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第1章『3領地同時攻防戦』編

第18話 堕ちていく天才

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「う、ああ……グ、グスタフ様の前だけで、無様な雌豚に……っああ……愛する人の前だけ。愛人……あああ……グスタフ様、グスタフ様っ……!」

 握られたグスタフの手を握り返すフェスティア。その反応を見てグスタフは唾をたらしながら微笑む。

「さあ、自分でチンポを貪れ。雄を気持ちよくするんじゃない……自分が気持ちよくなることしか考えず、快感を得ることしか頭にない、無様な雌豚の顔を見せてみるんじゃ。んんん?」

「う、あ……っあああ……っんんんん!」

 フェスティアは空いた片手でグスタフの肉棒を固定すると、そこに向けて自らの腰を下ろしていく。ズブズブと肉棒を飲み込んでいく感触に、フェスティアは唇をかみしめながら耐える表情を見せる。

「う……あぁぁ……こ、怖いっ……これ、戻れなくなりそうで……ああぁ、グスタフ様。怖いです……怖い、怖いっ!」

 まるで幼女のように涙を流し始めるフェスティア。そんなフェスティアに、グスタフはいつもの彼らしからぬ、優しく唇を触れ合わせるだけの口づけをすると。

「愛しておるぞ、フェスティア」

「--っ! っ! っ!」

 そのグスタフの唇の感触で、言葉で、フェスティアの中の何かが切れる。

 涙で歪んでいた顔は、狂気すら秘めた笑みへと変わっていき

「あは……あはは……わ、私……今からすっっごい声出しちゃいますよ? ひかないで……嫌わないでくださいね? えへへ……」

「大丈夫じゃ。本当のお前を見せてくれい」

 その醜悪な顔で優しい笑みを見せるグスタフ。

 その次の瞬間、フェスティアは激しい腰のグラインドを始める。

「っほおおおおお! んおおおおん! お゛お゛お゛~っ! ぶひいいいいいん! んひぃぃぃ! あおっ、おっおっおっ~! ぢんぽぉぉぉぉぉ!」

「おぐぉっ……おおっ……いいぞ、フェスティア。その顔じゃ、声じゃ。ほれ、ほれぇぇ!」

 その知性的な顔で白目を剥き、舌をだらしなく伸ばし、唾液をまき散らしながら、フェスティアが快感を貪り始めると、グスタフは激しく下から突きあげる。

「いぎぃぃぃ! んおっ……お゛お゛~……お゛っ! ひぐぅぅぅ! マ、マンコが勝手にしまりゅううう! チンポ汁吸い上げちゃう! おほっ、ほおお! ぶひいいい! 突いて、突いてっ♪ 子宮にチンポキスっ♪ チンポのドスケベキス♪ んひゃあああああ!」

 獣の声を上げ始めるフェスティア。完全に理性を失った瞳でグスタフと見つめいながら、快楽を貪っていく。

「いいぞぉっ……はぁ、はぁ……その調子じゃ! ぐふふ、たまらんのぅ。気品あふれる才女が頭悪い言葉を使うのは……っおおおお! マンコがうねって……た、たまらんっ! もう出すぞ、フェスティアっ!」

 グスタフにしては珍しく、余裕のない表情で、すぐに射精を宣言する。

 するとフェスティアは両手でグスタフと手を握り合わせながら、顔を近づけていく。

「はぁっはぁっ……ベロチューしながら、手つなぎ合いながら中出ししてぇ♪ 恋人セックスで幸せな気持ちでイクと、妊娠できるのぉ。あおおおおっ……お、奥に当たって……そのまま子宮に直接出してっ! 絶対妊娠するのぉ♪ 絶対孕む! グスタフ様、好き! んぢゅ……ぢゅううううっ、ぢゅるる~!」

 フェスティアはグスタフの背中に腕を回し、バキュームするかのようにグスタフの唇に吸い付くと、自ら腰を深く落とし込み、肉棒を最奥にゴリゴリと押し当てるようにする。

「ん、んおおおおおお! 孕め、フェスティアぁぁぁぁぁ!」

「あっほおおおおおおお! おおおおおおおん! いぎゅううううううう! ぶひひぃぃぃぃぃ!」

 そのフェスティアの最も深い雌の部分へ、グスタフは腰を突き上げるように肉棒を突き刺して、雄の欲望を解き放つ。フェスティアはそれを受け止めながら、獣の雄たけびを上げて、もはや知性の欠片も無い、狂気すら漂わせる下品な笑みを浮かべて、絶頂に達した。

□■□■

「おおおっ、お゛~っ! んおおおおっ! チンポぉぉぉっ! 雄チンポ! 雌犬マンコにぶっささってりゅうううう!」

 それから獣同士の交尾は延々と続いていた。

 ベッドの上でお互いに汗だくになったグスタフとフェスティア。フェスティアは四つん這いになりながら、白目を剥いて必死に腰を動かしていた。グスタフも汗をぽたぽたとフェスティアの尻の上に垂らし、激しくフェスティアを犯していた。

「ぐおおおっ……! ぐひ、ぐひひひっ! ようやく分かったようじゃのぅ。お前はワシの前だけでは、セックスのことしか考えられん雌犬じゃ。ほれほれ、もっとドギツイ言葉を叫んで、犬みたいに鳴いてみろ。ほれほれぇ!」

 グスタフがフェスティアの腰を固定して、一気に肉棒を奥まで突き入れる。

「おおおおおおお~……ん゛お゛お゛お゛! で、でっかい逞しい雄チンポで子宮エグられりゅううう! チョー、ヤバぁぁぁ! グスタフ様とのガチ生ハメ交尾、頭が馬鹿になりゅのおお! わおぉぉぉん! おおおおーん! わんわんっ!」

 フェスティアは、その美しくて知的であった顔を、涙と鼻水と唾液でめちゃくちゃにしながら、グスタフに命じられるがままに犬のような叫び声をあげる。いつも凛とした余裕を持った大人の雰囲気からは、とても考えられないような痴態。それでいて、フェスティアはどこか幸福そうにうっとりしていた。

「おほおおっ! んほおおっ! こ、この淫乱雌マンコがっ……チンポに絡みついて……おっ、おっ! 出るぞぅ! 中出しするが……いいか、フェスティア! お前が馬鹿になるのはワシの前だけじゃぞう。その馬鹿顔はワシだけのもんじゃあ! いいな、フェスティアぁぁぁぁ!」

 グスタフが射精の時を迎えようと、腰の動きにラストスパートをかけると、パンパンと激しい肉のぶつかり合う音が響き渡る。

「む、むりぃ! みゅりいいいいいい! フェスティア馬鹿になりゅううう! 狂う、狂うう! セックスくりゅうううううう! あおおおおおん! で、でもこのアヘ顔はグスタフしゃまだけのものなのおおおお! んっっほおおおおおお! あおおおおおお~ん!」

「うううっ……ぐおおおおおおっ!」

 フェスティアが弓なりに身体を反らせて、犬の声を出すと、暴発寸前だったグスタフの肉棒をきつく絞り上げる。するとグスタフは溜まらず唸り声を漏らしながら、もう何度めかフェスティアの中に欲望を吐き出す。

「ぐふ、ぐふふふ……ふ~、最高じゃあ。お前も最高の女じゃああ……ようやっと、ここまで堕ちたか。いいな、お前には期待しておるぞぅ。あのクソ王子に味方する連中は皆殺しじゃあ。殺したら殺しただけ、ドスケベ交尾をしてやるからのぅ」

「あ……あぉ……ド、ドスケベ好きぃ……あおおぉ……い、イッた後のチュー……イチャラブエロキスくらさい……んれぇぇぇ」

 フェスティアは四つん這いで脱力した状態から、それでも首だけはグスタフの方に向けると舌を大きく伸ばす。ご褒美とばかりにグスタフはそのフェスティアの下に、自らの分厚い舌を絡めていく。

 うっとりとお互いに舌を貪り合いながら、とてつもない多幸感を得るフェスティア。

「れろ……んちゅ……わ、わらひ……頑張ります。み、みんな……皆殺し……えへへぇ」

 グスタフの異能に堕ち、その思考を書き換えられても尚、どこか気品と誇りを保っていたように見えたフェスティアも、徹底的にグスタフに堕とされた。

 圧倒的な快感と多幸感と引き換えに、自分が消えていくのを感じるフェスティア。自分の何かが消えていく、失われていく。

(私はもう、戻れない……? 消えてしまう、大事なもの。お父さん……お母さん……アス……ト、リ……ア?)

 それまでの「フェスティア=マリーン」を構成していた、ありとあらゆる大事なものが失われていく。そして、暴力のような圧倒的な力で、それらが強制的にグスタフにすり替わっていく。

 とてもとても大事な人。フェスティアは霞がかかる思考の中、その名を決して忘れないように繋ぎ止めようとするが

「あ、あへへへぇ。そんなの、どうでもいいやぁぁぁ。セックス! 朝までセックス! ガチハメ生交尾! んひひひぃ! チョー楽しみぃぃ!」

 勇者の家系リアラ=リンデブルグ、そして『女傑』フェスティア=マリーン。

 グスタフの異能は、大陸でも極めて優秀な2人を完全に支配下に置き、唾棄すべき最低最悪の人格へと書き換えていく。

 その2人だけでカリオス率いる第1王子派を圧倒する程の手駒を得たグスタフの魔の手が、いよいよカリオスやコウメイ達へ伸びようとしていた。


 第2王女派による、3領地同時侵攻が始まろうとしていた。
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