まんじゅう弱い

undoodnu

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まんじゅう弱い

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「まんじゅう弱い」
彼女はまんじゅうを頬張って、いつもこう言う。
何が弱いのか?
味か?
歯ごたえか?
その答えが知りたくて、僕はいつも、彼女にまんじゅうを与えている。

「やあ、今日もまんじゅうを買ってきたよ」
彼女の元に訪れ、部屋のドアを開ける。
部屋の中の、彼女がいつもいる定位置には、誰もいなかった。
しかし、巨大なまんじゅうがそこにはあった。
僕は驚いて、持っていたまんじゅうを落としてしまう。
落としたまんじゅうは、巨大なまんじゅうの方へとコロコロと転がっていった。
巨大なまんじゅうにまんじゅうが当たったその瞬間、巨大なまんじゅうとまんじゅうの接触面が光輝き、巨大なまんじゅうにまんじゅうが吸収されていった。

「まんじゅう弱い」
いつも彼女が言っていた言葉。
そこにヒントがあるのではないか。
まんじゅう弱い……まんじゅうよわい……まんじゅうよ、わい。
まんじゅうよ、わい。
そうか。
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