【R-18】龍の騎士と龍を統べる王

白金犬

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第2章『クラベール城塞都市決戦』編

第76話 クラベール城塞都市決戦(戦場外Ⅰ)ーーその時勇者は

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 クラベール城塞都市決戦の開戦から間もなく。

 第2王女派最強戦力を誇るリアラと彼女が従える部隊は、後方の兵糧防衛部隊として配置されていた。但しそれは部隊とはいえ、リアラの強さに依る部分が大きく数は多くない。

「……くああ~。平和だなぁ」

 前線では多くの血が流れ、少なくはない命が今も失われているのだが、リアラがいる後方には何の影響もない。そよ風が草原をなぞりっており、のどかで平和な風景が広がっている。そんなのんびりした景色の中で、リアラは思わずあくびをする。

 フェスティアは、敵は必ず兵糧を狙ってくると言っていたが、本当に来るのだろうか。

 確かにいくら勇者であるリアラとはいえ、人間である以上活動するために食べることは必要不可欠だ。ここに準備している兵糧を失えば、こちらは全軍撤退せざるを得ない。

 正面からでは敵わない勇者を撃退する案としては、盲点ながら効果的だと思う。そんなフェスティアの考えが理にかなっているのは間違いないが、疑問なのは本当に敵がそんな発想をしてくるかどうかだ。

「ま、いっか。今までちょっと働きすぎていたし。たまには楽しようかな」

 おそらくは第2王女派内で、これまでに第1王子派の兵士を最も多く殺してきたリアラが、大きく身体を伸ばしながら言う。

 フェスティアが言うように本当に敵が襲ってきたとしても、それを返り討ちにすることなどリアラにとっては児戯に等しい。この世にリアラに勝てる人間などいないのだ。

 こんな状況で、リアラに緊張感を持てという方が無理な相談だった。

 戦闘すら起こっていないこの状況では、リアラはただひたすらに暇を持て余した。

 そんな時、リアラの前を1人の新白薔薇騎士が通りがかる。

「--あ」

 確か彼女はミュリヌス学園在籍時、リアラと同学年だった娘だ。リアラと同じくグスタフの手にかかり、今は新白薔薇騎士として活躍している。

 彼女も新白薔薇騎士の多分に漏れずグスタフの異能下にあり、洗脳及び能力強化をされている。但し、彼女はグスタフに犯された回数が少ないためか性に対しての抵抗はまだ強く残っており、良識も羞恥も常人レベルで残っていた。元々がそういう性格だったということもあるのだろう。

「これは、ちゃんと躾けてあげないとね」

 ぺろりと舌を出して唇をなぞるリアラの股間は、既に盛り上がっていた。

□■□■

「ダ、ダメです団長! 今は戦闘待機中ですよ」

「ちょっとだけ! 先っぽだけでいいから! ね?」

 リアラは早速目を付けた元同級生の新白薔薇騎士ーーフィオナを物陰に連れ込むと、彼女の身体を後ろからまさぐるようにして触る。

「だって、フィオナからドスケベな匂いがするんだもん。ほら、分かるでしょう? 私のチンポがこんなに興奮してるの」

「あっ……ふっ……ほ、本当におちんちんが……んんっ!」

 リアラが後ろから身体を密着させてきて、屹立した肉棒を服越しに尻に擦りつけてくる。その硬くて猛々しい肉棒の感触に、フィオナはあっという間に身体が熱くなってくる。

「ね? お願い? すぐに終わるから。それにフィオナのこと、すっごく気持ちよくしてあげる。だからしようよ」

「だ、ダメです団長……っはああ……はぁ、はぁ……どうして、待機中なのにこんなエッチな気分に……」

 リアラの勇者特性が発動し、フィオナの身体を発情させていく。はち切れんばかりに興奮しているリアラの衝動がそのままフィオナに伝わってくるのだ。

「う、うう……せ、せめて手……いや、口で許して下さい。お願いします……」

 それでもフィオナは身体を震わせて、目に涙を溜めながら、そう訴える。やはり性に溺れている新白薔薇騎士の中でも、フィオナは随分と理性的な部分が残っていた。

 リアラがそんなフィオナの申し出を喜んで受け入れると、足早に自分の幕舎へと連れ込む。そして中に入るや否や、鎧を脱ぎ捨てるとすぐに下半身を露出させる。

「ふあっ……おっきい……」

「さ、舐めて……」

 フィオナの眼前に肉棒を突き出すリアラは、興奮で顔を赤らめながら彼女にそう訴える。

 目の前に突き付けられた肉棒から、濃密な雄の匂いが鼻孔を刺激してくる。それはフィオナの硬く守られていた理性の壁をいとも容易く破壊して、雌の本能を引き摺り出そうとする。

「はむ……れろぉ……」

 気づけばフィオナはリアラの肉棒に舌を這わし始めていた。

「はうううっ……あ~、気持ちいい。そうそう、そうやって全体に舌を這わせて……んんっ! ああ、先っぽ感じるの……うん、上手……あああぁ~」

「ちゅば……れろ……んあっ……凄く硬くなって……ちゅうう」

 たどたどしい舌使いではあったが、リアラの指示のまま懸命に奉仕を始めるフィオナ。特に亀頭の部分に舌を絡ませると、リアラが大きく反応することが分かると、そこを重点的に責めていく。

「んっ……ふっ……可愛い。ね、今度は咥えて?」

「は、はい……あむ……んぐ……」

 フィオナは精いっぱい大きく口を開けなら、リアラの肉棒を頬張り始める。

「っああん! すっご……やっぱり女の子口マンコ、ヤバイわぁ。チョー気持ちいい」

「ん……むぐ……だ、団長……口調が……」

 快楽に蕩け始めると、リアラの口調はグスタフに似たそれとなる。騎士としてはあんまりな口調に、フィオナはつい指摘をするが

「んふ。だって、フィオナがそんなドスケベな口マンコでしゃぶるから、私も頭馬鹿になっちゃうんだもん。フィオナも理性なんか捨てて、一緒にエロバカになろうよぉ。気持ちいいよ?」

「っん! んんっ……んっ!」

 リアラが誘うようにそういうと、彼女のどす黒い感情がフィオナの中に流れ込んでくる。騎士としての誇りなど、人としての尊厳など捨ててしまえ。快楽を貪る獣になれば、想像を絶する快楽が得られる、と脳に刷り込んでくる。

「ふふ、分かった? じゃあ、試しにエロ~い言葉、言ってみようか」

「んっ……ふっ……お、おちん……ちんっ!」

 それがフィオナにとっての精いっぱいの淫語だった。リアラからすれば、可愛いくらいの淫語に、むしろリアラはうっとりとする。

「あ~ん、可愛い。まだこんな初心な娘が新白薔薇騎士に残っていただなんて。もう、絶対ぜ~ったい、お下品なエロバカに躾けてあげる。すぐにオホオホ言わせてあげるからね」

「う、く……そんな……嫌っ……っんんん!」

 リアラは興奮しながら、手慣れた仕草でフィオナの鎧を剥いでいく。そして手を伸ばして、彼女の乳房をインナーの上から揉みしだき始める。

「んっ……っあ……!」

「気持ちいい? 気持ちいいでしょう? 気持ちよかったら「おちんぽ」って返事して? まずは「おちんぽ」って自然に出るようにしようか。いい? 「おちんぽ」だよ? お・ち・ん・ぽ♪」

「んひっ……んっ……あっ……!」

 フィオナを追い詰めるように、リアラの指が乳房の先端部を探し当てて、そこをくすぐるように刺激し始める。

 グスタフの異能で強化されているとはいえ、元々はただの一般の白薔薇騎士に過ぎないフィオナが、勇者特性に抗えるわけもなかった。

「お……おちん、ぽ……」

 フィオナがそういうと、リアラの指がご褒美と言わんばかりに、コリコリと乳房の先端部を刺激してくる。

「っうあ! お……ちんぽ!」

 コリ。

「おち、んぽ! おちんぽ!」

 コリ。コリ。

「っんああああ! おちんぽ、おちんぽ! おちんぽおちんぽおちんぽおちんぽ!」

 コリ、コリ。コリコリコリ。

「ああああぁ~っ! ちんぽぉ! ちんぽちんぽちんぽちんぽちんぽ! 気持ちいいっ! ちんぽ、ちんぽ! ちんぽぉぉぉぉぉ!」

 泣きながら淫語を連呼するようになったフィオナの乳首を、とことん責め抜くリアラ。インナーの裾をまくり、彼女の乳房を露出させると、直接揉みしだき始める。

「はむ……んちゅ……ちゅるるるっ! んんっ! だ、団長のちんぽ! ちんぽしゃぶってると、私もなんだか……ちゅううう」

「っああああん! ふふ、不思議でしょう? チンポ無いのに、チンポしゃぶられているみたいでしょう? もっと下品な音立ててしゃぶって? しゃぶればしゃぶる程、フィオナのクリチンポも気持ちよくなるよ?」

「んっ……んぢゅるうううううっ! ぢゅぼっ、ぢゅぼっ! ぢゅううううっ!」

 リアラにそう言われれば、フィオナは唇を窄めながら、激しくリアラの肉棒を吸い立て始めると、下品な水音が響き始める。

「だ、団長っ……ぢゅるるるるっ! 気持ちいいっ! 自分で、自分のクリチンポしゃぶってるみたいっ! ぢゅうううっ、ぢゅぢゅぢゅ~っ! と、止まらないのぉっ!」

 そしてフィオナはリアラの腰に腕を回し、がっつくようにしてリアラの肉棒に貪りつくようになっていた。

□■□■

「マンコ気持ちいいっ! 戦闘待機中のセックス、チョー気持ちいいよぉぉっ!」

 数分後、全裸に剥かれたフィオナは壁に手をついて尻をリアラに突き出しながら犯されていた。

「んっ……っふ……あっ、すごぉい。フィオナのマンコ、うねって……あ゛~、チンポマジ気持ちいい!」

「あへぇぇぇ! わらしも、わらしも気持ちいいっ! パンパンパコられて、頭がお下品バカになりゅっ! おほっ、おほっ……おほおおおおおおっ~」

 つい先ほどまで、可憐な雰囲気を持っていたフィオナは、今は白目を剥きながら情けない表情で絶頂に達せられている。

「はぁ、はぁ……また私より先にイッちゃったの? まだ私、1回も射精してないのに……ふう~、でもそろそろ戻らないといけない時間だし」

「や、やらぁぁぁぁぁっ!」

 肉棒を引き抜いて行為を終わらせるような言葉を吐くリアラに、フィオナは慌てて振り向くと、リアラの首に腕を回して唇に貪りつく。

「はむ……くちゅ……ちゅば……も、もっと! もっと団長と交尾しゅるのぉ! ちゅっ……ちゅるっ! 今度はキスしながら……えっろいベロキスしながら、ハメハメしてぇ!」

「ふふ、ふふふ……ふふふふ……」

 まだグスタフの「異能」の影響が薄く、真面目で控えめだったフィオナが、雌の顔になってリアラに縋りついてくる。それを見て、リアラは背筋をゾクゾクとさせながら、ますます肉棒を硬くしていく。

「んお゛お゛お゛お゛~っ! お゛っ? おおおおおんっ! んぎいいいいっ! あふおおおおおおっ! チンポ、チンポおおおおお!」

 片脚を持ち上げられながら、秘裂を肉棒で激しく突かれて、もはやフィオナは人間の言葉を失い、獣の咆哮を上げる。唾液をまき散らし、だらしなく舌を伸び切って快楽に狂うその姿は、正にリアラが宣言した通りであった。

「ん゛っ、ん゛ん゛っ~! イグっ! イクよ、フィオナっ! さんざん我慢して、溜めに溜めた特濃勇者ザーメンっ! 中に出して、人間以下のエロ猿にしてあげるっ!」

「だ、出してぇぇぇぇっ! エロ猿に……フィオナをセックス大好きのエロ猿にしてくらさいぃぃ! んひっ! んひいいいいいっ! んほおおおおおおおっ!」

「ん゛っ、お゛お゛お゛お゛お゛お゛ぉぉぉぉ~!」

 リアラが腰を深く突き入れると、フィオナの一番深いところで容赦なく大量の精を放つ。フィオナは爪先までピンと伸びるように痙攣すると、白目を剥いて、鼻水を垂らしながら、これ以上ない下品な表情をさらけ出す。

「あっ……あひ、あひぃぅ……も、もうわらし……チンポ大好き♪ チンポのためなら、何でもしゅるううう♪」

 リアラのもたれかかるようにして狂気の言葉を吐くフィオナ。彼女の柔らかい髪を優しく撫でながらリアラは囁く。

「龍牙騎士をたくさん殺したら、その分中出しセックスしてあげるからね。だから頑張ってたくさん殺そうね。出来るだけ苦しませながら♪」

 もはや、常識もモラルも何もない第2王女派部隊。

 力を持った者が正義であり、その欲望が全てを支配する狂った軍隊。健全な秩序など崩壊しているにも関わらず、何故か第1王子派の龍牙騎士団以上の秩序と団結力を保ち、個人でも部隊としても圧倒的な戦力を誇っていた。

 もはや、その存在自体が狂気そのものと言っても過言ではない。

 特にリアラの狂った欲望は勇者特性により、例外なく他者に感染していく。彼女を通して、グスタフの凶悪なる悪魔の「異能」が、この世界に生きる女性らに爆発的に拡大していくのだった。

 それは、人々が地獄のような苦痛に悶えるような地獄ではない。嬉々としながら狂った行為を行い欲望を貪る異常な世界だ。

 悪魔に支配された勇者が作るその世界は、地獄という言葉すら生温い。

「ふふ♪ ここに来るの、リューイだといいなぁ♪」

 誰にも止められない世界最強の勇者は、狂った笑みを浮かべながら最愛の恋人の名をつぶやくのだった。
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