神さまのテストプレイ

オレオレ!

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テストプレイ編

14.チュートリアルルーム

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これは、だめだ、根本的に僕は弱すぎる
ノートを使うにも、ノートに書き込む時間が必要だ
現時点で怪しい奴なのだから、ノートに書き込む時間が予め必要だろう

最初に降り立つ場所に小屋を作ろう、誰も入ってこれない小屋
最初から、小屋の中に転移すれば誰とも合う事無く、落ち着いて現状確認が
できるはず

そして、すぐに死ぬ原因として、レベルが低すぎる事にあるだろう
小屋から10m程離れたところに、低レベルのダンジョンを作ろう
そのダンジョンは初心者専用で、レベル10をすぎると入れない
だから、そのダンジョン内には、居ても低レベルの村人しかいない事になる

あと、翻訳の腕輪を作ろう、それを初期装備にしておこう

[翻訳の腕輪]
 翻訳の魔法陣が刻まれた腕輪
 装備している人間のごくごくわずかな魔力をエネルギーとする
 この腕輪をしていると、あらゆる言語、あらゆる文字を理解でき 又、その文字を書く事もできる

あと、工の星の魔法書も初期装備にしておくか
これなか、最初の小屋で、この星の魔法を勉強できるしな

[工の星の魔法の書]
 工の星に基本魔法として設定されている6属性魔法、及び魔法陣の全てが、
 日本語で書かれた書物、全ての魔法及びそれに必要なヒロードが記載されている
 最初の小屋より持ち出す事はできない

魔法の書は、万が一、星の民に読まれると面倒なんで、念の為日本語でしかも
小屋の中限定公開にしておいた、まぁ、大丈夫だろう


これで、一度試してみる事にする、が、小屋ができてすぐだと又村人達が警戒している
かもしれない、ここは、5年位経過させた方がいいだろう

僕は5年が過ぎたと書いたあと、ゆっくりテストプレイを試みる事にした

---


卜口 工(うらぐち たくみ)
32歳バツ1、実家暮らし、会社員だった男

赤い球体に包まれたまま、なんか高い高い位置からエレベータでゆっくり降りている感覚
降り立った場所は、小屋の中でも天井に穴は空いていない、どこから降りてきたのか
不思議だったけど、ここは異世界らしいので気にしない事にした

僕はノートを持っている事に違和感を感じてノートを読み始めた

そして小屋の中にあった、剣を装備、杖はいいや、魔法の書を読んだから
既にファイヤーボールが出せるようだし、調べた結果、僕は6属性全て使える事が判明していた
さて、翻訳の腕輪もはめた、なぜなら、翻訳の腕輪ははめておけと執拗にノートに書いてあったからだ
何かあったのか?

僕は、小屋の扉を開け外にでる
「へー、ここが異世界か、辺りを見渡す」

周りは森である、ふと、横を見ると洞窟を見つけた
「あれが、チュートリアルダンジョン、初心者の洞窟か」

ここでレベルアップする事もあのノートの注意事項に書いてあった
よっぽど僕の前に来た異世界人は弱かったんだろうな

僕は初心者の洞窟に向かうのだった


洞窟に入ろうとしたその瞬間

「おうおうおうおう、おう!、おめー誰の許可を得てこの洞窟に入ろうとしてるんだ!!」

なんか、怪しい奴が現れた
「えっ、許可なんて必要なんですか?」

ブン!!

うぁ、いきなり切りつけてきた

魔物と戦う心構えはしてきたけど
人間と殺しある心構えなんて・・・

覚悟を決め僕は剣を抜いた!
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