【R-18】龍の騎士と龍を統べる王

白金犬

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第2章『クラベール城塞都市決戦』編

第57話 決戦前Ⅴ--ニーナ部隊②「龍牙騎士の誇りと覚悟」

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 昼前から自分のテントで部下と肉欲を貪り合っていたニーナは、血の涙を流しながら激昂したアンリエッタに掴みかかられて、頭に大きなたんこぶを作っていた。

 そして地面に正座させられ、そのままゴーガンが来るのを待ち、急遽部隊長と副官2人により、今後の方向性について話し合われることとなった。

 ニーナと一緒に『お楽しみ』だったミルはテントから離れさせて、今そこにいるのはニーナとアンリエッタ、そしてアンリエッタに呼び出されたゴーガンの3人ーーノースポール部隊のトップ3である。

 ちなみに、さすがにニーナはもう裸ではない。戦闘終了直後とはいえ、戦場であることは変わらないので、魔術師用の軽鎧を身に付けていた。

 そして、何故か副官2人も床に正座しており、3人共が地面に正座した状態で会議が始まった。

 まずはアンリエッタが腕を組みながら、心の底から軽蔑するような視線を隠そうともせずにニーナへ向けていた。

「……何か言うことは?」

 聞くだけでゾクリとするほどの冷たい声でアンリエッタが言うと、珍しくしおらしい言葉と表情でニーナが答える。

「この度は部隊長にも関わらず、戦場を放棄して部下とイチャイチャラブラブなセックスをしていて申し訳ありませんでした」

「だから、部隊長がセックスとか普通に口にするなぁぁぁぁっ!」

 三つ指をついて謝るニーナに対して、部下という立場を超えて怒鳴るのはゴーガンだった。アンリエッタは、ニーナのその下品な言葉に顔を真っ赤にしていた。

「性欲を抑えきれなかった。でも、後悔はしていないわ」

 殊勝な態度から一転、顔を上げたニーナは清々しく顔を輝かせながら握りこぶしを作って、そう言い切った。

「あー、もう死んでくれないかな、この人?」

 死んだ眼をしながら、普通の部隊ならそれだけで処罰を受けるような発言をするアンリエッタ。しかしこのニーナ部隊では、部隊長のニーナが不満そうに唇を尖らせるだけに留まるのが、この部隊の特異な所である。

「もー、何よ。別にいいじゃない。私がいなくても、敵はいつもと同じように逃げて行ったでしょう? あ、分かった。アンリちゃんも仲間に入れて欲しかったんでしょう? 分かった、今度はミルちゃんと一緒にねっとりドロドロの3Pレズセックスを--寒い寒い寒い寒いっ?」

 ニーナの言葉の後半から、怒りを通し越してもはや殺気となった感情を魔術に変換ーーアンリエッタはテント内に極寒の風を吹かせながら、自身の背後に氷柱を作り出していた。

「気持ち悪い……この変態、この世の全ての女性の為に今ここで凍死させる!」

「アンリエッタ! 氷柱! 氷柱出てるっ! 落ち着け!」

 殺意に満ち、真に迫る言葉を紡ぐアンリエッタを諫めるのは、脇にいたゴーガンだった。その殺意を向けられている当事者のニーナは「たははー」と笑っている。

 そんな馬鹿丸出しの笑顔のニーナを見ていると、アンリエッタは一気に怒りも魔力も萎えていくのが分かる。そのままため息と共に、魔術で作った氷柱を霧散させる。

(仮に、ここで私が全力で殺しにかかっても……絶対に敵わない)

 それほどまでに、ニーナとアンリエッタの実力差は歴然としている。プライドが高いアンリエッタタが、それを自分も認めざるを得ない程に、ニーナの実力は大陸レベルでも群を抜いているといっていい。

 その魔術の腕は尊敬に値するものだ。とても常人では辿り着かないレベル--国内では、ニーナ=シャンディこそが、歴史の中で行方が分からなくなった英雄の1人『賢者』サージュの血を継ぐ者だと噂されるほどだ。

 それなのに--それほどの実力を持っているくせに。

 自分はニーナに及ばない。だからニーナは自分では出来ないことが出来るはずなのに--

「どうして真面目に国のために戦わないんですかっ!」

「お、おおう?」

 涙目になりながら凄い剣幕で迫ってくるアンリエッタに、ニーナは思わず狼狽するのだった。

 現在展開されている第2王女派による3領地同時侵攻ーーここノースポール領では完全に敵の攻撃を防ぎきれているが、全体の状況としては良くないことはアンリエッタも、そしてここにいる他の2人も把握しているはずだ。

「貴女程の才能を持っていれば、ジュリアス副長を助けることも……中央や南の戦況をひっくり返すことだって出来るんじゃないですか? 防衛だけじゃなく、いっそのこと敵部隊を撃退してから、クラベールなりイシスなりに転戦すればいいじゃないですかっ! どうしてそれをしないんですか!」

 普段は冷静沈着で落ち着いたアンリエッタの必死な訴えに、ニーナはさすがにおどけるような態度を続けることはなかった。
 
 反応に困惑したように迷いながら、ニーナは前髪をかき上げる。

「あのね……私のこと、買い被りすぎ。それが出来たらとっくにしているわ」

 ふう、とため息をつきながらニーナは続ける。

「今ここの状況が楽勝に見えるのは、こっちから攻撃を仕掛けていないから。ひたすら防衛線に徹しているからよ。--ゴーガン君、明日から総攻撃をしかけるから前衛部隊の指揮宜しく!--って命令したら、攻め切れる自信ある?」

「……」

 話を振られたゴーガンは黙り込んでしまう。

 彼も心情的にはアンリエッタに味方してやりたかったが、ニーナの考えが正しいと理解していた。

「魔術部隊は、敵の攻撃を受け止めることが出来る前線部隊のが前提の部隊よ。今ここの防衛戦が楽勝なのは、はっきり言うと私じゃなくてゴーガン君のお手柄よ。でもね、申し訳ないけどゴーガン君指揮の前線部隊でもって攻撃戦は挑みたくないわ」

 それは決してニーナのゴーガンに対する評価が低いというわけではない。

 ゴーガンの経歴を辿ると、ニーナ部隊の前にはあの防衛戦のスペシャリストである『堅麟』クルーズ部隊に配属されていた。そこで培った経験を買われ、今回ノースポール領防衛部隊であるニーナ部隊へと転属する運びとなったのだ。

 今のところゴーガンは見事にその期待通りの働きを見せている。ニーナ部隊の前衛は全て彼に指揮を託しているが、このノースポール領の戦いにおいて、彼は後方部隊に敵の攻撃を届かせたことは一度もない。

 しかし、防衛戦と攻撃戦では勝手が違ってくる。特に魔術師部隊の火力を主とした攻撃戦術になってくると、ゴーガンは全くの未経験だ。

 前線が突破されてしまえば、近接戦闘の手段を持たない魔術部隊は逃げる間もなく瞬く間に蹂躙されてしまう。圧倒的な火力を持つ反面、その鈍さと脆さが魔術部隊の最大の弱点といっていい。

 相手がいくら練度の低い龍の爪とはいえ、この状況においてゴーガンは攻撃戦の前衛指揮が出来る程の自信を持てなかったし、ニーナもそれは正しいと思っている。

「攻撃に転じたところで、逆に私らが倒れたら……その後犠牲になるのはノースポール領の人達よ。占領されたバーグランド領のひどい話は聞いたでしょう? だから安易に危険な橋を渡るわけにはいかない。これは分かるわね」

「っ……!」

 いつの間にか、部隊長らしい表情で諫めてくるニーナに、アンリエッタは咄嗟に反論することが出来なかった。

 しかし、それでも今のジリ貧状態を何とかして打破すべきではないのか。そのカギはやはり最大火力を有する、このニーナ部隊が持っているのではないか…と、あくまでもニーナに噛みつく。

「それは分かりますが……では、我々はここでのうのうと過ごしているだけで、他の領地は見捨てるのですか? クラベールやイシスは、バーグランドと同じことになっても構わないというのですか?」

「そんなの、私の知ったこっちゃないわ」

 感情的なアンリエッタとは対照的に、冷めた声でいうニーナ。その冷淡な発言に、今度は本気で怒りを覚えるアンリエッタだったが、アンリエッタが何かを言おうとする先を制して、ニーナが先に喋る。

「国だとか、多くの人を助ける方法を考えるのはジュリアス副長やコウメイ元帥の仕事。私には、そんな実力も才能もないわ。私に出来るのは、与えられた場所で生活する人達を守ることだけよ。それが分相応の役割だと思っている。結果的にそれが、聖アルマイトに住む皆を助けることに繋がると信じて、ね」

「そ、それならっ……もしも副長や元帥の考えが敵に及ばないなら、隊長はそのまま死ぬとおっしゃるのですか。罪もない多くの人が死ぬのも致し方なしと言うおつもりですか?」

「そうね」

 再び前髪をかき上げながら淡々と肯定するニーナだったが、さすがにその表情には苦々しいものを感じさせる。

 そのニーナの言葉に、今度こそアンリエッタは言葉を失う。

「戦争って、そういうものよ。ちょっとくらい魔術が使えるからって、簡単に状況を覆すことなんて出来ないわ。私には私が与えられた役割を最後まで貫き通す……それしか出来ないわ。

 もしもアンリがもっと多くの人を助けたいって思うなら、私に頼るのは卑怯よ。それこそアンリ自身が王国3騎士や元帥クラスになって、そういうことが出来る力と立場を手にしないといけない。そうじゃないと、子供の我儘と何も変わらない」

 黙り込んでしまったアンリエッタに含めるように言いながら、ニーナはちらりとゴーガンへと視線を滑らせる。するとゴーガンは「仕方ない」と声なき言葉を返しながら、うなずく。

「今回の戦い--正直ね、私はジュリアス副長はフェスティアに敵わないと思っている。現にクラベールからの定期連絡も途絶えてしまったし、中央は相当苦しい状況に違いないわ。

 この内乱自体はまだカリオス殿下もいるし、コウメイ新元帥の力も未知数だし、何とも言えない。だけど、少なくとも今回の3領地戦について私達は負けると思う。きっと3領地とも奪われて、凄惨な結末を迎えるわ」

「ど、どうしてそんなことが言えるのですか! そんなことを言うなら、貴女が副長に代わって全体の指揮を取れば--!」

「しつこいわね。さすがの私でも、いい加減イラつくわよ? ジュリアス副長が勝てない相手に、どうやったら私が勝てるっていうのよ」

 アンリエッタの言葉を遮って、強い怒りを見せるのは今度はニーナの方だった。ニーナの部下になってから、初めて感情的な声を向けられて、アンリエッタは思わず身をすくませて言葉を詰まらせる。

 思わず吐き出してしまった怒りに、ニーナは後悔の色を表情に出しながら、大きなため息を吐く。

 ニーナからしてみれば、ジュリアスの評価は決して低くない。それどころか、守備能力に大きく偏った現団長のクルーズよりも、バランスが良いジュリアスの方が優れているとすら思っている。自分が彼に取って代わることなど、とんでもない。

 それでも、それ以上にフェスティアの力が強大なのだ。これまでの戦いにニーナもいくつか参戦してきて、ジュリアスの戦術や判断を見事だと思いながらも、フェスティアは常にその上を行くのだ。

 ジュリアスは間違いなく優秀な指揮官だ。でも、フェスティアに勝てる気がしない。

「ーーでもね、今言ったように私にも出来ることはある。私はこのノースポールは最後まで守り切るわ」

 この3領地戦は敗北して凄惨な結末を迎えるーーそう言ったニーナが言う「最後」とは、確認するまでもなく彼女の命が尽きることを意味している。

 つまりニーナは自らが死ぬ結末を確信ながらも、ここで防衛線を貼り続けている。死を覚悟しながらの戦いに臨んでいるのだ。

 普段の不真面目でふざけた態度からは、とても信じられなかった。しかし今こうしてアンリエッタに見せているニーナの表情は、決して冗談や嘘でごまかそうとするものではない。

 そんな死の覚悟を決めたニーナに対して、アンリエッタはどうだったか。

 ノースポールの戦いしか見えていないアンリエッタは、自分達が攻撃すれば敵を簡単に撃破出来ると信じ込んでいた。そして中央や南に転戦すれば、圧倒的な魔術で並みいる敵を撃破できる。勝利を重ね続けることで、そんな幻想に酔っていて、自分が死ぬことなど考えてもいなかった。

 しかしこうしてニーナに冷静に諭されると、彼女の言い分は最もだ。

 幻想通りに自分達が無双出来るのなら、どうして第1王子派はこんな状況に陥っているというのだ。

 大して意味もない勝利に興奮している自分に比べて目の前の隊長は、普段は不真面目で何にも考えていない風を装っているくせに、きちんと冷静に状況を判断し分析していた。

 そしてそんな彼女の口から「敗北」と「死」を予感させられると、アンリエッタは急に猛烈な恐怖に身を包まれて、震えが止まらなくなった。

「どうして……どうして、そんな……死ぬと分かりながら……」

「ま、仕方ないでしょ。私は龍牙騎士なんだもの。国や人を守ることを仕事にしていて、安くはないお給料をもらっているんだもん。そのために命を張るくらいは当然でしょう?」

 と、最後はウインクしながら、いつものふざけた口調で言ってくる。

 しかしその言葉の内容は、多少の冗談を交えてはいるものの、尊敬すべき龍牙騎士の誇りそのものだ。

「でね、良い機会だからアンリにも言っておく。ゴーガン君にはもう確認しているんだけどーー」

 咳ばらいをしながら、珍しく緊張でもしているのか、ニーナが勿体ぶるように言う。アンリエッタが首をかしげて彼女の言葉を待っていると

「はっきり言っておくけど、このままここに留まり続ければいずれ必ず戦死する。でも、私は私の勝手な覚悟を貴女に強要するつもりはない。龍牙騎士の誇りに殉じるのも、死ぬのが怖くて逃げるという人間として当然の考えも、私はどちらも尊重したい」

 つまり、ニーナが言いたいこととは何か……アンリエッタはそれを何となく察知しながら、黙って続きの言葉を待つ。

「逃げたくなったら、いつでも言いなさい。但しその際は事前に私に言ってね。敵前逃亡の罪にならないよう、上手くやるから。だから、無理して私ーー」

 そこまで言って、ニーナはこちらをじっと見つめているゴーガンと目を合わせてから言い直す。

「私”達”に無理に付き合って死ぬ必要はないからね」

 龍牙騎士『魔術師』ニーナ=シャンディ。

 極めて不真面目でいい加減で、ついでに言うなら変態的な性的嗜好を持っている、龍牙騎士の風上にも置けない人物だと思っていた。

 しかし、彼女は1隊を預かる隊長として、龍牙騎士として何よりも見習うべき崇高なる誇りを持っているのだ。

 ニーナはノースポール領とそこに住む人を守るために命を捨てる覚悟を、とっくに決めていた。彼女にとって、それは龍牙騎士として当たり前すぎることだったから。だからニーナは、それを誇ることなどせず、この戦場でもいつもの自分らしく、笑ってふざけながら明るく問題行動ばかりしているということか。

 その覚悟は、アンリエッタにはとても真似できないと思った。

 龍牙騎士は国と民のために命を捧げるものだと、頭では分かっていても、口では言葉にしていても、それでもアンリエッタは死ぬことが怖い。

 結果的に戦死することは、まだ仕方ないと思える。しかし最初から死を前提にした戦いなどーーとても恐ろしくて覚悟など決められない。今だって勝てると思っていたから、この戦場にいられたし、勇猛果敢に攻め込むなどと言えたのだ。

 しかしニーナはそれが出来ている。死を確信しながらも、ノースポール領の人達のために戦い抜くという強く気高い龍牙騎士の誇りを持ち合わせている。だからこそゴーガンも彼女に倣うことを決断したのだろう。

「~~~っ! どうして……そんな当然みたいな言い方が出来るんですか……!」

 ニーナと同じ覚悟が持てない悔しさ、そして悲しさから、アンリエッタは溜まらず涙をポロポロとこぼす。

 --嫌だ。死にたくない。生きて親や友人達とまた会いたい。

 覚悟を決めているニーナの前で、そんなことを想うことはひどく罪深く感じてしまう。

 そんなアンリエッタの様子を見て、ニーナは困惑したように苦笑する。

「んー、怖がらせてごめん。勿論私だって死にたいわけじゃないから、死なないための努力はするし、それに私の予想なんて外れるかもしれないんだし、未来なんてどうなるかは分からないわ。

 ……でもね、そんなこと言っておきながらなんだけど、やっぱり3領地戦に限ってはどうしても厳しい状況なのは間違いないの。だから、厳しいことを言うようだけど、残ることを選ぶなら、覚悟だけは決めなさいね。今後戦闘が激しくなっていく中で、怯えや迷いがある副官なんて迷惑でしかないから」

「っ!」

 優しい口調だが、辛辣な言葉を吐くニーナに、アンリエッタはびくりと反応する。

 今後、もしクラベール領が陥落することがあれば、敵本隊のフェスティア部隊は北上してきてノースポール領へ侵攻してくるだろう。

 今はニーナ部隊がアウドレラ部隊を圧倒しているため、ノースポール候も王都への避難勧告に頑として応じないが、クラベールが敵の手に落ちてしまえばノースポール領が耐えきれないのは明らか。避難を開始するしかないのだが、その段階ではもう手遅れだ。

 ノースポール領民を逃がすため、ニーナ達が決死の覚悟でフェスティア部隊を迎え撃つーーその状況が、もはや変えようのない未来図としてニーナの頭の中に描かれているのだ。

 だが、分かっていてもどうしようもない。ジュリアスは精一杯やっているはずだし、ニーナだってノースポール侯への説得も粘り強く続けているが、納得させられないのだ。

 しかしこの状況を打破できる方法が思いつかない。無駄だとは分かりつつも現状を維持しながら、ジリジリと追い詰められていき、やがてくる死を待つことしかできない程に、ニーナも追い詰められていたのだ。

「はぁーあ。無敵のヒーローでも現れてくれないかしらねー」

 やけくそ気味に、テントの天井を仰ぎながらニーナは零した。

 そんな彼女が密かに希望を寄せるのは、やはりカリオスに見初められた実力未知数の新元帥コウメイだった。
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