異世界ぼっち

オレオレ!

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36.王様の言うことは

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「そういう話なら、勇者候補は渡せない」

マキさんは完全怒ってる

守衛は言う
「いいんですか?
 荒井 夕は国家反逆罪の犯罪者
それを匿えば、貴方も罪が付くでしょう、、、荒井 夕をこちらへ引き渡してください」

やばい、俺のせいでマキさんに迷惑かけてしまう

「お待ちなさい!」

マキさん説得のため、馬車を降りようとした時に、あの人は現れた

僕らが異世界に転移してきたあの日、僕らがこちらの世界に転生してきたことを説明してくれた、そして、おそらく僕達を召喚した張本人
時空の聖女ラテである

ラテ「まず、どういう経緯か私に説明を」

守衛「ハイ!、まず其処におられる、元勇者の1人、マキ殿が、国家反逆罪で指名手配中の荒井夕を連れて、王都に侵入を試みた所を我々守衛が侵入を死守しておりました!」

「ぜんぜん違~う!」
僕は思わずツッコミいれ馬車から降りた

「マキさんは、僕の国家反逆罪は間違いだから王都に行って、そう説明をするべきだと言って、僕を王都に連れてきてくれただけだ!」

守衛「ダマレ、一度、国家反逆罪と確定して王印が押されたのだ、お前に発言権など無いわ」

守衛「それに、全然違うと言ったが、犯罪者が王都潜入を試みたことにかわらん、結局同じだろうが!」

こいつ(守衛)ダメなやつやん

聖女ラテ「もう良いわかった、
では質問を替えよう、なぜ転移せずに逃げた!」

「逃げてなんかいません僕のスキルの影響です!」

聖女ラテは、一瞬、ピクンと目が反応した、そしてニヤリと笑みがこぼれたが即座に元の顔に戻る

ラテは聞いてきた「それは何のスキルですか?」

僕は答える「魔法効果無効のパッシブです!」

えっ!
聖女ラテさん、そのあてがハズレでガッカリって顔は何?

「他には?
あなたのスキルを全て教えなさい!」

明らかに、ラテさんの威勢が無くなっていた

「あとは、物理攻撃無効だけです」

聖女ラテさん、
手袋を付け替えた?

そして、僕に向けて手を広げ
「スキル、サトリ!、もういちどあなたのスキルを教えて下さい」

「魔法効果無効のパッシブと、物理攻撃無効の2つだけです」

聖女ラテさんは、目を瞑って考え始める
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