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番外編―1 初夜 ※
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「デニス、今日からは正式にデニスは私のものだよ。」
「はい、ライアスさん。」
今日ライアスさんと僕は結婚式を挙げた。
「みんなが僕達をお祝いに来てくれました。」
「ああ。」
「お祝いの品も沢山いただきました。」
「そうだな。」
「お返しを考えなくっちゃ。」
「追々考えよう。」
「ライアスさんの同僚さんも、たくさん来てくれましたね。」
「ライアスと呼んでくれないのか?」
「あ、ラ、ライアス……。」
「いい子だ。」
「僕、子供じゃありませんよ?」
「そう、子供じゃないな。だからもうお喋りはやめよう。」
そう言いながらライアスさんは、僕を腕の中に巻き込み、いつものような深いキスをしてきた。
いつもしていたのに、式の夜は特別に思えて、なんとなく恥ずかしい。
だからお喋りでエッチするのをごまかしていたのに、それが返ってライアスを焦らしてしまったらしい。
「もうお喋りはお終い。デニスが私のものになった事を確かめさせてくれ。」
「あ、あぁ……。」
ライアスは僕をあおりながら、夜着を脱がしていく。
僕は少しだけ抵抗しながらも快感に流されてしまう。
「デニス…。」
「は…い…。」
「デニスはもう…私のものだよ。」
「はい…。」
「デニスが本当に大人になったら、私はデニスとの子供が欲しい。」
「あぅっ!」
「デニス、私の子供を産んでくれるかい?」
「あ、あぁ…、うむ、産みますぅ。ライアスさんの子供が欲しい、あぁぁ。」
夜着を脱ぎ捨てたライアスと、合わせる肌が暖かくて気持ちいい。
「ライアスさん、解してぇ。早くライアスさんと繋がりたいのぉ。」
「デニス、ライアスだよ?」
「あぁ、ラ…イアス、ライアス、ライアス、お願い―。」
ライアスさん、意地悪ばっかりして、いろいろな所を愛撫するくせに、後ろには手を触れてくれないの。
「かわいいデニス。愛しているよ。」
それからはもう、タガの外れたライアスさんに、いいように弄ばれました。
「デニス、気持ちよかったかい?」
僕はプイってそっぽを向いた。
分かっているくせに、わざわざ聞くライアスは意地悪だ。
「デニス、こっちを向いて?」
知らない!
「怒ったの?」
そんな甘い声出したって駄目なんだからね。
「愛してるよ。デニス。」
そう言いながら僕の耳にキスをする。
「もう!いやだって言った。何度も。なんで聞いてくれないの?」
「デニスがすごくかわいかったから。我慢できなくなってしまうんだ。ほら。」
そう言いながら、ライアスは僕の手を掴み自身を握らせた。
「なんで!終わったばかりなのに、何で大きいの?」
「だから、デニスがすごく可愛いからだってば。それに前にも言ったと思うけど、私は体力があるから、少し運動したってどうって事ないよ。」
「そんな……。」
「だからね、デニス、もう少し付き合って。」
「そんな……。僕死んじゃうよ。」
「んー、デニスがつらいのは私も嫌だな。そうだ、特別に回復する薬を飲むことを許可してあげる。」
「えっ?」
「だって今日は初夜だよ。一生に一度の特別な日だ。だから悔いの無いようにいっぱいしようね。」
「い…やだ。いや、僕、壊れちゃう……。」
「大丈夫、大事なデニスを壊したりしない。さ、おいで、デニス。」
「…ライアスさんの鬼―――。」
「はい、ライアスさん。」
今日ライアスさんと僕は結婚式を挙げた。
「みんなが僕達をお祝いに来てくれました。」
「ああ。」
「お祝いの品も沢山いただきました。」
「そうだな。」
「お返しを考えなくっちゃ。」
「追々考えよう。」
「ライアスさんの同僚さんも、たくさん来てくれましたね。」
「ライアスと呼んでくれないのか?」
「あ、ラ、ライアス……。」
「いい子だ。」
「僕、子供じゃありませんよ?」
「そう、子供じゃないな。だからもうお喋りはやめよう。」
そう言いながらライアスさんは、僕を腕の中に巻き込み、いつものような深いキスをしてきた。
いつもしていたのに、式の夜は特別に思えて、なんとなく恥ずかしい。
だからお喋りでエッチするのをごまかしていたのに、それが返ってライアスを焦らしてしまったらしい。
「もうお喋りはお終い。デニスが私のものになった事を確かめさせてくれ。」
「あ、あぁ……。」
ライアスは僕をあおりながら、夜着を脱がしていく。
僕は少しだけ抵抗しながらも快感に流されてしまう。
「デニス…。」
「は…い…。」
「デニスはもう…私のものだよ。」
「はい…。」
「デニスが本当に大人になったら、私はデニスとの子供が欲しい。」
「あぅっ!」
「デニス、私の子供を産んでくれるかい?」
「あ、あぁ…、うむ、産みますぅ。ライアスさんの子供が欲しい、あぁぁ。」
夜着を脱ぎ捨てたライアスと、合わせる肌が暖かくて気持ちいい。
「ライアスさん、解してぇ。早くライアスさんと繋がりたいのぉ。」
「デニス、ライアスだよ?」
「あぁ、ラ…イアス、ライアス、ライアス、お願い―。」
ライアスさん、意地悪ばっかりして、いろいろな所を愛撫するくせに、後ろには手を触れてくれないの。
「かわいいデニス。愛しているよ。」
それからはもう、タガの外れたライアスさんに、いいように弄ばれました。
「デニス、気持ちよかったかい?」
僕はプイってそっぽを向いた。
分かっているくせに、わざわざ聞くライアスは意地悪だ。
「デニス、こっちを向いて?」
知らない!
「怒ったの?」
そんな甘い声出したって駄目なんだからね。
「愛してるよ。デニス。」
そう言いながら僕の耳にキスをする。
「もう!いやだって言った。何度も。なんで聞いてくれないの?」
「デニスがすごくかわいかったから。我慢できなくなってしまうんだ。ほら。」
そう言いながら、ライアスは僕の手を掴み自身を握らせた。
「なんで!終わったばかりなのに、何で大きいの?」
「だから、デニスがすごく可愛いからだってば。それに前にも言ったと思うけど、私は体力があるから、少し運動したってどうって事ないよ。」
「そんな……。」
「だからね、デニス、もう少し付き合って。」
「そんな……。僕死んじゃうよ。」
「んー、デニスがつらいのは私も嫌だな。そうだ、特別に回復する薬を飲むことを許可してあげる。」
「えっ?」
「だって今日は初夜だよ。一生に一度の特別な日だ。だから悔いの無いようにいっぱいしようね。」
「い…やだ。いや、僕、壊れちゃう……。」
「大丈夫、大事なデニスを壊したりしない。さ、おいで、デニス。」
「…ライアスさんの鬼―――。」
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