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第二章
一話 【小娘に用はねえ!】
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惣一郎は異世界で、初めてひとりで宿屋に入る。
36のおっさんの癖に、初めてお使いに行く様な緊張が襲う。
中に入ると40代ぐらいの女性が、カウンターから笑顔で迎えてくれた。
「いらっしゃい! 宿屋[グリアミルチノウエリ]へようこそ!」
この覚えづらそうな長い名前、後で聞いたんだが[渡り鳥の止まり木]って意味らしい。
こっちの言葉なんだろう。
グルピーといい、言語理解のスキルが上手く機能していないのだろうか?
名前情報だけなら選択しなそうな名前の宿だが、この女将、いい具合に肉付きも良く笑顔が素敵!
『コイツに決めたぜ!』
って心の中で、紅白のボールを持った少年が言うので、緊張も吹っ飛びこの宿に泊ることにした。
シングルで朝食付き、2ネルと7ペス(2700円)はリーズナブルなのだが、長期宿泊でも毎朝受付して料金を払うシステムらしい。
冒険者が帰って来ない事が多いらしく、前払いでも荷物の処分など問題が多いので、この辺りの宿は全てこんな感じらしい。
部屋はシンプルでベッドと小さな机だけだが、惣一郎には荷物も無いし十分な広さだった。
部屋を確認すると、商店街へ向かう惣一郎。
飲み屋以外は夕方に閉まるらしいので、昼間の内に買い物は済ませようと思う。
まずはネットショップスキルでは買えなそうな、この世界に馴染む服だ。
もらった一着では心許ないし、小綺麗過ぎると良からぬ者に目を付けられるかも知れない。
俺は目立ちたく無いが本音だが……
ニールさんに教えてもらった店に着くと、見た事のある金髪がいた。
髭を剃った普段着のエリンだ。
「エリンさん! 先日はお礼も言えずにすいません。助けていただきありがとうございました。他の騎士の方にもどうかよろしくお伝えて下さい」
「いえいえ、我々が生きてるのもあの出会いがあったからです。こちらこそ礼を言わせてほしい。それはそうと買い物ですか?」
「ええ、着替えを買いに。ジュグルータさんに頂いたこの服しか無いもので」
このエリンは察しがいい。
すぐに理解したのか、着れそうな普段着を数着見繕ってくれた。
どれも庶民的な服である。
礼をいい買った服をマジックバッグに入れると、
「おっ、マジックバッグですか! 良いもの持ってますね~ このサイズだと1200ギーはしますよね~」
えっ、服を売った50ギーの代わりにもらったんだが......
どこまで良い人なんだ、ジュグルータさん。
早速、買った服を店で着替えさせてもらい、エリンと店を出る。
「自分、今から冒険者ギルドに行くんですが惣一郎さんは身分証どうするんですか? 行くなら案内しますよ」
正直、身分証は必要だと思い始めていたが商人ギルドでも作れるらしいので、そちらでと思っていた。
「街に入る時は、ジュグルータさんと一緒だったのですんなり入れましたが、一人だと金払っても一悶着はありますよ。街出る度に5ネル払うのも勿体無いし、街中でトラブっても身分証は必要な時が多いです。身分証もなく金もないと街の外でテント生活になりますしね~」
なるほど、外のテントはそんな理由か……
作ろうとは思っていたし、エリンの案内もあるなら冒険者の登録もしておいて良いかも知れないな。
お願いするか!
エリンの案内で冒険者ギルドに着くと、やはり惣一郎の嫌いな輩が多かった。
「よぉエリン、一杯奢れよ。儲かったって聞いたぞ!」
定番なのかギルドと酒場が一緒らしく、ガラ悪い冒険者達がこぞってエリンに話しかける、一人では来たくない場所だった。
輩を笑顔でいなすエリンは、奥のカウンターへ案内してくれると、受付の若い女性に甘い声をかけ始める。
そして惣一郎はダシに使われたと気付く。
「この方の冒険者登録ですね。では担当をお呼びしますので少々お待ちください」
若い受付の女性がエリンに目配せしながら奥から連れてきたのは、顔に傷のある元冒険者を思わせる体格のいい50前後の女性だった。
素敵な胸の谷間からも、大きな傷が見えていた。
はい、大好物です!
通っちゃうかな、冒険者ギルド!
「貴様か、冒険者になりたいと言うのは」
「はい! 今後の為に身分証もかねて登録しておきたくて、あっ俺、惣一郎って言います。36の独身です!」
「聞いておらん! 名前はこの用紙に書け」
用紙には出生地や生年月日、得意武器や使える魔法やスキル等を書く欄があった。
事前に、エリンに適当でいいと聞いていた。
冒険者が得意武器や魔法なんてまともに書いてたら、手の内バラすようなものらしい。
確かに!
スキル、魔法は空欄で、出生地は...... サトウ?
書き終えるとお姉様が、鼻で笑って奥に用紙を持っていく。
戻ってくると魔法陣の書かれた布を目の前に広げ、金属の様なプレートを中心に置く。
「カードの上に、左手を置け!」
ゾクっとする命令に従う惣一郎。
「いっ!」
手を置いた瞬間、ナイフが左手を貫通していた!
「痛ってぇ、つか熱い!」
「黙れ!」
ゾクっ「はい♡」
お姉様がブツブツと何か言い出すとプレートが光出し、流れ出た血が消える。
ゆっくり抜かれていくナイフにも血はついておらず、左手に傷もなかった。
「ほれ、これが貴様のギルドカードだ!」
失くすなよ!っと言い残し、お姉様は奥へと消えていった。
失くしたら、また会えますか? お姉様♡
すると入れ替わる様に今度は最初にいた、若い娘が現れる。
「では、ギルドの説明しますね」ニコ!
「小娘に用はねぇ!」
プレートを握りしめ、ギルドを後にする。
36のおっさんの癖に、初めてお使いに行く様な緊張が襲う。
中に入ると40代ぐらいの女性が、カウンターから笑顔で迎えてくれた。
「いらっしゃい! 宿屋[グリアミルチノウエリ]へようこそ!」
この覚えづらそうな長い名前、後で聞いたんだが[渡り鳥の止まり木]って意味らしい。
こっちの言葉なんだろう。
グルピーといい、言語理解のスキルが上手く機能していないのだろうか?
名前情報だけなら選択しなそうな名前の宿だが、この女将、いい具合に肉付きも良く笑顔が素敵!
『コイツに決めたぜ!』
って心の中で、紅白のボールを持った少年が言うので、緊張も吹っ飛びこの宿に泊ることにした。
シングルで朝食付き、2ネルと7ペス(2700円)はリーズナブルなのだが、長期宿泊でも毎朝受付して料金を払うシステムらしい。
冒険者が帰って来ない事が多いらしく、前払いでも荷物の処分など問題が多いので、この辺りの宿は全てこんな感じらしい。
部屋はシンプルでベッドと小さな机だけだが、惣一郎には荷物も無いし十分な広さだった。
部屋を確認すると、商店街へ向かう惣一郎。
飲み屋以外は夕方に閉まるらしいので、昼間の内に買い物は済ませようと思う。
まずはネットショップスキルでは買えなそうな、この世界に馴染む服だ。
もらった一着では心許ないし、小綺麗過ぎると良からぬ者に目を付けられるかも知れない。
俺は目立ちたく無いが本音だが……
ニールさんに教えてもらった店に着くと、見た事のある金髪がいた。
髭を剃った普段着のエリンだ。
「エリンさん! 先日はお礼も言えずにすいません。助けていただきありがとうございました。他の騎士の方にもどうかよろしくお伝えて下さい」
「いえいえ、我々が生きてるのもあの出会いがあったからです。こちらこそ礼を言わせてほしい。それはそうと買い物ですか?」
「ええ、着替えを買いに。ジュグルータさんに頂いたこの服しか無いもので」
このエリンは察しがいい。
すぐに理解したのか、着れそうな普段着を数着見繕ってくれた。
どれも庶民的な服である。
礼をいい買った服をマジックバッグに入れると、
「おっ、マジックバッグですか! 良いもの持ってますね~ このサイズだと1200ギーはしますよね~」
えっ、服を売った50ギーの代わりにもらったんだが......
どこまで良い人なんだ、ジュグルータさん。
早速、買った服を店で着替えさせてもらい、エリンと店を出る。
「自分、今から冒険者ギルドに行くんですが惣一郎さんは身分証どうするんですか? 行くなら案内しますよ」
正直、身分証は必要だと思い始めていたが商人ギルドでも作れるらしいので、そちらでと思っていた。
「街に入る時は、ジュグルータさんと一緒だったのですんなり入れましたが、一人だと金払っても一悶着はありますよ。街出る度に5ネル払うのも勿体無いし、街中でトラブっても身分証は必要な時が多いです。身分証もなく金もないと街の外でテント生活になりますしね~」
なるほど、外のテントはそんな理由か……
作ろうとは思っていたし、エリンの案内もあるなら冒険者の登録もしておいて良いかも知れないな。
お願いするか!
エリンの案内で冒険者ギルドに着くと、やはり惣一郎の嫌いな輩が多かった。
「よぉエリン、一杯奢れよ。儲かったって聞いたぞ!」
定番なのかギルドと酒場が一緒らしく、ガラ悪い冒険者達がこぞってエリンに話しかける、一人では来たくない場所だった。
輩を笑顔でいなすエリンは、奥のカウンターへ案内してくれると、受付の若い女性に甘い声をかけ始める。
そして惣一郎はダシに使われたと気付く。
「この方の冒険者登録ですね。では担当をお呼びしますので少々お待ちください」
若い受付の女性がエリンに目配せしながら奥から連れてきたのは、顔に傷のある元冒険者を思わせる体格のいい50前後の女性だった。
素敵な胸の谷間からも、大きな傷が見えていた。
はい、大好物です!
通っちゃうかな、冒険者ギルド!
「貴様か、冒険者になりたいと言うのは」
「はい! 今後の為に身分証もかねて登録しておきたくて、あっ俺、惣一郎って言います。36の独身です!」
「聞いておらん! 名前はこの用紙に書け」
用紙には出生地や生年月日、得意武器や使える魔法やスキル等を書く欄があった。
事前に、エリンに適当でいいと聞いていた。
冒険者が得意武器や魔法なんてまともに書いてたら、手の内バラすようなものらしい。
確かに!
スキル、魔法は空欄で、出生地は...... サトウ?
書き終えるとお姉様が、鼻で笑って奥に用紙を持っていく。
戻ってくると魔法陣の書かれた布を目の前に広げ、金属の様なプレートを中心に置く。
「カードの上に、左手を置け!」
ゾクっとする命令に従う惣一郎。
「いっ!」
手を置いた瞬間、ナイフが左手を貫通していた!
「痛ってぇ、つか熱い!」
「黙れ!」
ゾクっ「はい♡」
お姉様がブツブツと何か言い出すとプレートが光出し、流れ出た血が消える。
ゆっくり抜かれていくナイフにも血はついておらず、左手に傷もなかった。
「ほれ、これが貴様のギルドカードだ!」
失くすなよ!っと言い残し、お姉様は奥へと消えていった。
失くしたら、また会えますか? お姉様♡
すると入れ替わる様に今度は最初にいた、若い娘が現れる。
「では、ギルドの説明しますね」ニコ!
「小娘に用はねぇ!」
プレートを握りしめ、ギルドを後にする。
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