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第1章『3領地同時攻防戦』編
第8話 暗黒時代の再来(中編)
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「いやぁぁぁっ! 助けて、助けてぇぇっ!」
バーグランド邸の寝室のベッドの上で、両手を拘束されたまま仰向けに押し倒されたシエスタは必死な表情で、喉が張り裂けんばかりの悲鳴を挙げていた。
部屋の隅で、リアラに両手を拘束されて抵抗することが出来ない彼女の親友であるリスタリアは、現実から逃げるように、シエスタから顔ををそらしていた。
「ほら、大事な親友が、逞しいオチンポ様のお嫁さんになるところ、ちゃんと見て祝ってあげないとダメですよ。リスタリア様」
「いや……止めて……ぐす、ぐす……」
既にリアラに精神的にボロボロにされてベソをかいているリスタリアは、リアラに顎を持ち上げられて、強制的にベッドの2人へと視線を向けさせられる。
「うほほ~。修道服の上からも気にはなっておったが、たわわな巨乳じゃのう~!」
ベッドの上では、グスタフがシエスタの上に乗って無遠慮に修道服をまくり上げて、下着に包まれたその豊満な双丘を外にこぼしていた。
「あぁぁぁ……神様、神様……お助けを……」
恐怖に身をガタガタと震わせるシエスタ。ポロポロとあふれ出る涙は止まらない。もう彼女は恐怖に支配されて、自分の上にのる醜悪な悪魔のことすらも意識に入らないのだった。
「ふひひひ……それじゃあ、いよいよこのデカパイを……そりゃあっ!」
欲望のままに、グスタフはシエスタの下着をはぎ取って、乱暴に遠くへ投げ捨てる。
下着の圧迫から解放されたシエスタの豊満な乳房がポロン、とこぼれ出るようにグスタフの眼前に晒される。おそらくは誰の手や舌にも汚されたことでないであろう、その桃色の先端の突起物、たわわに揺れる魅惑的で大きな膨らみ。
「ぐほほほ、これはいいもんじゃあ」
「ひぃぃ……神様、お願いです、神様。助けて下さい、神様。怖い、怖い、怖い……神様、助けて……」
下着をはぎ取られても、壊れた機械のように同じ言葉を繰り返すだけのシエスタ。身体も恐怖と緊張で硬直している。相変わらずグスタフのことなど意識に入っておらず、自らの意識の殻に閉じこもって、ただひたすら怖がっているだけだった。
さすがにそんなシエスタの反応に、グスタフは辟易した表情になる。
「怖がる悲鳴がドギツくオホオホする声に変わっていくのも面白いと思ったんじゃが……う~ん、全くワシのことが眼に入っておらんじゃないか。これではさすがにつまらんのう……ほれ、こっちを見るんじゃ」
「っひああ?」
石のようにカチカチに固まっているシエスタの顔を両手で掴んで固定すると、グスタフはその濁り切ったどす黒い瞳で、シエスタの瞳をのぞき込む。
「っひ? あ、あぁ……」
「ぐひひひ。ようやっと目に入ったか、ワシのことが……ほれ、ほ~れ……よう、見るんじゃ。恋人同士のように見つめ合うんじゃぞ」
強引に視線を向けられるシエスタ。その豚のような弛んだ顔を前にしても、恐怖が消えるはずがない。むしろますます恐怖は強まるばかりだ。
しかし、シエスタは瞳を閉じることが出来ない。グスタフに見つめられると、その瞳を見つめ返すこと以外のことが出来ない。
「あ、う……あぁぁ?」
そして自分の胸の中に湧き上がってくる、謎の暖かい感情。
自分が女として、雌として生まれたことを幸福に感じ、今雄に欲望の目を向けられていることに、これまで生きてきた中で最高の多幸感を感じる。
「あ、ふあ……ふぁ……?」
目の前の雄に犯されるための準備を、雌の身体が勝手に始める。体中が熱く火照り、目の前で微笑む醜悪な悪魔が、何よりも魅力的な雄に見えてくる。
恐怖で表情が凍り付いて涙を流していたシエスタの顔は、徐々にトロンと情欲に蕩けたような瞳に変化していき、うっとりとした表情でグスタフを見つめ合っていた。既に下腹部は熱く疼き始め、ショーツの中では熱い液体があふれ出ていた。
こうやって人間の尊厳を、人格を、権利を、かけがえのない思い出を、人との絆を、積み重ねてきた経験を、容赦なく何もかもを容赦なく蹂躙する。そしてグスタフにとって都合の良い最低最悪の思考に、常識に、倫理に塗り替えていく。
それこそがグスタフの『異能』。
『異能』の力が、シエスタとう人間を根底から変えていってしまう。
「あ、あああ……わ、私……胸の高鳴りが止まりませんっ……! っあああ?」
グスタフと見つめ合いながら、身体が発情していくシエスタ。そもそも『発情』することすら、シエスタが生きてきた禁欲的な生活の中では初めての経験だった。意識が体の変化に全くついていかない。
そんな戸惑っているばかりのシエスタのお腹に、グスタフはいきり立った肉棒をこすりつける。
「あ、ああぁ……これは……お腹に当たっているのは……」
「ぐひひひ。これからお前が神に変わって崇拝する、オチンポ様じゃ。これで、お前に新しい信仰を植え付けてやるからのぅ」
「ひ……そ、そんなのいやぁ……んむ?」
グスタフの言葉に、シエスタの表情が再び恐怖に顔がひきつりそうになったところ、不意にグスタフがその穢れを知らない唇に貪りつく。
「んむっ? ん、んん~……くちゅ……んぐ」
(あ、ああ……将来の旦那様のために大切にしていた唇が……)
グスタフに唇を貪られて顔をしかめながら、シエスタは醜悪な中年男に唇を奪われる嫌悪感に必死に耐える。逃げようとしていてもグスタフの両手で顔をしっかり固定されており、逃げられない。
そしてグスタフは容赦なく舌を大きく伸ばしてきて、シエスタの唇や舌を犯すように舐り、蹂躙していく。大量のグスタフの粘っこい唾液が、シエスタの頬を伝って零れ落ちていく。
「ん、む……や……汚い……くちゅ……ふう……」
「目を閉じるな! わしの目を見ながら、お前も舌を絡ませるんじゃ。下品に、男に媚びるように、ベロチューをするんじゃ……れろれろれろ」
「はふっ……れろっ……れろ……んむ……ど、どうして……」
グスタフに強く言われれば、シエスタは瞳を閉じることが出来ない。ぼーっと、グスタフの瞳を見つめていると、やがて唇が緩く開いていく。
「んく……んん……んむ……ぷはぁ……」
ねちっこく舌を絡められながら、その最中にグスタフはシエスタの手枷を器用に取り払っていた。そして手枷を外し、シエスタの両手を自由にしたところで、グスタフは顔を離す。
シエスタの舌はだらしなく伸び、そこからグスタフの舌と唾液の糸が繋がっている。そしてシエスタはすっかりトロンとした雌の瞳でグスタフの瞳を媚びるように見つめていた。
「はぁ、はぁ……う、疼きますぅぅ……私のお腹に当たっている、男性のアレが当たって……」
「ぐひひひ、なんじゃあ? アレとは、なんじゃ? 上手に言えたら、もう1回ワシの特農ベロチューで、お前の頭の中をドロドロのドスケベにしてやるぞぅ?」
シエスタの目の前で、誘惑するようにその分厚い舌をクネクネと動かすグスタフ。その動きを見ながら、シエスタも舌を伸ばしていきながら
「お……お、おちんちん、です……んちゅう……!」
シエスタは自由になった両手をグスタフの首に回すと、自ら顔を持ち上げて、伸ばされたグスタフの舌に貪りつく。
「あむ……くちゅくちゅ……ああ、すごい……卑猥な言葉を言うと……ちゅば……っちゅ……キスが凄く気持ちいい……! ちゅ……ちゅ……止まらない……んれろぉぉぉ……」
「ちゅば……っちゅ……いいぞぉ、シエスタ。あむ……んぐ……そうやって、雄に媚びて媚びて媚びまくるんじゃ。じっくり、ドスケベで交尾のことしか考えられない脳みそに変えてやるから……楽しみにしておれ……ぶちゅうううっ!」
まるで恋人ーーいや、盛った獣同士のように、舌の貪り合いを続ける。シエスタの顔はすっかり聖職者のそれとはかけ離れた雌のものへと変貌していた。
そのシエスタの変わりように、リアラに捕らわれているリスタリアの表情は絶望に変わる。
「う、あ……あぁ……どうして? シエスタ? 嘘でしょう? どうしてそんなことしているの? どうしてそんな嬉しそうな顔を……?」
「あーあー、可愛そうに。最初からあんな濃厚なベロチューの味を覚えちゃったら、あの人、人間に戻れなくなっちゃうけど……まあ、そんなことより」
リアラが蕩けた表情で唇をぺろりと舐めると、手枷に拘束されているリスタリアの手を引いて、自らの股間を触らせる。
「っひ! き、気持ち悪いっ……!」
容姿は女性であることに間違いないのに、スカート越しに感じられるそれは男性にしかついていない器官であることは疑いようもない。その矛盾の悍ましさに、リスタリアは真の恐怖を感じて顔を青ざめる。
「私も、あんなエロエロなチューを見てたら、勃起止まらなくなってきちゃった。ね~え、グスタフ。この娘の初マンコ、私がもらってもいいかな? いいよね?」
我慢出来なくなったリアラが腰をくねらせながら、その悍ましい器官をリスタリアの手にこすりつけるようにしてグスタフに問いかける。しかしグスタフはシエスタとの舌の絡め合いに夢中になっており、声が届いていないようだった。
「あはは、聞こえてないみたい。ま、いっか。エロエロにチンポ媚びする下品女にしとけば、多分許してくれるでしょ」
「っひ! や、やだやだ! やだやだやだ! 絶対にいやぁぁぁ!」
それは取るに足らない、ただの狂人の狂った言葉のはず。しかし、今実際に目の前で敬虔な聖職者だったはずの親友が変わる様を見せつけられれば、リスタリアも怯えずにはいられない。
全力でリアラの手を振りほどこうとするが、リアラの手はびくともしない。ただただ涙を流して恐怖に震えるしかない。
「あはは~、そんなのうそうそ。私に嘘は通じませんよ、リスタリア様? 私のオチンポの勃起は”勇者特性”で。貴女にも伝わっているはずですもん。ま、貴女には立派なオチンポは無いけど……くすくす、女のチンポもあるじゃないですか」
「っひうう?」
リアラの細い指が、すっとラスタリアの衣服の中、その下半身へと伸びていくと、リスタリアの女性としての最も敏感な部分を、指でぐりぐりと刺激する。
「はうう? っあああ?」
「あはははは! ほ~ら、下着の上からでも分かるくらい勃起してるじゃないですかあ! 無理ですよ? 私の”勇者特性”からは逃れられません。親友が淫らに狂っていくのを見て興奮してるんでしょう? ほらほら、こんなにクリチンポ勃起させて……あは~、マン汁もあふれ出てますよ。あ~ん、速く……速く犯したいっ! この、お上品な貴族マンコに、速く私のオチンポの味を教え込みたい……ぐひひひひっ!」
その可愛らしい顔を、グスタフのような下品で醜悪な笑みに染めて唾液を垂らすリアラ。
グスタフによって植え付けられた『異能』による淫欲を、その血に宿した”勇者特性”で無差別に周囲にまき散らしていた。
グスタフとリアラ=リンデブルグ。
第2王女派における真の支配者と最大戦力であるこの2人は、かつての魔王アゼルゲスをも超える最悪の存在として、この大陸に再び暗黒時代をもたらそうとしていた。
バーグランド邸の寝室のベッドの上で、両手を拘束されたまま仰向けに押し倒されたシエスタは必死な表情で、喉が張り裂けんばかりの悲鳴を挙げていた。
部屋の隅で、リアラに両手を拘束されて抵抗することが出来ない彼女の親友であるリスタリアは、現実から逃げるように、シエスタから顔ををそらしていた。
「ほら、大事な親友が、逞しいオチンポ様のお嫁さんになるところ、ちゃんと見て祝ってあげないとダメですよ。リスタリア様」
「いや……止めて……ぐす、ぐす……」
既にリアラに精神的にボロボロにされてベソをかいているリスタリアは、リアラに顎を持ち上げられて、強制的にベッドの2人へと視線を向けさせられる。
「うほほ~。修道服の上からも気にはなっておったが、たわわな巨乳じゃのう~!」
ベッドの上では、グスタフがシエスタの上に乗って無遠慮に修道服をまくり上げて、下着に包まれたその豊満な双丘を外にこぼしていた。
「あぁぁぁ……神様、神様……お助けを……」
恐怖に身をガタガタと震わせるシエスタ。ポロポロとあふれ出る涙は止まらない。もう彼女は恐怖に支配されて、自分の上にのる醜悪な悪魔のことすらも意識に入らないのだった。
「ふひひひ……それじゃあ、いよいよこのデカパイを……そりゃあっ!」
欲望のままに、グスタフはシエスタの下着をはぎ取って、乱暴に遠くへ投げ捨てる。
下着の圧迫から解放されたシエスタの豊満な乳房がポロン、とこぼれ出るようにグスタフの眼前に晒される。おそらくは誰の手や舌にも汚されたことでないであろう、その桃色の先端の突起物、たわわに揺れる魅惑的で大きな膨らみ。
「ぐほほほ、これはいいもんじゃあ」
「ひぃぃ……神様、お願いです、神様。助けて下さい、神様。怖い、怖い、怖い……神様、助けて……」
下着をはぎ取られても、壊れた機械のように同じ言葉を繰り返すだけのシエスタ。身体も恐怖と緊張で硬直している。相変わらずグスタフのことなど意識に入っておらず、自らの意識の殻に閉じこもって、ただひたすら怖がっているだけだった。
さすがにそんなシエスタの反応に、グスタフは辟易した表情になる。
「怖がる悲鳴がドギツくオホオホする声に変わっていくのも面白いと思ったんじゃが……う~ん、全くワシのことが眼に入っておらんじゃないか。これではさすがにつまらんのう……ほれ、こっちを見るんじゃ」
「っひああ?」
石のようにカチカチに固まっているシエスタの顔を両手で掴んで固定すると、グスタフはその濁り切ったどす黒い瞳で、シエスタの瞳をのぞき込む。
「っひ? あ、あぁ……」
「ぐひひひ。ようやっと目に入ったか、ワシのことが……ほれ、ほ~れ……よう、見るんじゃ。恋人同士のように見つめ合うんじゃぞ」
強引に視線を向けられるシエスタ。その豚のような弛んだ顔を前にしても、恐怖が消えるはずがない。むしろますます恐怖は強まるばかりだ。
しかし、シエスタは瞳を閉じることが出来ない。グスタフに見つめられると、その瞳を見つめ返すこと以外のことが出来ない。
「あ、う……あぁぁ?」
そして自分の胸の中に湧き上がってくる、謎の暖かい感情。
自分が女として、雌として生まれたことを幸福に感じ、今雄に欲望の目を向けられていることに、これまで生きてきた中で最高の多幸感を感じる。
「あ、ふあ……ふぁ……?」
目の前の雄に犯されるための準備を、雌の身体が勝手に始める。体中が熱く火照り、目の前で微笑む醜悪な悪魔が、何よりも魅力的な雄に見えてくる。
恐怖で表情が凍り付いて涙を流していたシエスタの顔は、徐々にトロンと情欲に蕩けたような瞳に変化していき、うっとりとした表情でグスタフを見つめ合っていた。既に下腹部は熱く疼き始め、ショーツの中では熱い液体があふれ出ていた。
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それこそがグスタフの『異能』。
『異能』の力が、シエスタとう人間を根底から変えていってしまう。
「あ、あああ……わ、私……胸の高鳴りが止まりませんっ……! っあああ?」
グスタフと見つめ合いながら、身体が発情していくシエスタ。そもそも『発情』することすら、シエスタが生きてきた禁欲的な生活の中では初めての経験だった。意識が体の変化に全くついていかない。
そんな戸惑っているばかりのシエスタのお腹に、グスタフはいきり立った肉棒をこすりつける。
「あ、ああぁ……これは……お腹に当たっているのは……」
「ぐひひひ。これからお前が神に変わって崇拝する、オチンポ様じゃ。これで、お前に新しい信仰を植え付けてやるからのぅ」
「ひ……そ、そんなのいやぁ……んむ?」
グスタフの言葉に、シエスタの表情が再び恐怖に顔がひきつりそうになったところ、不意にグスタフがその穢れを知らない唇に貪りつく。
「んむっ? ん、んん~……くちゅ……んぐ」
(あ、ああ……将来の旦那様のために大切にしていた唇が……)
グスタフに唇を貪られて顔をしかめながら、シエスタは醜悪な中年男に唇を奪われる嫌悪感に必死に耐える。逃げようとしていてもグスタフの両手で顔をしっかり固定されており、逃げられない。
そしてグスタフは容赦なく舌を大きく伸ばしてきて、シエスタの唇や舌を犯すように舐り、蹂躙していく。大量のグスタフの粘っこい唾液が、シエスタの頬を伝って零れ落ちていく。
「ん、む……や……汚い……くちゅ……ふう……」
「目を閉じるな! わしの目を見ながら、お前も舌を絡ませるんじゃ。下品に、男に媚びるように、ベロチューをするんじゃ……れろれろれろ」
「はふっ……れろっ……れろ……んむ……ど、どうして……」
グスタフに強く言われれば、シエスタは瞳を閉じることが出来ない。ぼーっと、グスタフの瞳を見つめていると、やがて唇が緩く開いていく。
「んく……んん……んむ……ぷはぁ……」
ねちっこく舌を絡められながら、その最中にグスタフはシエスタの手枷を器用に取り払っていた。そして手枷を外し、シエスタの両手を自由にしたところで、グスタフは顔を離す。
シエスタの舌はだらしなく伸び、そこからグスタフの舌と唾液の糸が繋がっている。そしてシエスタはすっかりトロンとした雌の瞳でグスタフの瞳を媚びるように見つめていた。
「はぁ、はぁ……う、疼きますぅぅ……私のお腹に当たっている、男性のアレが当たって……」
「ぐひひひ、なんじゃあ? アレとは、なんじゃ? 上手に言えたら、もう1回ワシの特農ベロチューで、お前の頭の中をドロドロのドスケベにしてやるぞぅ?」
シエスタの目の前で、誘惑するようにその分厚い舌をクネクネと動かすグスタフ。その動きを見ながら、シエスタも舌を伸ばしていきながら
「お……お、おちんちん、です……んちゅう……!」
シエスタは自由になった両手をグスタフの首に回すと、自ら顔を持ち上げて、伸ばされたグスタフの舌に貪りつく。
「あむ……くちゅくちゅ……ああ、すごい……卑猥な言葉を言うと……ちゅば……っちゅ……キスが凄く気持ちいい……! ちゅ……ちゅ……止まらない……んれろぉぉぉ……」
「ちゅば……っちゅ……いいぞぉ、シエスタ。あむ……んぐ……そうやって、雄に媚びて媚びて媚びまくるんじゃ。じっくり、ドスケベで交尾のことしか考えられない脳みそに変えてやるから……楽しみにしておれ……ぶちゅうううっ!」
まるで恋人ーーいや、盛った獣同士のように、舌の貪り合いを続ける。シエスタの顔はすっかり聖職者のそれとはかけ離れた雌のものへと変貌していた。
そのシエスタの変わりように、リアラに捕らわれているリスタリアの表情は絶望に変わる。
「う、あ……あぁ……どうして? シエスタ? 嘘でしょう? どうしてそんなことしているの? どうしてそんな嬉しそうな顔を……?」
「あーあー、可愛そうに。最初からあんな濃厚なベロチューの味を覚えちゃったら、あの人、人間に戻れなくなっちゃうけど……まあ、そんなことより」
リアラが蕩けた表情で唇をぺろりと舐めると、手枷に拘束されているリスタリアの手を引いて、自らの股間を触らせる。
「っひ! き、気持ち悪いっ……!」
容姿は女性であることに間違いないのに、スカート越しに感じられるそれは男性にしかついていない器官であることは疑いようもない。その矛盾の悍ましさに、リスタリアは真の恐怖を感じて顔を青ざめる。
「私も、あんなエロエロなチューを見てたら、勃起止まらなくなってきちゃった。ね~え、グスタフ。この娘の初マンコ、私がもらってもいいかな? いいよね?」
我慢出来なくなったリアラが腰をくねらせながら、その悍ましい器官をリスタリアの手にこすりつけるようにしてグスタフに問いかける。しかしグスタフはシエスタとの舌の絡め合いに夢中になっており、声が届いていないようだった。
「あはは、聞こえてないみたい。ま、いっか。エロエロにチンポ媚びする下品女にしとけば、多分許してくれるでしょ」
「っひ! や、やだやだ! やだやだやだ! 絶対にいやぁぁぁ!」
それは取るに足らない、ただの狂人の狂った言葉のはず。しかし、今実際に目の前で敬虔な聖職者だったはずの親友が変わる様を見せつけられれば、リスタリアも怯えずにはいられない。
全力でリアラの手を振りほどこうとするが、リアラの手はびくともしない。ただただ涙を流して恐怖に震えるしかない。
「あはは~、そんなのうそうそ。私に嘘は通じませんよ、リスタリア様? 私のオチンポの勃起は”勇者特性”で。貴女にも伝わっているはずですもん。ま、貴女には立派なオチンポは無いけど……くすくす、女のチンポもあるじゃないですか」
「っひうう?」
リアラの細い指が、すっとラスタリアの衣服の中、その下半身へと伸びていくと、リスタリアの女性としての最も敏感な部分を、指でぐりぐりと刺激する。
「はうう? っあああ?」
「あはははは! ほ~ら、下着の上からでも分かるくらい勃起してるじゃないですかあ! 無理ですよ? 私の”勇者特性”からは逃れられません。親友が淫らに狂っていくのを見て興奮してるんでしょう? ほらほら、こんなにクリチンポ勃起させて……あは~、マン汁もあふれ出てますよ。あ~ん、速く……速く犯したいっ! この、お上品な貴族マンコに、速く私のオチンポの味を教え込みたい……ぐひひひひっ!」
その可愛らしい顔を、グスタフのような下品で醜悪な笑みに染めて唾液を垂らすリアラ。
グスタフによって植え付けられた『異能』による淫欲を、その血に宿した”勇者特性”で無差別に周囲にまき散らしていた。
グスタフとリアラ=リンデブルグ。
第2王女派における真の支配者と最大戦力であるこの2人は、かつての魔王アゼルゲスをも超える最悪の存在として、この大陸に再び暗黒時代をもたらそうとしていた。
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