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第2章『クラベール城塞都市決戦』編
第62話 ジュリアスからの相談(前編)
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作戦が決まった後の、クラベール城塞都市内の動きは速かった。
常勝無敗のフェスティアを相手に、ただひたすらその日の戦闘をなんとかこなすだけの先が見えない戦いが続いていたジュリアス達。そんな彼らにとってやるべき事が明確になったことは、それだけで希望の光となったのだろう。
更に追い風となったのは、増援部隊が城塞都市へ入った途端に、ぴたりと敵の攻撃が止んだことだった。
これについてコウメイは
「ただのラッキーですよ。多分、こちらの出方を伺っているんでしょうね」
と、ジュリアス達に説明して
「結果的にですが、こちらは決戦のための準備時間をもらえました。これだけ見てみても分かるでしょう? フェスティアは決して完全無敵の神様なんかじゃない。付け入る隙は必ずありますよ」
そう言うコウメイの言葉で、フェスティア相手に完全に士気を挫かれていた面々も、また息を吹き返すのだった。
□■□■
「やあ、ラディカル将軍。準備の方はどうですか?」
首脳会議の翌日、まだ朝日が昇りきっていないほど早い時間に都市内を歩いていたコウメイは、ラディカルと出くわす。都市内における準備の指揮一切を任されたラディカルは、都市内を駆けずり回りながら、コウメイの作戦に伴う準備を急ピッチで進めてくれている。
今も彼の周りでは、現地クラベール領の兵士や龍牙騎士達が慌ただしく様々な作業を行っているのが見える。
「おう、元帥様も随分とお早いですな」
そう言うラディカルは気軽な笑いを浮かべながらも、疲労の色を隠し切れていなかった。
決戦に間に合わせるために夜通しで準備を進めてくれているのだろう。無茶なスケジュールを振ったにも関わらず快く引き受けてくれたラディカルに、コウメイは内心で感謝していた。
「この調子でいけば2日程あれば何とかなりそうですぜ。で、しっかりと休日も入れれば、予定通り5日以内に出撃出来るでしょう」
「助かります。昨日も言った通り、王都防衛に当たっているクルーズ団長を助けるためにも、あまり時間がかけられませんので。
でも、だからといって、準備段階で頑張り過ぎて皆がバテててしまっては、本番で戦いになりません。ですから、そこら辺はそこはかとなく良い感じでバランスを保っといてください」
「がはははは! 難しいことを簡単に言うな、あんたは。了解しやしたぜ」
どうやらラディカルは、昨日の会議でコウメイをすっかり気に入ったようだった。コウメイの無茶ぶりにも、豪快に笑いながら答える。
「それにしても、紅血の嬢ちゃんはいつも元帥様にべったりなんだな。アツアツで羨ましいぜ」
「――私は既に今は王下直轄騎士で、元帥閣下の護衛騎士代理です。私が紅血騎士の鎧を着ているのは、王下直轄騎士の鎧が無いからです。私は貴方の言ったことを強く否定します」
コウメイに付き従っているプリシティアのことをラディカルがからかうと、プリシティアは相変わらず無表情だが、言葉に圧力を乗せて言い返す。
どうもプリシティアは、昨日の会議からコウメイに対して気安いラディカルを、あまり好ましいと思っていないらしい。それは、若干自分のことを棚に上げてない?とコウメイは思ったりするのだが。
「で? 龍騎士のあんちゃんはどうしたんですかい? あっちが本来の護衛騎士なんでしょう?」
この言葉には悪意も皮肉もないのだろうが、いちいちプリシティアのことを刺激しかけない言い方をするので、コウメイは顔は苦笑しながら、内心では冷や冷やしながら返事をする。
「リューイは相変わらず鍛錬ですよ。自分より朝早く起きていたみたいです」
「ひえー。さすが若人は違うねぇ」
そう言うラディカルも、夜通しで作業に徹しているはずだ。なんともなしにそう言ってのけるラディカルに、つくづくコウメイは頭が下がる思いである。
コウメイは眼を閉じて笑いながら
「本当に、頼もしい限りですよ。勇者に唯一対抗し得る彼こそが、今回の作戦の肝ですから」
第1防衛線での戦いで、実力では到底敵わなかったものの、唯一勇者特性の影響を受けずにリアラに立ち向かうことが出来ていた龍騎士リューイ。コウメイは今回の戦いにおける勇者対策は、そこに光明を見出していた。
「で? 元帥様はこんな早くにどちらへ行かれるんで?」
そう言うラディカルの背後からは、徐々に朝陽が昇り始めてきている。その眩しい陽光に照らされて、眼を細めながらコウメイが答える。
「ジュリアス副長が、急ぎの相談があるってことなので。侯爵の屋敷に行くところですよ」
□■□■
コウメイが来るまでの最高指揮官だったジュリアスは、城塞都市内に駐留している間は、その居をクラベール侯爵邸内に準備されていた。何かあった時のためにアイドラド=クラベール侯爵と連絡を密にするためには、そうした方が都合がよかったからだ。
ちなみにコウメイは、本人の希望で侯爵邸内ではなく、近くにあるという、今は使っている者がいない小さな戸建ての家屋を借りていた。
今朝は、その借りていた家屋から侯爵邸へ向かっていたということになる。侯爵邸に着くと、コウメイは早速ジュリアスの部屋を訪ねる。
部屋から出てきたジュリアスは、戦時ではない今はさすがに鎧姿ではない。しかし平服というわけでもなく、龍牙騎士の制服をびっしりと着こなしている。ちなみに先のミュリヌス領の戦いで失った片目は、戦闘中は物々しい眼帯で覆われているのだが、平常時の今は布で巻かれている。
まだ1日の始まりだというのに、コウメイを出迎えたジュリアスの顔はどこか疲れているように見える。
一見ではいつものように凛々しい表情をしながら、どこか疲れているような表情ーーそんなジュリアスの顔を見ると、王都でプリシティアと会う前の自分と重なるように、コウメイは思ってしまった。
「おはようございます、コウメイ元帥。朝早くよりお呼び立てして申し訳ございませんでした」
「とんでもないですよ、ジュリアス副長。朝の散歩にはちょうど良かったです。それに、あなたが相談というからには、重要な用件なのでしょう」
疲れていそうなジュリアスを気遣い、コウメイは柔らかな笑顔で答える。多少は安心したのか、ジュリアスが少し表情を緩めたのが分かった。
「それで……その、更に申し訳ないのですが……出来れば……」
続いて出た言葉は、ジュリアスにしては珍しく歯切れが悪かった。彼が残った片目で、ちらちらとプリシティアの方へ目線を向けているのが分かると、コウメイは「ああ」と察した。
「プリシティア、ちょっと席を外してくれないか? これから副長と2人で話があるから」
と言うコウメイに、プリシティアは即答。
「私は、護衛騎士代理ですので元帥閣下をどんな時でも守ります。決してそのお側を離れることはないでしょう。ジュリアス副騎士団長が発狂して、コウメイ元帥に襲い掛からないとも限りません」
「いや、限るよ? 何でそんな疑い深いの? 龍牙騎士団の副団長だよ?」
素直に引っ込むと思った想定外のプリシティアの反応に、いつものように突っ込みを入れてから、コウメイは「やれやれ」と懐に手を入れる。
「ほら、お小遣い上げるから、街でお菓子でも買っといで。お昼までには戻ってくるんだぞ、プリティ」
と、愛称で呼びながら彼女の手をとって、いくらかの小銭を握らせると――
「わ、わ……わーは、そげなちゃあじゃなかー! 元帥さのげー!」
プリシティアは顔を真っ赤にしながら、そしてコウメイから握らされた小銭はしっかりと受け取って、凄い勢いで屋敷の廊下を走り去っていった。
残された2人は、しばらく無言でプリシティアがいなくなった後も、そちらの方を見送っていて。
「――か、彼女はダイグロフ領の北部出身でしたか?」
「さすが、ジュリアス副長はお詳しいですね。ちなみに「ちゃあ」っていうのは、子供って意味らしいですよ」
そんな、プリシティアと一緒の時間が増えたことで身に付けた知識を披露しながら、コウメイはジュリアスの『相談』に臨むのだった。
常勝無敗のフェスティアを相手に、ただひたすらその日の戦闘をなんとかこなすだけの先が見えない戦いが続いていたジュリアス達。そんな彼らにとってやるべき事が明確になったことは、それだけで希望の光となったのだろう。
更に追い風となったのは、増援部隊が城塞都市へ入った途端に、ぴたりと敵の攻撃が止んだことだった。
これについてコウメイは
「ただのラッキーですよ。多分、こちらの出方を伺っているんでしょうね」
と、ジュリアス達に説明して
「結果的にですが、こちらは決戦のための準備時間をもらえました。これだけ見てみても分かるでしょう? フェスティアは決して完全無敵の神様なんかじゃない。付け入る隙は必ずありますよ」
そう言うコウメイの言葉で、フェスティア相手に完全に士気を挫かれていた面々も、また息を吹き返すのだった。
□■□■
「やあ、ラディカル将軍。準備の方はどうですか?」
首脳会議の翌日、まだ朝日が昇りきっていないほど早い時間に都市内を歩いていたコウメイは、ラディカルと出くわす。都市内における準備の指揮一切を任されたラディカルは、都市内を駆けずり回りながら、コウメイの作戦に伴う準備を急ピッチで進めてくれている。
今も彼の周りでは、現地クラベール領の兵士や龍牙騎士達が慌ただしく様々な作業を行っているのが見える。
「おう、元帥様も随分とお早いですな」
そう言うラディカルは気軽な笑いを浮かべながらも、疲労の色を隠し切れていなかった。
決戦に間に合わせるために夜通しで準備を進めてくれているのだろう。無茶なスケジュールを振ったにも関わらず快く引き受けてくれたラディカルに、コウメイは内心で感謝していた。
「この調子でいけば2日程あれば何とかなりそうですぜ。で、しっかりと休日も入れれば、予定通り5日以内に出撃出来るでしょう」
「助かります。昨日も言った通り、王都防衛に当たっているクルーズ団長を助けるためにも、あまり時間がかけられませんので。
でも、だからといって、準備段階で頑張り過ぎて皆がバテててしまっては、本番で戦いになりません。ですから、そこら辺はそこはかとなく良い感じでバランスを保っといてください」
「がはははは! 難しいことを簡単に言うな、あんたは。了解しやしたぜ」
どうやらラディカルは、昨日の会議でコウメイをすっかり気に入ったようだった。コウメイの無茶ぶりにも、豪快に笑いながら答える。
「それにしても、紅血の嬢ちゃんはいつも元帥様にべったりなんだな。アツアツで羨ましいぜ」
「――私は既に今は王下直轄騎士で、元帥閣下の護衛騎士代理です。私が紅血騎士の鎧を着ているのは、王下直轄騎士の鎧が無いからです。私は貴方の言ったことを強く否定します」
コウメイに付き従っているプリシティアのことをラディカルがからかうと、プリシティアは相変わらず無表情だが、言葉に圧力を乗せて言い返す。
どうもプリシティアは、昨日の会議からコウメイに対して気安いラディカルを、あまり好ましいと思っていないらしい。それは、若干自分のことを棚に上げてない?とコウメイは思ったりするのだが。
「で? 龍騎士のあんちゃんはどうしたんですかい? あっちが本来の護衛騎士なんでしょう?」
この言葉には悪意も皮肉もないのだろうが、いちいちプリシティアのことを刺激しかけない言い方をするので、コウメイは顔は苦笑しながら、内心では冷や冷やしながら返事をする。
「リューイは相変わらず鍛錬ですよ。自分より朝早く起きていたみたいです」
「ひえー。さすが若人は違うねぇ」
そう言うラディカルも、夜通しで作業に徹しているはずだ。なんともなしにそう言ってのけるラディカルに、つくづくコウメイは頭が下がる思いである。
コウメイは眼を閉じて笑いながら
「本当に、頼もしい限りですよ。勇者に唯一対抗し得る彼こそが、今回の作戦の肝ですから」
第1防衛線での戦いで、実力では到底敵わなかったものの、唯一勇者特性の影響を受けずにリアラに立ち向かうことが出来ていた龍騎士リューイ。コウメイは今回の戦いにおける勇者対策は、そこに光明を見出していた。
「で? 元帥様はこんな早くにどちらへ行かれるんで?」
そう言うラディカルの背後からは、徐々に朝陽が昇り始めてきている。その眩しい陽光に照らされて、眼を細めながらコウメイが答える。
「ジュリアス副長が、急ぎの相談があるってことなので。侯爵の屋敷に行くところですよ」
□■□■
コウメイが来るまでの最高指揮官だったジュリアスは、城塞都市内に駐留している間は、その居をクラベール侯爵邸内に準備されていた。何かあった時のためにアイドラド=クラベール侯爵と連絡を密にするためには、そうした方が都合がよかったからだ。
ちなみにコウメイは、本人の希望で侯爵邸内ではなく、近くにあるという、今は使っている者がいない小さな戸建ての家屋を借りていた。
今朝は、その借りていた家屋から侯爵邸へ向かっていたということになる。侯爵邸に着くと、コウメイは早速ジュリアスの部屋を訪ねる。
部屋から出てきたジュリアスは、戦時ではない今はさすがに鎧姿ではない。しかし平服というわけでもなく、龍牙騎士の制服をびっしりと着こなしている。ちなみに先のミュリヌス領の戦いで失った片目は、戦闘中は物々しい眼帯で覆われているのだが、平常時の今は布で巻かれている。
まだ1日の始まりだというのに、コウメイを出迎えたジュリアスの顔はどこか疲れているように見える。
一見ではいつものように凛々しい表情をしながら、どこか疲れているような表情ーーそんなジュリアスの顔を見ると、王都でプリシティアと会う前の自分と重なるように、コウメイは思ってしまった。
「おはようございます、コウメイ元帥。朝早くよりお呼び立てして申し訳ございませんでした」
「とんでもないですよ、ジュリアス副長。朝の散歩にはちょうど良かったです。それに、あなたが相談というからには、重要な用件なのでしょう」
疲れていそうなジュリアスを気遣い、コウメイは柔らかな笑顔で答える。多少は安心したのか、ジュリアスが少し表情を緩めたのが分かった。
「それで……その、更に申し訳ないのですが……出来れば……」
続いて出た言葉は、ジュリアスにしては珍しく歯切れが悪かった。彼が残った片目で、ちらちらとプリシティアの方へ目線を向けているのが分かると、コウメイは「ああ」と察した。
「プリシティア、ちょっと席を外してくれないか? これから副長と2人で話があるから」
と言うコウメイに、プリシティアは即答。
「私は、護衛騎士代理ですので元帥閣下をどんな時でも守ります。決してそのお側を離れることはないでしょう。ジュリアス副騎士団長が発狂して、コウメイ元帥に襲い掛からないとも限りません」
「いや、限るよ? 何でそんな疑い深いの? 龍牙騎士団の副団長だよ?」
素直に引っ込むと思った想定外のプリシティアの反応に、いつものように突っ込みを入れてから、コウメイは「やれやれ」と懐に手を入れる。
「ほら、お小遣い上げるから、街でお菓子でも買っといで。お昼までには戻ってくるんだぞ、プリティ」
と、愛称で呼びながら彼女の手をとって、いくらかの小銭を握らせると――
「わ、わ……わーは、そげなちゃあじゃなかー! 元帥さのげー!」
プリシティアは顔を真っ赤にしながら、そしてコウメイから握らされた小銭はしっかりと受け取って、凄い勢いで屋敷の廊下を走り去っていった。
残された2人は、しばらく無言でプリシティアがいなくなった後も、そちらの方を見送っていて。
「――か、彼女はダイグロフ領の北部出身でしたか?」
「さすが、ジュリアス副長はお詳しいですね。ちなみに「ちゃあ」っていうのは、子供って意味らしいですよ」
そんな、プリシティアと一緒の時間が増えたことで身に付けた知識を披露しながら、コウメイはジュリアスの『相談』に臨むのだった。
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