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第四章
四十話 【作戦会議?】
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キャンプからまっすぐ南へ、森の中を歩く。
鬱蒼と茂る森は薄暗く、歩くたび足裏につく泥は量を増し、足取りを重くしていた。
ベンゾウはシュタシュタと木の上を移動する。
もう忍者である。
夕方には森を抜け、平原が広がっていた。
すぐ近くには集落があった跡があり、燃え落ちた家の残骸が間隔を開け、衣服だろう泥だらけのボロ切れが散乱していた。
その崩れた屋根もない家の中にテントを出す。
泥で汚れた、みんなにクリーンをかけテントの中に入る。
食事を終えると、惣一郎はネットショップスキルで買い物を始める。
厄災用のものだろう。
スワロも敵が近いこともあり、杖の手入れに余念が無い。
ベンゾウは…… いつもと変わらなかった。
夜が明け、早起きしたスワロがテントの外で故郷があった方角を見つめ「もうすぐ」っと、つぶやく。
朝食を終えるとテントを収納し、また平原を南に進む。
丘を越えると遠くに、森を迂回した道を馬に乗った人が数名、勢いよく先に見えるカーマの町を目指していた。
空の雲行きも怪しかった。
到着したカーマの町は騎士と冒険者が数名、交代で見張りをするだけの場所になっていた。
町並みは閑散としており、町の南側に木で組まれた壁と高い見張り台があり、数名の騎士が火を囲み、冒険者らしき人達が先程到着しただろう馬に乗っていた者達と話していた。
こちらに気付き、手をあげ近寄って来る男に見覚えがあった。
「惣一郎殿! 黙って行くとは人が悪いぞ! 寝ずに馬を走らせて来たが、なんとか間に合った様だな」
ツギートのギルマス、ロウガであった。
惣一郎の伝言を衛兵から聞いて、すぐ後を追って来たそうだ。
「ここの責任者には俺から話そう、少ないが戦えそうな者も5名ほど連れてきた。手伝うぞ、なんでも言ってくれ!」
自分の国の事だ、黙ってよそ者に頼るだけでは、納得できないのだろう。
いらない援軍を、断りづらい空気になっていた。
ロウガの後ろから、白い髭の騎士が、
「ジビカガイライの皆さんですね。ここで前線を指揮しております[クロイツ]と申します。指揮と言ってもここまでは、厄災も滅多に来ないのでただの見張り番だがね! ガハハハ」
と、豪快に笑う。
ここから左右にマイズから70kmの位置を、毎日交代で馬を走らせて、巡回している基地の様な物らしく、人数も前線と言っておきながら、今巡回中の人数を入れても7人しかいないそうだ。
そんな基地が、他にもいくつかマイズの村を囲む様にあるらしい。
「今晩は雨になりそうだ、とりあえず作戦会議は明日にして今日はもう、休むのがいいだろう」
そうロウガが言うと、連れてきた5人とテントを張り出し、クロイツも、見張りは任せてくれと、見張り台の下の建物に戻って行く。
勝手に話が決まって行くが、惣一郎はここのまま置いて行こうか悩んでいた。
結局、町中まで戻り、無人の民家の塀に囲まれた庭に、申し訳ないと勝手にテントを出し、まだ早いが今日はゆっくり休む事にする。
悩んだ末、連れてっても置いてっても変わらないのであれば、恨みを買わない方が良いと思ってだ。
いよいよ明日は厄災のいるマイズへ向かう。
気を引き締める状況なのだろうが、惣一郎達は今までと変わらず、緊張感のない時間を過ごしていた。
先程から降り出した雨は、次第に強く、人のいない町を打ち濡らしていた。
翌朝も雨は降っていた。
朝食に朝カレー!っと重めの食事を摂り、のんびり支度を始める。
傘をさした3人と1匹は、見張り台のある基地へ向かう。
冒険者の1人が、こちらです!っと屋根の下から手を振る。
木造即席の基地の部屋に案内されると、テーブルを囲みすでに勢揃いだった。
惣一郎達はのんびりしすぎた様だ。
傘をたたみ、収納して用意された席に着くと、ロウガ達が惣一郎に注目する。
「それで惣一郎殿、作戦は?」
そんなんないよ、行って倒すだけじゃん! なんなのよこの重い空気は、合わせるの? 合わせるしかないの?
「え~まず、ジビカガイライだけでマイズの村に向かいます。奴らの巣を燃やします…… 巣がなくなると奴らは攻撃的になりますが、数日で死にます。なので皆さんはここで待機し、数日後に奴らが死んだ事を確認しに来てください」
………
「ロウガ殿が随分と信頼してるから強いんだろう、だが馬鹿にしてるのか? 3人で巣を燃やす? 5万の兵でたどり着く事も出来なかったマイズへたった3人で…… いい加減にしろ!」
「惣一郎殿、確かにジビカガイライは強い! カハルの件を目の前で見た俺は、あなた達なら厄災も倒せると思った。だが、奴らの数は一匹、十匹の数ではないのだ、五百を越える数の厄災に、どんな作戦があるのかと期待していたが、無謀もいい所だ!」
ため息をつき惣一郎は、
「ロウガさん、約束は覚えてますか? 俺は厄災を倒しても名を残したいとか報酬が欲しい訳じゃ無いので、内密にとお願いしましたよね? それでここまで来たんですよ? ひとりで死にに行く訳でもなく、マイズを取り戻したいと願う、このスワロとここまでは来たんですよ?」
!!!!
「できるのか…… 本当にそんな事が」
「い、いやしかし、ロウガ殿、もし失敗した時、刺激した厄災がどう出るか」
信じられない気持ちも分かる。
突然現れた男を……
「わかりました。では、途中までご一緒しましょう! そこで判断してください」
作戦会議は惣一郎のため息で終了する。
鬱蒼と茂る森は薄暗く、歩くたび足裏につく泥は量を増し、足取りを重くしていた。
ベンゾウはシュタシュタと木の上を移動する。
もう忍者である。
夕方には森を抜け、平原が広がっていた。
すぐ近くには集落があった跡があり、燃え落ちた家の残骸が間隔を開け、衣服だろう泥だらけのボロ切れが散乱していた。
その崩れた屋根もない家の中にテントを出す。
泥で汚れた、みんなにクリーンをかけテントの中に入る。
食事を終えると、惣一郎はネットショップスキルで買い物を始める。
厄災用のものだろう。
スワロも敵が近いこともあり、杖の手入れに余念が無い。
ベンゾウは…… いつもと変わらなかった。
夜が明け、早起きしたスワロがテントの外で故郷があった方角を見つめ「もうすぐ」っと、つぶやく。
朝食を終えるとテントを収納し、また平原を南に進む。
丘を越えると遠くに、森を迂回した道を馬に乗った人が数名、勢いよく先に見えるカーマの町を目指していた。
空の雲行きも怪しかった。
到着したカーマの町は騎士と冒険者が数名、交代で見張りをするだけの場所になっていた。
町並みは閑散としており、町の南側に木で組まれた壁と高い見張り台があり、数名の騎士が火を囲み、冒険者らしき人達が先程到着しただろう馬に乗っていた者達と話していた。
こちらに気付き、手をあげ近寄って来る男に見覚えがあった。
「惣一郎殿! 黙って行くとは人が悪いぞ! 寝ずに馬を走らせて来たが、なんとか間に合った様だな」
ツギートのギルマス、ロウガであった。
惣一郎の伝言を衛兵から聞いて、すぐ後を追って来たそうだ。
「ここの責任者には俺から話そう、少ないが戦えそうな者も5名ほど連れてきた。手伝うぞ、なんでも言ってくれ!」
自分の国の事だ、黙ってよそ者に頼るだけでは、納得できないのだろう。
いらない援軍を、断りづらい空気になっていた。
ロウガの後ろから、白い髭の騎士が、
「ジビカガイライの皆さんですね。ここで前線を指揮しております[クロイツ]と申します。指揮と言ってもここまでは、厄災も滅多に来ないのでただの見張り番だがね! ガハハハ」
と、豪快に笑う。
ここから左右にマイズから70kmの位置を、毎日交代で馬を走らせて、巡回している基地の様な物らしく、人数も前線と言っておきながら、今巡回中の人数を入れても7人しかいないそうだ。
そんな基地が、他にもいくつかマイズの村を囲む様にあるらしい。
「今晩は雨になりそうだ、とりあえず作戦会議は明日にして今日はもう、休むのがいいだろう」
そうロウガが言うと、連れてきた5人とテントを張り出し、クロイツも、見張りは任せてくれと、見張り台の下の建物に戻って行く。
勝手に話が決まって行くが、惣一郎はここのまま置いて行こうか悩んでいた。
結局、町中まで戻り、無人の民家の塀に囲まれた庭に、申し訳ないと勝手にテントを出し、まだ早いが今日はゆっくり休む事にする。
悩んだ末、連れてっても置いてっても変わらないのであれば、恨みを買わない方が良いと思ってだ。
いよいよ明日は厄災のいるマイズへ向かう。
気を引き締める状況なのだろうが、惣一郎達は今までと変わらず、緊張感のない時間を過ごしていた。
先程から降り出した雨は、次第に強く、人のいない町を打ち濡らしていた。
翌朝も雨は降っていた。
朝食に朝カレー!っと重めの食事を摂り、のんびり支度を始める。
傘をさした3人と1匹は、見張り台のある基地へ向かう。
冒険者の1人が、こちらです!っと屋根の下から手を振る。
木造即席の基地の部屋に案内されると、テーブルを囲みすでに勢揃いだった。
惣一郎達はのんびりしすぎた様だ。
傘をたたみ、収納して用意された席に着くと、ロウガ達が惣一郎に注目する。
「それで惣一郎殿、作戦は?」
そんなんないよ、行って倒すだけじゃん! なんなのよこの重い空気は、合わせるの? 合わせるしかないの?
「え~まず、ジビカガイライだけでマイズの村に向かいます。奴らの巣を燃やします…… 巣がなくなると奴らは攻撃的になりますが、数日で死にます。なので皆さんはここで待機し、数日後に奴らが死んだ事を確認しに来てください」
………
「ロウガ殿が随分と信頼してるから強いんだろう、だが馬鹿にしてるのか? 3人で巣を燃やす? 5万の兵でたどり着く事も出来なかったマイズへたった3人で…… いい加減にしろ!」
「惣一郎殿、確かにジビカガイライは強い! カハルの件を目の前で見た俺は、あなた達なら厄災も倒せると思った。だが、奴らの数は一匹、十匹の数ではないのだ、五百を越える数の厄災に、どんな作戦があるのかと期待していたが、無謀もいい所だ!」
ため息をつき惣一郎は、
「ロウガさん、約束は覚えてますか? 俺は厄災を倒しても名を残したいとか報酬が欲しい訳じゃ無いので、内密にとお願いしましたよね? それでここまで来たんですよ? ひとりで死にに行く訳でもなく、マイズを取り戻したいと願う、このスワロとここまでは来たんですよ?」
!!!!
「できるのか…… 本当にそんな事が」
「い、いやしかし、ロウガ殿、もし失敗した時、刺激した厄災がどう出るか」
信じられない気持ちも分かる。
突然現れた男を……
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