45 / 409
第四章
十四話 【依頼求めて散々で!】
しおりを挟む
倉庫に戻るとスワロがベッドで横になっていた。
きっと限界まで魔法を撃ったのだろう。
魔力は寝て休まないと回復しないからな~
「おかえり、惣一郎殿」
いいから休んでなさい!っと寝かせて、今度は失敗しない栄養ドリンクを飲ます。
夕飯まではまだ時間があるので、疲労回復には甘い物っと、ネットショップでケーキをいくつか購入し、紅茶をいれる。
テーブルに並べると栄養ドリンクでもう回復した、スワロもテーブルにつく。
「凄いなあの飲み物は、さっきまでの怠さが嘘の様だ」
と、普通にケーキを食べ始める。
何でも電撃の魔法を一回一回確認しながら撃っていたら、13発も撃てたそうで、後半は大分理想の魔法になって来たとの事。
早く亜流美で試したいと言っていたので、外でと約束させる。
しかし、約150円の栄養ドリンクでこれでは、俺はこのスキルで世界征服も夢じゃないだろうな。
興味ないが。
健康グッズやトレーニングマシンの効果も怖いが、美容液などの美容グッズの効果も恐ろしくて使えない惣一郎であった。
筋肉ムキムキの世界最強の超絶美人……
ちょっと笑えるかも。
惣一郎にも効果があれば、身長も伸ばせたかも?
雨具や防護服の様に、その物に効果があると惣一郎でも使えるのだが、栄養ドリンクや健康グッズなどの対象に効果が出る物は、惣一郎に効果がなかった。
次の日、朝からギルドに来ていた。
明日にはレイトールの街を出るので、エリリンテ方面で依頼があればとおもい来て見たが、来て早々応接室に案内されていた。
牛の様な角をはやした獣人のギルド長が現れ、コイチを出た後で襲われた冒険者の件で呼ばれていた。
この冒険者の3人は商人に扮した、重要人物の護衛だったらしく、レイトールに向かっていたそうだ。
2日前に到着する予定だったが、現れ無いので捜索隊を出す所だったらしい。
詳しく聞きたいとの事なので、誤魔化さずありのままを話した。
盗賊は懸賞金が懸けられてるかわからないのに、首を持って旅を続けるのは嫌なので、その場に捨て置き盗賊には合わなかったと報告したと盗賊の所持品をだし、場所も細かく伝えた。
所持品をみると、目の色を変えるギルド長が、
「いや、虚偽の報告は良く無いが、盗賊の事となると冒険者ならよくある事なので問題無い。それより今回は感謝したいぐらいだ」
何でも重要人物の持つある物を、ギルドは待っていたそうで、今回の事件、人知れず物も届かず終わる所を惣一郎が報告し、しかも届けてくれた形になったからだ。
盗賊の所持品の中にあった指輪は、盗賊も価値が解らないでいたのだろう。
「これが何か知りたいか?」
「いや、解らないままでいい」
「正解だ!」
面倒はごめんなのでそれでよかった。
本来依頼料を払うはずの冒険者がいないので、今回は特別に引き継いだという形で、報酬を惣一郎に払おうと言ってきた。
「亡くなった冒険者に家族は?」
「この街にいるが?」
「じゃ、報酬はそちらに」
格好つけた惣一郎は、ギルド長の[正解だ]の言葉にイラつきながら、部屋を出て掲示板を見に行く。
依頼は、護衛任務と魔獣などの素材集めが、ほとんどだった。
カウンターで運搬依頼はないか確認するが、いいのは無かった。
「いいのないな、帰るか」
「惣一郎殿、チーム登録はどうしますか?」
忘れてた。
ま、便宜上必要ってだけなら適当でいっか。
「チーム登録、お願いします」
「かしこまりました、こちらにご記入下さい」
「惣一郎殿、どんな名前なんだ?」
「え、[サトウ探検隊]」
「ケラケラ」
「いや、あの、惣一郎殿、今後我々をギルドが認識する名前なんだぞ、もう少し考えないか? もっとギルドが、期待を寄せる様な名を」
「じゃ[アラフォーの星]」
「ケラケラケラ」
「すまん、登録はまた後日にする」
………
きっと限界まで魔法を撃ったのだろう。
魔力は寝て休まないと回復しないからな~
「おかえり、惣一郎殿」
いいから休んでなさい!っと寝かせて、今度は失敗しない栄養ドリンクを飲ます。
夕飯まではまだ時間があるので、疲労回復には甘い物っと、ネットショップでケーキをいくつか購入し、紅茶をいれる。
テーブルに並べると栄養ドリンクでもう回復した、スワロもテーブルにつく。
「凄いなあの飲み物は、さっきまでの怠さが嘘の様だ」
と、普通にケーキを食べ始める。
何でも電撃の魔法を一回一回確認しながら撃っていたら、13発も撃てたそうで、後半は大分理想の魔法になって来たとの事。
早く亜流美で試したいと言っていたので、外でと約束させる。
しかし、約150円の栄養ドリンクでこれでは、俺はこのスキルで世界征服も夢じゃないだろうな。
興味ないが。
健康グッズやトレーニングマシンの効果も怖いが、美容液などの美容グッズの効果も恐ろしくて使えない惣一郎であった。
筋肉ムキムキの世界最強の超絶美人……
ちょっと笑えるかも。
惣一郎にも効果があれば、身長も伸ばせたかも?
雨具や防護服の様に、その物に効果があると惣一郎でも使えるのだが、栄養ドリンクや健康グッズなどの対象に効果が出る物は、惣一郎に効果がなかった。
次の日、朝からギルドに来ていた。
明日にはレイトールの街を出るので、エリリンテ方面で依頼があればとおもい来て見たが、来て早々応接室に案内されていた。
牛の様な角をはやした獣人のギルド長が現れ、コイチを出た後で襲われた冒険者の件で呼ばれていた。
この冒険者の3人は商人に扮した、重要人物の護衛だったらしく、レイトールに向かっていたそうだ。
2日前に到着する予定だったが、現れ無いので捜索隊を出す所だったらしい。
詳しく聞きたいとの事なので、誤魔化さずありのままを話した。
盗賊は懸賞金が懸けられてるかわからないのに、首を持って旅を続けるのは嫌なので、その場に捨て置き盗賊には合わなかったと報告したと盗賊の所持品をだし、場所も細かく伝えた。
所持品をみると、目の色を変えるギルド長が、
「いや、虚偽の報告は良く無いが、盗賊の事となると冒険者ならよくある事なので問題無い。それより今回は感謝したいぐらいだ」
何でも重要人物の持つある物を、ギルドは待っていたそうで、今回の事件、人知れず物も届かず終わる所を惣一郎が報告し、しかも届けてくれた形になったからだ。
盗賊の所持品の中にあった指輪は、盗賊も価値が解らないでいたのだろう。
「これが何か知りたいか?」
「いや、解らないままでいい」
「正解だ!」
面倒はごめんなのでそれでよかった。
本来依頼料を払うはずの冒険者がいないので、今回は特別に引き継いだという形で、報酬を惣一郎に払おうと言ってきた。
「亡くなった冒険者に家族は?」
「この街にいるが?」
「じゃ、報酬はそちらに」
格好つけた惣一郎は、ギルド長の[正解だ]の言葉にイラつきながら、部屋を出て掲示板を見に行く。
依頼は、護衛任務と魔獣などの素材集めが、ほとんどだった。
カウンターで運搬依頼はないか確認するが、いいのは無かった。
「いいのないな、帰るか」
「惣一郎殿、チーム登録はどうしますか?」
忘れてた。
ま、便宜上必要ってだけなら適当でいっか。
「チーム登録、お願いします」
「かしこまりました、こちらにご記入下さい」
「惣一郎殿、どんな名前なんだ?」
「え、[サトウ探検隊]」
「ケラケラ」
「いや、あの、惣一郎殿、今後我々をギルドが認識する名前なんだぞ、もう少し考えないか? もっとギルドが、期待を寄せる様な名を」
「じゃ[アラフォーの星]」
「ケラケラケラ」
「すまん、登録はまた後日にする」
………
27
お気に入りに追加
1,858
あなたにおすすめの小説

俺だけ2つスキルを持っていたので異端認定されました
七鳳
ファンタジー
いいね&お気に入り登録&感想頂けると励みになります。
世界には生まれた瞬間に 「1人1つのオリジナルスキル」 が与えられる。
それが、この世界の 絶対のルール だった。
そんな中で主人公だけがスキルを2つ持ってしまっていた。
異端認定された主人公は様々な苦難を乗り越えながら、世界に復讐を決意する。
※1話毎の文字数少なめで、不定期で更新の予定です。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる