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第1章『3領地同時攻防戦』編
第9話 暗黒時代の再来(後編)
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『元』バーグランド侯爵屋敷の寝室。
今、そこでは4人の獣達が本能の赴くままに肉の快楽を貪っていた。
「んおおおおおおっ? おほおおおおっ! おっ、おっ、おおおおおぉぉぉ~!」
その中でも奇声のような喘ぎ声を漏らしているのは、ベッドの上でうつ伏せに眠りながら、グスタフに上から乗りかかられているシエスタだった。
「んほっ! ほおおっ! っばい……やっっばぁぁ♪ こ、腰が浮くぅぅ! アクメくるううううう! おほおおおおっ♪」
うつ伏せの状態から腰だけを浮かせて、正に本能のままに腰をくねらせている。グスタフに激しく腰を打ち続けられるままに、挿入された雄の肉棒をギュギュっと絞り上げる。
「ふひひひぃ。ようやく雌らしい言葉使いになったじゃないか。ほれほれ、どうじゃ。生まれて初めての交尾の味は? ほれ、ほれぇ♪」
パンパンとグスタフが激しく腰を打ち付けると、シエスタは完全に白目を剥きながら、獣のような咆哮を挙げる。
「あー、ヤバイヤバイヤバイ! またガチアクメくるっ♪ 来てっ、来てっ♪ チョー、気持ちいいのぉぉぉ! んひいいいいい! おおおおおっ、おっ、お~っ! 交尾最高ぉぉぉぉ♪ んほおおおおおっ!」
もはや聖職者だった陰など微塵にも残っていない、緩み切った表情で鼻水を垂らしながら、シエスタは膣内でグスタフの火傷しそうなくらい熱い欲望の塊を受け止める。
「あ゛~、気持ちいいー! やっぱ雌マンコにチンポ入れるセックスも最高♪ おっ、おっ……マンコ吸い付いてきて……おほおおおおっ……!」
一方では、壁に手をついたラスタリアの片脚を持ち上げるようにしながら、後ろからリアラがその禍々しい肉棒で犯していた。
「あ~、それにしても残念……ほおおっ……おほっ♪ まさか、処女マンコじゃなかったなんてなぁ。貴族のご令嬢だから、てっきり彼氏なんていないと思っていたのに……ふんっ、ふんっ!」
まるでその苛立ちをぶつけるかのように、リアラは熟練した中年男のように、リズミカルに腰を打ち付ける。
「っは……っんんん! はぁ、はぁ……じょ、上手……ああんっ! あ、そこ……ああんっ! 気持ちいいっ!」
シエスタよりは随分と頑張って声を抑えているが、汗だくになりながら悶えるリスタリアも、”勇者特性”で流し込まれる快感の前に、理性は完全に快感に呑まれていた。
「ねえ、リスタリア様……ちゅ……ちゅば……彼氏さんと私の腰使い……どっちが好き? ちゅ……れろ……」
ラスタリアの顔を自分の方へ向かせて唇を奪うと、舌を絡ませながら問いかけるリアラ。
「ちゅば……れろ……っんん! リ、リアラさんのセックスの方が……上手で……アソコも大きくて硬いです。……っっ!!?」
「んほおおおおおおっ♪」
ラスタリアのその言葉に興奮して、リアラは獣のような声を出して、リスタリアの中に射精する。
「はぁ、はぁ……ふふふ、これはこれで……寝取る感覚がたまらなく興奮しますね。でも、リスタリア様惜しいですね……アソコじゃなくて、オチンポ。さっきから言ってるでしょう? ほら、練習ですよ。貴女を犯しているのはなんですかぁ?」
肉棒は挿入したままに、リアラは妖艶な笑みを浮かべながら、リスタリアの乳首を指で捏ね上げる。
「んんああああっ! お、おちんぽ! おちんぽです! おちんぽぉぉぉ!」
「んっひいいいいい! ほおおおおっ……♪」
リスタリアに淫語を言わせたリアラは、挿入した肉棒から立て続けに射精する。
「はぁ、はぁ……もう、最高♪ 高貴な女の子に、こうやって下品な言葉言わせるのって、最高に気持ちいい♪ 何回だって出せちゃうなぁ」
「お、お願い……も、もう止めて。貴女が射精するたびに、私……頭が馬鹿になって……あああああ……」
”勇者特性”でリアラの射精の快感を強制的に共有されるリスタリア。女の身で感じることなどありえない射精の快感に、ごく普通の女性であるリスタリアが耐えられるはずがない。”勇者”の家系であるリアラですら抵抗出来ずに屈したのだ。
「止めて欲しかったら、私の言うことなんて無視して、頭悪い言葉使わなければいいんですよ。ほらほら、ここはなんて言うんでしたっけぇ?」
リアラが意地悪をするように、ぷっくりと膨らんだように勃起したリスタリアの陰核を指で擦り上げる。
「っひゃあああん! く、クリチンポです! 女の子のオチンポです!」
「っほおおおう♪ エロい、エロいですよリスタリア様。ほらほら、もっと頭馬鹿になって! 気持ちよくなることだけ考えましょうよぉ♪ セックスって何のためにするんでしたっけ? 愛する人同士の絆?みたいなものを深めるためでしたっけえ? 赤ちゃんは、2人の愛の絆でしたっけ?」
リアラが興奮したように腰を突き上げると、リスタリアは全身をガクガクと震わせて、目から正気の色を消失させていく。
「っああああ! そ、そんなのどうでもいいの! 気持ちよくなるためっ! 後先考えない、快楽優先の中出しセックスが最高に気持ちいいのおっ!」
「そうですよね~。妊娠したところで中絶すればいいだけですもんね。そしたら永遠にセックスが楽しめますよ、リスタリア様。エロくて、ドスケベで、最高に気持ちいいセックスは好きですか、リスタリア様?」
「す、好きぃぃ! 愛がない、快感しか考えないセックスが最高に気持ちいいの! エッチなセックスが大好きなの!」
「あ~、惜しい。惜しいですよ、ラスタリア様。「エッチ」じゃなくて「ドスケベ」。ほらほら、もっと頭馬鹿になって。セックスしか考えられない雌になって♪」
「あああっ、ああああ~っ! ど、ドスケベぇぇぇぇ! ドスケベになるうう! 最高に気持ちいいセックスで、ドスケベになっちゃうううう!」
まるで洗脳されていくように、リアラとの狂った会話を続け、何度も何度も膣内で射精されるリスタリア。
「あっ、あっ、あっ! またイク! また射精するぅ! リスタリア様、射精の快感覚えてっ! 知って! 私との種付けセックス、覚えちゃって! んほおおおおっ!」
「あああああ~っ! ~~~~っ! っ!」
続けざまに何度も何度も射精をさせられて、そのたびに雌の絶頂と射精の快感を流し込まれるリスタリア。声にならない声を上げながら、カクカクと身体を痙攣させる。
「あ゛~~っ! いいですよ、リスタリア様。おっ、おっ……まだ出るっ! ザーメン止まらない! おほおおおっ……おおお……気持ぢい゛い゛~……! はぁ、はぁ……私も、あそこの雌豚みたいに、リスティって呼んじゃおうかなぁ」
リアラが腰をビクビクと震わせながらリスタリアの乳房を揉みしだき、耳元でそう囁く。
「あ、ふあぁ……し、シエスタのことをそんな風に言わないで……!」
目から涙をこぼし、表情は快楽に染まりきり、声も弱弱しい。それでも尚、親友の尊厳を守ろうとする意志を見せるリスタリアは、間違いなく強い心の持ち主だろう。
その証拠に、リアラも驚いたように目を丸くしていた。
「へぇぇ……すごいですね。これだけされても、まだ正気を保っているなんて。ただの箱入り娘って訳じゃないんですねぇ。たまーにいるんですよね……生まれつき強い精神耐性を持っている人って。ふふ、だからこそ、本能を剥きだしにしたリスティに、オホ声を挙げさせたいなぁ」
「いやっ! その名前で呼ばないで! それで呼んでいいのは、私が大好きな人だけなの」
いちいちそんな反応を示すリスタリアに、リアラはゾクゾクと背筋を這うような快感を感じてしまう。
「あはぁぁぁ……そんな反応されたら、勃起止まらなくなっちゃう。もう、リスティのオマンコの中に入れっぱなしで、チンポ溶けちゃいそうだよぉ。どうして、そんなにエロいのぉ? ねえ、リスティ。私のこと誘っているでしょう?」
「いやぁぁぁぁっ! もういやぁっ! 助けて! 助けて、シエスタ! ねえ、助けてよっ!」
泣き叫んで、狂ったように助けを求めるリスタリア。
--どうしてこんなことに。
つい最近まで、屋敷の使用人達やシエスタのような親友と、いつもと変わらない日常を送っていたのに。少し遅めの反抗期がやってきて、父との仲は少々気まずかったけど、仲直りするためのプレゼントを準備していたのに。
プレゼントを渡す前日になって、リアラ率いる第2王女派が領地に攻め入ってきて、そこから占領されるまでは、本当にあっという間だった。父親を始めとした反抗的な男性は無残に処刑され、従順な男性は奴隷のように扱われ、女性は態度に関係なく--
父に罵声を浴びせたことの罪がこれだというのか。あんなの、つい感情に任せて口走ってしまっただけの言葉。本当に父親のことが嫌いなはずが無い。
お父様大好き。愛してる。ここまで大事に育ててくれてありがとう。ひどいこと言ってごめんね。領主のお仕事、頑張ってね。応援している。
今更になって父親に伝えたい言葉があふれ出てくる。しかし、もうそれは叶わない。
「うう、ぐす……うええぇぇぇ~……うわあああん」
精神が不安定になったリスタリアの様子が変わり、幼子のように嗚咽を上げ始める。それにはさすがのリアラの困ったような顔をすると
「あらあら……うーん、困ったなぁ。別に泣かせたいわけじゃなくて、雌としての最高の幸せを教えてあげたいだけなのに」
相変わらず狂った言葉を、さも当然のごとく吐き出すリアラ。
「ふ~い、これですっかり雌豚になったのぅ」
するとベッドの上で欲望を貪っていたグスタフが、満足したような声を出していた。その前ではシエスタが狂気の笑みをこぼしながら、唾液をこぼし、秘裂からは濃厚な白濁液を溢れ出させていた。
「ぶ、ぶひ……ぶひいい……ち、チンポ神様こそ、この世の唯一神ですぅ。この世に生まれた雌は、みーんなグスタフ様のオチンポ様にひれ伏すことが、幸せなのです。ぶひぶひ」
「シ、シエスタぁぁ……」
すっかり元の面影をなくした親友の姿に、リスタリアは絶望する。これまで何度も何度も絶望の淵に立たされたと思わされていたが、もうこれ以上の絶望は無いだろうと思う程の絶望。
「んん? なんじゃあ、リアラ? 勝手にワシの初マンコを取りおって」
「あ~ん、ごめんねグスタフ。どうしても我慢出来なくてぇ。でもぉこの娘、処女マンコじゃなかったんだよ。びっくり」
「なんと……それは見かけによらずというかなんというか……それよりも、勝手に最初にパコったんじゃから、ちゃんと脳みそをエロ豚にしたんじゃろうな」
「それがさぁーー」
まるで日常会話のように、狂った会話を続けるグスタフとリアラ。
それはおおよそ人の会話とは思えない。まさしく快楽のことしか頭にない、獣の会話だ。人の皮をかぶった獣。他人など自分達の快楽のための存在にすぎないと、本気で思っている。だからこの狂気の会話こそが彼らにとっては普通なのだし、普通の人間からすればあまりに惨い行為を当然のことのように行える。
これを、人は悪魔と呼ぶのだろうか。
これが、かつて魔王アゼルゲスが支配した暗黒時代の再現なのだろうか。
「いやぁーー! もういやぁっ! やだぁぁぁぁぁ! いやなのぉぉぉ! 助けてぇぇぇ!」
今度こそ喉がはちきれないばかりに、それこそ狂気の叫び声をあげるリスタリア。耳をつんざくような甲高い悲鳴を、グスタフとリアラは全く意に介さない。
「仕方ないのぅ。本当の雄チンポで分からせてやるかのぅ。ほれ、こっちに持ってきてみい」
「えー。じゃあ、私はそこの巨乳ちゃんのマンコもらおうかな。交換ね、グスタフ♪」
狂っている狂っている狂っている狂っている。
これが「第2王女派」を統括する立場にいる人間同士の会話なのだろうか。こんな人間達に、リリライトを始めとした第2王女派は支配されているというのか。
--もういっそ、自分も狂ってしまえば楽に……
心が擦り切れ摩耗し、砕け散りそうになるリスタリアは、もはや抵抗することすらできずにベッドに運ばれる。
仰向けに横たわり、びくびくと痙攣している親友のシエスタの上に乗る格好となり、グスタフに向けて尻を突き出す格好をすると、目の前にはリアラの肉棒と、グスタフによって蹂躙されたシエスタの秘肉が。
「あー、すごい。グスタフのザーメンミルクですっかりドロドロになっちゃってる。そういえばシスターのオマンコなんて初めてだなぁ……ふふふ、楽しみ……ふおおおおおっ!」
ぺろりと唇を舐めながら、リアラはリスタリアの目の前で肉棒を掴み、シエスタの秘肉へズブズブと突き刺していく。
「おっ? おっ? おおおおおおおんっ! ち、チンポきたっ! またチンポきました! えっぐい、カリ太チンポで抉られて……んおおおお? な、何ですかこれ? 気持ちいい……く、クリトリスがきゅうううって吸われてるみたいです……んほおおおおっ!」
リアラがシエスタを犯す快感が、”勇者特性”でシエスタにも流れ込んでくる。それがどれほどの快感なのか、身をもって知っているリスタリアは、目の前で勢いよくピストンするリアラとシエスタの結合部に意識を奪われながら、唖然としていた。
「あっ、ふああああああああっ?」
そしてそんなリスタリアの不意を突く形で、グスタフは挿入を開始すると、すぐに欲望のままに腰を打ち付け始める。
「あんっ、あんっ! あっ、あっ、あっ……あああぁ~!」
「どうじゃ? リアラのとはまた違った気持ち良さがあるじゃろう? 脳みそで快楽物質がドバドバ溢れて、エロ豚になるじゃろう? ふんっ! ふんっ!」
容赦なく、パンパンと肉をぶつけるように、激しく腰を打ち付けていくグスタフは、汗をぽたりと流しながらねちっこい口調で言う。
「あうううっ……うあああああっ! し、幸せになっちゃう! 嬉しくなっちゃう! ズボズボ突かれる程、あなたのことが好きになっちゃうぅぅ!」
リアラに犯されて快楽に染まっていたのとは、どこか違うようなトロンとした表情のリスタリア。リアラは彼女の顔を両手で持ち、瞳をのぞき込む。
すると、リアラが何か言う前に、リスタリアは自ら唇を開き、そこから舌を大きく伸ばす。
「キ、キスしてぇぇ……」
舌を動かしながらリアラを誘うリスタリア。リアラも舌を伸ばし顔を近づけると、その舌が触れ合うかどうかのところで寸止めをして、妖艶な笑みを浮かべて聞き返す。
「キス?」
わざとらしく聞き返すと、リスタリアはもどかしそうな顔をしながら
「う、ああ……ベロチュー……! 舌をべろべろ絡みあわせて、唾をじゅぶじゅぶ混ぜ合わせる、濃厚ベロチュー! ベロキス! お願い! もっと幸せになりたいの……んれろぉぉ」
下品な言葉を吐き出したリスタリアの舌に、リアラが自らの舌を絡め合わせると、2人は貪り合うような舌の絡み合いを始める。
「ん、おおおっ! し、締まって……んほおおおっ! た、たまらんっ!」
くちゅくちゅと音を立てながら舌を絡める後ろではグスタフは獣のような咆哮を上げて腰を振り続けていた。
「んほおおっ! 気持ちいい、気持ちいいっ! マンコだけじゃなくて、クリトリスが……おあああああっ! 気持いいーっ! 死にますっ! 死ぬ死ぬ死ぬぅ! クリトリス溶けちゃいますぅぅ!」
リスタリアを舌を絡めるリアラも、そのまま器用にシエスタを犯し続けている。リアラに肉棒を突かれながらシエスタもグスタフと同じような喘ぎ声を漏らしていた。
「はむ……くちゅ、れろ……ぷはぁ……」
グスタフに犯され、白目を剥いてよがっているリスタリアから唇を離し、リアラは優しく彼女の髪を撫でる。
「今度はリスティが親友に教えてあげて? さっき、私が言ったよね? 女の子も……アレがあるって。なんていうのか、教えてあげて」
「う゛あ゛……あ゛っ……!」
顔が離れても、尚もリアラの舌を求めるように舌を伸ばすリスタリア。白目を剥いているその表情から、完全に理性は剥がれ落ちていて
「シ、シエスタ! クリチンポ! クリチンポだよぉぉ! 女の子にもオチンポがあるの! それがクリチンポ! リアラさんに教えてもらったのぉ! 言って! 聞かせて、シエスタぁぁ!」
「あ、ああああ……く、クリチンポぉぉ! これが、私のチンポなのですね! クリチンポ! クリチンポ気持ちいいです! 脳みそもクリチンポも蕩ける……っあああ! リスティのクリチンポも、こんなの勃起してますううう……ちゅうううう」
リスタリアが目の前でリアラとシエスタの結合部を見ているように、下にいるシエスタの目の前でもグスタフとリスタリアの結合部がさらけ出されていた。その結合部へ向けて、シエスタが顔を持ち上げて舌を伸ばしていく。
「っっっ! ああああああ~! も、もうダメ! もう無理っ! 幸せセックスしながら、親友にクリチンポ舐められて……あっ、あっ……も、もう私……」
「さあ、情けないオホ声を聞かせて」「幸せそうな豚声を上げるんじゃあ!」
2人の悪魔の声が同時に浴びせかけられる。
ここまでその強靭な精神力で、恥辱にも絶望にも耐え抜いて、僅かな理性を残していたリスタリア=バーグランドの心は。
遂に壊れた。
「おっほほほほおおおおおおおう! ぶひぃぃぃぃぃぃんっ♪」
これまでに見せたことのないような至福の表情を浮かべて、動物のような喘ぎ声を上げながら、絶頂に達して、挿入されているグスタフの精を搾り取る。
それと同時に、リアラとグスタフも快楽の絶頂に達し、それぞれが挿入している中に精を吐き出し、そして最後に一番下に敷かれるようにしていたシエスタも、あさましい絶頂を迎えた。
「あひ、あひ……や、やっとエロ豚になれたぁ♪ 嬉しい……♪」
絶望に泣き叫んでいた、『元』貴族の令嬢の顔は、絶頂に達した後も、これまでの人生の中で最も幸せそうな顔をしていた。
ようやく、リスタリアが絶望から解放された瞬間だった。
□■□■
「ああんっ! 気持ちいいっ! すごいすごい。ちゅば……ちゅる……」
リスタリアは身体を抱きかかえられるようにしながら、立っているグスタフにしがみつき、下から突かれて悦びの声を上げていた。
「ちゅば……んちゅ~~♪ れろ、れろ……っはぁぁ……すっごい、スケベキス♪ ああん、大好き。グスタフ様好き♪ お嫁さんにしてぇ……お、おほおおおっ! イグぅぅぅぅ!」
グスタフの胸の中で、リスタリアもグスタフの腰に足を巻き付かせるようにホールドしながら、その精を中で受け止める。
「はぁ、はぁ……くああ……す、すごい。私、このチンポとセックスするためなら、何でもするぅ。グスタフ様の言うこと、何でも聞いちゃう♪」
「ふひふひ……そうかそうか。ならワシのために、クソ王子どもを皆殺しに出来るか?」
「す、するするぅ! 龍牙騎士団に恋人がいるけど、みぃーんな殺しちゃう。あ、でも殺す前に、彼にグスタフ様とのイチャアヘセックス見せつけたいでーす♪」
一方、ベッドの上ではリアラとシエスタがお互いの身体を抱き合いながら、唇を貪り合っていた。
「はふ……んちゅ……はぁ、はぁ……ああ、この世で勇者様と愛し合えるなんて……ちゅば……ちゅる……幸せですぅ。もっと、もっとエロいベロチューしましょう……れろれろ……」
「ふふ、シエスタ可愛い♪ ほら、もっと舌伸ばして……うん、そう。くちゅううう……ぢゅるるるっ……ふふ、リスティもグスタフに愛を誓ったよ。シエスタも宜しくね」
「は、はい♪ 私も、悪しきカリオス王子に騙されている第1王子派の女性の皆さんに、逞しいグスタフ様のオチンポ教の敬虔な信徒として、オチンポ教を広めますね。この世の女性は、みんなグスタフ様に犯されることこそが幸せなのです……ちゅば……れろ……ああ、だから勇者様……」
シエスタは舌を絡ませながら、リアラの下腹部へ手を伸ばすと、すっかり勃起しているその肉棒を擦り、血走った目で見つめる。
「ま、まだまだ足りませんの。勇者様のぶっといエロチンポで、シエスタのエロ豚マンコをもっとホジホジして下さぁい」
媚びて甘えるような声で言うシエスタは、そのままベッドの上で四つん這いにされて、犬のような恰好でリアラに犯される。
「おっ、おおおお~! グスタフ様、グスタフ様、グスタフ様のオチンポ! セックス最高っ♪」
「あひいいいいっ! んほおおおおっ! チンポチンポチンポぉぉ! また脳みそがエロ豚になりましゅうう! んっほおおおおおお!」
とある一領地で、ごく平凡な生活を送っていた貴族の令嬢とごく平凡なシスター。
日々を笑いながら、時には喧嘩をしながら、平和に過ごしていた日々は、突如として訪れた悪魔達に奪われた。
人の皮をかぶった獣と蔑んだその悪魔達の手により、自分達もただの獣へと変貌させられた。
快楽を貪るだけの、本能だけの、ただの獣となった2人は、嬉々とした表情を浮かべながら肉の快楽を貪り続けていく。
かつての暗黒時代では、人々は恐怖と絶望に震えながら悪魔に虐げられていた。
しかしこうしてグスタフに蹂躙された人間は、絶望どころか至福の表情を浮かべながら、狂った行為に身を投じていく。人格も尊厳も全て獣に書き換えられて、人の皮をかぶった獣へと堕とされながらも雌としての幸せに狂う人々。
それは暗黒時代の人間と比すると、幸せなことなのか、それ以上に無慈悲で無惨なものなのか。
これを暗黒時代の再来と呼んでもいいのか、それ以上の絶望ーー或いは幸福なのか?
いずれにせよ、事実は一つ。
グスタフ率いる第2王女派は、こうして満たされることのない自らの欲望を貪りつくしながら、徐々に確実に、その魔手を第1王子派の本拠地ーー王都ユールディアへと伸ばしていた。
今、そこでは4人の獣達が本能の赴くままに肉の快楽を貪っていた。
「んおおおおおおっ? おほおおおおっ! おっ、おっ、おおおおおぉぉぉ~!」
その中でも奇声のような喘ぎ声を漏らしているのは、ベッドの上でうつ伏せに眠りながら、グスタフに上から乗りかかられているシエスタだった。
「んほっ! ほおおっ! っばい……やっっばぁぁ♪ こ、腰が浮くぅぅ! アクメくるううううう! おほおおおおっ♪」
うつ伏せの状態から腰だけを浮かせて、正に本能のままに腰をくねらせている。グスタフに激しく腰を打ち続けられるままに、挿入された雄の肉棒をギュギュっと絞り上げる。
「ふひひひぃ。ようやく雌らしい言葉使いになったじゃないか。ほれほれ、どうじゃ。生まれて初めての交尾の味は? ほれ、ほれぇ♪」
パンパンとグスタフが激しく腰を打ち付けると、シエスタは完全に白目を剥きながら、獣のような咆哮を挙げる。
「あー、ヤバイヤバイヤバイ! またガチアクメくるっ♪ 来てっ、来てっ♪ チョー、気持ちいいのぉぉぉ! んひいいいいい! おおおおおっ、おっ、お~っ! 交尾最高ぉぉぉぉ♪ んほおおおおおっ!」
もはや聖職者だった陰など微塵にも残っていない、緩み切った表情で鼻水を垂らしながら、シエスタは膣内でグスタフの火傷しそうなくらい熱い欲望の塊を受け止める。
「あ゛~、気持ちいいー! やっぱ雌マンコにチンポ入れるセックスも最高♪ おっ、おっ……マンコ吸い付いてきて……おほおおおおっ……!」
一方では、壁に手をついたラスタリアの片脚を持ち上げるようにしながら、後ろからリアラがその禍々しい肉棒で犯していた。
「あ~、それにしても残念……ほおおっ……おほっ♪ まさか、処女マンコじゃなかったなんてなぁ。貴族のご令嬢だから、てっきり彼氏なんていないと思っていたのに……ふんっ、ふんっ!」
まるでその苛立ちをぶつけるかのように、リアラは熟練した中年男のように、リズミカルに腰を打ち付ける。
「っは……っんんん! はぁ、はぁ……じょ、上手……ああんっ! あ、そこ……ああんっ! 気持ちいいっ!」
シエスタよりは随分と頑張って声を抑えているが、汗だくになりながら悶えるリスタリアも、”勇者特性”で流し込まれる快感の前に、理性は完全に快感に呑まれていた。
「ねえ、リスタリア様……ちゅ……ちゅば……彼氏さんと私の腰使い……どっちが好き? ちゅ……れろ……」
ラスタリアの顔を自分の方へ向かせて唇を奪うと、舌を絡ませながら問いかけるリアラ。
「ちゅば……れろ……っんん! リ、リアラさんのセックスの方が……上手で……アソコも大きくて硬いです。……っっ!!?」
「んほおおおおおおっ♪」
ラスタリアのその言葉に興奮して、リアラは獣のような声を出して、リスタリアの中に射精する。
「はぁ、はぁ……ふふふ、これはこれで……寝取る感覚がたまらなく興奮しますね。でも、リスタリア様惜しいですね……アソコじゃなくて、オチンポ。さっきから言ってるでしょう? ほら、練習ですよ。貴女を犯しているのはなんですかぁ?」
肉棒は挿入したままに、リアラは妖艶な笑みを浮かべながら、リスタリアの乳首を指で捏ね上げる。
「んんああああっ! お、おちんぽ! おちんぽです! おちんぽぉぉぉ!」
「んっひいいいいい! ほおおおおっ……♪」
リスタリアに淫語を言わせたリアラは、挿入した肉棒から立て続けに射精する。
「はぁ、はぁ……もう、最高♪ 高貴な女の子に、こうやって下品な言葉言わせるのって、最高に気持ちいい♪ 何回だって出せちゃうなぁ」
「お、お願い……も、もう止めて。貴女が射精するたびに、私……頭が馬鹿になって……あああああ……」
”勇者特性”でリアラの射精の快感を強制的に共有されるリスタリア。女の身で感じることなどありえない射精の快感に、ごく普通の女性であるリスタリアが耐えられるはずがない。”勇者”の家系であるリアラですら抵抗出来ずに屈したのだ。
「止めて欲しかったら、私の言うことなんて無視して、頭悪い言葉使わなければいいんですよ。ほらほら、ここはなんて言うんでしたっけぇ?」
リアラが意地悪をするように、ぷっくりと膨らんだように勃起したリスタリアの陰核を指で擦り上げる。
「っひゃあああん! く、クリチンポです! 女の子のオチンポです!」
「っほおおおう♪ エロい、エロいですよリスタリア様。ほらほら、もっと頭馬鹿になって! 気持ちよくなることだけ考えましょうよぉ♪ セックスって何のためにするんでしたっけ? 愛する人同士の絆?みたいなものを深めるためでしたっけえ? 赤ちゃんは、2人の愛の絆でしたっけ?」
リアラが興奮したように腰を突き上げると、リスタリアは全身をガクガクと震わせて、目から正気の色を消失させていく。
「っああああ! そ、そんなのどうでもいいの! 気持ちよくなるためっ! 後先考えない、快楽優先の中出しセックスが最高に気持ちいいのおっ!」
「そうですよね~。妊娠したところで中絶すればいいだけですもんね。そしたら永遠にセックスが楽しめますよ、リスタリア様。エロくて、ドスケベで、最高に気持ちいいセックスは好きですか、リスタリア様?」
「す、好きぃぃ! 愛がない、快感しか考えないセックスが最高に気持ちいいの! エッチなセックスが大好きなの!」
「あ~、惜しい。惜しいですよ、ラスタリア様。「エッチ」じゃなくて「ドスケベ」。ほらほら、もっと頭馬鹿になって。セックスしか考えられない雌になって♪」
「あああっ、ああああ~っ! ど、ドスケベぇぇぇぇ! ドスケベになるうう! 最高に気持ちいいセックスで、ドスケベになっちゃうううう!」
まるで洗脳されていくように、リアラとの狂った会話を続け、何度も何度も膣内で射精されるリスタリア。
「あっ、あっ、あっ! またイク! また射精するぅ! リスタリア様、射精の快感覚えてっ! 知って! 私との種付けセックス、覚えちゃって! んほおおおおっ!」
「あああああ~っ! ~~~~っ! っ!」
続けざまに何度も何度も射精をさせられて、そのたびに雌の絶頂と射精の快感を流し込まれるリスタリア。声にならない声を上げながら、カクカクと身体を痙攣させる。
「あ゛~~っ! いいですよ、リスタリア様。おっ、おっ……まだ出るっ! ザーメン止まらない! おほおおおっ……おおお……気持ぢい゛い゛~……! はぁ、はぁ……私も、あそこの雌豚みたいに、リスティって呼んじゃおうかなぁ」
リアラが腰をビクビクと震わせながらリスタリアの乳房を揉みしだき、耳元でそう囁く。
「あ、ふあぁ……し、シエスタのことをそんな風に言わないで……!」
目から涙をこぼし、表情は快楽に染まりきり、声も弱弱しい。それでも尚、親友の尊厳を守ろうとする意志を見せるリスタリアは、間違いなく強い心の持ち主だろう。
その証拠に、リアラも驚いたように目を丸くしていた。
「へぇぇ……すごいですね。これだけされても、まだ正気を保っているなんて。ただの箱入り娘って訳じゃないんですねぇ。たまーにいるんですよね……生まれつき強い精神耐性を持っている人って。ふふ、だからこそ、本能を剥きだしにしたリスティに、オホ声を挙げさせたいなぁ」
「いやっ! その名前で呼ばないで! それで呼んでいいのは、私が大好きな人だけなの」
いちいちそんな反応を示すリスタリアに、リアラはゾクゾクと背筋を這うような快感を感じてしまう。
「あはぁぁぁ……そんな反応されたら、勃起止まらなくなっちゃう。もう、リスティのオマンコの中に入れっぱなしで、チンポ溶けちゃいそうだよぉ。どうして、そんなにエロいのぉ? ねえ、リスティ。私のこと誘っているでしょう?」
「いやぁぁぁぁっ! もういやぁっ! 助けて! 助けて、シエスタ! ねえ、助けてよっ!」
泣き叫んで、狂ったように助けを求めるリスタリア。
--どうしてこんなことに。
つい最近まで、屋敷の使用人達やシエスタのような親友と、いつもと変わらない日常を送っていたのに。少し遅めの反抗期がやってきて、父との仲は少々気まずかったけど、仲直りするためのプレゼントを準備していたのに。
プレゼントを渡す前日になって、リアラ率いる第2王女派が領地に攻め入ってきて、そこから占領されるまでは、本当にあっという間だった。父親を始めとした反抗的な男性は無残に処刑され、従順な男性は奴隷のように扱われ、女性は態度に関係なく--
父に罵声を浴びせたことの罪がこれだというのか。あんなの、つい感情に任せて口走ってしまっただけの言葉。本当に父親のことが嫌いなはずが無い。
お父様大好き。愛してる。ここまで大事に育ててくれてありがとう。ひどいこと言ってごめんね。領主のお仕事、頑張ってね。応援している。
今更になって父親に伝えたい言葉があふれ出てくる。しかし、もうそれは叶わない。
「うう、ぐす……うええぇぇぇ~……うわあああん」
精神が不安定になったリスタリアの様子が変わり、幼子のように嗚咽を上げ始める。それにはさすがのリアラの困ったような顔をすると
「あらあら……うーん、困ったなぁ。別に泣かせたいわけじゃなくて、雌としての最高の幸せを教えてあげたいだけなのに」
相変わらず狂った言葉を、さも当然のごとく吐き出すリアラ。
「ふ~い、これですっかり雌豚になったのぅ」
するとベッドの上で欲望を貪っていたグスタフが、満足したような声を出していた。その前ではシエスタが狂気の笑みをこぼしながら、唾液をこぼし、秘裂からは濃厚な白濁液を溢れ出させていた。
「ぶ、ぶひ……ぶひいい……ち、チンポ神様こそ、この世の唯一神ですぅ。この世に生まれた雌は、みーんなグスタフ様のオチンポ様にひれ伏すことが、幸せなのです。ぶひぶひ」
「シ、シエスタぁぁ……」
すっかり元の面影をなくした親友の姿に、リスタリアは絶望する。これまで何度も何度も絶望の淵に立たされたと思わされていたが、もうこれ以上の絶望は無いだろうと思う程の絶望。
「んん? なんじゃあ、リアラ? 勝手にワシの初マンコを取りおって」
「あ~ん、ごめんねグスタフ。どうしても我慢出来なくてぇ。でもぉこの娘、処女マンコじゃなかったんだよ。びっくり」
「なんと……それは見かけによらずというかなんというか……それよりも、勝手に最初にパコったんじゃから、ちゃんと脳みそをエロ豚にしたんじゃろうな」
「それがさぁーー」
まるで日常会話のように、狂った会話を続けるグスタフとリアラ。
それはおおよそ人の会話とは思えない。まさしく快楽のことしか頭にない、獣の会話だ。人の皮をかぶった獣。他人など自分達の快楽のための存在にすぎないと、本気で思っている。だからこの狂気の会話こそが彼らにとっては普通なのだし、普通の人間からすればあまりに惨い行為を当然のことのように行える。
これを、人は悪魔と呼ぶのだろうか。
これが、かつて魔王アゼルゲスが支配した暗黒時代の再現なのだろうか。
「いやぁーー! もういやぁっ! やだぁぁぁぁぁ! いやなのぉぉぉ! 助けてぇぇぇ!」
今度こそ喉がはちきれないばかりに、それこそ狂気の叫び声をあげるリスタリア。耳をつんざくような甲高い悲鳴を、グスタフとリアラは全く意に介さない。
「仕方ないのぅ。本当の雄チンポで分からせてやるかのぅ。ほれ、こっちに持ってきてみい」
「えー。じゃあ、私はそこの巨乳ちゃんのマンコもらおうかな。交換ね、グスタフ♪」
狂っている狂っている狂っている狂っている。
これが「第2王女派」を統括する立場にいる人間同士の会話なのだろうか。こんな人間達に、リリライトを始めとした第2王女派は支配されているというのか。
--もういっそ、自分も狂ってしまえば楽に……
心が擦り切れ摩耗し、砕け散りそうになるリスタリアは、もはや抵抗することすらできずにベッドに運ばれる。
仰向けに横たわり、びくびくと痙攣している親友のシエスタの上に乗る格好となり、グスタフに向けて尻を突き出す格好をすると、目の前にはリアラの肉棒と、グスタフによって蹂躙されたシエスタの秘肉が。
「あー、すごい。グスタフのザーメンミルクですっかりドロドロになっちゃってる。そういえばシスターのオマンコなんて初めてだなぁ……ふふふ、楽しみ……ふおおおおおっ!」
ぺろりと唇を舐めながら、リアラはリスタリアの目の前で肉棒を掴み、シエスタの秘肉へズブズブと突き刺していく。
「おっ? おっ? おおおおおおおんっ! ち、チンポきたっ! またチンポきました! えっぐい、カリ太チンポで抉られて……んおおおお? な、何ですかこれ? 気持ちいい……く、クリトリスがきゅうううって吸われてるみたいです……んほおおおおっ!」
リアラがシエスタを犯す快感が、”勇者特性”でシエスタにも流れ込んでくる。それがどれほどの快感なのか、身をもって知っているリスタリアは、目の前で勢いよくピストンするリアラとシエスタの結合部に意識を奪われながら、唖然としていた。
「あっ、ふああああああああっ?」
そしてそんなリスタリアの不意を突く形で、グスタフは挿入を開始すると、すぐに欲望のままに腰を打ち付け始める。
「あんっ、あんっ! あっ、あっ、あっ……あああぁ~!」
「どうじゃ? リアラのとはまた違った気持ち良さがあるじゃろう? 脳みそで快楽物質がドバドバ溢れて、エロ豚になるじゃろう? ふんっ! ふんっ!」
容赦なく、パンパンと肉をぶつけるように、激しく腰を打ち付けていくグスタフは、汗をぽたりと流しながらねちっこい口調で言う。
「あうううっ……うあああああっ! し、幸せになっちゃう! 嬉しくなっちゃう! ズボズボ突かれる程、あなたのことが好きになっちゃうぅぅ!」
リアラに犯されて快楽に染まっていたのとは、どこか違うようなトロンとした表情のリスタリア。リアラは彼女の顔を両手で持ち、瞳をのぞき込む。
すると、リアラが何か言う前に、リスタリアは自ら唇を開き、そこから舌を大きく伸ばす。
「キ、キスしてぇぇ……」
舌を動かしながらリアラを誘うリスタリア。リアラも舌を伸ばし顔を近づけると、その舌が触れ合うかどうかのところで寸止めをして、妖艶な笑みを浮かべて聞き返す。
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「う、ああ……ベロチュー……! 舌をべろべろ絡みあわせて、唾をじゅぶじゅぶ混ぜ合わせる、濃厚ベロチュー! ベロキス! お願い! もっと幸せになりたいの……んれろぉぉ」
下品な言葉を吐き出したリスタリアの舌に、リアラが自らの舌を絡め合わせると、2人は貪り合うような舌の絡み合いを始める。
「ん、おおおっ! し、締まって……んほおおおっ! た、たまらんっ!」
くちゅくちゅと音を立てながら舌を絡める後ろではグスタフは獣のような咆哮を上げて腰を振り続けていた。
「んほおおっ! 気持ちいい、気持ちいいっ! マンコだけじゃなくて、クリトリスが……おあああああっ! 気持いいーっ! 死にますっ! 死ぬ死ぬ死ぬぅ! クリトリス溶けちゃいますぅぅ!」
リスタリアを舌を絡めるリアラも、そのまま器用にシエスタを犯し続けている。リアラに肉棒を突かれながらシエスタもグスタフと同じような喘ぎ声を漏らしていた。
「はむ……くちゅ、れろ……ぷはぁ……」
グスタフに犯され、白目を剥いてよがっているリスタリアから唇を離し、リアラは優しく彼女の髪を撫でる。
「今度はリスティが親友に教えてあげて? さっき、私が言ったよね? 女の子も……アレがあるって。なんていうのか、教えてあげて」
「う゛あ゛……あ゛っ……!」
顔が離れても、尚もリアラの舌を求めるように舌を伸ばすリスタリア。白目を剥いているその表情から、完全に理性は剥がれ落ちていて
「シ、シエスタ! クリチンポ! クリチンポだよぉぉ! 女の子にもオチンポがあるの! それがクリチンポ! リアラさんに教えてもらったのぉ! 言って! 聞かせて、シエスタぁぁ!」
「あ、ああああ……く、クリチンポぉぉ! これが、私のチンポなのですね! クリチンポ! クリチンポ気持ちいいです! 脳みそもクリチンポも蕩ける……っあああ! リスティのクリチンポも、こんなの勃起してますううう……ちゅうううう」
リスタリアが目の前でリアラとシエスタの結合部を見ているように、下にいるシエスタの目の前でもグスタフとリスタリアの結合部がさらけ出されていた。その結合部へ向けて、シエスタが顔を持ち上げて舌を伸ばしていく。
「っっっ! ああああああ~! も、もうダメ! もう無理っ! 幸せセックスしながら、親友にクリチンポ舐められて……あっ、あっ……も、もう私……」
「さあ、情けないオホ声を聞かせて」「幸せそうな豚声を上げるんじゃあ!」
2人の悪魔の声が同時に浴びせかけられる。
ここまでその強靭な精神力で、恥辱にも絶望にも耐え抜いて、僅かな理性を残していたリスタリア=バーグランドの心は。
遂に壊れた。
「おっほほほほおおおおおおおう! ぶひぃぃぃぃぃぃんっ♪」
これまでに見せたことのないような至福の表情を浮かべて、動物のような喘ぎ声を上げながら、絶頂に達して、挿入されているグスタフの精を搾り取る。
それと同時に、リアラとグスタフも快楽の絶頂に達し、それぞれが挿入している中に精を吐き出し、そして最後に一番下に敷かれるようにしていたシエスタも、あさましい絶頂を迎えた。
「あひ、あひ……や、やっとエロ豚になれたぁ♪ 嬉しい……♪」
絶望に泣き叫んでいた、『元』貴族の令嬢の顔は、絶頂に達した後も、これまでの人生の中で最も幸せそうな顔をしていた。
ようやく、リスタリアが絶望から解放された瞬間だった。
□■□■
「ああんっ! 気持ちいいっ! すごいすごい。ちゅば……ちゅる……」
リスタリアは身体を抱きかかえられるようにしながら、立っているグスタフにしがみつき、下から突かれて悦びの声を上げていた。
「ちゅば……んちゅ~~♪ れろ、れろ……っはぁぁ……すっごい、スケベキス♪ ああん、大好き。グスタフ様好き♪ お嫁さんにしてぇ……お、おほおおおっ! イグぅぅぅぅ!」
グスタフの胸の中で、リスタリアもグスタフの腰に足を巻き付かせるようにホールドしながら、その精を中で受け止める。
「はぁ、はぁ……くああ……す、すごい。私、このチンポとセックスするためなら、何でもするぅ。グスタフ様の言うこと、何でも聞いちゃう♪」
「ふひふひ……そうかそうか。ならワシのために、クソ王子どもを皆殺しに出来るか?」
「す、するするぅ! 龍牙騎士団に恋人がいるけど、みぃーんな殺しちゃう。あ、でも殺す前に、彼にグスタフ様とのイチャアヘセックス見せつけたいでーす♪」
一方、ベッドの上ではリアラとシエスタがお互いの身体を抱き合いながら、唇を貪り合っていた。
「はふ……んちゅ……はぁ、はぁ……ああ、この世で勇者様と愛し合えるなんて……ちゅば……ちゅる……幸せですぅ。もっと、もっとエロいベロチューしましょう……れろれろ……」
「ふふ、シエスタ可愛い♪ ほら、もっと舌伸ばして……うん、そう。くちゅううう……ぢゅるるるっ……ふふ、リスティもグスタフに愛を誓ったよ。シエスタも宜しくね」
「は、はい♪ 私も、悪しきカリオス王子に騙されている第1王子派の女性の皆さんに、逞しいグスタフ様のオチンポ教の敬虔な信徒として、オチンポ教を広めますね。この世の女性は、みんなグスタフ様に犯されることこそが幸せなのです……ちゅば……れろ……ああ、だから勇者様……」
シエスタは舌を絡ませながら、リアラの下腹部へ手を伸ばすと、すっかり勃起しているその肉棒を擦り、血走った目で見つめる。
「ま、まだまだ足りませんの。勇者様のぶっといエロチンポで、シエスタのエロ豚マンコをもっとホジホジして下さぁい」
媚びて甘えるような声で言うシエスタは、そのままベッドの上で四つん這いにされて、犬のような恰好でリアラに犯される。
「おっ、おおおお~! グスタフ様、グスタフ様、グスタフ様のオチンポ! セックス最高っ♪」
「あひいいいいっ! んほおおおおっ! チンポチンポチンポぉぉ! また脳みそがエロ豚になりましゅうう! んっほおおおおおお!」
とある一領地で、ごく平凡な生活を送っていた貴族の令嬢とごく平凡なシスター。
日々を笑いながら、時には喧嘩をしながら、平和に過ごしていた日々は、突如として訪れた悪魔達に奪われた。
人の皮をかぶった獣と蔑んだその悪魔達の手により、自分達もただの獣へと変貌させられた。
快楽を貪るだけの、本能だけの、ただの獣となった2人は、嬉々とした表情を浮かべながら肉の快楽を貪り続けていく。
かつての暗黒時代では、人々は恐怖と絶望に震えながら悪魔に虐げられていた。
しかしこうしてグスタフに蹂躙された人間は、絶望どころか至福の表情を浮かべながら、狂った行為に身を投じていく。人格も尊厳も全て獣に書き換えられて、人の皮をかぶった獣へと堕とされながらも雌としての幸せに狂う人々。
それは暗黒時代の人間と比すると、幸せなことなのか、それ以上に無慈悲で無惨なものなのか。
これを暗黒時代の再来と呼んでもいいのか、それ以上の絶望ーー或いは幸福なのか?
いずれにせよ、事実は一つ。
グスタフ率いる第2王女派は、こうして満たされることのない自らの欲望を貪りつくしながら、徐々に確実に、その魔手を第1王子派の本拠地ーー王都ユールディアへと伸ばしていた。
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