやるぞぉ」
「っあ! っあああ~……はむ……ぢゅる……」
女性器を弄ってくるグスタフは、容赦なくクリスティアに快感を与えてくる。
この男はもはや同じ人間ではない。悪魔だ。助けを求めるだけ無駄だ。人間の言葉が通じないのだ。
だから、クリスティアはせめてまだ同じ人間のリリライトなら…と、懇願する。
これまで白薔薇騎士としてリリライトに仕えてきたのだ。だから、許して。怖い。このまま快感の波にのまれてしまうと、これまで積み重ねてきたものが全て無くなりそうな気がする。
「たす、けて……」
クリスティアの唇と舌を味わい尽くしたリリライトが、クリスティアの唾液がついた口周りをその小さな舌でぺろりと舐めながら、妖艶に微笑む。
「イっちゃいなさい♪」
「っっっああああ~~~? あああああああ、あ~~~~~っ!」
クリスティアはこれまで生きてきた中でも出したことがない程の大声ーーもはや絶叫とも言える声を上げながら、生まれて初めての絶頂に達する。
「あ、あひぁ……ひうう……あへえ……と、とみゃらにゃい……あへへぇ……」
大きく身体を反らし秘部から盛大に潮を噴き続けるクリスティア。だらしなく緩み切って、舌を出しながら呆けているクリスティアの顔を覗き込むグスタフは、顔を醜悪な笑みに染めながら言う。
「ひょほほほほ、良いエロ顔じゃあ♪ あの婆もこれくらい若ければ相手をしてやったんじゃがのぅ。」
ジュリアスら気心の知れた親友や、反りは合わなくとも一緒に過ごしてきた家族らと離れて、ミュリヌス領での一人暮らしの中――白薔薇騎士団長であった異母姉のシンパは近くにはいたが、実際に合う機会などほとんどなかった――妾の娘であるクリスティアへの当たりは、高等教育機関以上に辛かった。
盗難、嘘、陰口、悪戯、仲間外れ、いわれのない噂、嫌味、嫉妬、濡れ衣など、枚挙に暇がない嫌がらせの数々。
まだ高等教育では、それらは立場が弱いクリスティアを卑下することで自らの価値を確かめて悦に入るという子供じみたつまらないものだった。
ところが本物の上流層が集うミュリヌス学園、そして白薔薇騎士団では行為が同じだとしても、その動機が全く異なっていた。
相手はクリスティアを貶めることを楽しむような素振りがないのだ。ただ淡々と害虫を追い出すように嫌がらせやいじめを続けてくる。そうすることで自分達に得が無いことなど、本物の上流層になれば理解している。
--そう、彼女らは本気で心の底から、妾の娘という汚らわしい存在が鬱陶しくて、嫌いで、不快と思っている。妾の娘だから、悪意をぶつけてこの名誉ある白薔薇騎士が集う場所から排除することなど当然だと、本気で思い込んでいるのだ。
『貴女を好きな人間なんてこの世にはいない』
『生まれてきたことが罪』
『いるだけで周りの誰もが不幸になる』
『死ねばいいのに』
『どうして生まれてきたの? どうしてここにいるの?』
『汚らわしい、ごみダメにいるような人間』
いつしか、クリスティアはそんな声なき言葉に苦しめられるようになる。
聖アルマイトの王国の上流層にる人間達の、悪意の生々しさに触れたクリスティアは戦慄した。
「妾の娘というのは、それ程までに罪なことなの?」
白薔薇騎士団に入団したクリスティアは、さすがに心が折れそうになっていた。しかし、それでも彼女がそんな苦境にも立ち向かい続けられたのはーー
『貴女は幸せになるために生まれてきたのよ、クリス』
自分を愛してくれて、この世で自分を愛してくれた母親の言葉と―ー
『ジュリアス、私は貴方が龍牙騎士団でのし上がっているのをちゃんと見ているわ。だから、お願い――私のことも、見ていてね』
『ええ。私も貴女のことを見ていますよ、クリスティア』
親友との誓いの言葉だった。
だからクリスティアはどれだけ心が折れそうになったとしても、歯を食いしばって耐え続けた。しかし状況は好転するどころか、そんなクリスティアを周りは余計に鬱陶しいと思うようになり、いじめは過熱していった。
仮にクリスティアが異母姉シンパ程の逸材であれば、実力で周囲を黙らせることも出来ただろう。現に、父親が不貞を働くという不名誉を背負いながらも白薔薇騎士団長になったシンパが取った方法はそれなのだ。
しかしクリスティアは至って平凡だった。レイオール家の人間という枠で言えば、むしろ劣等生だと言っても良い。高等教育卒業時はジャスティン家のジュリアスすら変える程の努力を重ねてきたクリスティアだったが、元来は読書を好むような穏やかで優しい気質なのだ。もともと剣を持って他人を傷つけることなど向いていないのは、最初から彼女の母ティアリスが言っていた通りだ。
卒業式のあの日、クリスティアがジュリアスを降したのをピークに、ミュリヌスに来てからの彼女は周囲の優秀なエリート達に埋もれることとなった。
「ごめん、お母さん。私……もう無理だよ」
どれだけ頑張っても平均点を超えられない現実。妾の娘というだけで周りから白い目で見られて孤立した中で、終わりが知れない嫌がらせの日々が続く。
そこまで耐え抜いたクリスティアだったが、遂に決心する。退団してレイオール家に戻り、静かに暮らそう。やはり自分は弱いのだ。弱者なら弱者らしく、汚れた娘ならば汚れた娘らしく世間から隠れて、以後はずっとあの屋敷の中で生きていこう。そうした方が、異母姉も父も喜ぶだろう。
自室で1人泣き崩れて心を折るクリスティア。しかしそんなどん底だった彼女は、それでも再び立ち上がる力を手にする。
「ジュリアスが……将軍に?」
「ええ」
それはジュリアスがミュリヌス地方への遠征任務で訪れた際に、クリスティアと会った時のこと。
龍牙騎士団に入団して着々と実績を重ねていたジュリアスが、10年も経たずして将軍格を得たという。まだミリアムとランディすら辿り着いていない職位に、「ミリアム世代」の中でジュリアスが最初に手にしたのだ。
「すごい……すごいわ、ジュリアス!」
ジュリアスは本当に達成したのだ。
彼は彼のやり方で、天才2人を超えて見せたのだ。
口だけではなく、それを実現してみせたジュリアスのことを心の底から尊敬する。クリスティアは自分のことのように心底嬉しそうに手を合わせて、ジュリアスを祝うのだった。
「……ごめん。私、約束を破ってジュリアスのこと見るの……止めようとしていた」
自分の境遇が辛くて辛くて仕方なくて、もう耐えられないと限界を感じたから白薔薇騎士を止めようとしていた。クリスティアは自分のことしか見ていなかった。自分はジュリアスのことを見ている、そしてジュリアスも自分のことを見ていると約束したことなど、忘れてしまっていた。
クリスティアのその言葉が白薔薇騎士を辞めることを意味しているのをすぐに察したジュリアスは、やはりいつもの優しい笑顔を浮かべて
「白薔薇騎士は辛いですか?」
「……うん」
気の知れる親友に、そうやって素直に弱音を吐くクリスティア。そうやって弱い部分を曝け出せるのは、その時の彼女にとってはこれ以上ない救済だった。
ーーしかし、彼女が弱みを見せたのはそこまでだった。
「ごめんね。私、忘れていたわ。ちゃんとジュリアスを見ていないといけないこと。そしてジュリアスも、私を見てくれていることを。
こうしてジュリアスが、誰だって絶対に強くなることを見せてくれた。だから、私ももう少し頑張ってみるわね。だから……これからも、私を見ていてくれる?」
「勿論ですよ。私に出来ることであれば何でも協力します。貴女を見ています。応援していますよ、クリス」
――ああ、その名前で呼んでくれてありがとう。
例え1人だっていい。自分がここにいてくれていいと言ってくれる人がいることが、自分を見てくれている人がいることが、何よりの力になるのだ。
「ありがとう、ジュリアス。私、必ず強くなる。白薔薇騎士団長になってみせるから」
涙すら滲ませて親友に感謝を言うクリスティア。その親友の御礼に、ずっと変わらない優しい笑みを浮かべてうなずくジュリアス。
しかし、クリスティアもジュリアスの2人とも。
遠くから、嫉妬と欲望に塗れた薄汚れた視線が向けられていることに、全く気付いていなかった。
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王妃プリメータの死後、第2王女リリライトが20歳に成長してからミュリヌスにやってくると、白薔薇騎士団は第2王女の管轄下となった。とはいえ、第2王女は経験も実力もまだ未熟な姫である。そのため彼女の補佐役として大臣のグスタフも同行していた。
その姿を見たときから、いかにもな肥満中年であるグスタフは、普段からの言動も合わさって、特に女性からは生理的に受け付けられていなかった。白薔薇騎士の中でも評判が悪かったし、それはクリスティアも同様だった。しかしさすがにそこは白薔薇騎士ーーつまり第2王女の親衛隊という身分から、第2王女の側近であるグスタフをあからさまに嫌うことはしなかった……というより出来なかった。
つい先日にミュリヌス学園では年に1度の御前試合が行われたり、王都からはコウメイと言う名の使者がやってきたりと、いつになく慌ただしくしていた時期だった。
クリスティアは唐突にリリライト邸へ召喚されたのだ。
「大変お待たせいたしました、リリライト第2王女殿下」
「こちらこそ突然呼びつけてしまい申し訳ありません」
『純白の姫』リリライト=リ=アルマイト。ウェーブがかった美しく豊かな金髪に、『純白の姫』を象徴する白いドレス。リリライトは、その可愛らしい太陽のような明るい笑顔でクリスティアを迎えた。
「とんでもございません。火急の用件とのこと……私のような一介の白薔薇騎士に、いったい?」
これまでも様々なイベント時でリリライトのことを見る機会は何度も会った。しかしこうして対面して直接会話をするのは初めてのことだ。
アルマイト王家直系である王族との会話に、さすがにクリスティアも緊張が隠せなかった。ドクドクと激しくなっていく心音を鎮めるように胸を手を当てながら、クリスティアはぎこちなく聞く。
「貴女は、確かシンパの妹……なのですよね?」
--と、突然あらぬ話をされて、クリスティアは目を見張った。
一体その問いにどんな意図が隠されているのか……クリスティアは困惑しながらも答える。
「正確には腹違いですが。私の母は、レイオール家に仕えていた侍女です。我が家の事情は、姉上より聞き及んでおられませんでしたでしょうか?」
「話には聞いておりましたが、詳しくは知りません。シンパも、お家のことはあまり話してくれませんので」
あの性格からすると、家系の恥部を隠匿するというよりは、わざわざ自分からこの幼い姫に説明する必要などないと思ったのだろう。あの異母姉らしい。
「それではつかぬことを聞きますが、龍牙騎士団のジュリアス=ジャスティン。この方とクリスティアは恋人関係なのでしょうか?」
「……は?」
あまりにもな不自然な質問に、今度はクリスティアは間抜けな声を出してしまう。
龍牙騎士団を直轄している第1王子カリオスならばともかく、それとは全く無関係なリリライトがジュリアスのことを知っているのが意外だった。というか、それよりも何故そんな個人的な事情を聞いてくるのか?
リリライトの意図が全く分からない。一体何を考えているのか?
戸惑いながらも、白薔薇騎士にとって第2王女は守護対象であり仕えるべき主人である。クリスティアは多少混乱しながらも、誠実に答える。
「彼とは個人的に親しくさせていただいておりますが、その……男女の付き合いという間柄ではありません」
「なんじゃ、つまらんのぅ」
突然、リリライトが座る椅子の奥にある部屋から聞こえてきた、それだけで寒気が走るような低いダミ声。クリスティアはハッと顔を上げてそちらの方を見ると、部屋の中からローブ1枚を羽織っただけの肥満中年男が姿を現す。
その弛んだだらしない腹に、開いた胸元から除く体毛が不潔で嫌悪感を抱かせる、見るからに醜悪な中年。
--大臣グスタフである。
「なっ……な? グ、グスタフ様?」
いきなり現れたのもそうだが、王族の前で有り得なさすぎる非常識な格好に驚愕するクリスティア。しかしそんな彼女の驚愕などお構いなしに、グスタフはその弛んだ腹を揺らしながら、こちらに近づいてくる。
「あのいけ好かない爽やかイケメン男から、ドロドロに寝取ってやろうと思ったんじゃがのぅ。まあ、別に普通に良い女じゃし、これはこれで良いじゃろうなぁ。とてもあの婆と血が繋がっているとは思えんわい」
ニタニタと唾液を垂らしながら、クリスティアの身体を舐めまわすように見つめてくるグスタフ。それだけでクリスティアは全身に鳥肌が立ち、思わず自分の身体を抱きしめるようにして身体を隠す。
「リ、リリライト王女殿下。これは一体……?」
豚のような男の欲望の目線に晒されながら、明らかに動揺してクリスティアはリリライトに問いただす。
そのリリライトは、とても『純白の姫』とは思えない程に淫蕩な笑みを浮かべて、唇からはグスタフと同じように唾液を垂らしながら
「クリスティア、命令です。ダーリンのオチンポ奴隷になりなさい♪」
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その頃には、もう既に肉欲の宴の場と化していたリリライトの寝室。日々繰り返される狂宴のせいかクリスティアが連れ込まれる前から、その部屋には咽かえるような濃密な性の匂いが充満していた。
その部屋の中央にあるベッドの上、クリスティアはリリライトに後ろから身体を拘束されており、正面からはグスタフが彼女の服を破って脱がしていた。
「や、止めろっ! この獣っ!」
平凡とはいえ白薔薇騎士とした鍛えてきたはずのクリスティアなのに、華奢なはずのリリライトの拘束がほどけない。リリライトの腕の中で必死にもがきながら、しかし成す術もなく白薔薇騎士の礼服を破り脱がされたクリスティアは、グスタフの眼前に素肌をさらけ出す。
「ぐひひひひ~! ボリュームはちぃと足らんが、引き締まった良い身体をしておるじゃないか。これはこれでいいのぅ」
唾液を垂らして笑うグスタフは、その感触を確かめるように下着に包まれたクリスティアの胸の膨らみを揉み始める。
「んっ……くぅっ! いくら大臣とはいえ、このような真似が許されるとでも思っているのか!」
「ん~? 思っておるよぉ? そもそも、今お前の後ろでワシの加担にしているのは誰じゃ? んんぅ?」
そんなこと言うまでもない。白薔薇騎士が忠誠を誓う第2王女『純白の姫』リリライト=リ=アルマイトだ。
「リ、リリライト殿下! 一体どういうことなのでしょうか……っんん!」
後ろから拘束してくるリリライトへ抗議するクリスティアだったが、リリライトはクリスティアのうなじに舌を這わせながら、淫らに蕩けた声で答える。
「だってぇ、ダーリンがクリスティアを犯したいって言うんですもの。シンパが生意気だから、親しい人間を自分のモノにしてお仕置きしたいんですって。恨むならシンパを恨んで? リリもダーリンも、悪くありませんよ? ちゅうう……」
「ば、バカな……そんな……訳が分からない。それに、私は姉上とは親しくなど……っんん!」
一気に色々なことが起こり過ぎていて、事態についていけないクリスティアは混乱してしまう。
「ねえねえ、ダーリン。リリは上手に出来ましたよ。ご褒美のチューして下さい。思いっきりエロエロでドスケベで、愛情たっぷりのベロチューしましょう」
リリライトは狂気の笑みを浮かべながら、クリスティアの後ろから顔を突き出して、唾液まみれの舌をグスタフへ差し出す。
「ぐひひひひい! リリは本当にバカで低能なセックスのことしか考えられない雌豚じゃのう。んぢゅるる~……ぢゅぢゅぢゅ~っ! ぢゅっ、ぢゅっ!」
「んれぇぇぇぇ~っ! んれろぉ……れろれろ……はふぅ……し、幸せぇ……濃厚ベロチュー、大好きぃ♪」
顔のすぐ側で、豚のような肥満男と可憐な姫が、下品に唾液を啜り合う音を立てながら、本能を剥きだしにした舌の絡め合いを始める。
その淫らな水音がクリスティアの鼓膜に届くと、クリスティアは恐怖に顔を引きつかせる。
「ひ、ひぃぃ……」
--一体、何が起こっているのか。これは現実なのだろうか? いや、悪夢に違いない。
だって、こんな……こんな……
全大陸でも愛らしくて純心可憐だという評判から『純白の姫』と二つ名をつけられた姫が、全大陸の女性から忌み嫌われている肥満大臣とこのような行為に及んで喜んでいるなどと、こんな濃厚に粘膜接触をしていることが信じられない。
そうだ。これは夢だ。それもとびっきり最悪最低の悪夢だ。早く目覚めないと、気分が悪くて仕方ない。
しかしそんな現実逃避をしているクリスティアなどお構いなしに、グスタフの魔の手はクリスティアの身体を這いまわる。
グスタフとリリライトは舌を絡め合いながらも、リリライトは後ろからクリスティアの乳房を揉みしだいてきながら、グスタフはクリスティアのスカートのベルトを緩めて下半身も脱がしにかかってくる。
「っく! 汚らわしいっ! 止めろ、止めろっ! うあああああっ!」
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪いーー!
人間であることを忘れて快楽を貪り合う2人を見ているだけで、クリスティアは吐きそうになる。一刻も早くこの狂った空間から抜け出したいと思い、全身全霊でリリライトの拘束を解こうとするが--
クリスティアの全身から力が抜けていく。
「う、ああ? ど、どうして……?」
リリライトが揉んでくる乳房から、グスタフが擦ってくる太ももから、甘い疼きが昇ってくるのだ、その甘い疼きは灼熱のような興奮をクリスティアに与えて、彼女から抵抗する気力を奪っていく。
「ふんっ、なんじゃ。結局お前も女じゃのう。ワシのリリとベロチューを見て興奮したんか?」
クリスティアの抵抗が弱まったのに気づいたグスタフは嗤いながら揶揄してくる。
「ふざけるなっ! こんな、こんな……私は……っ!」
そもそもクリスティアは、これまで生きてきた中で性の衝動にかられたことなど無い。その驚べきストイックな性格もあり、自慰の1つもだってしたことがない。彼女の不幸な境遇が、そして不屈の精神がそれを許さなかった。
だから、この自分に湧いてくる衝動の正体が分からなかった。どうして、こんなにも身体が熱くなり、抵抗しようという気力が奪われるのか、訳が分からない。
それほどまでに純真なクリスティアさえ、グスタフの「異能」は容赦なくその牙を剥く。
「お前の大好きなお姉ちゃんの前で、チンポチンポ叫びながらだらしなくアヘ顔を晒すまでにしてやるからのぅ。ぐひっ、ぐひひひひっ」
どうやらグスタフは、異母姉妹の関係について何やら勘違いをしているようだった。しかし、恐怖と混乱と初めての性への衝動で、クリスティアはそれをいちいち否定するどころではなかった。
リリライトに乳房を揉まれながら、それまで内ももの微妙な部分を撫でてくるグスタフの手つきに、クリスティアの女性の部分は下着の上からでも分かる程に湿っていたのだ。
「っひ……! や、止めてっ……!」
グスタフが近くにいるだけで、その雄の匂いを嗅ぐだけで、クリスティアの身体は雌としての準備を始める。リリライトに弄られている乳房の先端部が硬くなり、女性の部分が熱気と湿り気を帯び始めるのと同時、気丈なクリスティアの様子にも弱弱しさが表出してくる。
「い~い反応になってきたのぅ。ここを触ったらどうなってしまうんかのぉ? ん?」
「い、いや……止めてっ……っあん!」
グスタフがその太い指で、下着の上から遂にクリスティアの最も敏感な部分に触れる。そうするとクリスティアは自分でもびっくりする程の甘い吐息ーー雌の声を漏らしてしまう。
「あははっ、今エロい声が出ましたよ」
後ろから乳房をまさぐるリリライトが嬉しそうな声を出して、クリスティアの下着を外しにかかる。
「や、止めて……いやっ! んっ……んむっ?」
リリライトの手を取ってやめさせようとするが、それよりも先にリリライトがクリスティアの唇を塞ぐ。
「んむ……んっ……っふ……」
先ほどクリスティアの前で見せた、リリライトの激しい舌使い。今度はそれがクリスティアの唇を蹂躙するように差し出される。懸命に唇を閉じて抵抗するクリスティアだったが
「ぐほほほほっ♪ まずは処女マンコをワシの超絶テクニックで、トロトロのホカホカにしてやろうかのぉ」
「っ!」
グスタフの手がクリスティアのショーツの中に滑り込んでくる。そしてその中の、愛液が溢れ出ている、まだ誰にも触れさせたことのない秘密の場所が、グスタフの指に蹂躙されていく。
「んっ……ぐっ……うううぅっ」
「ちゅっ……ぢゅうう……ほら、ほら! クリスティアも我慢しないでください? ダーリンの指、チョー気持ちよくてマンコヤバいでしょう? 私ととっても気持ちいいベロチューしましょうよぉ♪ ちゅっ……ちゅるるっ……ふふ、乳首もこうやってコリコリコリ……」
リリライトの舌を防いでいる唇を、その純白の姫の唾液まみれにされながら、それでもクリスティアは必死に唇を閉じる。しかしリリライトの言葉通り、愛液に塗れた秘裂を解されるように動いてくるグスタフの指、乳房の先端部を指でつまんでこねてくるリリライトの指に、クリスティアの頭が真っ白に塗り替えられていく。
生まれて始めて感じる雌の快感ーーしかも、それは悪魔の異能により倍増されていた。
「ん、んむ……はむ……んれ……」
まだ純潔であるクリスティアが、そんな強烈な性の快感に耐えられるはずが無かった。やがて緩んだ唇を割って、リリライトの舌が構内に入ってくると、蛇のような動きでクリスティアの舌を絡め取る。
(や、柔らかい……リリライト殿下の舌……もっと、欲しくなってしまう……!)
口づけ自体が初めてのクリスティアだったが、リリライトの激しくて柔らかな甘い感触に、たちまち夢中になってしまう。
「れろ……れろ……んんんぅ……」
「ちゅるっ……ちゅうううっ……あはっ、もう自分から絡めてきたぁ♪ ちゅっ……ちゅっ……リリの唾も飲んで下さい。もっともっと、エロバカになっちゃいましょお♪」
リリライトは舌を絡めるように動かすクリスティアに唾液を送ると、クリスティアはコクコクと喉を鳴らしながら嚥下する。そんなクリスティアの乳首への刺激を強めていくリリライト。
そんな同性同士の舌の絡め合いに夢中になっているクリスティアの秘裂にグスタフは指を挿入し始める。
「っ! っっ! っ!」
「あっ、ダメれですよぉ。お顔はちゃんとリリとベロベロしてないと……れろれろれろぉ~♪ はふぅ……ちゅううううっ……ぢゅぢゅぢゅ~っ!」
あまりの刺激の強さに顔を背けようとしたクリスティアの顔を、リリライトは両手で固定すると、激しくクリスティアの唇と舌を吸い立てる。そうやって身動きが出来なくなったクリスティアの秘裂を、グスタフは容赦なく責め立てるように指をピストンさせる。
「~~っ! っ! ~~~っ!!」
「ぐほほほ、さすが処女マンじゃのぅ。キッツキツじゃあ。でもワシの指をチンポと勘違いして、ドスケベに吸い付いてくるわい。レズキスで、マン汁もブシュブシュ噴き出しおって、とんでもないビッチじゃのお♪」
そこまで発情しきっているのは、グスタフの「異能」が大きく影響しているからだ。クリスティアの元々の性格など、人格など、尊厳など、それらを全てグスタフの「異能」は蹂躙し、女性を1匹の雌へと変貌させるのだ。
そんなことはグスタフ本人も承知した上で、まるでクリスティアは元々淫乱な雌だということを刷り込むように、ねっとりとした口調で言う。
「んぐ……っんん! んむぅ……な、なにこれっ……! か、身体が……と、飛びそうっ……!」
リリライトの舌とグスタフの指を感じながら、クリスティアは初めての絶頂の予兆に、身体をぴくぴくと痙攣させる。
「や、やだ……怖い……れろ……れぇぇ……ゆ、許して下さい……リリライト殿下……ちゅば……ちゅうう」
未経験にも関わらず、圧倒的な快感の予感に気丈なクリスティアが涙を流しながら懇願する。
「な~にを言っておる。こんなにブシュブシュマン汁噴きながら、ワシの指に吸い付いとるくせに。ほれほれ、クリトリスも弄ってやるぞぉ」
「っあ! っあああ~……はむ……ぢゅる……」
女性器を弄ってくるグスタフは、容赦なくクリスティアに快感を与えてくる。
この男はもはや同じ人間ではない。悪魔だ。助けを求めるだけ無駄だ。人間の言葉が通じないのだ。
だから、クリスティアはせめてまだ同じ人間のリリライトなら…と、懇願する。
これまで白薔薇騎士としてリリライトに仕えてきたのだ。だから、許して。怖い。このまま快感の波にのまれてしまうと、これまで積み重ねてきたものが全て無くなりそうな気がする。
「たす、けて……」
クリスティアの唇と舌を味わい尽くしたリリライトが、クリスティアの唾液がついた口周りをその小さな舌でぺろりと舐めながら、妖艶に微笑む。
「イっちゃいなさい♪」
「っっっああああ~~~? あああああああ、あ~~~~~っ!」
クリスティアはこれまで生きてきた中でも出したことがない程の大声ーーもはや絶叫とも言える声を上げながら、生まれて初めての絶頂に達する。
「あ、あひぁ……ひうう……あへえ……と、とみゃらにゃい……あへへぇ……」
大きく身体を反らし秘部から盛大に潮を噴き続けるクリスティア。だらしなく緩み切って、舌を出しながら呆けているクリスティアの顔を覗き込むグスタフは、顔を醜悪な笑みに染めながら言う。
「ひょほほほほ、良いエロ顔じゃあ♪ あの婆もこれくらい若ければ相手をしてやったんじゃがのぅ。」
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――――――――――
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