異世界ぼっち

オレオレ!

文字の大きさ
上 下
53 / 68

53.きゃー、すごーい

しおりを挟む
「きゃー、すごーい!!」
ココロは大喜びだった、
とりあえず親分から大きな剣を取り上げぐるぐる巻にし
盾の男の太ももに刺した長剣を改修して盾を取り上げる、
「しまった、歩けるかな?こいつ?」
執事のアナがポーションを出してきてくれた、
「えっ勿体無くない?」オレヲが言う、「歩くペースが遅くなるからな」
「殺してしまえばいいじゃん」
ふむ、それも有りだが
「人を殺したことないから無理」
僕はポーションを飲ませたあと
腕を折るポキポキ、
「人を殺したこと無くても、腕はポキポキ折るんだ・・・」

オレヲさん何が言いたいのかなー

「あれっ、もう1人は?」
ココロが言う

そういえば、サポート魔法の奴がいなくなっていた

まぁいいやサポート魔法1人じゃ何も出来やしないだろうしほっとこう

とりあえず捕えた2人にも
魔物の肉をくわせた、
ヒーヒー言ってる

それからしばらく歩き休憩スペースを見つけ、そこに泊まることにする、

夕食は、執事のアナが用意してくれた、たぶんマジックバッグなのかな
ぜったいバッグの容量と入っている中身が違うと思う

出されたのは、皿にレタス、ツナ缶、トマト、コーンを盛り付けた
もの、あとパン、牛乳、

えっ、牛乳とか悪くならないの
あれか、マジックバッグに入れてる間、時間が止まるとかか、

「いえ、氷のマジックアイテムです」

アナがカバンの中から何やら取り出して渡してきた
前に貰ったライターサイズのマジックアイテムだった、魔核が埋められている
「ね、冷たいでしょう」

「あっ、あぁ」
うん、直接触っても冷たさは感じないが
間接的に空気が冷えれば、冷たくなる
そう言えば火球の魔法とか
対して熱くないと思ってたけど、
もし、火球の魔法が消えるのが遅かったらと思うと、ちょっとゾッとした

僕の顔色をみたアナは???って顔してた

オレヲと交代で見張り役をすることにしてみんな休んでる
盗賊達は足を縛った上で木にくくりつけてある、

物理攻撃無効2回目を終えたころ
ココロが僕の所に、やってくる

「夕さん、眠れないからお話しよう」

いや、たぶん、あなた寝てたよね
とは失礼なので言わないよ

「夕さんのお話して」

僕は異世界から来た事を話すのだった
商人さんみたいに泣きついてこないようにつらい話にならない様に、ハラハラドキドキの冒険活劇的な話になる様に、多少オーバーリアクションで話をする

ココロは、ハラハラ、ドキドキしながら話を聞いてくれる
表情がコロコロ変わるのかわいいね

はっ、いやいや、いかんいかん
しおりを挟む

処理中です...