ヴァンパイア戦記

瞳の住人

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35億

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久々のサンマリノの朝である。
今後やらないといけないことが多すぎる。脳内で優先順位をつけ、俺も町での行動を開始する。

まず冒険者組合に行き支店長兼学長に「野外活動完了」の報告である。
俺、ユリル、レッズ、マリノスの4人で早速出かける。
早速冒険者組合に入り、冒険者組合窓口担当のミスリミ=ユキチに挨拶をする。
「あぁ、どうもご無沙汰しておりますー。」

「冒険者『未定』のリーダーさんお久しぶりですね。どう依頼は?半分くらいできたかしら?」

「はい、受けた受注すべて完了できました。これが依頼達成の証拠です。そして今日は依頼の完了報告と、支店長への大学の授業完了報告に来ました。」

「えぇぇぇぇ?!あの難易度の依頼全部完了させたのですか?凄いです!凄すぎて前代未聞です・・・・・はぁはぁ」
何やら興奮しすぎて変なことになってるようだ。
それにしても、少女から褒められると嬉しいなー。
「支店長は今日まだ来てません。その間に依頼達成の本部報告しますね。というかまさか・・・・・これ災害級の魔物リッチキングやデュラハンロード、デュラハンパラディン・・・?リッチキングなんてランクはBですが、アンデッド蘇生を使うので実質Aランクですよ。」
ユキチが悶絶しそうだ・・・
デュラハンキングも狩ってたら失禁させてたな(笑)

しばらくして本部稟議を終えた、ユキチが戻って来る。
「おめでとうございます。冒険者チーム名「未定」はCランクから二階級上昇しAランクに昇進しました。」
さすがにBランク級をこれだけ倒せば階級もAになるか・・・。
これからは最高難度のAランク級の討伐の依頼ができるようになるな。こっちにはチートの俺とユリルに、一騎当千のレッズ、マリノスがいる。Aランクであってもクリアできるだろう。それに加え早く勇者と聖女の仲間の勧誘をしないとな・・・・。

そうこうしているうちに、支店長が帰ってきたため学生中に勇者や聖女が生まれたことを言わず野外活動を終えた旨を報告する。
「もうお前には驚きすぎて、呆れて何も言えねーわ・・・」と言われ組合を後にする。
続けて道具屋に行き、今回の野外活動で得た金銀財宝等、不要なものを売却し、お金に換える。総額で35,000,000G(35億)であったため一括では払えないということで、売却代金の分割での支払いを許可した。道具屋の一部を間借りしているし、それくらいはサービスしてあげてもいいだろう。道具屋から借金をしていたお金を差し引いて帰ってくるため手取りは32億となるが十分だ。道具屋に担保として提供している「妖刀村雨」を返してもらい、ホテルに戻る。
ホテルに戻った後、俺は速攻お風呂に入りリラックスした後、メグをホテルに呼び朝までやりまくった。疲れもとれ、やることもやったしいい日だったと総括し就寝する。
そして明日は大学の授業日だ、再び学生と会えるのは楽しみである。
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