【R-18】龍の騎士と龍を統べる王

白金犬

文字の大きさ
上 下
54 / 143
第2章『クラベール城塞都市決戦』編

第52話 コウメイの想いと聖アルマイトの英傑

しおりを挟む
 前線への出立前、カリオスに作戦を最終承認してもらうという最後の大仕事が終わったコウメイ。

 その後は、スタインに放り投げていた雑務を少しでも手伝おうと思ったが、当の本人による「不要です」の一言で一蹴されてしまった。全く、頼もしい限りである。

 そうしてコウメイは、思いがけず空白の時間が出来た。本来ならば休息でも取るのが正解なのだろうがーーしかし、前々からずっと時間を取りたいと思っていたが、忙殺されていてすっかり後回しになっていたことを片付けることにした。

 コウメイは今、ルエールの治療室にいる。

 ミュリヌス領でルエールがミリアムに斬られてから4ヶ月ほどが経過していた。その間、ルエールはずっとベッドの上で、ほとんど眠っている状態だった。

 首を斬られた大量出血による致命傷を受けたものの、直後に龍牙騎士レーディルの必死の治癒魔術にが功を奏して一命を取り留めていた。

 致命傷を受けた後に一命を取り留めて、それでも尚数か月もの長い間、予断を許さない状況が続いている理由は、コウメイにはよく理解できていない。

 王宮の治癒魔術師に説明を聞いたところ、致命的だった傷を緊急的に癒すために、ルエール本人の生命力を過剰に活性化させた結果、今度は生きるための生命力とやらが欠乏してしまったらしい。

 これだけ聞くと、緊急処置を行ったレーディルの治癒魔術に非があるような言い方だが、決してそうではない。治癒魔術も何も施さなければ、ルエールはミリアムに斬られたその場で命を落としていたことは間違いないとのこと。レーディルによる必死の治療により、今日までルエールの命は繋がっているのだ。あの時その場所では、レーディルの判断が最良の選択だったのだ。

 ーーと、色々教えてもらったが、つまりはコウメイが『元いた世界』では通用しないファンタジー的な理由、魔術的事情のようだ。おそらく深く考えても理解することは出来なさそうなので、コウメイはそれ以上の理解を諦めた。要はルエールの危機的状況は続いているという現実は変わらない、それだけ理解していれば充分だ。

「ルエール団長。いよいよ、明日ですよ」

 窓の外には、既にオレンジ色の光が地上を照らしていた。陽が西に傾きかけており、世界は静かに昼から夜への移行時間を迎えている。

 時分は5月の下旬。開戦より1ヶ月を迎えており、厳冬を迎えていたミュリヌス領の戦いの時とはうって変わって、既に夏の予感を感じさせる気候になっている。

 治療室から見える景色ーー動きがあるのは穏やかな風に揺れて擦り合う木々の葉くらいだった。今頃は血や死で溢れているであろう前線とは違い、至ってのどかな風景だった。

「俺が元帥ですってよ。笑っちまいますよね」

 コウメイは苦笑しながら、カーテンを閉めてベッドに横たわるルエールに向き変える。

 聖アルマイト王国3騎士の頂点に立ち、国を代表する英傑だったルエール=ヴァルガンダルは、その瞳を閉じている。安らかに息をするその様子から、とても生死の境をさまよっているようには見えない。せめて傍目だけでも苦しんでいるように見えないのが、彼を慕う人達にとってのせめての救いか。

「本当は、多分……俺が最初にミュリヌスに行った時に、全部片付ける方法もあったはずだ」

 カリオスが率いたミュリヌス攻略部隊よりも、その攻略部隊に先んじたルエール部隊よりも、誰よりも最初にミュリヌス領へ、グスタフへ接触したのは実はコウメイだ。

 ミュリヌス学園で御前試合が行われていたあの時ーー既にリリライトはグスタフの手中にあったはず。それに薄々気づきながらも、自分の力ではどうすることも出来ず、命からがら逃げ帰ってきただけだった。自分を助けてくれたシンパまで見捨てることとなって。

 今更そんなことを言ってもどうしようもないし、その時の行動が間違いだったも思わない。しかしその結果が今の現実だと思うと、どうしても後悔の念で拳を握りしめてしまう。

「『この世界』に放り投げられて、死ぬ寸前だった俺をあなたは助けてくれた」

 コウメイが『この世界』で目を覚ました時、身体が筆舌にし難い程の飢餓状態にあった。物に溢れていた『元の世界』ではコウメイが感じようも無かった餓死という予感を、その時コウメイは初めて体験した。

 知識では知っていたが、その苦しみはとても言葉に出来ない程だった。とても想像など及ばない程の苦しさ。全身に力が入らず、呼吸すらも満足にままならない。胃が栄養を求めて活動するが、何も入ってこないため、胃液が込み上がる嘔吐感が込み上がってくる。思考がまとも働かず、目玉が飛び出るんじゃないかというくらい目が剥かれ、力が入らなくなった唇からは唾液が零れ落ちる。

 その時、『この世界』に投げ出されたばかりだというのに、既に死がコウメイの肩を叩いているような状態だった。

 そんな地獄のような苦しみからコウメイを救ったのは、その時たまたま通りかかったルエールだったのだ。

 ルエールが差し出してきた一切れのパンは、砂漠で迷っている時に差し出された1滴の水ーーまさにそれだった。

 結局それが縁となって、その後はルエールに身柄を預けることになった。ヴァルガンダル家で面倒を見てもらうことになり、『この世界』の常識やらなんやらと共に龍牙騎士の訓練を受けつつ、物珍しい考え方がルエールに気に入られて彼のお付きになり--

 今、こうしてここにコウメイが立っているのは、間違いなくルエールのおかげだ。あの時差し出されたパンの一欠片から、コウメイの『この世界』での人生が始まったのだ。

「言葉にすると安っぽく聞こえますけど、貴方は命の恩人だ。だから俺はその恩を返したいと、ずっと思っていました」

 理不尽に、突然に、この世界に飛ばされたコウメイは、この世界で生きる目的も目標も持ちようがなかった。家族どころか知っている人間すらいない、右も左も分からない『この世界』で、コウメイは『元の世界』での後悔も背負いながらも、新たな人生を歩もうと決めた。それが恩人であるルエールへの恩返しだ。

「だからと言って、まさか元帥になってこの国の命運を背負うまでするつもりは無かったんですけどね」

 ルエールは反応を返さないが、構わずコウメイは悪戯っぽく笑いながらそう言った。

 コウメイがやろうと思っていたのは、せいぜいルエールの側で彼への助言や手助けをする程度のことだ。

 確かにコウメイはルエールが興味を示したような『元の世界』の近代的な知識や常識観を持っていて、ルエール程の権力者が側にいるならば、『この世界』にそれなりの影響を与えることは出来るだろうと、最初から考えていた。

 しかし、それでもコウメイは『この世界』では一般人として生きて、一般人としての人生を全うしようと思っていた。

 なぜならば、違う世界からやってきた自分は『この世界』の主人公ではなり得ないからだ。

 『この世界』の主人公は、『この世界』で生まれ育って生活している人達なのだ。『この世界』を作っていくのは、主人公たる彼らが行うべきだ。

 (おそらくは)神様の気まぐれで『この世界』の訪れた異邦人のコウメイが、無用な知識で横やりを入れるべきではない。そもそも特別な才能も実力もない自分は、決してこの世界の主人公足り得ないのだ。分不相応なことをすれば、手痛いしっぺかえしを受けることを、『前の世界』で嫌と言う程痛感している。

「それなのに……何の因果か、多少なりとも世界の命運に影響を与える元帥なんかになっちゃいました。いや、参りましたよ。ーーただ、頼もしい仲間に恵まれたおかげで、なんとかかんとかやっていけそうですけどね」

 思い浮かべるのは、カリオス、リューゲル、リューイ、スタイン、プリシティア……それ以外にも、コウメイへ期待と希望を託し、支えてくれる人達の顔だ。上司も部下も同僚も混ざっているが、コウメイにとって彼らの全ては、同じ『仲間』である。国王代理のカリオスが、開戦前の大演説で自分達にそう言ったのと同じように。

「貴方が守りたいと思っていた聖アルマイトという国を、俺も守りたいと思います。それが団長への恩返しになると思いますし、それに俺もなんだかんだでこの国が好きになっちゃいましたよ。この国は良い国だ」

 それだけは自信を持って断言できる。

 恵まれた土地、暖かい人たち、そこに住まう人達に寄り添えることが出来る指導者ーーこの国はこれからますます発展していくに違いない。困難はあれど、住まう人達の多くが幸せになれるような国になっていくと信じている。

 だからこそコウメイは、自分と同じ主人公になどなり得ない異邦人が、欲望のままにこの国を、世界を蹂躙することを許せない。

「--グスタフ」

 怒りと憎しみを込めた声で、思わずつぶやくコウメイ。

 自分がいた同じ『元の世界』から『この世界』に来た異邦者。まさか『この世界』にきてまで顔を合わすとは夢にも思わなかった。これもあの(女)神と名乗っていた謎の存在の計らいだろう。

『んんー、そうだねー。能力はさておいといて、君だからこそ次の世界ではジッとしてられないと思うんだな。出来る出来ないは別として、君は自分の意志で世界の変革に関わろうとする……そうなるに違いないと、女神は確信するなぁ』

 あの時言っていた自称(女)神の言葉が、今にして分かる。

 『この世界』の主人公ではない自分が『この世界』の変革に関わるべきではないと考えるコウメイ。

 『この世界』の主人公ではないのに、己の欲望のままに『この世界』の全てを、己の欲望のままに変革しようとするグスタフ。

 許せるわけがなかった。

 主人公ではない自分が積極的に『この世界』に関わるべきではない。しかし、『この世界』を混乱させようとしている張本人が、自分と同じ異邦者なのである。

 しかもそいつは『この世界』には本来有り得ない力ーー摂理に反した完全なる反則技だーーを持ってして絶望に陥れようとするならば、それを止めるのは同じ異邦者である自分の役目だ。

 特に相手があのクソ野郎だというのなら、自分以外の誰が引導を渡してやるというのか。

(本当に女神なのかどうかは知らんが、つまらない真似をしてくれるな)

 グスタフというのは、自分のコウメイと同じ偽名であることはとうに分かっている。そしてその正体も分かっている。姿形も大きく変わっているが--そのこともコウメイと同じ--間違いなく『元の世界』の中でも、最悪の知り合いだ。こんな所でまで顔を合わせるとは、本当に最悪だ。考えただけで胃がムカムカしてくる。

 あの自称(女)神は全てを分かった上で、コウメイとグスタフの両者を『この世界』に寄越したのだろう。全ては自分が楽しむためと言っていたが、随分と良い性格をしているようである。

「っと、いかんいかん。つい」

 普段は出さないようにしている、暗くて重い感情が止まらなくなるのを感じて、コウメイは慌てて自制した。

 あの自称(女)神という存在は、今のコウメイにはどうしようもない相手だ。あれ以来コンタクトも取って来ないし、どうすることも出来ない。思い通りに動かされているのは気に入らないが、とりあえず今は考えていても仕方ない。

 それよりも今は目の前のことーーグスタフのことだ。

 麾下に人類最強と言っても差し支えない勇者、それに大陸に名だたる天才を従え侵略を開始。ルエールが守りたいと願い、コウメイがその思いを継いだ聖アルマイト王国は今や最大の危機に立たされている。

 この危機を救うには、当然コウメイ1人の力ではまるで足りない。カリオスも、リューイも、同じ思いを持つ人達を結集しても、まだ足りないと思っている。

 そんな中、コウメイが思うこととは

「俺は、この戦争のカギを握っているのはルエール団長。貴方だと信じていますよ」

 龍牙騎士団長にして、第1王子の護衛騎士ルエール=ヴァルガンダル。英雄の1人”剣士”の血を受け継ぎ、聖アルマイト国の重鎮としてヴィジオールの下で国を守り抜いてきた英傑。

 先年では強大な魔術部隊を有するファヌス魔法大国との戦争でも、勝敗を決する決定的な攻撃を加えた他、様々な戦乱で活躍。配下の兵士を、国民を愛し、仕える主君が間違っていれば諫言も厭わない真の忠臣。

 国の誰からも愛され慕われ、個人の武力、指揮能力、他国への影響ーー今の聖アルマイトで彼以上の人物はいないだろう。フェスティアからすれば、開戦前に真っ先に退場して欲しかった人物のはずだ。

 だからこそ、もしもルエールの戦線復帰がなれば、今の状況が劇的に代わるとコウメイは確信していた。そしてそうなった場合の絵図も、実は既に描いている。

「俺は、ヴァルガンダル親娘が揃って戦場で活躍するその時を信じていますから。奴を倒すには、その力が必要だ」

 コウメイが期待するはルエールだけではない。不幸にもグスタフの異能を受けてしまった、ルエールの愛娘アンナに対してもだった。

 戦闘能力を異常強化するグスタフの異能の影響を受けながらも、それを克服することが出来れば。

 ルエールと同じ「剣士」の血を引きながら異能強化を受けたアンナは、間違いなく勇者リアラへの唯一無二の対抗馬となる。現状どうしようもない勇者特性に対して、コウメイが持つことが出来るたったの1つの希望なのだ。

 アンナの復活は、グスタフの異能を受けても元に戻れる=リリライトや他の人間を救う可能性を示すとともに、凶悪なる勇者特性への対抗手段と成り得る。正に彼女の存在は第1王子派にとって最大の希望そのものだった。

 純粋にアンナの身を案じる気持ちだって当然ある。ただ、全軍を預かる立場として現実的な現状を顧みた時、そういった意味でもコウメイはヴァルガンダル親娘に絶大なる希望を抱いていた。

「戦場で、貴方達が来るのを待っていますよ。その時はまた俺の上司になって、こき使って下さい。だから、信じていますよルエール団長」

 誰よりも聖アルマイト王国のことを想っているのはルエールに違いない。それ程までに国を想っているルエールがこのまま死ぬわけがない。相変わらずの根拠のない感情論ーーだけど、コウメイは自信に溢れた声で、瞳を閉じたままのルエールに向けて言葉を紡ぐ。

「行ってきます」

 ルエールは反応を返さずに眠ったままだった。それでもコウメイは語り掛けるようにしてその言葉を残して、ルエールが寝ているベッドに背を向けて部屋を出ようとする。

 その時ーー

「コウ……メイ……」

 不意に、ルエールのか細い声が聞こえる。

 日中たまに意識が戻ることがあるということは聞いていたが、このタイミングで覚醒したのだろうか。しかしその声を聞いてしまうと、生死の境を彷徨っているということが嫌でも伝わってしまう程に弱弱しい声だった。

 コウメイは僅かに驚きを見せながら振り返る。そしてルエールと視線が合う。

 その視線は焦点があっていない虚ろなもの。生気も感じられないくらいの弱弱しいものだった。コウメイの名を呼んだのは確かだが、こちらが見えているかどうかも怪しい。

 それ以上ルエールは言葉を続けなかった。何かを訴えているのか、ただ混濁する意識の中でふと零れただけの言葉だったのか、それすらも分からない。

 そうして、そのまま何を喋るわけでもなくルエールは再び瞳を閉じる。

「……ふ」

 しかしコウメイは笑う。

 『必ず戦場に駆けつける』

 『自分はもう無理だ』

 ルエールが訴えようとしていたのはどちらの言葉か。或いはどちらでもないのか。

 しかし今の僅かのやり取りで、コウメイは確かにルエールの想いを受け取ったような気がした。

 2人以外に誰もいない、そして何の音もしない静寂に包まれた中、コウメイは最後に力強い笑みを浮かべながら、眠るルエールに向けてガッツポーズを作って見せる。

 聖アルマイト王国、最高の英傑ルエール=ヴァルガンダルの復活を信じて。

    ▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼

 様々な想いを背負って。

 翌日、聖アルマイト王国大元帥コウメイ=ショカツリョウが遂に王都を出立した。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する

美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」 御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。 ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。 ✳︎不定期更新です。 21/12/17 1巻発売! 22/05/25 2巻発売! コミカライズ決定! 20/11/19 HOTランキング1位 ありがとうございます!

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】

永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。 転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。 こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり 授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。 ◇ ◇ ◇ 本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。 序盤は1話あたりの文字数が少なめですが 全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。

処理中です...