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第九章
最終話【おかえり】
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暖かい陽射しを肌に感じ、目を覚ます惣一郎。
ぼんやりと見える陽射しで、頭が痛い。
「主人よ!」
「惣一郎様!」
影がぼんやり見えるが…… この声はスワロとミネアだろう……
見える?
「スワロ! 俺はどの位寝てた!」
「4日や!」
スワロより先にドラミが答える。
姿は見えない。
「4日! みんなは!」
「無事帰ったで、御神体も一緒に次元の向こうや」
「主人は魔力を使い過ぎて、あれからずっと眠ったままだったのだ。随分心配したのだぞ!」
「最後の蟲を惣一郎様が倒して魔女から力を全て抜く事が出来たのです。御神体を次元に投げ込むと、魔女を封印した勇者の亡骸だけが残りました」
「その後、次元が小さくなってな! 惣一郎を待ってる余裕がなかったんや。みんな慌てて次元に飛び込む形で帰って行きよった。よろしく言うてたで」
「そうか、無事帰れたんだな…… よかった……」
寂しそうな惣一郎。
少しの間沈黙が続くと惣一郎は、
「それはそうと、なんかぼんやりと目が見えるんだが……」
失ったはずの視力を確かめようと、顔に手を近付ける。
やはりぼんやりとだが、自分の手が見える。
「主人よ、これを……」
スワロがそっと、惣一郎の顔に手を伸ばす。
すると、くっきりとスワロの顔が見える!
「これは…… 眼鏡!」
「ベンゾウさんの置き土産です……」
慌ててベッドから飛び起きる惣一郎!
壁の姿見の前に立ち、鏡越しに自分を見るとそこには、分厚い眼鏡をかけた自分が映っていた!
「これは…… ベンゾウの目なのか……」
「帰る前にベンゾウ殿がシルフに頼んだのだ」
「いつまでも一緒の物を見たい言うてな……」
「ベンゾウさん、惣一郎様に恩返しがしたかったみたいで……」
あのバカ!
俺はサーチがあるから… 必要ないって…… 言ったのに……
「いくら惣一郎でも魔法をずっと使いっぱなしには行かんのやろ。バレとる見たいやったぞ」
いやベンゾウは、見えない辛さを知っていたのだ。
そんな想いを惣一郎には、させたくなかったのだろう…… 惣一郎には分かっていた。
あのバカ……
眼鏡をかけていても、視界が滲む惣一郎。
膝を突き下を向き、拳に力が入るとレンズの内側に涙が溜まる……
「主人……」
「惣一郎! 泣いてる暇ないで! 村のみんなに元気な顔見せたり! 蟲の情報も転移屋から来とるしな」
「惣一郎様……」
そうだな……
そうだ、もうベンゾウも弁慶もいないんだ。
俺がしっかりしないと……
眼鏡をかけた惣一郎が立ち上がる……
力強く足を踏み出し……
前に……
11年後……
ベンゾウ達ジビカガイライは、エルバズの森でダンジョンから魔物が溢れたとギルドからの依頼で、ノイタジア王国にあるギルドに来ていた。
「で、でも、やっぱり、もうお歳ですし……」
弁慶が横に並び声を揃える。
「「 女は、四十からだ! 」」
「ヒィ! す、すいません!」
ふたりの覇気に、萎縮する冒険者。
「いい加減にせぬか! たく…… 出発は明日の夜明けだ! 武器の手入れを怠るな。解散!」
自分の額に手を添え、眉間に皺を作るツナマヨ。
「まぁ、良いではないか。明日になればジビカガイライの実力はすぐにでも分かるだろう」
「ビルゲン女王、あまり甘やかさないでくれ。あの伝説を知らぬ世代が出て来てから、こう言った問題に頭痛が絶えぬのだ」
「冒険者とはそういう者でしょ!」
ニヤニヤとイタズラな笑顔を浮かべるビルゲン。
その後ろではバオが両手を合わせ、声を出さずに謝っていた。
「じゃ、アタイらも戻るぞ」
弁慶が軽く手を挙げ、ギルドのトップと一国の女王に挨拶する。
「ああ、中庭を使ってくれ。話は通してある。我々も後で行くと伝えておいてくれ」
挨拶を終えると弁慶達は、ギルドの中庭へと歩き始める。
ギルドの中庭に出るとベンゾウが、ポケットから種を出し、土の上に投げ置く。
見る見る大きな木が地面から生え伸びる、この世界には無いはずのツリーハウス。
ベンゾウが昔、目の代わりにと惣一郎のポケットから拝借したユグポンの種であった。
その木の中へと消えて行くジビカガイライ。
中は森の中の温泉街を思わせる広い空間が広がり、籠いっぱいに野菜を運ぶ村人の姿が見える。
ベンゾウの歩く足が速くなる。
「戻ったぞ! ご主人様」
出迎えたのは、分厚い眼鏡の中年の男だった。
「おかえり!」
おわり。
あとがき…
約一年に渡り書いて来た惣一郎の冒険に、最後までお付き合い下さり、誠に有難う御座いました!
ど素人の私がここまで書けたのも、お付き合い下さった皆様と、感想で励ましてくれた皆様、誤字などご指導して下さった皆様のおかげと改めて、心より感謝申し上げます。
元々外伝でその後として書こうと思っていましたが、肉付けしまくったら結構な長編になってしまいました……
ハッピーエンドにしたく、スワロファンも意外と多かったので、本編の補足としてより、全く別の話になってしまいましたが、素人ながら上手く着地出来たと自分では思っております。
二つの世界を繋ぐ別次元のツリーハウス。
ベンゾウも惣一郎も互いの世界に行くことは出来ませんが、ここまでならふたり会う事が出来る。
そんな落ちを思い付いたのは、ほんの数話前でした。
いくつか用意したエンディングより、ほっこりした終わりに自分では満足行く物になりました。
また一話から修正しつつ、外伝の方も継続して暇な時に書いていこうと思ってますので、忘れた頃にまた読んでくれると嬉しいです。
ありがとうございました。
2023年 文月 夜間救急事務受付
ぼんやりと見える陽射しで、頭が痛い。
「主人よ!」
「惣一郎様!」
影がぼんやり見えるが…… この声はスワロとミネアだろう……
見える?
「スワロ! 俺はどの位寝てた!」
「4日や!」
スワロより先にドラミが答える。
姿は見えない。
「4日! みんなは!」
「無事帰ったで、御神体も一緒に次元の向こうや」
「主人は魔力を使い過ぎて、あれからずっと眠ったままだったのだ。随分心配したのだぞ!」
「最後の蟲を惣一郎様が倒して魔女から力を全て抜く事が出来たのです。御神体を次元に投げ込むと、魔女を封印した勇者の亡骸だけが残りました」
「その後、次元が小さくなってな! 惣一郎を待ってる余裕がなかったんや。みんな慌てて次元に飛び込む形で帰って行きよった。よろしく言うてたで」
「そうか、無事帰れたんだな…… よかった……」
寂しそうな惣一郎。
少しの間沈黙が続くと惣一郎は、
「それはそうと、なんかぼんやりと目が見えるんだが……」
失ったはずの視力を確かめようと、顔に手を近付ける。
やはりぼんやりとだが、自分の手が見える。
「主人よ、これを……」
スワロがそっと、惣一郎の顔に手を伸ばす。
すると、くっきりとスワロの顔が見える!
「これは…… 眼鏡!」
「ベンゾウさんの置き土産です……」
慌ててベッドから飛び起きる惣一郎!
壁の姿見の前に立ち、鏡越しに自分を見るとそこには、分厚い眼鏡をかけた自分が映っていた!
「これは…… ベンゾウの目なのか……」
「帰る前にベンゾウ殿がシルフに頼んだのだ」
「いつまでも一緒の物を見たい言うてな……」
「ベンゾウさん、惣一郎様に恩返しがしたかったみたいで……」
あのバカ!
俺はサーチがあるから… 必要ないって…… 言ったのに……
「いくら惣一郎でも魔法をずっと使いっぱなしには行かんのやろ。バレとる見たいやったぞ」
いやベンゾウは、見えない辛さを知っていたのだ。
そんな想いを惣一郎には、させたくなかったのだろう…… 惣一郎には分かっていた。
あのバカ……
眼鏡をかけていても、視界が滲む惣一郎。
膝を突き下を向き、拳に力が入るとレンズの内側に涙が溜まる……
「主人……」
「惣一郎! 泣いてる暇ないで! 村のみんなに元気な顔見せたり! 蟲の情報も転移屋から来とるしな」
「惣一郎様……」
そうだな……
そうだ、もうベンゾウも弁慶もいないんだ。
俺がしっかりしないと……
眼鏡をかけた惣一郎が立ち上がる……
力強く足を踏み出し……
前に……
11年後……
ベンゾウ達ジビカガイライは、エルバズの森でダンジョンから魔物が溢れたとギルドからの依頼で、ノイタジア王国にあるギルドに来ていた。
「で、でも、やっぱり、もうお歳ですし……」
弁慶が横に並び声を揃える。
「「 女は、四十からだ! 」」
「ヒィ! す、すいません!」
ふたりの覇気に、萎縮する冒険者。
「いい加減にせぬか! たく…… 出発は明日の夜明けだ! 武器の手入れを怠るな。解散!」
自分の額に手を添え、眉間に皺を作るツナマヨ。
「まぁ、良いではないか。明日になればジビカガイライの実力はすぐにでも分かるだろう」
「ビルゲン女王、あまり甘やかさないでくれ。あの伝説を知らぬ世代が出て来てから、こう言った問題に頭痛が絶えぬのだ」
「冒険者とはそういう者でしょ!」
ニヤニヤとイタズラな笑顔を浮かべるビルゲン。
その後ろではバオが両手を合わせ、声を出さずに謝っていた。
「じゃ、アタイらも戻るぞ」
弁慶が軽く手を挙げ、ギルドのトップと一国の女王に挨拶する。
「ああ、中庭を使ってくれ。話は通してある。我々も後で行くと伝えておいてくれ」
挨拶を終えると弁慶達は、ギルドの中庭へと歩き始める。
ギルドの中庭に出るとベンゾウが、ポケットから種を出し、土の上に投げ置く。
見る見る大きな木が地面から生え伸びる、この世界には無いはずのツリーハウス。
ベンゾウが昔、目の代わりにと惣一郎のポケットから拝借したユグポンの種であった。
その木の中へと消えて行くジビカガイライ。
中は森の中の温泉街を思わせる広い空間が広がり、籠いっぱいに野菜を運ぶ村人の姿が見える。
ベンゾウの歩く足が速くなる。
「戻ったぞ! ご主人様」
出迎えたのは、分厚い眼鏡の中年の男だった。
「おかえり!」
おわり。
あとがき…
約一年に渡り書いて来た惣一郎の冒険に、最後までお付き合い下さり、誠に有難う御座いました!
ど素人の私がここまで書けたのも、お付き合い下さった皆様と、感想で励ましてくれた皆様、誤字などご指導して下さった皆様のおかげと改めて、心より感謝申し上げます。
元々外伝でその後として書こうと思っていましたが、肉付けしまくったら結構な長編になってしまいました……
ハッピーエンドにしたく、スワロファンも意外と多かったので、本編の補足としてより、全く別の話になってしまいましたが、素人ながら上手く着地出来たと自分では思っております。
二つの世界を繋ぐ別次元のツリーハウス。
ベンゾウも惣一郎も互いの世界に行くことは出来ませんが、ここまでならふたり会う事が出来る。
そんな落ちを思い付いたのは、ほんの数話前でした。
いくつか用意したエンディングより、ほっこりした終わりに自分では満足行く物になりました。
また一話から修正しつつ、外伝の方も継続して暇な時に書いていこうと思ってますので、忘れた頃にまた読んでくれると嬉しいです。
ありがとうございました。
2023年 文月 夜間救急事務受付
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読了しました。
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最後までお付き合い頂きありがとうございました!
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