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第1章『3領地同時攻防戦』編
第11話 戦況報告<第1王子派>(後編)
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「次はクルーズ。諸外国――特に北の小国家群については、どんな感じだ?」
コウメイ、リューゲルの報告に続いて次に話を振られたのは、今回の反乱では王都防衛の責を負うクルーズ=ルメイラ。
反乱勃発前は龍牙騎士団副団長だったが、前騎士団長ルエール=ヴァルガンダルの後を継いで新しく団長を務めることになった人物である。この中ではリューゲルに次ぐ年長者で、参加者の面々では生真面目さもその通りである。
「案の定、第2王女派の侵攻と共に、2~3ヶ国くらいがちょっかいを出してきましたが、北方防衛線で撃退しています。今のところ、大きな問題はないかと」
大陸中央の内陸部に位置する聖アルマイト王国は、東西南北いずれも他国と隣接している。
北東~東部にかけては旧ネルグリア帝国。一昨年の戦争で勝利を収めてからは聖アルマイトの支配下にある。
南はファヌス魔法大国。関係は良くも悪くもない……というか、そもそも国交自体がほぼ無いため、相手が何を考えているかはよく分からない。
西はヘルベルト連合国――だったが、現状では第2王女派というのが正確だろう。
そして北方に広がるは、小~中規模程度の多数の国家が乱立した、大陸でも『小国家群』と呼ばれている領域である。ヘルベルト連合に加盟する国家群と似通っているものの、北の小国家群は同盟関係を結んでおらず、それぞれが独立した国家。関係も各国家間で様々。もっぱら『荒れている』と言っていい状態で、治安もあまりよろしくない。。
問題なのは、北の小国家群は直接王都ユールディアと隣接しており、正に聖アルマイトの喉元、といっていい位置関係なのである。
聖アルマイトとの関係も、それぞれの国家で様々。大陸の覇権を握っている聖アルマイトを快く思っていない国も少なくない。そういった国家にとって、今回の第2王女派の反乱は、行動を起こすに良いきっかけとなっただろう。
ただ、その結果は今のクルーズの報告通りだが。
「1度蹴散らした以降は、特に何もありません。またしばらく情勢を見守ってから判断するつもりでしょう」
「――さすが『堅鱗』の手際だな。頼りにしてるぜ」
今回の会議の中では数少ない明るい話題と言ってもいいだろう。カリオスが笑いながら言うと、クルーズは対照的に重苦しい表情で
「まだ、あくまで『ちょっかい』レベルなので何とかなっていますが、今後第2王女派との戦況が悪化することで、反アルマイト勢力が結託するようなことがあれば……申し訳ないですが、王都の安全は保証いたしかねます」
これまで数多の戦争の際、防衛線で無類の強さを発揮した『堅鱗』の言葉に、再び会議の場は静まり返る。
グスタフの異能といった事情を知らない世論からすれば、新白薔薇騎士団など、近衛騎士団の集まりに過ぎない。このまま劣勢が続けば、その程度の軍隊に押されてしまう第1王子派など恐れるに足らずと、ここぞとばかりに反アルマイト勢力が結託するであろうことは想像に難くない。
領地は奪われているが、それはカリオスが人命を優先しているから――これで国内の動揺は抑えられるとしても、国外に対してはそうはいかない。こちらの意図がどこにあったとしても、領地を奪われているということは劣勢であること、第2王女派に負け続けていること見られることは避けようがない。
「そうですね。こんな状況で小国家群から本格的に攻め込まれたら、とても対応できない」
静まり返った空気を変えようとして、コウメイがあえて軽い口調で言葉を紡ぐ。
今は第2王女派との戦線維持で精いっぱいなのだ。とても他に戦力を割く余裕などない。
そしてコウメイは口には出さないが、心配なのは小国家群だけではない。北東部の旧ネルグリア帝国地も、支配下にあるとはいえ根強い反アルマイト勢力が存在している。今はダイグロフ侯の統治の下安定しているとはいえ、第2王女派との戦況が苦しくなれば、行動を起こす可能性は充分ある。
さらにそれ以上に懸念されるのが、南のファヌス魔法大国。
アンナの治療に一区切りをつけて帰国したイルギルス王子とは連絡が取れなくなってしまった。ファヌス国内の状況もほとんど把握出来ていないような状況だ。
ファヌスが何を考えて、今後何をしようとしているのかが全く読めない。『大陸随一の魔法国家』ファヌス魔法大国ーー戦局を大きく揺るがす程の強大な戦力を持ったこの国のことが、コウメイの不安の大部分を占めている。
--と、懸念材料を挙げていけばキリがない。それに、やるべきことが無限に思えてしまい、何からやるべきかを見失ってしまう。
だが、違う。実は、今目前でやらなければならないことはたった1つのシンプルなことだ。
「とにかく今必要なのは、『1勝』ですね」
単純に第1王子派が強いということを諸国に示すことで、介入を抑制する効果がある。そのためには、現状劣勢にある第2王女派との戦争のいずれかで、勝利を収めること。まずはこれに尽きるのだ。
それも「領地は取られたけど領民が救えたから~」というものではなく、外から見て分かりやすい勝利だ。具体的には奪われた領地を奪い返すか攻め込んできたのを撃退するか、のいずれかだ。
「今は『戦わずにして逃げている』んだよな? 実際、どうなんだ。コウメイの見込みでは、連中とまともにやり合って勝てそうなのか」
ズバリなカリオスの問いに、コウメイは表情を険しくする。
「これまでの報告をまとめる限り、かなり厳しいかと。とにかく、特定の新白薔薇騎士による被害が凄まじすぎます」
そこまで言って、コウメイは一度言葉を切って、参加者の面々の顔を見る。
ここにいる人間は、今回の真の黒幕であるグスタフのこと、その異能のこと、そしてその異能にかかった人間については余すことなく共有してある。変に隠し立てする理由も必要もない。
「具体的には、騎士団長リアラ=リンデブルグ。ついでミリアム=ティンカーズ、クリスティア=レイオール。これらの人物が確認された戦場では、騎士と領民の双方に甚大な被害が出ています。
特にリアラ=リンデブルグに関しては……もう、これは兵器レベルです。とんでもない。更に指揮官のフェスティアも敵ながら見事な戦術手腕で、実に無駄なく効率的に侵攻してきている。
この状況で一大決戦に臨むには、時期尚早かと」
「――何とかなるのか?」
静かな声で聞いたのは、会議でほとんど発言することが無いディードである。
先のミュリヌス領での戦いの際、今名前が挙がったリアラに土をつけられたディードは、身をもってその恐ろしさを味わった。だからこそ、「何ともならない」と誰よりも確信しているのは、彼なのかもしれない。
(――ここで「どうにもならない」って返せたら楽なんだけど……ってか、前の会社では絶対にそう答えていたな)
しかしその時は、自分の発言が誰に影響するようなこともなければ、何の責任もない平社員(一応名前だけの役職はあったが)。それが今や、一国の行く末をたった一声で左右する程の影響力を持った、軍事最高責任者『大元帥』だ。だから軽々に「諦めるしかない」と言えるはずもなく、同時に無「大丈夫」と無責任に言うわけにもいかない。
誰よりもどうしようもないという状況を噛みしめているのかもしれないディード。そんなディードがわざわざコウメイに問いかけてきたその意図を考えると--
コウメイは、あらゆる可能性を探り、希望の糸を未来へ紡がなければならない。前線で戦うのはディードのような騎士の役目だが、大元帥である自らの役目はそれなのだ。
そしてーー
(――彩)
グスタフーーいや、元上司の山田には、浅からぬ因縁がある。それはもう極めて個人的な感情で、単純に怒りと憎しみだ。それを思い出すと、必ず一緒に思い出される女性の顔ーー記憶の中では、いつも楽しそうに、馬鹿みたいに笑っている。文字通り、コウメイのーーいや、三田村の人生を大きく変えた張本人だ。
コウメイとして、三田村翼としての感情が、絡んだ毛糸のように複雑に絡んでいく。それを自覚し、深呼吸をするようにして、努めて思考を冷静に戻していく。
コウメイとしての責任も、三田村翼としての感情も、とりあえず後回しだ。今やるべきことを見誤れば、何一つ果たすことなどできない。
そうしてコウメイが決断した答えは。
「俺が前線に行きます。直接敵を知って、あわよくば『1勝』を手にしてきます」
最後の言葉は何となく頼りにならない、なんともコウメイらしい返答だった。
コウメイ、リューゲルの報告に続いて次に話を振られたのは、今回の反乱では王都防衛の責を負うクルーズ=ルメイラ。
反乱勃発前は龍牙騎士団副団長だったが、前騎士団長ルエール=ヴァルガンダルの後を継いで新しく団長を務めることになった人物である。この中ではリューゲルに次ぐ年長者で、参加者の面々では生真面目さもその通りである。
「案の定、第2王女派の侵攻と共に、2~3ヶ国くらいがちょっかいを出してきましたが、北方防衛線で撃退しています。今のところ、大きな問題はないかと」
大陸中央の内陸部に位置する聖アルマイト王国は、東西南北いずれも他国と隣接している。
北東~東部にかけては旧ネルグリア帝国。一昨年の戦争で勝利を収めてからは聖アルマイトの支配下にある。
南はファヌス魔法大国。関係は良くも悪くもない……というか、そもそも国交自体がほぼ無いため、相手が何を考えているかはよく分からない。
西はヘルベルト連合国――だったが、現状では第2王女派というのが正確だろう。
そして北方に広がるは、小~中規模程度の多数の国家が乱立した、大陸でも『小国家群』と呼ばれている領域である。ヘルベルト連合に加盟する国家群と似通っているものの、北の小国家群は同盟関係を結んでおらず、それぞれが独立した国家。関係も各国家間で様々。もっぱら『荒れている』と言っていい状態で、治安もあまりよろしくない。。
問題なのは、北の小国家群は直接王都ユールディアと隣接しており、正に聖アルマイトの喉元、といっていい位置関係なのである。
聖アルマイトとの関係も、それぞれの国家で様々。大陸の覇権を握っている聖アルマイトを快く思っていない国も少なくない。そういった国家にとって、今回の第2王女派の反乱は、行動を起こすに良いきっかけとなっただろう。
ただ、その結果は今のクルーズの報告通りだが。
「1度蹴散らした以降は、特に何もありません。またしばらく情勢を見守ってから判断するつもりでしょう」
「――さすが『堅鱗』の手際だな。頼りにしてるぜ」
今回の会議の中では数少ない明るい話題と言ってもいいだろう。カリオスが笑いながら言うと、クルーズは対照的に重苦しい表情で
「まだ、あくまで『ちょっかい』レベルなので何とかなっていますが、今後第2王女派との戦況が悪化することで、反アルマイト勢力が結託するようなことがあれば……申し訳ないですが、王都の安全は保証いたしかねます」
これまで数多の戦争の際、防衛線で無類の強さを発揮した『堅鱗』の言葉に、再び会議の場は静まり返る。
グスタフの異能といった事情を知らない世論からすれば、新白薔薇騎士団など、近衛騎士団の集まりに過ぎない。このまま劣勢が続けば、その程度の軍隊に押されてしまう第1王子派など恐れるに足らずと、ここぞとばかりに反アルマイト勢力が結託するであろうことは想像に難くない。
領地は奪われているが、それはカリオスが人命を優先しているから――これで国内の動揺は抑えられるとしても、国外に対してはそうはいかない。こちらの意図がどこにあったとしても、領地を奪われているということは劣勢であること、第2王女派に負け続けていること見られることは避けようがない。
「そうですね。こんな状況で小国家群から本格的に攻め込まれたら、とても対応できない」
静まり返った空気を変えようとして、コウメイがあえて軽い口調で言葉を紡ぐ。
今は第2王女派との戦線維持で精いっぱいなのだ。とても他に戦力を割く余裕などない。
そしてコウメイは口には出さないが、心配なのは小国家群だけではない。北東部の旧ネルグリア帝国地も、支配下にあるとはいえ根強い反アルマイト勢力が存在している。今はダイグロフ侯の統治の下安定しているとはいえ、第2王女派との戦況が苦しくなれば、行動を起こす可能性は充分ある。
さらにそれ以上に懸念されるのが、南のファヌス魔法大国。
アンナの治療に一区切りをつけて帰国したイルギルス王子とは連絡が取れなくなってしまった。ファヌス国内の状況もほとんど把握出来ていないような状況だ。
ファヌスが何を考えて、今後何をしようとしているのかが全く読めない。『大陸随一の魔法国家』ファヌス魔法大国ーー戦局を大きく揺るがす程の強大な戦力を持ったこの国のことが、コウメイの不安の大部分を占めている。
--と、懸念材料を挙げていけばキリがない。それに、やるべきことが無限に思えてしまい、何からやるべきかを見失ってしまう。
だが、違う。実は、今目前でやらなければならないことはたった1つのシンプルなことだ。
「とにかく今必要なのは、『1勝』ですね」
単純に第1王子派が強いということを諸国に示すことで、介入を抑制する効果がある。そのためには、現状劣勢にある第2王女派との戦争のいずれかで、勝利を収めること。まずはこれに尽きるのだ。
それも「領地は取られたけど領民が救えたから~」というものではなく、外から見て分かりやすい勝利だ。具体的には奪われた領地を奪い返すか攻め込んできたのを撃退するか、のいずれかだ。
「今は『戦わずにして逃げている』んだよな? 実際、どうなんだ。コウメイの見込みでは、連中とまともにやり合って勝てそうなのか」
ズバリなカリオスの問いに、コウメイは表情を険しくする。
「これまでの報告をまとめる限り、かなり厳しいかと。とにかく、特定の新白薔薇騎士による被害が凄まじすぎます」
そこまで言って、コウメイは一度言葉を切って、参加者の面々の顔を見る。
ここにいる人間は、今回の真の黒幕であるグスタフのこと、その異能のこと、そしてその異能にかかった人間については余すことなく共有してある。変に隠し立てする理由も必要もない。
「具体的には、騎士団長リアラ=リンデブルグ。ついでミリアム=ティンカーズ、クリスティア=レイオール。これらの人物が確認された戦場では、騎士と領民の双方に甚大な被害が出ています。
特にリアラ=リンデブルグに関しては……もう、これは兵器レベルです。とんでもない。更に指揮官のフェスティアも敵ながら見事な戦術手腕で、実に無駄なく効率的に侵攻してきている。
この状況で一大決戦に臨むには、時期尚早かと」
「――何とかなるのか?」
静かな声で聞いたのは、会議でほとんど発言することが無いディードである。
先のミュリヌス領での戦いの際、今名前が挙がったリアラに土をつけられたディードは、身をもってその恐ろしさを味わった。だからこそ、「何ともならない」と誰よりも確信しているのは、彼なのかもしれない。
(――ここで「どうにもならない」って返せたら楽なんだけど……ってか、前の会社では絶対にそう答えていたな)
しかしその時は、自分の発言が誰に影響するようなこともなければ、何の責任もない平社員(一応名前だけの役職はあったが)。それが今や、一国の行く末をたった一声で左右する程の影響力を持った、軍事最高責任者『大元帥』だ。だから軽々に「諦めるしかない」と言えるはずもなく、同時に無「大丈夫」と無責任に言うわけにもいかない。
誰よりもどうしようもないという状況を噛みしめているのかもしれないディード。そんなディードがわざわざコウメイに問いかけてきたその意図を考えると--
コウメイは、あらゆる可能性を探り、希望の糸を未来へ紡がなければならない。前線で戦うのはディードのような騎士の役目だが、大元帥である自らの役目はそれなのだ。
そしてーー
(――彩)
グスタフーーいや、元上司の山田には、浅からぬ因縁がある。それはもう極めて個人的な感情で、単純に怒りと憎しみだ。それを思い出すと、必ず一緒に思い出される女性の顔ーー記憶の中では、いつも楽しそうに、馬鹿みたいに笑っている。文字通り、コウメイのーーいや、三田村の人生を大きく変えた張本人だ。
コウメイとして、三田村翼としての感情が、絡んだ毛糸のように複雑に絡んでいく。それを自覚し、深呼吸をするようにして、努めて思考を冷静に戻していく。
コウメイとしての責任も、三田村翼としての感情も、とりあえず後回しだ。今やるべきことを見誤れば、何一つ果たすことなどできない。
そうしてコウメイが決断した答えは。
「俺が前線に行きます。直接敵を知って、あわよくば『1勝』を手にしてきます」
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