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1章
23.対人戦3 (まるで理性をなくした獣だな)
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風の刃では、男の猛攻を止められない。このままでは、遅かれ早かれ男の剣撃が届いてしまう。
全身から血を流しながら迫り来る男に、この窮地をどう打開すればいいのか、テトは必死で思考を巡らせだ。
『そ、そうだアセリア。俺の言う通りに風を操ってくれ!』
刹那、閃いた妙案に、急いでアセリアへと指示を出す。
(どうか上手くいってくれ)
アセリアはテトの案に従って、新たな詠唱を始めた。
その声は、嵐を呼び起こすかのように力強い。
同時に、一瞬目の前がくらりとするほど強烈な勢いで、身体から魔力がアセリアのほうへと流れていく。
「うおおおおっ」
その間にも奴隷の男は、アセリアの元へと迫る。
『来たぞ、 アセリア! 今だ!』
「《《風よ 荒れ狂え渦巻く暴風となれ》」
「!!」
アセリアに男の剣の間合いに入るその寸前。
突如として、 男の周りで風が猛烈に渦巻き始める。
「っ……!? これは……」
突然竜巻の中に取り込まれ、さすがの男も、動揺を露わにした。
その間にも、まるで台風の目に閉じ込められたかのように、男は強烈な風に囲まれていく。
「く……っ」
男は驚愕の声を上げながら、必死に風を切り払おうとする。
だが、高速で回転する風は、先程のようにはうまく切り裂けない。剣を幾度振るえど、弾かれるばかりで、まともに刃が入っていかないのだ。
何をしようとも形のない風が、その軌道を逸らし、たわむれのように男の体に傷を付けていく。どれほど身体強化の力を持ってしても、この風圧には抗えない。
「ぐ、あああああああっ」
(……っ、キッツ。めちゃくちゃ持って行かれる。でも――イモリのときほどじゃない!)
竜巻は次第にその巨大さを増し、空を割り、浮かぶ雲へとその尾を突き立てる。
その姿を見ていた野次馬達は戦慄き、中には逃げ出すものさえ現れ始めた。
「な、なんだと……これが風魔術だと!?」
「バカを言え……! こんなもの、もはや天変地異ではないか!」
まるで生きているかのように、竜巻が男を襲い続ける。
「……ん、終わり」
その時間も、長くは続かなかった。
竜巻の中、男が倒れた気配察したアセリアが魔力の供給を止め、風に停止を求める。
すると糸が解けるように竜巻が霧散し、やがて初めから何ごともなかったかきように、訓練場に静寂が戻った。
(あいつは?)
砂煙が収まると、男はその場に倒れ伏していた。完全に意識はなく、ぴくりとも動かない。
(生きてるか? 生きてるよな?)
『とりあえずアセリア、審判を』
「……判定して」
「……っ! 奴隷の男、戦闘不能! アセリア様の勝利です!」
我に返った審判の声が、静まり返った訓練場に響き渡る。
一拍おいて、その言葉に、野次馬達が息を吹き返したように騒然となった。
「な、なんということだ……! アセリア様が勝つなんて」
「い、一体どういうことなんだ……!? 誰か説明してくれ!」
「まさか、アセリア様があのような力を秘めていたとは」
「問題は風魔術だ。誰だ、風の魔術が使えないなどと言いだしたのは! 十分、戦場でも役に立つではないか」
驚きと動揺の声が、次々と上がっていく。
誰もが、風属性の力など、大したことはないと思っていたのだから当然だ。
「ふ、ふざけるな!! こんな勝負は無効だ!」
そんな中、第三王子フレアの怒号が響き渡る。
「アセリア、貴様卑怯な手を使ったな!? 一体何をした!」
フレア王子は青筋を立てて、憤怒の形相で男を指差す。
「あの奴隷は、そう簡単に倒せる相手ではないはずだ! そう、貴様が、何か妙なことをした筈に違いない、そうでなければおかしい!!」
怒髪天を衝く勢いとは、まさにこのことだろう。フレア王子は錯乱したように叫ぶ。
「おい、起きろ!」
そして、怒り狂うままに、倒れている奴隷の男に近づいた。
「貴様が負けた振りをしているのはわかっている! 戦闘中にアセリアとどんな密約を交わした!? 俺様を舐めるとどうなるか、わかっているのだろうな!!」
フレア王子はそう叫びながら、男を蹴り上げる。しかしそれでも男が微動だにしないと分かると、容赦なく繰り返し、足蹴にし始めた。
「くそ! 起きろ! 死ぬなら俺の役に立ってから死ねよ! このクズ野郎! 役立たずめ! この、このこのっ!」
フレンは罵声を浴びせながら、男を蹴り続ける。
(まるで理性をなくした獣だな)
「いいか、お前だけではない! お前の部下も全員、皆殺しにしてやるからな!」
フレンは部下たちにも怒りの矛先を向け、脅すように叫ぶ。
そして右腕を中に掲げると、その手に炎を生み出した。
「《炎よ――》!」
刹那、
「止めていただけますか、兄上」
凛とした声が、暴力の嵐を遮る。
「な……ッ!?」
「離れてください」
アセリアだった。
少女の可憐な声の筈が、冷たく響く。
まるで死の鎌を首筋に突きつけられているかのようなぞくりとする気配を覚え、テトは思わず尻尾を丸めた。
アセリアはフレア王子へとゆっくりと歩みより、初めてみるような鋭い表情で彼を見据える。
そして――
「《《風よ》」
ぼそり、と呟く。
それと同時に、今まさに形を成して放たれようとしていた炎が、アセリアの放った風により、ふうっと掻き消えた。
「は――ッ!?」
蝋燭に灯した炎を吹き消すように。容易く炎を御してみせたアセリアに、フレア王子は絶句する。
何を言うこともできず、呆然とその場に立ち尽くしている。
「兄上、彼に手を出すのは、やめてください。この人、もう私のものなので」
「な、何だと!?」
フレア王子はアセリアを睨みつけ、怒鳴り返す。
だが、アセリアはほんの僅かも怯まない。
「まさか、約束を忘れたとでも?」
「ッ……そ、それは――、む、無効だそんなもの!! こんな勝負、成立して良いわけが――」
「黙れ、フレア。貴様、父上の決定に異を唱えるつもりか」
鋭い叱責は、第一王子アーサーのものだった。さすがの言葉に、フレア王子は顔色をはっと変え、口をつぐむ
全身から血を流しながら迫り来る男に、この窮地をどう打開すればいいのか、テトは必死で思考を巡らせだ。
『そ、そうだアセリア。俺の言う通りに風を操ってくれ!』
刹那、閃いた妙案に、急いでアセリアへと指示を出す。
(どうか上手くいってくれ)
アセリアはテトの案に従って、新たな詠唱を始めた。
その声は、嵐を呼び起こすかのように力強い。
同時に、一瞬目の前がくらりとするほど強烈な勢いで、身体から魔力がアセリアのほうへと流れていく。
「うおおおおっ」
その間にも奴隷の男は、アセリアの元へと迫る。
『来たぞ、 アセリア! 今だ!』
「《《風よ 荒れ狂え渦巻く暴風となれ》」
「!!」
アセリアに男の剣の間合いに入るその寸前。
突如として、 男の周りで風が猛烈に渦巻き始める。
「っ……!? これは……」
突然竜巻の中に取り込まれ、さすがの男も、動揺を露わにした。
その間にも、まるで台風の目に閉じ込められたかのように、男は強烈な風に囲まれていく。
「く……っ」
男は驚愕の声を上げながら、必死に風を切り払おうとする。
だが、高速で回転する風は、先程のようにはうまく切り裂けない。剣を幾度振るえど、弾かれるばかりで、まともに刃が入っていかないのだ。
何をしようとも形のない風が、その軌道を逸らし、たわむれのように男の体に傷を付けていく。どれほど身体強化の力を持ってしても、この風圧には抗えない。
「ぐ、あああああああっ」
(……っ、キッツ。めちゃくちゃ持って行かれる。でも――イモリのときほどじゃない!)
竜巻は次第にその巨大さを増し、空を割り、浮かぶ雲へとその尾を突き立てる。
その姿を見ていた野次馬達は戦慄き、中には逃げ出すものさえ現れ始めた。
「な、なんだと……これが風魔術だと!?」
「バカを言え……! こんなもの、もはや天変地異ではないか!」
まるで生きているかのように、竜巻が男を襲い続ける。
「……ん、終わり」
その時間も、長くは続かなかった。
竜巻の中、男が倒れた気配察したアセリアが魔力の供給を止め、風に停止を求める。
すると糸が解けるように竜巻が霧散し、やがて初めから何ごともなかったかきように、訓練場に静寂が戻った。
(あいつは?)
砂煙が収まると、男はその場に倒れ伏していた。完全に意識はなく、ぴくりとも動かない。
(生きてるか? 生きてるよな?)
『とりあえずアセリア、審判を』
「……判定して」
「……っ! 奴隷の男、戦闘不能! アセリア様の勝利です!」
我に返った審判の声が、静まり返った訓練場に響き渡る。
一拍おいて、その言葉に、野次馬達が息を吹き返したように騒然となった。
「な、なんということだ……! アセリア様が勝つなんて」
「い、一体どういうことなんだ……!? 誰か説明してくれ!」
「まさか、アセリア様があのような力を秘めていたとは」
「問題は風魔術だ。誰だ、風の魔術が使えないなどと言いだしたのは! 十分、戦場でも役に立つではないか」
驚きと動揺の声が、次々と上がっていく。
誰もが、風属性の力など、大したことはないと思っていたのだから当然だ。
「ふ、ふざけるな!! こんな勝負は無効だ!」
そんな中、第三王子フレアの怒号が響き渡る。
「アセリア、貴様卑怯な手を使ったな!? 一体何をした!」
フレア王子は青筋を立てて、憤怒の形相で男を指差す。
「あの奴隷は、そう簡単に倒せる相手ではないはずだ! そう、貴様が、何か妙なことをした筈に違いない、そうでなければおかしい!!」
怒髪天を衝く勢いとは、まさにこのことだろう。フレア王子は錯乱したように叫ぶ。
「おい、起きろ!」
そして、怒り狂うままに、倒れている奴隷の男に近づいた。
「貴様が負けた振りをしているのはわかっている! 戦闘中にアセリアとどんな密約を交わした!? 俺様を舐めるとどうなるか、わかっているのだろうな!!」
フレア王子はそう叫びながら、男を蹴り上げる。しかしそれでも男が微動だにしないと分かると、容赦なく繰り返し、足蹴にし始めた。
「くそ! 起きろ! 死ぬなら俺の役に立ってから死ねよ! このクズ野郎! 役立たずめ! この、このこのっ!」
フレンは罵声を浴びせながら、男を蹴り続ける。
(まるで理性をなくした獣だな)
「いいか、お前だけではない! お前の部下も全員、皆殺しにしてやるからな!」
フレンは部下たちにも怒りの矛先を向け、脅すように叫ぶ。
そして右腕を中に掲げると、その手に炎を生み出した。
「《炎よ――》!」
刹那、
「止めていただけますか、兄上」
凛とした声が、暴力の嵐を遮る。
「な……ッ!?」
「離れてください」
アセリアだった。
少女の可憐な声の筈が、冷たく響く。
まるで死の鎌を首筋に突きつけられているかのようなぞくりとする気配を覚え、テトは思わず尻尾を丸めた。
アセリアはフレア王子へとゆっくりと歩みより、初めてみるような鋭い表情で彼を見据える。
そして――
「《《風よ》」
ぼそり、と呟く。
それと同時に、今まさに形を成して放たれようとしていた炎が、アセリアの放った風により、ふうっと掻き消えた。
「は――ッ!?」
蝋燭に灯した炎を吹き消すように。容易く炎を御してみせたアセリアに、フレア王子は絶句する。
何を言うこともできず、呆然とその場に立ち尽くしている。
「兄上、彼に手を出すのは、やめてください。この人、もう私のものなので」
「な、何だと!?」
フレア王子はアセリアを睨みつけ、怒鳴り返す。
だが、アセリアはほんの僅かも怯まない。
「まさか、約束を忘れたとでも?」
「ッ……そ、それは――、む、無効だそんなもの!! こんな勝負、成立して良いわけが――」
「黙れ、フレア。貴様、父上の決定に異を唱えるつもりか」
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