【R-18】龍の騎士と龍を統べる王

白金犬

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第0章 物語が始まる前にあった物語

第1話 英雄達の物語Ⅰーー最後の戦い(前編)--

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 大陸の最北端――後の時代に霊峰レイボルグと呼ばれるその山は、遥か昔の魔王時代には『魔峰』と呼ばれていた。

 元は自然豊かで緑に溢れるその山は、魔族の王たる魔王に支配されて以来、禍々しく変貌していた。そんな山の頂に、魔王はその居城を構えていたのだ。

 魔界と呼ばれる異世界より現れた魔王率いる魔族の軍勢ーーそれらが人間の世界を支配してから、約百年の時が経とうとしていた。

「グオオオオオオオオ!」

 生物の種として、人間を圧倒的弑逆する程の桁外れの戦闘能力を持つ魔族達。その頂点に君臨する魔王――その名をアゼルゲスという――は、自らの居城の最奥で、苦痛と怒りに染まった悲鳴を挙げていた。

「このまま押し切れる! アルマイト、ヴァルガンダル! サポート、宜しく!」

 今、魔王城の最奥にある王の間には死と破壊の匂いが蔓延していた、

 黒髪の若者が必死な声を出しながら、王の間の中を上下左右に飛び回っている。そんな彼の後を追うように、魔王アゼルゲスの爪が、魔力の牙が、黒色の死のブレスがまき散らされている。

「この、人間風情がぁぁぁぁ!」

 激昂するアゼルゲス。

 姿形こそ人間に酷似しているが、その体躯は10メートルは優にあるであろう巨体。肌の色は紫色で、頭には2本の角、背中には一対の悪魔の羽、そして何といっても禍々しいのは腹部にあるもう1つの巨大な口。そこからは巨大で鋭い牙が覗いており、この数百年で数多もの人間を食い殺してきた邪悪で凶悪な2つ目の口である。

 実に百年もの間、圧倒的な力で弱者たる人間の虐殺を続けて、その悪辣なる享楽を味わっていた魔王アゼルゲスも、遂にその命の終焉を迎えようとしていた。

 頭の先から足の爪の先まで--凶悪な口を備えた腹部も含めて--至る所が流血している。その傷口からは、肌と同じ紫色の血が痛々しく流れ出ている。

 側頭部から生えている禍々しく巨大な2本の角も、片方は途中で折れていて、もう片方は根元から砕けている。背中から生えた悪魔然とした蝙蝠のような黒い翼も穴だらけで、もうその機能を果たすことは出来ないだろう。

 他にも枚挙に暇がない程に満身創痍のアゼルゲスに、黒髪の若者――リンデブルグは、アゼルゲスの身を左右に切り割るように、手に握った聖剣エクスカリバーを下から上へ斬り上げる。

「ギィヤァァァァァ!」

 リンデブルグの斬撃は、アゼルゲスの巨躯を上回る程の巨大な剣戟となり、魔王の身体を切り裂く!――アゼルゲスの野太くて痛々しい絶叫が王の間に響き渡る。

 しかし、その必殺の一撃を叩きこんだリンデブルグの表情は、鬼気迫ったままだった。

「――ダメだ! ダメージが通ってない?」

「うおおおおおおお! 死ねぇぇぇ、下等生物がぁぁぁぁ!」

 それでも苦痛は感じているようで、斬られた傷口を片手で抑えながら、アゼルゲスはもう片方の腕を振り上げる。そしてその鋭く巨大な爪を地に立つリンデブルグへ向けて、真っ直ぐに振り下ろす。

「しまった!」

 超威力の一撃を放って身体を硬直させていたリンデブルグは、反応は出来ても回避行動まで間に合わない。凶悪極まりないそのアゼルゲスの一撃に死を覚悟する――!

 しかし、その爪がリンデブルグに届く前に、1つの人影が間に割って入る。そして次の瞬間、甲高い金属音がその場にいる者の鼓膜を激しく揺さぶる。

「――アルマイト!」

「ったく、戦っているのはお前だけじゃねえぞ。俺を忘れんじゃねえ!」

 大盾を持ってアゼルゲスの爪を防いだのは、金髪の大男――戦士アルマイトだった。人外のアゼルゲスには勿論及ばないが、2m超ある巨体でリンデブルグを背後にかばったのだった。

 アルマイトが持っているのは、彼自身の巨体すらもすっぽりと覆い隠すくらいの大盾、神器「イージスの盾」だ。その絶対防御力を誇る盾で、魔王の必殺の一撃を受け止めていた。

「ああああああ! 邪魔をするなぁぁぁぁ!」

 怒り狂うアゼルゲス。その巨躯の体重を乗せて、攻撃を受け止めたアルマイトを、背後のリンデブルグごと押しつぶそうと、渾身の力を込めてくる。

「う、ぐっ……この、化け物がっ…!」

 両手でイージスの盾を構えながら顔をしかめるアルマイト。さすがに魔王相手に真っ向からの力勝負は分が悪い。

 ――と、次の瞬間、ふわりと風が舞うようにアゼルゲスとアルマイトの間の空気が揺れるのが分かった。

 それに一瞬遅れるようにして、アゼルゲスの紫色の爪がパラパラと崩れるように全ての指ごと切り裂かれる。そして、その切断面から紫色の血が噴水を思わせる程に噴き出す。

「ギャアアアアアアアア!」

 その痛烈なる一撃に、悶絶するようにしながら、切り裂かれた手を上に向けて、よろよろと後退するアゼルゲス。上に向いた傷口からは相変わらず血が噴き出ていて、まるで紫色の血がシャワーのように上から降り注ぎ、魔王の間の床を汚す。

「ヴァルガンダル、ありがとう!」

 アルマイトの後ろからひょっこりと顔を出すリンデブルグは、いつの間にかすぐ側にいた長身の青年に笑顔を向ける。

 礼を言われた当の本人は、至って無表情。顎をしゃくるようにしながら、痛みにもだえているアゼルゲスを指し示す。

「やはり、“闇の障壁”を突破しないと、致命傷は与えられないようだ。君のエクスカリバーや、私のアスカロンであっても」

 声は無感情ではあったが、双剣の神器「アスカロン」を握る彼の両手にギュッと力が入っているのが分かる。

 そんなヴァルガンダルの言葉に、リンデブルグは力強くうなずく。

「サージュ! 破邪星光は?」

「ちょっと黙って! もうとっくに始めているわよ!」

 リンデブルグが、自分達の後ろに控える女性――サージュに問いかけると、彼女は切羽詰まった声で言い返しながら、魔力を練り上げるべく、精神を集中させていた。

「相変わらずとろっちい奴だな。そんなんだから、男に逃げられんだよ」

「ちょっと、そこ! 聞こえてるわよ! 後で覚悟しなさいよ、アルマイト!」

 ぼそりとこぼしたアルマイトの声が聞こえたようだったが、器用にも精神集中は切らさないままサージュは鬼のような形相で睨みつける。

 熾烈なアゼルゲスとの死闘の最中である。

 1つのミスは即死に繋がるこの緊迫した状況にも関わらず、いつもと変わらないやり取りをする2人の様子ーーそれが頼もしくすら思えて、リンデブルグは微笑みを浮かべる。

「よし、あと少しだ! みんな、頑張ろう!」

 アルマイトの背中から身を出すリンデブルグは、再び聖剣エクスカリバーを構えなおす。ヴァルガンダルも双剣アスカロンを、そしてアルマイトも両手に持っていたイージスの盾を片手に持ち変えて、空手になった右手に神器「神槍グングニル」を召喚して構える。

「グオオオオオ……おのれ、おのれえぇぇ。どうして魔王たる私がこんなことに……人間ごとき下等生物にぃぃぃ!」

 全身の傷に加えて、新たに指まで切断されたアゼルゲスは、地の底からが響き渡るような怨嗟の声を上げる。聞いているだけで恐怖と絶望に心を染め上げられそうな、その悪魔の王の叫びを聞いて、リンデブルグが一歩前に出る。

 そして聖剣の切っ先をアゼルゲスへと向けて、堂々と言い放つ。

「その下等生物にお前は倒されるんだ。アゼルゲス、僕達人間をあまり舐めるなよ!」

「勘違いするなよ、劣等種が! その小賢しい破邪魔法さえなければ、貴様らに私は殺せない! 死ねぇぇぇぇぇ!」

 アゼルゲスが狙うのは、前線に立ちふさがるリンデブルグ達ではなく、その後ろで魔力を集中させているサージュだ。

 ドン!と片足一歩踏み込むと、天を仰ぐようにして大きく息を吸い込むと、その吸い込んだ息を吐き出すように、死を運ぶ闇の息吹をリンデブルグ達の後方へ向けて吐き出す。

「させるかよっ!」

 一早く動いたのは、パーティーの盾役たるアルマイトだった。慌てて後方に下がり、サージュの前に立つと、イージスの盾で闇の息吹を受け止める。

「っぐあああああ!」

 闇の息吹は盾で防げたものの、その圧倒的な圧力にアルマイトの巨躯は吹き飛ばされる。王の間の壁に身体を激突させ、全身を突き抜ける激痛に顔をしかめる。内臓のどこかが傷ついたのか、少なくはない量の吐血をする。

 しかしサージュは、そんな仲間の危機に微塵にも反応しない。ただひたすら破邪魔法「破邪星光」の詠唱を続ける。

「その目障りな詠唱を止めろぉぉぉぉ!」

「させるものかぁぁ!」

 普段は寡黙なヴァルガンダルが大声を上げながら、サージュに向けて差し出したアゼルゲスの腕を、双剣アスカロンでもって切り落とそうと飛び掛かる。

「甘いわっ! クズがっ!」

「――っ! おあああっ!」

 そのヴァルガンダルの動きを予想していたように、アゼルゲスはそのまま肘打ちするように、横からとびかかってきたヴァルガンダルの身体を打ち払う。

 痛みが身体を貫くーー想像を絶するような痛苦と共に、ヴァルガンダルの身体は天井に激突し、跳ね返るようにして地面に落下。そのまま倒れて動かなくなる。

「アルマイト、ヴァルガンダル!」

 2人の名を呼ぶリンデブルグの声。しかし2人はリンデブルグの声には反応しない。それどころかピクリとも動かない。

 しかし、それでもサージュの詠唱は一切の淀みなく、流れ得るように進む。

「止めろと言っているだろう、この人間の雌がぁぁぁっ!」

 アゼルゲスが、折れている腹の口の牙を剥きながら、詠唱に集中している無防備なサージュへ襲い掛かる。

 ――それでもサージュは冷静に、ただひたすらに詠唱を続ける。その場から微動だにしない!

「サージュの邪魔はさせないっ!」

 アルマイト、ヴァルガンダルに続いて、最後に残ったリンデブルグが両者に間に割って入る。

「失せろ、勇者リンデブルグ! ドーラ・カースメント!」

「っ!」

 アゼルゲスの前に立ったリンデブルグの地面から、黒い靄が発生して、リンデブルグの全身を取り囲んでいく。

 それは魔族が得意とする呪いの術。対象の生物の感情を絶望に染めあげて、希望も活力も全て消し去ってしまう凶悪な術。一度その呪いにかかってしまえば、解呪することは不可能。

 しかしリンデブルグが手に持った聖剣を一振りするだけで、パン!という破裂音と共に、黒い靄が一瞬にして霧散する。

「うぬううううう! 貴様は、貴様は……貴様はぁぁぁぁあ! 勇者リンデブルグぅぅぅぅ!」

 どんな強者をも無力化させた強力な呪いの術を、いとも簡単に撃退するリンデブルグに、アゼルゲスの怒りは沸点を越える。

「無駄だよ。こんな小賢しい術で己の無力さを誤魔化そうなんて……勇者特性がある僕には、お前の呪いなんか効かない」

「む、むむむむっ……無力だとぉぉ?」

 更に煽ってくるリンデブルグにアゼルゲスはますます激昂する。

 そして両腕を開くようにして、倒れて虫の息であるアルマイトとヴァルガンダルを示しながら。

「貴様ら人間共が英雄と崇める人間を、もう2人も殺した! いとも簡単に! この私が無力だと、どの口が言うのだぁぁぁぁ!」

「お前は弱いよ、魔王アゼルゲス」

 怒りに染まったアゼルゲスの声とは対照的に、リンデブルグは淡々とした口調で答える。

「お前の力は、確かに強大かもしれない。でもそれだけだ。お前は自分の出来ることしか出来ない。お前に出来ることは、所詮力で怯える相手を支配する程度までだよ」

 淡々と語るリンデブルグは、胸元にしまってある小さな花の首飾りの感触を手で確かめる。

「お前は、自分にはとても出来ないことをやり遂げようとする人間には、絶対に勝てない」

 リンデブルグが手で感じる、そのボロボロの首飾り--これは、魔王アゼルゲスとの決戦に臨むにあたって、魔族の軍勢に親を殺された子供がリンデブルグに託したものだ。

 魔王を倒して世界に希望を取り戻すこと。そしてリンデブルグ達の安全を願って、その子供は荒れ果てて枯れ切った大地から、奇跡的に咲いていた一輪の花を見つけ出したのだ。

 周りの大人の諫める声にも負けず、ただ自分の想いをリンデブルグ達に伝えたい一心で、その子はリンデブルグ達でさえ成し得なかった、大地に咲いた花を見つけ出したのだ。

 その子は無力だったかもしれないが、自分ではない誰かのためへの想いで、誰にも出来なかったことをやり遂げたのだ。

 その子に比べて、自らの力におぼれ、自らの欲を満たすだけのアゼルゲスなど――

「恐れるべくもない。お前は人間の子供1人絶望させることも出来ない、脆弱な存在だよ。アゼルゲス」

「――ドルマ・ドルステリア!」

 そのリンデブルグの言葉に、完全に怒りで思考が沸騰するアゼルゲス。

 怒りとは全く逆の、いたって冷静で無感情な声で、魔王は自身の最大最強の闇魔法を詠唱する。

 アゼルゲスの頭上に巨大な黒い球体――アゼルゲスの強大な魔力を凝縮させたものが生まれる。バチバチと帯電するように激しい魔力を帯びるその球体は、小刻みに振動しながら、そこからいくつもの黒い光線を放ち始める。

「――っく!」

 その光線1つ1つが、必殺の威力が込め有れている強力な魔力の刃である。それが瞬速でリンデブルグに襲い掛かる。

 対するリンデブルグは、聖剣でその光線を受け止め、払い、斬る。

 しかし光線の数が多すぎて、とても全てを対処しきれない。

 自分へと伸びてくる光線はなんとか対処出来るが、背後で魔王を滅ぼす破邪魔法を詠唱しているサージュの分は間に合わない。

「くははははは! 賢者さえ殺してしまえば、いくら勇者だろうが私は殺せない! 無力はお前だ、リンデブルグぅぅぅ!」

 そんな絶望的な状況にもかかわらず--サージュはやはり微動だにしない。

 まるで静止画のように、先ほどと全く同じ様子で詠唱を続けていた。変わっているのは、彼女が全身に帯びている魔力量だ。一切集中を切らすことなく詠唱を続けられたおかげで、魔王と同等ーーいやそれ以上を感じさせる魔力量が練り上げられているのが分かる。

 破邪魔法発動まであと少し――!

『私は、あんた達を信じているわよ』

 アゼルゲスとの決戦前夜、彼女が言っていた言葉を思い出す。

『アゼルゲスがどんだけ無茶苦茶な相手だとしても、あんた達は必ず私を守ってくれる。そのことに一点の疑いもないわ。だから、あんた達も私を信じなさい。何があろうと、絶対に「破邪星光」は発動させる。必ずアゼルゲスに直撃させてやるわ』

 破邪魔法をサージュへ伝承した光の司祭が言うには、今のサージュが破邪星光を発動させられる確率は3割程――そう言われたにも関わらず、自信たっぷりにサージュは言い放った。

 そんな彼女が、頼もしくないはずがない!

 リンデブルグが聖剣でさばききれなかった闇の光線が、彼の後ろに控えるサージュへと伸びていく。

 しかしリンデブルグは躊躇することなく、その身を飛ぶように翻し、サージュを庇うように、その闇の光線をその身に受け止める。

「うあああああああっ!」

 空気を揺さぶる程のリンデブルグの絶叫。魔王の最大魔法の直撃を受けた勇者の身体から、弾けるように血の飛沫が噴き出る。

 一撃一撃が必殺の威力を持つ光線を、無数に全身で受け止めたリンデブルグ。勇者特性による強力な魔法耐性を持つ彼であっても、魔王の最大魔法の直撃を受ければただで済むはずもない。

「くははははは! 愚か者めが! 他人など庇うから死ぬことになるのだ。賢者サージュ……貴様もそのまま朽ち果てろぉぉぉ!」

 もはやアゼルゲスを止められるべく動けるものはいない。

 魔王は勝利を確信し、哄笑を上げながら、無数の魔力の刃を最後に残ったサージュへと放つ。

 それでも瞳を閉じて、ひたすらに破邪魔法解放のための魔力を練り上げ続ける彼女を、もう守れる者はいない。

 魔王アゼルゲスをあと一歩のところまで追いつめた4人の英雄達――その命の灯は、魔王の強大な力の前に、風前の灯となっていた。
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