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第2章『クラベール城塞都市決戦』編
第64話 クラベール城塞都市決戦(前哨戦)【コウメイSIDE】
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コウメイがクラベール城塞都市に入ってから2日の時が経過した。
フェスティア部隊からの連続的な攻撃は止んだものの、この間にも2~3度程の攻撃を仕掛けられた。そのいずれもが積極的な攻撃ではなく、こちらの出方を伺うような奇妙な動き方だった。例えるなら、藪をつついて蛇が出てくるかどうかを見るような、そんな攻撃だった。
「っとに、やらしい奴だな」
クラベール邸内の会議室を作戦本部と銘打って、日中はずっとそこに詰めているコウメイは、呆れたようにそう言った。
「しっかし、相手は随分とのんびりしていますな。元帥が都市に入ってから、いやに消極的ですぜ」
コウメイにその報告を持ってきたラディカルがそう言うと
「この城塞都市戦に時間を掛ければかける程、諸国からしてみたら内乱処理に苦戦しているって見られますからね。
今実際に動いているのは小国家群だけですけど、この状況が続けば旧帝国領の反アルマイト勢力や最悪ファヌスまでも動き出すでしょうね。フェスティアからすれば、自分が何もしなくても勝手に周りが攻撃するんですから、積極的に動く理由がないですよ」
と、コウメイがフェスティアの意図を解説する。
コウメイの読みでは、フェスティアの真の意図はあくまで外交戦略にあるというのは、依然として変わらない。
「じゃあ、やっぱり状況を動かすにはこっちから仕掛けるしかないっつーわけですな」
「そうですね。それでこっちが勝てば諸国への牽制にもなるし、状況は一気に好転するはずです。逆に負ければ……まあ、相当にまずいことになりますが」
苦笑を交えながらそう言うコウメイに、ラディカルも苦笑で返す。この窮地にあって苦笑いだとしても、笑みをこぼせる部分は、この2人は似た者同士といってもいいかもしれない。
「……で、進捗の方は如何ほどでしょうか、ラディカル将軍」
「予定通り明日中には、都市内の準備ほぼ終わりますぜ。住民からの協力の申し出があったのが大きかったですな」
「そうですか。市民の避難についても混乱はありつつも、どうにかこうにか終わりそうです」
領主アイドラドはちょっとアレだが、そうやって住民達が自らの都市を守るために自主的に動こうとするのは良い流れである。コウメイは瞑目しながら、胸の中で協力してくれた人達へ感謝をする。
「――で? 元帥様の方の首尾はいかがですか? 何でも、赤い騎士と四六時中イチャコラしているって、専らの噂になっていやすぜ」
そのラディカルに問いに、コウメイは思わず肩をこけさせる。
確かにこの都市に入ってから、プリシティアはコウメイの側を片時も離れていない。都市内を巡回するにもいちいち一緒にいるものだから、嫌でも目立ってしまったのだろう。ちなみに作戦本部に詰めている今も、彼女は一緒にいる。
「ラディカル将軍は、時々正しいことを言うと思いました。それは概ね真実の言葉だと、私は賛同します」
「いや、してないよね? イチャコラはしてないよ? 仕事しているよね?」
無表情だがどこか嬉しそうに言うプリシティアに、いつものように突っ込んでからコウメイは咳払いをする。
「まあ、細工は流々仕上げを御覧じろ、ってとこですかね。――あれ? ちょっと違うかな?」
「なんですか、そりゃ? どこかの方言かなんかですかね?」
「つまり、結果を待っていて下さいってことです」
そう言ってから、どこか疲れたような表情でコウメイはため息を吐いた。
「まあ、最初に作戦を聞いた時には正直トンデモだとは思いましたが、こうやって準備が進んでくると、満更でもない感じになってきましたなあ」
「満更でも、って。これでも俺は最初から大真面目ですよ」
そんなラディカルの率直な意見に、コウメイは苦笑しながら答えた。自覚はあったが、やはり突飛なアイデアだったのだろう。それでもこうまでスムーズに準備に取り掛かれたのは、ジュリアスが全面的に賛同してくれて推し進めてくれたのが大きい。
「そういや、結局副長は……?」
「ええ。今回は指揮官としての仕事はお願いしていません。副長には正門前の最終防衛線についてもらいます」
「龍牙騎士団の副団長ともあろう方が、激戦区の第一線配置か――」
複雑そうな表情をするラディカルだったが、さんざんフェスティアに叩きのめされたジュリアスのことは、すぐ側でずっと見てきた彼が一番よく分かっているだろう。このコウメイの決断を、ラディカルはそれ以上追及することは無かった。
「にしても、西のフェスティア部隊への備えはともかく……南の部隊は、あんな程度の警戒でいいんですかい? 率いているのは、あの『殲滅』のオーエンですぜ」
「ああ……」
第1王子派が苦境に立たされている一因である、西と南からの2面同時攻撃。
南に陣を張っている部隊の指揮官『殲滅』のオーエン。龍の爪の将軍として、大陸に名高い武人だ。
コウメイは直接知っているわけではないが、ジュリアスやラディカルから、その人となりを聞いた結果ーー
「フェスティアの操り人形に過ぎない指揮官なんて、訳ないですよ。警戒は必要ですが、そんなに気にしなくて大丈夫です」
「ひゅう。言うねぇ」
コウメイにしては珍しく頼もしい言葉を、ラディカルがもてはやす。
「戦闘においては、それなりに実力があるんでしょうけど。でも、今回は連中を戦いに参加させなければいいだけです。それなら、ちょちょっと細工を仕掛ければちょろいもんですよ」
「本当ですかい?」
「まあ、1回こっきりしか使えない子供騙しみたいな方法ですけど」
コウメイがあまりにも簡単に言うものだから、さすがにラディカルはその疑わし気な表情を隠そうともせずに聞いてくる。
「実は、昨日とある準備実験をしたんです。それが上手くいったものですから、今夜は最終実験を試します。それが上手くいけば、本番ではオーエン部隊には参戦させないことは簡単なんですよ」
「? 言っている意味が、ちと分からんですな。実験てのは一体?」
「そのこともあって、ラディカル将軍と話がしたかったんです。
――実験が上手くいったら、今夜オーエン部隊だけが1回だけ夜襲を仕掛けてきます。30分程で撤退すると思いますが、しかと警戒をお願いします」
そのコウメイの言葉を聞いても、ラディカルの顔から疑問符が消えることは無かった。未来を予言すらしているように断言するコウメイの物言いに、ラディカルは混乱するばかりだ。
それはともかく、『今夜』というキーワードにラディカルは反応する。
「今夜といえば、例の仕込みも今夜決行でしたな」
「ええ。王下直轄部隊(うち)のレーディルという騎士が適任ですので、彼と龍牙騎士から1人、副長推薦の人間を護衛に付けて行かせました」
フェスティアとの決戦を前に、コウメイは既に色々と動き始めている。ここに来るまで、誰もが敵うと思えなかった『女傑』を相手にしながら、勝利をつかむべくために必要なことを積み重ねていた。
そんなコウメイの姿を見ていたら、ラディカルはこれまで感じていた陰鬱な感情が徐々に晴れていくようだった。
「何とかなるかもしれませんなぁ」
これまでは、フェスティアが色々と仕掛けてくるのを、馬鹿正直に正面から受け止めることしかしてこなかったーーそれしか出来なかったという方が正確かもしれない。
しかし、今はこうしてコウメイが現場指揮を執るようになり、敵が仕掛けてくるのを待つのではなく、こちらから備えや仕掛けを積極的に講じている。
コウメイとジュリアスと、どちらが優劣という話ではない。
ただ、事実としてコウメイはジュリアスとは違った方法でもってフェスティアに当たろうとしている。今までと違う雰囲気が出来ていることに、ラディカルは僅かな期待を寄せるのだった。
「ははは、何とかしないといけないんですからね。こっちも必死ですよ」
そんな、ラディカルの期待を重苦しく感じてしまったのが、コウメイが笑いながら困ったように言ってくる。
「本当なら、正攻法で正面から受けて立つのが、一番確実で楽なんです。だけど、新白薔薇騎士団と勇者リアラがいる限り、正面からの真っ向勝負では必ず力負けしてしまう。つまり、まともに戦ったら負けるから、必死になって小細工を仕掛けているだけです。おそらくは、誰よりも冷や冷やしているのは俺なんですから」
「まあ、相手もあの『女傑』ですからなぁ。どんな奇策を準備しているか知れねぇ、ってのは理解は出来ますよ」
「奇策?」
ラディカルとしては、それは何気なく出た言葉だったが、コウメイは意外にもそこに敏感に反応するのだった。
「相手が奇策に出てくれるのなら願ったりかなったりですよ。俺が今一番恐れているのは、フェスティアがこちらの仕掛けに動じることなく、正攻法を崩さないまま真っ直ぐに攻めてくることです」
フェスティア部隊からの連続的な攻撃は止んだものの、この間にも2~3度程の攻撃を仕掛けられた。そのいずれもが積極的な攻撃ではなく、こちらの出方を伺うような奇妙な動き方だった。例えるなら、藪をつついて蛇が出てくるかどうかを見るような、そんな攻撃だった。
「っとに、やらしい奴だな」
クラベール邸内の会議室を作戦本部と銘打って、日中はずっとそこに詰めているコウメイは、呆れたようにそう言った。
「しっかし、相手は随分とのんびりしていますな。元帥が都市に入ってから、いやに消極的ですぜ」
コウメイにその報告を持ってきたラディカルがそう言うと
「この城塞都市戦に時間を掛ければかける程、諸国からしてみたら内乱処理に苦戦しているって見られますからね。
今実際に動いているのは小国家群だけですけど、この状況が続けば旧帝国領の反アルマイト勢力や最悪ファヌスまでも動き出すでしょうね。フェスティアからすれば、自分が何もしなくても勝手に周りが攻撃するんですから、積極的に動く理由がないですよ」
と、コウメイがフェスティアの意図を解説する。
コウメイの読みでは、フェスティアの真の意図はあくまで外交戦略にあるというのは、依然として変わらない。
「じゃあ、やっぱり状況を動かすにはこっちから仕掛けるしかないっつーわけですな」
「そうですね。それでこっちが勝てば諸国への牽制にもなるし、状況は一気に好転するはずです。逆に負ければ……まあ、相当にまずいことになりますが」
苦笑を交えながらそう言うコウメイに、ラディカルも苦笑で返す。この窮地にあって苦笑いだとしても、笑みをこぼせる部分は、この2人は似た者同士といってもいいかもしれない。
「……で、進捗の方は如何ほどでしょうか、ラディカル将軍」
「予定通り明日中には、都市内の準備ほぼ終わりますぜ。住民からの協力の申し出があったのが大きかったですな」
「そうですか。市民の避難についても混乱はありつつも、どうにかこうにか終わりそうです」
領主アイドラドはちょっとアレだが、そうやって住民達が自らの都市を守るために自主的に動こうとするのは良い流れである。コウメイは瞑目しながら、胸の中で協力してくれた人達へ感謝をする。
「――で? 元帥様の方の首尾はいかがですか? 何でも、赤い騎士と四六時中イチャコラしているって、専らの噂になっていやすぜ」
そのラディカルに問いに、コウメイは思わず肩をこけさせる。
確かにこの都市に入ってから、プリシティアはコウメイの側を片時も離れていない。都市内を巡回するにもいちいち一緒にいるものだから、嫌でも目立ってしまったのだろう。ちなみに作戦本部に詰めている今も、彼女は一緒にいる。
「ラディカル将軍は、時々正しいことを言うと思いました。それは概ね真実の言葉だと、私は賛同します」
「いや、してないよね? イチャコラはしてないよ? 仕事しているよね?」
無表情だがどこか嬉しそうに言うプリシティアに、いつものように突っ込んでからコウメイは咳払いをする。
「まあ、細工は流々仕上げを御覧じろ、ってとこですかね。――あれ? ちょっと違うかな?」
「なんですか、そりゃ? どこかの方言かなんかですかね?」
「つまり、結果を待っていて下さいってことです」
そう言ってから、どこか疲れたような表情でコウメイはため息を吐いた。
「まあ、最初に作戦を聞いた時には正直トンデモだとは思いましたが、こうやって準備が進んでくると、満更でもない感じになってきましたなあ」
「満更でも、って。これでも俺は最初から大真面目ですよ」
そんなラディカルの率直な意見に、コウメイは苦笑しながら答えた。自覚はあったが、やはり突飛なアイデアだったのだろう。それでもこうまでスムーズに準備に取り掛かれたのは、ジュリアスが全面的に賛同してくれて推し進めてくれたのが大きい。
「そういや、結局副長は……?」
「ええ。今回は指揮官としての仕事はお願いしていません。副長には正門前の最終防衛線についてもらいます」
「龍牙騎士団の副団長ともあろう方が、激戦区の第一線配置か――」
複雑そうな表情をするラディカルだったが、さんざんフェスティアに叩きのめされたジュリアスのことは、すぐ側でずっと見てきた彼が一番よく分かっているだろう。このコウメイの決断を、ラディカルはそれ以上追及することは無かった。
「にしても、西のフェスティア部隊への備えはともかく……南の部隊は、あんな程度の警戒でいいんですかい? 率いているのは、あの『殲滅』のオーエンですぜ」
「ああ……」
第1王子派が苦境に立たされている一因である、西と南からの2面同時攻撃。
南に陣を張っている部隊の指揮官『殲滅』のオーエン。龍の爪の将軍として、大陸に名高い武人だ。
コウメイは直接知っているわけではないが、ジュリアスやラディカルから、その人となりを聞いた結果ーー
「フェスティアの操り人形に過ぎない指揮官なんて、訳ないですよ。警戒は必要ですが、そんなに気にしなくて大丈夫です」
「ひゅう。言うねぇ」
コウメイにしては珍しく頼もしい言葉を、ラディカルがもてはやす。
「戦闘においては、それなりに実力があるんでしょうけど。でも、今回は連中を戦いに参加させなければいいだけです。それなら、ちょちょっと細工を仕掛ければちょろいもんですよ」
「本当ですかい?」
「まあ、1回こっきりしか使えない子供騙しみたいな方法ですけど」
コウメイがあまりにも簡単に言うものだから、さすがにラディカルはその疑わし気な表情を隠そうともせずに聞いてくる。
「実は、昨日とある準備実験をしたんです。それが上手くいったものですから、今夜は最終実験を試します。それが上手くいけば、本番ではオーエン部隊には参戦させないことは簡単なんですよ」
「? 言っている意味が、ちと分からんですな。実験てのは一体?」
「そのこともあって、ラディカル将軍と話がしたかったんです。
――実験が上手くいったら、今夜オーエン部隊だけが1回だけ夜襲を仕掛けてきます。30分程で撤退すると思いますが、しかと警戒をお願いします」
そのコウメイの言葉を聞いても、ラディカルの顔から疑問符が消えることは無かった。未来を予言すらしているように断言するコウメイの物言いに、ラディカルは混乱するばかりだ。
それはともかく、『今夜』というキーワードにラディカルは反応する。
「今夜といえば、例の仕込みも今夜決行でしたな」
「ええ。王下直轄部隊(うち)のレーディルという騎士が適任ですので、彼と龍牙騎士から1人、副長推薦の人間を護衛に付けて行かせました」
フェスティアとの決戦を前に、コウメイは既に色々と動き始めている。ここに来るまで、誰もが敵うと思えなかった『女傑』を相手にしながら、勝利をつかむべくために必要なことを積み重ねていた。
そんなコウメイの姿を見ていたら、ラディカルはこれまで感じていた陰鬱な感情が徐々に晴れていくようだった。
「何とかなるかもしれませんなぁ」
これまでは、フェスティアが色々と仕掛けてくるのを、馬鹿正直に正面から受け止めることしかしてこなかったーーそれしか出来なかったという方が正確かもしれない。
しかし、今はこうしてコウメイが現場指揮を執るようになり、敵が仕掛けてくるのを待つのではなく、こちらから備えや仕掛けを積極的に講じている。
コウメイとジュリアスと、どちらが優劣という話ではない。
ただ、事実としてコウメイはジュリアスとは違った方法でもってフェスティアに当たろうとしている。今までと違う雰囲気が出来ていることに、ラディカルは僅かな期待を寄せるのだった。
「ははは、何とかしないといけないんですからね。こっちも必死ですよ」
そんな、ラディカルの期待を重苦しく感じてしまったのが、コウメイが笑いながら困ったように言ってくる。
「本当なら、正攻法で正面から受けて立つのが、一番確実で楽なんです。だけど、新白薔薇騎士団と勇者リアラがいる限り、正面からの真っ向勝負では必ず力負けしてしまう。つまり、まともに戦ったら負けるから、必死になって小細工を仕掛けているだけです。おそらくは、誰よりも冷や冷やしているのは俺なんですから」
「まあ、相手もあの『女傑』ですからなぁ。どんな奇策を準備しているか知れねぇ、ってのは理解は出来ますよ」
「奇策?」
ラディカルとしては、それは何気なく出た言葉だったが、コウメイは意外にもそこに敏感に反応するのだった。
「相手が奇策に出てくれるのなら願ったりかなったりですよ。俺が今一番恐れているのは、フェスティアがこちらの仕掛けに動じることなく、正攻法を崩さないまま真っ直ぐに攻めてくることです」
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