377 / 409
第十七章
六話 【避難民】
しおりを挟む
「弁慶!」
駆け寄る惣一郎。
吐血し、ヒューヒューと息が漏れている。
貴重な回復薬を躊躇いもなく無理矢理流し込むと、青ざめた顔色が良くなっていく。
「旦那様……」
ホッとする惣一郎は、
「ガオは! ガオは無事か!」
っと、叫ぶ。
ミコとガブガが駆け寄り、肩を支え起き上がるガオ。
「ガオ……」
大丈夫って事で、いいんだよな?
セシルの回復魔法で、小休止する惣一郎達。
「強かったな……」
「あんな魔物、聞いた事ないぞ!」
「旦那は、戦った事あったのか?」
前の世界で知っていた架空の魔物。
この世界では初めてのはずだが、妙な感覚であった。
「あの牛野郎、恐怖心を煽る様なスキル使ってただろ! ふざけやがって!」
なるほど、それで最初動けなかったのか……
ベンゾウには効かなかったのか?
ミノタウロスがいた場所には、宝箱がポツンと置かれていた。
惣一郎は開けずにそのまま収納する。
「先を急ぐぞ!」
奥の階段を降りて行く。
降りた先には森が広がっており、すぐにサーチを唱える。
魔物の数が多い、いつものダンジョンだった。
「ここにはいない様だな……」
「どうする、また戻るか?」
「ああ、それしかないな」
振り返り、また階段を登り始める。
すると、さっきまでいた空間はなく、魔法陣が現れ、よく知る光景であった。
やはりランダムに繋がってる様だ。
「助かったぜ、またあの牛とやり合うのかと思ったぜ!」
「次は遅れをとらん」
「気合い入れていたのに!」
勘弁してくれ、もう懲り懲りだ。
とても第一階層のボスには思えん強さだ。
そのまま登り切ると、また広い空間が広がっていた。
一階層のボス部屋に戻った形だが……
良かった~ ちゃんと倒した事になっている様だ。
広間を出ると、湿地帯が広がっていた。
泥濘んだ地面は、体に悪そうな色をしている。
すぐさま惣一郎は、サーチを唱える。
すると奥に、大勢の反応があった!
「いた! 反応があったぞ! 奥に大勢の反応が、少し離れた場所に3人の反応が!」
「なぁ旦那、こんな早く見つかったのは嬉しいが、運が良すぎないか?」
町の人たちを見つけた喜びよりも先に、不信感が先に出るミコ。
「ボスを倒して一発目で宝箱は出るし、まるでダンジョンに気に入られてる様だぞ、旦那は」
「えっ? ボスって必ず宝箱出るんじゃないのか?」
「そんな訳あるか! ダンジョンの宝箱欲しさに、みんな何度ボスに挑んでいるか! 箱は出るが、宝箱は稀だ」
「要らんもんが入った箱に何度泣かされたか…」
そうなのか……
あれ? 前に必ず出るって聞いた様な……
箱って……
「まぁ、兎に角急ごうじゃないか! みんな待ってる」
ギドがそう言うと手を出し、瞬間移動で向かおうと言い出す。
「この歳だ、戦闘では役に立たんが、移動なら任せておけ」
サーチには道中、魔物の反応もある。
こういう時、なんて頼もしいスキルだろう。
惣一郎は方角をギドに伝え、避難民の元へ向かう。
遮蔽物の無いこの階層では、瞬間移動も一気に遠くまで飛べた。
見える範囲しか飛べない瞬間移動も、森などでは距離が飛べず、魔力がすぐに無くなるそうだが、この階層では7回目で、避難民の元まで来れた。
「エキオの町の方々ですか! ギルドからの依頼で救助に来ました!」
「おおおおお、助かった!」
「町は、町の人は!」
「早くここから出してくれ!」
疲れ切った顔の避難民に、生気が戻る。
148人の町民。
どうやらダンジョンに逃げ込んだ人は、これだけの様だ……
するとギルド職員を名乗る男が、
「助かった! 食料も水もなく、怪我人や弱った者から次々と命を落としてしまったのだ。今、冒険者の方々が、魔物を倒し何か食糧を探しに行っている。たった3人で我々を守ってくれていたが、彼らばかりに負担をかけてしまった…… 町は? 町はどうなりましたか?」
惣一郎は答えを濁し、水の入った樽を出して生き残った人達にまず、水と食事を配りだす。
それで職員の男も何かを察した。
約一週間前、ダンジョンに逃げ込んだ町の人達は、今の倍ほどの人数だったそうだ。
町の冒険者も数人いたが、魔物に襲われたり、空腹と脱水で倒れた者達は、地面に吸収される様に消えていったそうだ。
だが3日目に、5人の怪我をした冒険者が、突然ダンジョンに現れ、生き残った町の人々を守ってくれたそうだが、そのうち2人の冒険者も、怪我が酷く、ダンジョンへ消えていったと言う。
ミコ達とベンゾウは、近くに反応がある魔物を二手に別れ倒しに向かった。
この階層にいる魔物はゴブリン。
徒党を組んで襲いかかるが、ベンゾウ達の敵じゃないだろう。
弁慶とセシルは、町の人達に食事を配り、怪我の治療にあたっている。
すると、離れた3人の冒険者を迎えに向かったギドが惣一郎の前に、その冒険者を連れ現れる。
「そ、惣一郎……」
えっと…… 誰ですか?
駆け寄る惣一郎。
吐血し、ヒューヒューと息が漏れている。
貴重な回復薬を躊躇いもなく無理矢理流し込むと、青ざめた顔色が良くなっていく。
「旦那様……」
ホッとする惣一郎は、
「ガオは! ガオは無事か!」
っと、叫ぶ。
ミコとガブガが駆け寄り、肩を支え起き上がるガオ。
「ガオ……」
大丈夫って事で、いいんだよな?
セシルの回復魔法で、小休止する惣一郎達。
「強かったな……」
「あんな魔物、聞いた事ないぞ!」
「旦那は、戦った事あったのか?」
前の世界で知っていた架空の魔物。
この世界では初めてのはずだが、妙な感覚であった。
「あの牛野郎、恐怖心を煽る様なスキル使ってただろ! ふざけやがって!」
なるほど、それで最初動けなかったのか……
ベンゾウには効かなかったのか?
ミノタウロスがいた場所には、宝箱がポツンと置かれていた。
惣一郎は開けずにそのまま収納する。
「先を急ぐぞ!」
奥の階段を降りて行く。
降りた先には森が広がっており、すぐにサーチを唱える。
魔物の数が多い、いつものダンジョンだった。
「ここにはいない様だな……」
「どうする、また戻るか?」
「ああ、それしかないな」
振り返り、また階段を登り始める。
すると、さっきまでいた空間はなく、魔法陣が現れ、よく知る光景であった。
やはりランダムに繋がってる様だ。
「助かったぜ、またあの牛とやり合うのかと思ったぜ!」
「次は遅れをとらん」
「気合い入れていたのに!」
勘弁してくれ、もう懲り懲りだ。
とても第一階層のボスには思えん強さだ。
そのまま登り切ると、また広い空間が広がっていた。
一階層のボス部屋に戻った形だが……
良かった~ ちゃんと倒した事になっている様だ。
広間を出ると、湿地帯が広がっていた。
泥濘んだ地面は、体に悪そうな色をしている。
すぐさま惣一郎は、サーチを唱える。
すると奥に、大勢の反応があった!
「いた! 反応があったぞ! 奥に大勢の反応が、少し離れた場所に3人の反応が!」
「なぁ旦那、こんな早く見つかったのは嬉しいが、運が良すぎないか?」
町の人たちを見つけた喜びよりも先に、不信感が先に出るミコ。
「ボスを倒して一発目で宝箱は出るし、まるでダンジョンに気に入られてる様だぞ、旦那は」
「えっ? ボスって必ず宝箱出るんじゃないのか?」
「そんな訳あるか! ダンジョンの宝箱欲しさに、みんな何度ボスに挑んでいるか! 箱は出るが、宝箱は稀だ」
「要らんもんが入った箱に何度泣かされたか…」
そうなのか……
あれ? 前に必ず出るって聞いた様な……
箱って……
「まぁ、兎に角急ごうじゃないか! みんな待ってる」
ギドがそう言うと手を出し、瞬間移動で向かおうと言い出す。
「この歳だ、戦闘では役に立たんが、移動なら任せておけ」
サーチには道中、魔物の反応もある。
こういう時、なんて頼もしいスキルだろう。
惣一郎は方角をギドに伝え、避難民の元へ向かう。
遮蔽物の無いこの階層では、瞬間移動も一気に遠くまで飛べた。
見える範囲しか飛べない瞬間移動も、森などでは距離が飛べず、魔力がすぐに無くなるそうだが、この階層では7回目で、避難民の元まで来れた。
「エキオの町の方々ですか! ギルドからの依頼で救助に来ました!」
「おおおおお、助かった!」
「町は、町の人は!」
「早くここから出してくれ!」
疲れ切った顔の避難民に、生気が戻る。
148人の町民。
どうやらダンジョンに逃げ込んだ人は、これだけの様だ……
するとギルド職員を名乗る男が、
「助かった! 食料も水もなく、怪我人や弱った者から次々と命を落としてしまったのだ。今、冒険者の方々が、魔物を倒し何か食糧を探しに行っている。たった3人で我々を守ってくれていたが、彼らばかりに負担をかけてしまった…… 町は? 町はどうなりましたか?」
惣一郎は答えを濁し、水の入った樽を出して生き残った人達にまず、水と食事を配りだす。
それで職員の男も何かを察した。
約一週間前、ダンジョンに逃げ込んだ町の人達は、今の倍ほどの人数だったそうだ。
町の冒険者も数人いたが、魔物に襲われたり、空腹と脱水で倒れた者達は、地面に吸収される様に消えていったそうだ。
だが3日目に、5人の怪我をした冒険者が、突然ダンジョンに現れ、生き残った町の人々を守ってくれたそうだが、そのうち2人の冒険者も、怪我が酷く、ダンジョンへ消えていったと言う。
ミコ達とベンゾウは、近くに反応がある魔物を二手に別れ倒しに向かった。
この階層にいる魔物はゴブリン。
徒党を組んで襲いかかるが、ベンゾウ達の敵じゃないだろう。
弁慶とセシルは、町の人達に食事を配り、怪我の治療にあたっている。
すると、離れた3人の冒険者を迎えに向かったギドが惣一郎の前に、その冒険者を連れ現れる。
「そ、惣一郎……」
えっと…… 誰ですか?
23
お気に入りに追加
1,858
あなたにおすすめの小説
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる