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6話

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 次の日、僕とティアラはギルドのクエストボードの前に来ていた。そこで、緊急クエストで張り出されている紙とにらめっこをしてため息をついた。どうやら、緊急クエストはCランク以上の人がいないと無理なようだった。だが、Cランク以上の人がいれば受けれるという事なのだが、僕たちのチームにはCランク以上の人はいなくて、知り合いもいない。緊急クエストはお金がいいので受ける人も多いのだが、Cランクのモンスターが出てくる可能性があるので、このようになっている。
 そして、あきらめて別のクエストを受けようと思った時にとある男の声をかけられた。

「おい!兄ちゃん、姉ちゃん。もしかして、緊急クエストを受けたいのか?受けたいんだったら、これから受けようと思っているから一緒に来ねぇか?」

 あきらかに怪しそうだったが、ティアラが食いついた。

「いいんですか!?あ、でも私はまだ実力があれですし、まともに戦えるのはリョータさんだけですが・・・・いいですか!」
「お、おう。いざというときは守ってやるからどんなにランクが低くても安心しやがれ!っと、俺はアランって言うもんだよろしく頼むな!」
「はい!」

 そうして、僕は意見も言えぬままアランさんと緊急クエストに行くこととなった。

「さて、受けたわけだが何か準備することとかあるか?」
「私は、胸当てを買いに行きたいです。」
「さて、姉ちゃんの買いたいものは決まったわけだが、兄ちゃんはどうだ?」
「僕はとりあえず防具とこのショートソードに代わる武器がほしいですね。」
「おう、わかったぜ!だが兄ちゃんよう、金は足りるのかい?」
「とりあえず、素材を換金してくるので、それで足りるかどうか見てください。」
「わかったぜ!」

 そして、換金所に行き、ティアラはゴブリンの牙二十個とフォレストウルフの素材二匹分を売り、僕はゴブリンの牙二十三個とフォレストウルフの素材十八匹分を売って、金貨五枚、銀貨四枚、銅貨二枚、鉄貨三枚とかなりの高額だった。主にフォレストウルフの素材が。アランさんは驚いたような顔をしてこう言った。

「すごいじゃねぇか!Fランクでフォレストウルフを倒せちまうなんて!これだったら姉ちゃんはウェイトダウンのエンチャント装備が買えちまうぜ!それで兄ちゃん0が装備一式買えて、さらにはウェイトダウン改のエンチャント装備が買えるな。装備も実力も、一流だな!」

 とりあえず、ティアラもほしがっている防具屋から行くことにした。その店の名はルーカスの防具店と言った。
 ティアラはウェイトダウンのエンチャント装備を買ったが、僕はまだ迷っていた。
 鎧系は僕の戦い方を考えると胸当てと腕当て脛当てぐらいしか装備できないのに鎧ばっかりだった。するとその様子を見ていた店員が聞いてきた。

「何か、お探しでしょうか?」
「あ、はい。何か動きやすい装備ってないでしょうか?」
「お客様は武器は何をお使いになるので?」
「自分は剣ですかね?」
「本当でしょうか?」
「どうして、そう思うんです?」

 すると、耳元で話しかけてきた。

「その足に付けているものは銃でございましょう?」

 僕は驚いた。この世界にも銃があるという事を、それってチートもらった意味なくない?あーーーー失敗した・・・・・

「安心してください。この世界で銃と言う単語を知っていて形まで知っているのものは、私ぐらいでございましょう。それにこの店を作ったものが、もし銃を持っているものが現れたら、ある防具を差し上げてほしいと。」
「そうですか・・・・でその防具って何です?」
「それは、こちらにございます。」

 そう言って店の奥に入って行った。僕もティアラたちに一言言って、入って行った。そこで見せられたものは、現代個人装具をこちらの世界用に改造したものであった。まず身を守るものは(ヘルメットはなかった)飛龍の鱗で作られているらしく、とても堅い。個人的にうれしかったのはタクティカルベストだった。これで、マガジンがある程度入れられる!マガジンポーチはマガジンを生成すると一回限りその武器に対応したものが現れる。ので、あんまり必要ないかなと思ったがなくなった時用にいるかなと思っていた時だったので、嬉しかった。

「どうでしょうか?お気に召しましたでしょうか?重さと動きやすさはエンチャントでよくしてありますので安心してください。それで値段ですがようやく銃を持ったものが現れたという事で金貨一枚でいいですよ。ただし、修理には素材が素材ですのでかなりお高くなります。で、どうでしょう?」
「買います!」

 そして、僕は早速着てみると、とても動きやすく軽かったのでとても満足した。もちろん脛当ても腕当ても飛龍製だ。そして戻ってくると、アランとティアラがものすごい驚いたような顔をしていたが、すぐに元の顔に戻った。

「おう!戻ってきたか。にしても飛龍装備なんていくらしたんだ?」
「この防具はこの世界では僕の装備くらいでしか活かせないからって言われて金貨一枚で買ったんだ。」
「ほぉ、そりゃすごい。それじゃ次は武器屋だな。」

 武器屋には行ったがあまり良いものがなかったので剣の新調はあきらめた。

「それじゃ、早速「ちょっとまってください。」おう?なんだ忘れ物でもしたか?」
「はい、まぁそんなようなものです。」
「それじゃ、ちゃっちゃと忘れ物を取りに行ってこい!」
「はい。」

 そのあと僕は一旦宿屋に戻り部屋でAKと使い捨てのロケットランチャーであるM72 LAWを持って行った。M72 LAWは朝、宿を出る前に載せた。一様リストに出すと、

 武器リスト
 ランク4 M72 LAW(66mmHEAT弾) AR-57 5.7x28mm弾

 三つ増やしておいた。(これからは増やしたものとそのランクのみ書くことにする。新しく追加されたランクの物はすべて書く。)
 M72 LAWは使い捨てのロケットランチャーで銃での攻撃が効きにくそうな敵に使うために持って行くことにする。(なお、ロケット弾は生成した際にはもう装填されている。)
 AKは先手必勝用にする。貫通力があるし誤射が怖いので、一番最初以外は撃たないことにする。
 そして、持ってきたときにアランから

「これはまたごっつくなったな!わっははは!」

 ティアラからは何この装備的な目で見られていた。
 そして僕の準備が整ったところで、ようやく出発だ。
 一体ハーブの森に何が起きているのか?僕たちはそれを調査するためハーブの森へと歩いて行った。
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