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「Aクラス」VS「ランク外クラス」の戦い6(魔王VS魔帝ルシファー)
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種族:悪魔侯爵バルベリス(悪魔種) LV.99 ランクB+
HP 1100/1100
MP 1100/1100
攻撃力 1200
防御力 1200
魔法 1100
スピード 950
スキル:転移LV.MAX 混乱LV.MAX 風系中級魔法ハリケーン
ステータスは弱いな…。問題はスキルの「混乱」か、混乱させられて仲間同士で戦う自体だけは避けたい。
むしろそれがなければミランやフローネがいれば互角以上の勝負はできるだろう。
敵が「勇者見習い」「聖女見習い」に気づいていれば、まったく違う戦いになってただろうしな。
よしバルベリスは学生達に任せ、俺は俺のやることをやるか…。
俺、ユリル、レッズ、マリノスは、闘技場の端で「学生VSバルベリス」を見ている魔界帝王ルシファーの元へ行き相対する。
「おい邪魔だ!死にたいのか!?」
まだ戦うと決まったわけではない。僅かな希望にかけ俺は魔界帝王ルシファーに笑顔で優しく声をかける。
「ルシファー様、まずは封印からの解放おめでとうございます。私はルシファー様にお願いがあるのです。」
「あァ?!なんだお前は!?魔王か!!しかも後ろにいる者も女皇帝ダークエルフ、オークヴァイスロイ、デュラハンクイーンだと!!俺を封印ではなく殺しに来たか!!」
魔界帝王ルシファーが攻撃行動に移る前に俺は間髪いれず話を続ける。
「私達はあなたと争いに来たわけではありません、仲間の勧誘に来たのです。」
俺の仲間の勧誘に周囲からどよめきが起こる。
「俺は誰の下にもつく気はねぇ!」
「左様ですか。ちなみにルシファー様の目的は何でしょうか?!」
「目的?!目的…、とりあえず俺を封印した奴を殺しにいく!!そして神々を、ぶち殺しにいく!」
こいつ目的考えてなかっただろう。この脳筋野郎め。
「それではこれならどうでしょう?ルシファー様の目的達成するまでには、様々な困難があると思われます。もしかしたらルシファー様より強い敵も現れ、再度封印されるかもしれません、俺の仲間になればあなたを封印されるような事態は避けれます。メリットしかなく断る理由はないはずです。」
「俺が魔王軍に入るのか…、フハハハハ。面白い奴め。まぁそもそもこの面子だと俺が戦って勝てる可能性は低いしな。いいだろう、魔王軍に入ってやる。その代わりだ俺は自分より弱い奴の下につく気はねぇ。タイマンで俺を倒すことが出来たなら魔王軍に入ってやる!」
「左様ですか・・・。あまり戦闘はしたくはなかったのですが仕方ありませんね。それでは戦いましょうか。」
俺たちは森の奥深くに決闘する場所を移した。
鑑定レベルがMAXになったことで様々なものを鑑定できるようになった。
サンマリノの近くにある、よく行く森を鑑定した結果、「破邪の森」と言われており前世でいう所のアフリカ大陸くらいある面積らしい。
また大部分が未開であり、平均の魔物は弱いが稀に強力な魔物が現れることで有名である。とのことだ。
この広大な広さを誇る森であればルシファーの隕石を落とすチートスキル「流星」の影響もほとんどないだろう…。
目的の場所に着き、戦闘準備に入る…。ついてきているのはユリル、レッズ、マリノスだけてある。
勿論、俺が負けそうになったら全員に助太刀をお願いしてある。俺が死ぬわけにはいかないのだ。
森へ到着し戦闘準備完了直前にルシファーからの不意討ちで戦闘が始まる。
ルシファーが魔剣で斬りかかってくる、魔剣を妖刀村雨で受ける。音速を超えたスピードでしばらく斬り合いするも若干相手の方が上のようだ。妖刀村雨を囮に使い、素手でコンボ攻撃を放とうと機を伺っているもののまったく隙が無い。それどころか・・・・
「ほれ!指いったー」
俺の右手の指がすべて切り落とされる。
「ほれ!耳いったー」
俺の方耳が削ぎ落とされる。
「く…、オラァァァァァ!!」
俺は痛みをこらえカウンターでルシファーの顔の表面を斬りつける…
紫の血が飛び散る。
普通にやれば接近戦では勝てそうにないな…。
この不利な状況の打開のため劣勢な俺はあえて挑発する。
「ルシファーさんの綺麗なお顔をさらに傷だらけにしてあげましょう!」
「クソっほざけっ!!殺す!!」
こいつの顔は前世で言えば色黒のイケメンでチャラい顔をしている。こちらも傷つけがいがあるというものだ。
挑発で剣が大振りになり、僅かな隙ができた所に俺はルシファーの顔面めがけて最大級の魔力を込めた炎系上級魔法「インフェルノ」を放つ!
「地獄の炎よルシファーの顔を灰にしろ!インフェルノ!!」
HP 1100/1100
MP 1100/1100
攻撃力 1200
防御力 1200
魔法 1100
スピード 950
スキル:転移LV.MAX 混乱LV.MAX 風系中級魔法ハリケーン
ステータスは弱いな…。問題はスキルの「混乱」か、混乱させられて仲間同士で戦う自体だけは避けたい。
むしろそれがなければミランやフローネがいれば互角以上の勝負はできるだろう。
敵が「勇者見習い」「聖女見習い」に気づいていれば、まったく違う戦いになってただろうしな。
よしバルベリスは学生達に任せ、俺は俺のやることをやるか…。
俺、ユリル、レッズ、マリノスは、闘技場の端で「学生VSバルベリス」を見ている魔界帝王ルシファーの元へ行き相対する。
「おい邪魔だ!死にたいのか!?」
まだ戦うと決まったわけではない。僅かな希望にかけ俺は魔界帝王ルシファーに笑顔で優しく声をかける。
「ルシファー様、まずは封印からの解放おめでとうございます。私はルシファー様にお願いがあるのです。」
「あァ?!なんだお前は!?魔王か!!しかも後ろにいる者も女皇帝ダークエルフ、オークヴァイスロイ、デュラハンクイーンだと!!俺を封印ではなく殺しに来たか!!」
魔界帝王ルシファーが攻撃行動に移る前に俺は間髪いれず話を続ける。
「私達はあなたと争いに来たわけではありません、仲間の勧誘に来たのです。」
俺の仲間の勧誘に周囲からどよめきが起こる。
「俺は誰の下にもつく気はねぇ!」
「左様ですか。ちなみにルシファー様の目的は何でしょうか?!」
「目的?!目的…、とりあえず俺を封印した奴を殺しにいく!!そして神々を、ぶち殺しにいく!」
こいつ目的考えてなかっただろう。この脳筋野郎め。
「それではこれならどうでしょう?ルシファー様の目的達成するまでには、様々な困難があると思われます。もしかしたらルシファー様より強い敵も現れ、再度封印されるかもしれません、俺の仲間になればあなたを封印されるような事態は避けれます。メリットしかなく断る理由はないはずです。」
「俺が魔王軍に入るのか…、フハハハハ。面白い奴め。まぁそもそもこの面子だと俺が戦って勝てる可能性は低いしな。いいだろう、魔王軍に入ってやる。その代わりだ俺は自分より弱い奴の下につく気はねぇ。タイマンで俺を倒すことが出来たなら魔王軍に入ってやる!」
「左様ですか・・・。あまり戦闘はしたくはなかったのですが仕方ありませんね。それでは戦いましょうか。」
俺たちは森の奥深くに決闘する場所を移した。
鑑定レベルがMAXになったことで様々なものを鑑定できるようになった。
サンマリノの近くにある、よく行く森を鑑定した結果、「破邪の森」と言われており前世でいう所のアフリカ大陸くらいある面積らしい。
また大部分が未開であり、平均の魔物は弱いが稀に強力な魔物が現れることで有名である。とのことだ。
この広大な広さを誇る森であればルシファーの隕石を落とすチートスキル「流星」の影響もほとんどないだろう…。
目的の場所に着き、戦闘準備に入る…。ついてきているのはユリル、レッズ、マリノスだけてある。
勿論、俺が負けそうになったら全員に助太刀をお願いしてある。俺が死ぬわけにはいかないのだ。
森へ到着し戦闘準備完了直前にルシファーからの不意討ちで戦闘が始まる。
ルシファーが魔剣で斬りかかってくる、魔剣を妖刀村雨で受ける。音速を超えたスピードでしばらく斬り合いするも若干相手の方が上のようだ。妖刀村雨を囮に使い、素手でコンボ攻撃を放とうと機を伺っているもののまったく隙が無い。それどころか・・・・
「ほれ!指いったー」
俺の右手の指がすべて切り落とされる。
「ほれ!耳いったー」
俺の方耳が削ぎ落とされる。
「く…、オラァァァァァ!!」
俺は痛みをこらえカウンターでルシファーの顔の表面を斬りつける…
紫の血が飛び散る。
普通にやれば接近戦では勝てそうにないな…。
この不利な状況の打開のため劣勢な俺はあえて挑発する。
「ルシファーさんの綺麗なお顔をさらに傷だらけにしてあげましょう!」
「クソっほざけっ!!殺す!!」
こいつの顔は前世で言えば色黒のイケメンでチャラい顔をしている。こちらも傷つけがいがあるというものだ。
挑発で剣が大振りになり、僅かな隙ができた所に俺はルシファーの顔面めがけて最大級の魔力を込めた炎系上級魔法「インフェルノ」を放つ!
「地獄の炎よルシファーの顔を灰にしろ!インフェルノ!!」
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