遠く、イズガルドの地にて。

羽兎里

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新しい命

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次の日、朝早くからマイケルさんとマリアさんが荷馬車で家を訪ねてきた。

「おはようございます。」

「おはよう、今日はプレゼントを持ってきたよ。」

え、何だろう?

「ほら、これだよ。」

荷馬車から下ろしたものは木で彫られた看板だった。

「名前の良し悪しも聞かず、勝手に作ってしまったが、もし気に入らなければいくらでも彫りなおさせるから遠慮なく言ってくれ。」

包んでいた布を外すと、そこには立派な看板があった。
名は(森の治療院)と彫られ文字の周りには、デザインされた木の葉や花も彫られていた。

「ほら、森の入り口にあるだろう?だから森の治療院。何のひねりもないが、素朴でいいかなと思ってな。」

「他にも考えたのよ。グレート治療院とか、よく治る治療院とか。すべて却下されたけど。」

ハハハハ。

「素敵な名前です。僕凄く気に入りました。さっそく掛けさせて下さい。」

これでいいのか?そうかよかった、では早速やるか。
そう言うと、マイケルさんは一緒に積んできた梯子と大工道具を取り出した。
僕も手伝って、入り口の上に看板を取り付けた。まあ手伝ったと言っても看板を支えていただけだったけど。
掛け終えた看板を眺めていると、

「ようやく様になってきたな。中の準備はどうだ?いつ頃開業できそうだい?」

「実は、準備はほとんど出来たんです。あとは使った薬草の補充先を探さなければと思っています。」

「本当かいもうそこまでできたのか。良ければ見せてもらってもいいかい。」

「はい、見てください。」

僕は二人を中へ通す。

「これは……。」

「すごいじゃない。これはどんな街にも負けない治療院だわ。」

「そうだ。よくこの短期間でこれだけの準備ができたな。」

「ありがとうございます。」

「この家具なんて、いつの間に買ったんだい?」

「いえ、実は全部この家に有った物なんです。それをこの部屋に並べました。」

「一人で大変だっただろう。しかしこの様子ならデニスが言う通りすぐにでも始められそうだ。」

「はい、ですのでもう治療が必要な人がいらっしゃればすぐにも始めようかと思っています。」

「よし、それなら村の皆に宣伝しておこう。たくさん人が来てくれるように。」

「いえ、病人がたくさんって、それは違う意味で困る事だと思いますけど。」

「それはそうだ!」

マイケルさんは楽しそうに笑っていた。

「まぁ、冗談はそれぐらいにして、治療院が開業したことは皆に伝えておこう。此処で見てもらえる事で助かる人はたくさんいると思う。」

「お願いします。僕もできる限り皆さんのお力になりたいです。」

「いや、こちらこそよろしく頼む。下手すりゃ、うちの娘が最初の患者になるかもしれないしな。その時はよろしく頼む。」

「はい、お任せください。」

実を言うと、妊婦さんの診察は時々していたけれど、出産は立ち会ったことが無かった。
知識としては知っている、でもいざとなると出産は女性の治療師にお願いしますという人がほとんどだったからだ。
しかし、此処ではきっとそんな事は言っていられないだろう。大丈夫、僕はやれる。不安になることはない。
僕は自分に言い聞かせた。

そして実際に僕の治療院での最初の患者さんはルルさんだった。
その日の夜、どんどんと入り口をたたく音で目を覚ました僕は慌てて下に降りた。

「どうしました!」

すると開けたドアの向こうでは慌てふためいた様子のマイケルさん達がいて、布団を敷いた荷馬車には苦しそうな表情のルルさんが横たわっていた。

「急いでルルさんを中に運んでください。」

僕は診察台に清潔なシーツを敷いて待つ。

「さぁ、此処に寝かせてください。」

ルルさんは家族に支えながら横たわった。
そして僕はこの日のために作った器具を診察台の周りに設置し、ルルさんの体を隠すように大きなタオルをかけた。

「さぁルルさん、いよいよですね。元気の赤ちゃんを産むよう頑張りましょう。」

ルルさんは、眉間にしわを寄せながらもにっこりと笑い頷いた。
やがて本格的な出産が始まった。ルルさんは時々悲鳴をあげたりして苦しんでいたが、こればかりは代わりをする人がいるわけではありません。本人が絶えるしかないのです。ルルさんの両手はマイケルさんとゴードンさんがしっかり握りしめています。マリアさんはルルさんの汗をぬぐったり声を掛けたりお世話をしています。
でも少し心配なことがあります。いつまでたっても赤ちゃんが下の方に降りてこないのだ。これは少しまずいです。
こういう時はどうすればよかったっけ。
魔法で対処する方法もあります。しかし、デリケートな赤ちゃんに悪い影響を与えないよう魔法は最後の手段です。
僕は必死になってこういう場合の対処法を思い返していました。
すると不意に、いつも胸に下げている石が思い浮かびました。
僕は首から袋を外し、中から石を取り出します。
ルルさん、これからすることは僕の思い付きです。ただのおまじないかも知れませんが、やらせてください。
そう言うとルルさんの膨らんだお腹に石を当て、静かに上から下に向けて何度も何度もマッサージをしました。

「デニスさん、いえ先生。何かお腹が楽になってきたような気がします。」

まだまだ苦しそうだけど、先ほどよりは楽になっているようです。

「それはよかった。すいませんマリアさん、この石を持って先ほど僕がやっていた様にしてもらえますか?」

僕は本来の作業に戻ろうと、マリアさんに代わってもらいました。
でも、とたんにルルさんの様子がまた悪くなってきます。
どうやらこの石は僕にしか扱えないのかもしれない。
僕は再び石を持ち、マッサージを始めました。

「フウ、フウ。」

ルルさんは荒い息をしながらも、上手に痛みを逃がしているようです。
やがて、赤ちゃんは順調に下に降りていき、見ていたマリアさんが子宮口が開いてきたと教えてくれました。

「さて、ルルさんいよいよですよ、僕が合図したら思い切り力んでください。」

僕は下に回り、子宮口の様子を見る。

「だいぶ開いています。もう少しですよ。」

その時はもう、石の力がなくても普通に出産ができるまでに回復していたようです。

「今です、力んで!」

僕の言葉に合わせ、ルルさんはフグゥ―――――ッと力みました。

「はい、いいです。少し休みましょう。リラックスしてください。」

「痛いのにリラックスなど無理です。」

ルルさんは笑いながらそう言います。
このぶんなら大丈夫だな。

「さて、2回目いきますよ。さぁ、力んで!」

ルルさんは再びマイケルさんとゴードンさんの手を力いっぱい握りしめ、力む。

「いいです。とても。赤ちゃんの頭が見えてきました。」

さぁ、一気に行きますよ。
そしてそれから20分後、赤ちゃんは大きな産声を上げ、無事生まれました。
よかった。無事生まれた。僕にもちゃんとできた。
それから出産後のすべてを終わったルルさんたちは隣の個室に移ってもらいました。

「よかった。一時はどうなるかと思いましたが、無事生まれて本当によかったです。」

「先生、ありがとうございました。」

赤ちゃんは産湯をつかい、きれいな肌着を着てルルさんの胸の中にいます。
まだ笑う事は出来ないはずなのに、なぜか微笑んだ気がしました。
家族の皆さんは、もうメロメロな様子で赤ちゃんを覗き込んでいます。
ルルさんは、まるで女神さまのように微笑みながら赤ちゃんにおっぱいを含ませ、とても幸せそう。
僕の最初の患者さんがルルさんで、この人たちの助けになれて本当に良かった。
僕も少し感動し涙が込み上げてきました。
ダメだな。最近めっきり涙もろくなってしまった。
でも、今回はマリアさんがいてくれたからいいけど、やはりお産の時などは、お湯を沸かしたり、赤ちゃんの産湯をつかわせたりするのを手伝ってくれる人が必要だな。
僕一人ではとてもやりきれない。
そうだ、後でマリアさんに相談してみよう。
それから僕は診察室に戻り、片付けを始めた。

ルルさんはその部屋に一晩泊まり、次の日は家へ帰って行きました。
よかった。
安心した僕は急に眠気を覚え診察室のソファで眠ってしまったようです。

あれ、此処は……。あぁ、王宮だ。
僕、何でこんな所へ?そう思いながらきょろきょろとあたりを見渡しました。
するとどこからか声が聞こえます。

「なぜ君はデニスにそんな事を言ったんだ。」

「だって……、本当の事だから……。」

「本当の事?どこがだ、デニスが他の人より劣っていたか?自分を鼻にかけ奢っていたか?逆だろう。」

「それは……。」

「聞くところによると、君はデニスの事で嘘を言いふらし、陥れていたそうじゃないか。その為にデニスは一人も友達ができなかったと聞く。なぜそんな事をした。」

「だって、だって、あいつは魔法まで使うから。」

「何?」

「薬師は薬で仕事をしていればいいんだ。それを魔法まで使って人にいい顔をして。」

「いつデニスがそんな事をした。彼はいつだって自分を二の次にし、一生懸命頑張っていたじゃないか。」

「ほら、あいつはそうやって点数稼ぎをする。ライアス様だってあいつに騙されているんだ。だからあいつにしか笑わない。僕なんかには笑ってくれないんだ。」

「なぜおまえに笑わなければいけない?そんな自分本位で人の事を顧みず陥れるような人間に笑いかけるはずないだろう。」

「そんな!僕はそんな事…。」

「しているだろう。実際デニスは傷つき姿を消した。」

「そんなの僕のせいじゃない。あいつが勝手に出て行ったんだ。」

もういい、もうやめて、僕は弱虫だから勝手に姿を消したんだ。だからお願いネルさんをいじめないで。
僕は必死になって叫んだ。
しかし僕の声は届かない。
僕ライアスさんの腕に縋り付いてやめるように頼んだが、僕の声は全然聞こえないようだった。
ライアスさん僕はね、ホントに自分が嫌になってそこから逃げ出したんだ。
でも後悔はしていないよ。
ライアスさんに会えなくなって、すごく寂しいけれど、今はこうしてみんなの役に立てる場所を見つけたんだ。
だからもういいんだ。
この夢が本当に夢なのかどうかわからないけど、もう僕の事は忘れてもいいから。ライアスさんはライアスさんの幸せを見つけてください。

気が付くと、もう日は傾きかけていた。
え、もう夕方?
ずいぶん眠ってしまったんだな。
なぜか僕には布団がかけられていて、台所からはいい匂いが漂ってきた。
僕はのそのそと起きだし、台所のドアを開ける。

「わあ。」

デーブルの上には籠に入ったパンや、鳥の焼いたもの、鍋に入ったスープが置いてあった。
その横には紙に書いたメモがさり気なく置いてある。

『ルルが本当にお世話になりました。目が覚めたら食べてください。それと後で治療費をちゃんと請求してくださいね。』

ありがとうマリアさん。ありがたくいただきます。
でも治療費か、治療院を開くことばかり考えていて、その事をすっかり忘れていた。
王都では治療するばかりで料金を受け取るのは会計だったし、一体治療費の相場はいくらぐらいなんだろう?
手伝いの人の相談をするついでにマリアさんたちに治療費の相場を聞いてみよう。そう思った。

その日の夜は、夕方まで眠ったので、さすがにそうそう眠れないだろうなと思っていたが、なぜかいつもの時間に眠りについた。
すると僕は知らない部屋にいた。
そこにはコップを手にしたままのライアスさんがテーブルに突っ伏している。
どうしたの!具合でもわるいの?大丈夫ですかライアスさん!
僕は慌てて近寄るとテーブルの上にはほとんど空になった酒瓶が乗っている。
酔いつぶれているんだ。大丈夫かな?今僕がそこに居たら治療してあげられるのに……。
魔法で体のアルコールを飛ばせばいいだけだ。難しい事では無い。

「デニス、お前はいったいどこに行ってしまったんだ。」

ライアスさん、僕の事を心配しているのかな?

「ごめんなさい。でも心配しないで、僕は今幸せだよ。ライアスさんの近くにいられないのは寂しいけれど、今、僕の周りには優しい人がいっぱいなんだ。だからもう心配しないで。」

「だが、私はデニスに会いたい。会いたくて、心配でおかしくなりそうだ。お前は今どうしているんだ?」

「僕?僕は今、治療院をしようと思っているんだ。いえ、もう患者さんが一人あったから始めています。かな?」

「辛い思いはしていないんだな?」

酔いつぶれて寝込んでいるはずのライアスさんは、なぜか僕に話しかけてくる。
僕も久しぶりにライアスさんと話をしているようで、うれしくなってつい返事をしてしまう。
これって夢のはずなのに……、でもそれでもいいや。夢でもライアスさんとお話ができてうれしいもの。

「うん。皆とっても良くしてくれる。僕が治療院をやりたいと言ったら一生懸命力を貸してくれた。昨日なんて治療院の看板をプレゼントしてくれたんだよ。(森の治療院)ていうんだ。素敵な名前でしょ。」

「そうだな。それはどこにあるんだ?」

「村のはずれだよ。イズガルドという村の端っこ。」

「イズガルド?デニスは今イズガルドという所にいるんだな。」

「うん、田舎だけれどとてもきれいな村だよ。ライアスさんにも見てほしいな。この村も(森の治療院)も。」

「行くから、必ず、だから待っていてくれ。」

「でもライアスさんにはお仕事があるから、無理しないで。」

そう言ったところで目が覚めた。

「朝だ。……久しぶりにライアスさんとお話をしたみたいでうれしかったな。あれ?」

気が付くと、僕は枕元のガラスの箱に収めたはずの虹色の石を握りしめていた。

「どうして?」

きっと無意識にやってしまったんだろうな。
僕はいつも通り布の袋に石を入れて首から下げ、服の上からポンポンと叩いた。
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