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大学の教官に就任
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学長の部屋を出てランク外の教室へと向かう。
向かっている途中、他の教官から次々と声をかけられた。
「何かあったら、私に言ってくれ。できる限りのことはする」と話しかけてきたお爺ちゃんのベテラン教官
「あんたも物好ね・・・悩んだらお姉さんに相談してね」と話しかけてきたお色気ムンムンの教官。
「ランク外の教官は毎回1週間以内に辞めてしまうからな、ほんとキツイぞ・・・」と話しかけてくる若手の教官。
「私はAランクの教官だ。君はランク外の教官だ。学生にも差があるが、教官同士でも差があるぞ!俺には媚びへつらえ!わかったな!」と言ってくる頭がおかしい教官。この場で瞬殺してやろうと思ったが、色々我慢し、「はい、かしこまりました!」という大人の対応をする・・・。
そして教室についた、教室というより倉庫だな。うん、これはヒドイ。
とりあえず「おはようございます!!」と大声を出し教室内に足を踏み入れる。
入った瞬間、女の子の席から「クスクス」と笑い声が聞こえる。複数の男が、「また教官来たよ、どうせすぐ辞めるんでしょ」「あぁめんどくせーなぁ消えろよ」といった声が聞こえ、どこからかゴミが飛んでくる。そのゴミが俺の頭に当たり学生は爆笑の渦となった。
「「「ぎゃはははっはははははははははははははははははは」」」
「これはゴミ教師だ!!」
「ゴミはゴミ箱に行け」
「さっさと死ね!!」
「辞めちまえ!」
といった罵倒の後「出ていけ」コールが鳴り響く。
「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」
さすがに俺も我慢の限界である。イフリートを召喚し大学ごと焼き払う寸前で思い留まり、ヴァンパイア真祖としての「威圧」を発動する。
学生たちがビクッとなり、コールを強制停止させ、震えだしたところで言い放つ。
「全員、外に出ろ。最初の授業は俺との模擬戦だ」
外に全員が出た後、俺はそこらへんに植えてあった、ネギを武器として模擬戦を行うことにした。ランクB+の俺がランクGと戦えば下手したらデコピンで頭と胴体が離れるくらいなので素手は危険ということでネギを武器とした。
「ルールは簡単だ、20人全員で俺にかかってこい。武器はなんでも使っていい、殺すつもりでこい」
学生達が怒りに染まる
「ランク外だからってなめんじゃねぇぞ!」
「ネギを武器にして勝てるわけないじゃないか!」
「こいつぶっ殺してやる」
ボルテージも最高潮になったところで模擬戦を開始する。
全員が武器を持っていっせいに襲い掛かって来る。最初は攻撃せず、回避だけに専念する。
その間、全員の詳細なスペックを鑑定によって把握する。1人だけすごいのがいるが、残りの19人は将来的にも強くなる見込みがない。このまま「普通に」いけば全員ランクFかGの強さにとどまるであろう。努力しても町の自警団にすらなれないレベルだ。1ヶ月後に行われる模擬戦もAランクのクラスの連中に蹂躙されるのは確実だ。
・・・・・まぁ、「普通に」いけばだけどね。
学生たちが疲れ始めたところで「これがランク外か・・・みんな弱いなぁ」と挑発し、やる気を鼓舞させ戦闘を継続させる。今からは、ちょくちょくネギを軽く当てていくことにする。
戦闘を継続しながら、今後の教育プランについて脳内で計画を立てていく・・・。
「はぁはぁ・・・こいつマジ化け物かよ」
「いくらなんでも強すぎます。あの教官のネギが少しでも当たると、大ダメージを負ってしまいます」
「もしかして勇者?」
「勇者という感じじゃないだろ・・・むしろ魔王だろ・・・」
学生が全員戦闘継続不可になったことで、模擬戦を終了し、学生に言い放つ
「明日から、3週間森で野外活動を行う、3週間分の荷物をもってくるように!なお食料はこちらで用意する!」と言い今日の授業は終了した。
その後、学長に会い「野外活動にて指導を行う旨のお伺い」を起案し、決裁を得る。
「おぉ、やる気満々じゃないか!お前が率いるなら、どんな敵が出ても学生も無事だろうしな。」と学長もにんまりしてOKを出す。
これで野外活動することが正式に確定した。
今回の野外活動の目的は4つある。
【1】ランク外の学生のレベル上げ
【2】ユリル、メグ、レッズのレベル上げ
【3】冒険者のランクアップ
【4】更生した学生の採用
特にランク外の学生にも1人、スキル「勇者の卵」を持った将来有望な学生が存在する。俺と出会わなければ覚醒することもなかっただろうが俺なら覚醒させることもできるだろう。」更生させ仲間にすることも目的の1つだ。
早速、銀行で働いているユリル、メグ、レッズに事情を話す。
ユリルとレッズは納得していたが、メグは不満を漏らした。
「大学のランク外の学生なんて、チンピラばかりよ!卒業してもほとんどまともに就職できず、盗賊や娼婦とかしかなれないんだから!」
さすがはこの町の住人メグよく知っている。
「俺はこの現状を変えようと思っている。受けた仕事は確実にこなすのがプロフェッショナルとしての流儀だ」
かっこよく決めたつもりであるが、メグに何こいつ?馬鹿なんじゃね?みたいな目で見られる。メグには今夜、肉体的指導が必要だ、たっぷり泣かしてやることを決意しながら指示を出す。
「まぁ、ともかく明日の野外活動に向けて準備をしてくれ!この野外活動の間は銀行の新規融資も一時停止だ。債権の回収のみ俺かレッズが定期に町に戻り行う」と言い放ち準備に
取り掛からせる。
ここで解散し、俺も準備を始める。まずは冒険者組合に行き森の中で依頼達成できる受注の獲得だ。早速掲示板に貼られてある、依頼難易度C・D・Eランクの初級・中級・上級魔物討伐の依頼20件程度を窓口にもっていく。
もしかしたら、討伐魔物の中には今回の野外活動では遭遇しない可能性がある魔物もいるかもしれないが、その時は後から一人で潜り、高速移動で見つけ倒してこよう。と決意しホテルに戻りメグと楽しんだ後、朝を迎える。
今日から楽しい野外活動の始まりだ!
向かっている途中、他の教官から次々と声をかけられた。
「何かあったら、私に言ってくれ。できる限りのことはする」と話しかけてきたお爺ちゃんのベテラン教官
「あんたも物好ね・・・悩んだらお姉さんに相談してね」と話しかけてきたお色気ムンムンの教官。
「ランク外の教官は毎回1週間以内に辞めてしまうからな、ほんとキツイぞ・・・」と話しかけてくる若手の教官。
「私はAランクの教官だ。君はランク外の教官だ。学生にも差があるが、教官同士でも差があるぞ!俺には媚びへつらえ!わかったな!」と言ってくる頭がおかしい教官。この場で瞬殺してやろうと思ったが、色々我慢し、「はい、かしこまりました!」という大人の対応をする・・・。
そして教室についた、教室というより倉庫だな。うん、これはヒドイ。
とりあえず「おはようございます!!」と大声を出し教室内に足を踏み入れる。
入った瞬間、女の子の席から「クスクス」と笑い声が聞こえる。複数の男が、「また教官来たよ、どうせすぐ辞めるんでしょ」「あぁめんどくせーなぁ消えろよ」といった声が聞こえ、どこからかゴミが飛んでくる。そのゴミが俺の頭に当たり学生は爆笑の渦となった。
「「「ぎゃはははっはははははははははははははははははは」」」
「これはゴミ教師だ!!」
「ゴミはゴミ箱に行け」
「さっさと死ね!!」
「辞めちまえ!」
といった罵倒の後「出ていけ」コールが鳴り響く。
「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」「「「出ていけ」」」
さすがに俺も我慢の限界である。イフリートを召喚し大学ごと焼き払う寸前で思い留まり、ヴァンパイア真祖としての「威圧」を発動する。
学生たちがビクッとなり、コールを強制停止させ、震えだしたところで言い放つ。
「全員、外に出ろ。最初の授業は俺との模擬戦だ」
外に全員が出た後、俺はそこらへんに植えてあった、ネギを武器として模擬戦を行うことにした。ランクB+の俺がランクGと戦えば下手したらデコピンで頭と胴体が離れるくらいなので素手は危険ということでネギを武器とした。
「ルールは簡単だ、20人全員で俺にかかってこい。武器はなんでも使っていい、殺すつもりでこい」
学生達が怒りに染まる
「ランク外だからってなめんじゃねぇぞ!」
「ネギを武器にして勝てるわけないじゃないか!」
「こいつぶっ殺してやる」
ボルテージも最高潮になったところで模擬戦を開始する。
全員が武器を持っていっせいに襲い掛かって来る。最初は攻撃せず、回避だけに専念する。
その間、全員の詳細なスペックを鑑定によって把握する。1人だけすごいのがいるが、残りの19人は将来的にも強くなる見込みがない。このまま「普通に」いけば全員ランクFかGの強さにとどまるであろう。努力しても町の自警団にすらなれないレベルだ。1ヶ月後に行われる模擬戦もAランクのクラスの連中に蹂躙されるのは確実だ。
・・・・・まぁ、「普通に」いけばだけどね。
学生たちが疲れ始めたところで「これがランク外か・・・みんな弱いなぁ」と挑発し、やる気を鼓舞させ戦闘を継続させる。今からは、ちょくちょくネギを軽く当てていくことにする。
戦闘を継続しながら、今後の教育プランについて脳内で計画を立てていく・・・。
「はぁはぁ・・・こいつマジ化け物かよ」
「いくらなんでも強すぎます。あの教官のネギが少しでも当たると、大ダメージを負ってしまいます」
「もしかして勇者?」
「勇者という感じじゃないだろ・・・むしろ魔王だろ・・・」
学生が全員戦闘継続不可になったことで、模擬戦を終了し、学生に言い放つ
「明日から、3週間森で野外活動を行う、3週間分の荷物をもってくるように!なお食料はこちらで用意する!」と言い今日の授業は終了した。
その後、学長に会い「野外活動にて指導を行う旨のお伺い」を起案し、決裁を得る。
「おぉ、やる気満々じゃないか!お前が率いるなら、どんな敵が出ても学生も無事だろうしな。」と学長もにんまりしてOKを出す。
これで野外活動することが正式に確定した。
今回の野外活動の目的は4つある。
【1】ランク外の学生のレベル上げ
【2】ユリル、メグ、レッズのレベル上げ
【3】冒険者のランクアップ
【4】更生した学生の採用
特にランク外の学生にも1人、スキル「勇者の卵」を持った将来有望な学生が存在する。俺と出会わなければ覚醒することもなかっただろうが俺なら覚醒させることもできるだろう。」更生させ仲間にすることも目的の1つだ。
早速、銀行で働いているユリル、メグ、レッズに事情を話す。
ユリルとレッズは納得していたが、メグは不満を漏らした。
「大学のランク外の学生なんて、チンピラばかりよ!卒業してもほとんどまともに就職できず、盗賊や娼婦とかしかなれないんだから!」
さすがはこの町の住人メグよく知っている。
「俺はこの現状を変えようと思っている。受けた仕事は確実にこなすのがプロフェッショナルとしての流儀だ」
かっこよく決めたつもりであるが、メグに何こいつ?馬鹿なんじゃね?みたいな目で見られる。メグには今夜、肉体的指導が必要だ、たっぷり泣かしてやることを決意しながら指示を出す。
「まぁ、ともかく明日の野外活動に向けて準備をしてくれ!この野外活動の間は銀行の新規融資も一時停止だ。債権の回収のみ俺かレッズが定期に町に戻り行う」と言い放ち準備に
取り掛からせる。
ここで解散し、俺も準備を始める。まずは冒険者組合に行き森の中で依頼達成できる受注の獲得だ。早速掲示板に貼られてある、依頼難易度C・D・Eランクの初級・中級・上級魔物討伐の依頼20件程度を窓口にもっていく。
もしかしたら、討伐魔物の中には今回の野外活動では遭遇しない可能性がある魔物もいるかもしれないが、その時は後から一人で潜り、高速移動で見つけ倒してこよう。と決意しホテルに戻りメグと楽しんだ後、朝を迎える。
今日から楽しい野外活動の始まりだ!
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