318 / 409
十五章
八話 【強い思い込み】
しおりを挟む
丘の上の岩場へ、なんとかたどり着いた泥の塊達は、惣一郎のクリーンで、綺麗になる。
「しかし、便利な魔法だな~」
「本当、これがあれば水浴びしなくていいしな」
「大魔導士惣一郎様にかかれば、ただのクリーンもこの様な素晴らしい魔法になるのですね…… 感銘を受けました!」
普通に買った魔法だと言い出せない惣一郎は、テントを出し、休憩を取ろう!っと、テーブルにお茶と軽食のサンドイッチを出す。
「惣一郎様、サーズリから連絡が! 直接お聞きになりますか?」
「いや、聞いといて!」
ソファーで集中するセシル。
惣一郎はサンドイッチを咥えながら、殺虫剤を追加で大量に購入していた。
雨が上がれば、一斉に動き出すだろう厄災に備えて。
「惣一郎様、北のエリオンの厄災に動きは無いそうですが、南東の村にも襲われた痕跡があったそうで、その先の町と連絡がつかないそうです。その進行跡から、やはりここから西にある[ヴォル大森林]が目的地じゃないかとギルドは睨んでいるそうです」
「大森林か、狙いが良くわからんな……」
「単に食糧を求めてじゃないのだろうか?」
「森なら他にもあっただろ! 奴らは村や町を襲い進んで来ている。何か他の目的なんじゃないか?」
「それと、義勇軍とも連絡が付き、ギルドの説得で、エリオン奪還を諦め、避難民の警護に向かうそうですが……」
「が?」
「数名の冒険者が早馬で、こちらに向かっているそうです」
「こちらって、ココ?」
「いえ、この先のゴマセの町へ、直接伝えたい事があるそうで、タイミング的にも明日明後日には、町に着くそうです」
「ゴマセの町へは、今日にも着くんだろ?」
「どうする…… 待つのか?」
「ん~ 現地の人間なら事情が詳しく聞けるかも知れないしな~ 雨が止まなければ時間に余裕は出来るかな! ゴマセは避難済んでるんだろ?」
「確認します……………… 済んでるそうです」
「わかった。雨が降る間は待つが、止んだら大森林に向かうと伝えてくれ! それとグラマラの葉は手に入らないか聞いてくれ!」
「………ここゼリアオールスでは入手困難だそうです。輸送するにも時間的に難しいそうで」
「手持ちの量じゃ足しにならんかな~」
「そのグラマラの葉とは?」
「厄災がいやがる煙を出すんだが、ザザンドでも誘導に使ってたぞ、故郷だろ?」
「そうなのか、知らなかった……」
「まっ取り敢えず、そんな所だな! サーズリによろしく言っておいてくれ」
「はい」
惣一郎はここに来て、故郷の危機に駆けつけたゴリラング・ログの経緯が気になり出した。
ギルドの静止を振り切って、ザザンドへ戻ったのは聞いていたが、ジビカガイライの名前は知っていても、惣一郎の事は知らなかったし、厄災を倒すと来たわりに、グラマラの葉も知らなかったゴリラング・ログ。
素直に聞いたら、答えてくれるかな?
すると弁慶が、
「しかし、グラマラの葉も知らないで故郷を救うって来たのか? アタイらの事も詳しく知らなかったみたいだったし」
直球だな~
「お恥ずかしい! ずっとダンジョンに籠っていたのでな…… 厄災と呼ばれる魔獣もザザンドで、惣一郎殿に倒された死骸を見たのが初めてだったのだ」
「ダンジョンに? どの位籠ってたんだ?」
「1年近く、アースリア大陸のガーデイルって街のダンジョンに籠っていたんのだが」
「ベンゾウ達がいた所だよ!」
「そうなのか?」
「ああ、六階層まで行って出たら、違う国だったがな」
「団長! あの時、踏破するかもと噂されてた冒険者が帰らなかったって話、もしかして」
「惣一郎殿か!」
「いや、噂は知らんが! しかし良くあんな場所に1年もいたな~」
「ああ、どうしても剣が欲しくてな……」
ツナマヨの話は、長かった。
ツナマヨが19の時に冒険者になり、剣が強くなりたい一心で、当時入っていたクランとダンジョンに入り、偶然手に入れた魔導書がケンゴーであった。
だが、魔法に耐える剣が無く、貧乏な冒険者を続けながら、剣を求めて来たそうだ。
27の時、そこそこ名前も知れてゴリラング・ログを結成! 仲間達と共に依頼をこなし、有名になるも、ツナマヨには剣の事しかなかったそうで……
そして冒険者として、歳を重ね気付けば40も過ぎ、せっかく手に入れた魔法を持て余す日々に、終止符を打つべく、ダンジョンへ籠る!
延々と三~四階層を周り、剣を求め続けていた。
月に一度、ダンジョンを出て予備の剣や物資を調達してはまた籠る。
気付けば5階層でも、生き残れる強さを手に入れていたが、求める剣は出なかったそうだ。
長い昔話に惣一郎が驚いたのは、ココからだった!
ある日夢に男が現れ「勇者と共にマオウを倒せ! お前は剣聖だ!」っと、お告げを受けたそうだ。
意味も分からず、ただマオウと呼ばれる者を倒さねばという焦りにも似た使命感だけが残ったそうで、強い剣を求める気持ちが強くなったツナマヨは「私が剣を求めて来たのはこの為なのか!」っと自分の人生の意味を知る。
注)勝手な思い込み。
だが、食糧調達の際、ギルドで聞いた故郷の危機に、居ても立っても居られずに、ザザンドへ向かったそうだ。
「そして、故郷で上には上がいる事を知り、求める剣に出会えた。私がこれまで剣を求めて来た意味を知り、この剣でマオウと呼ばれる者を討たねばならん! 頼む、このカタナという剣、譲ってくれないだろうか!」
「う、うん、少し考えさせてください……」
「しかし、便利な魔法だな~」
「本当、これがあれば水浴びしなくていいしな」
「大魔導士惣一郎様にかかれば、ただのクリーンもこの様な素晴らしい魔法になるのですね…… 感銘を受けました!」
普通に買った魔法だと言い出せない惣一郎は、テントを出し、休憩を取ろう!っと、テーブルにお茶と軽食のサンドイッチを出す。
「惣一郎様、サーズリから連絡が! 直接お聞きになりますか?」
「いや、聞いといて!」
ソファーで集中するセシル。
惣一郎はサンドイッチを咥えながら、殺虫剤を追加で大量に購入していた。
雨が上がれば、一斉に動き出すだろう厄災に備えて。
「惣一郎様、北のエリオンの厄災に動きは無いそうですが、南東の村にも襲われた痕跡があったそうで、その先の町と連絡がつかないそうです。その進行跡から、やはりここから西にある[ヴォル大森林]が目的地じゃないかとギルドは睨んでいるそうです」
「大森林か、狙いが良くわからんな……」
「単に食糧を求めてじゃないのだろうか?」
「森なら他にもあっただろ! 奴らは村や町を襲い進んで来ている。何か他の目的なんじゃないか?」
「それと、義勇軍とも連絡が付き、ギルドの説得で、エリオン奪還を諦め、避難民の警護に向かうそうですが……」
「が?」
「数名の冒険者が早馬で、こちらに向かっているそうです」
「こちらって、ココ?」
「いえ、この先のゴマセの町へ、直接伝えたい事があるそうで、タイミング的にも明日明後日には、町に着くそうです」
「ゴマセの町へは、今日にも着くんだろ?」
「どうする…… 待つのか?」
「ん~ 現地の人間なら事情が詳しく聞けるかも知れないしな~ 雨が止まなければ時間に余裕は出来るかな! ゴマセは避難済んでるんだろ?」
「確認します……………… 済んでるそうです」
「わかった。雨が降る間は待つが、止んだら大森林に向かうと伝えてくれ! それとグラマラの葉は手に入らないか聞いてくれ!」
「………ここゼリアオールスでは入手困難だそうです。輸送するにも時間的に難しいそうで」
「手持ちの量じゃ足しにならんかな~」
「そのグラマラの葉とは?」
「厄災がいやがる煙を出すんだが、ザザンドでも誘導に使ってたぞ、故郷だろ?」
「そうなのか、知らなかった……」
「まっ取り敢えず、そんな所だな! サーズリによろしく言っておいてくれ」
「はい」
惣一郎はここに来て、故郷の危機に駆けつけたゴリラング・ログの経緯が気になり出した。
ギルドの静止を振り切って、ザザンドへ戻ったのは聞いていたが、ジビカガイライの名前は知っていても、惣一郎の事は知らなかったし、厄災を倒すと来たわりに、グラマラの葉も知らなかったゴリラング・ログ。
素直に聞いたら、答えてくれるかな?
すると弁慶が、
「しかし、グラマラの葉も知らないで故郷を救うって来たのか? アタイらの事も詳しく知らなかったみたいだったし」
直球だな~
「お恥ずかしい! ずっとダンジョンに籠っていたのでな…… 厄災と呼ばれる魔獣もザザンドで、惣一郎殿に倒された死骸を見たのが初めてだったのだ」
「ダンジョンに? どの位籠ってたんだ?」
「1年近く、アースリア大陸のガーデイルって街のダンジョンに籠っていたんのだが」
「ベンゾウ達がいた所だよ!」
「そうなのか?」
「ああ、六階層まで行って出たら、違う国だったがな」
「団長! あの時、踏破するかもと噂されてた冒険者が帰らなかったって話、もしかして」
「惣一郎殿か!」
「いや、噂は知らんが! しかし良くあんな場所に1年もいたな~」
「ああ、どうしても剣が欲しくてな……」
ツナマヨの話は、長かった。
ツナマヨが19の時に冒険者になり、剣が強くなりたい一心で、当時入っていたクランとダンジョンに入り、偶然手に入れた魔導書がケンゴーであった。
だが、魔法に耐える剣が無く、貧乏な冒険者を続けながら、剣を求めて来たそうだ。
27の時、そこそこ名前も知れてゴリラング・ログを結成! 仲間達と共に依頼をこなし、有名になるも、ツナマヨには剣の事しかなかったそうで……
そして冒険者として、歳を重ね気付けば40も過ぎ、せっかく手に入れた魔法を持て余す日々に、終止符を打つべく、ダンジョンへ籠る!
延々と三~四階層を周り、剣を求め続けていた。
月に一度、ダンジョンを出て予備の剣や物資を調達してはまた籠る。
気付けば5階層でも、生き残れる強さを手に入れていたが、求める剣は出なかったそうだ。
長い昔話に惣一郎が驚いたのは、ココからだった!
ある日夢に男が現れ「勇者と共にマオウを倒せ! お前は剣聖だ!」っと、お告げを受けたそうだ。
意味も分からず、ただマオウと呼ばれる者を倒さねばという焦りにも似た使命感だけが残ったそうで、強い剣を求める気持ちが強くなったツナマヨは「私が剣を求めて来たのはこの為なのか!」っと自分の人生の意味を知る。
注)勝手な思い込み。
だが、食糧調達の際、ギルドで聞いた故郷の危機に、居ても立っても居られずに、ザザンドへ向かったそうだ。
「そして、故郷で上には上がいる事を知り、求める剣に出会えた。私がこれまで剣を求めて来た意味を知り、この剣でマオウと呼ばれる者を討たねばならん! 頼む、このカタナという剣、譲ってくれないだろうか!」
「う、うん、少し考えさせてください……」
23
お気に入りに追加
1,858
あなたにおすすめの小説

【前編完結】50のおっさん 精霊の使い魔になったけど 死んで自分の子供に生まれ変わる!?
眼鏡の似合う女性の眼鏡が好きなんです
ファンタジー
リストラされ、再就職先を見つけた帰りに、迷子の子供たちを見つけたので声をかけた。
これが全ての始まりだった。
声をかけた子供たち。実は、覚醒する前の精霊の王と女王。
なぜか真名を教えられ、知らない内に精霊王と精霊女王の加護を受けてしまう。
加護を受けたせいで、精霊の使い魔《エレメンタルファミリア》と為った50のおっさんこと芳乃《よしの》。
平凡な表の人間社会から、国から最重要危険人物に認定されてしまう。
果たして、芳乃の運命は如何に?
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる