36 / 68
36.王様の言うことは
しおりを挟む「そういう話なら、勇者候補は渡せない」
マキさんは完全怒ってる
守衛は言う
「いいんですか?
荒井 夕は国家反逆罪の犯罪者
それを匿えば、貴方も罪が付くでしょう、、、荒井 夕をこちらへ引き渡してください」
やばい、俺のせいでマキさんに迷惑かけてしまう
「お待ちなさい!」
マキさん説得のため、馬車を降りようとした時に、あの人は現れた
僕らが異世界に転移してきたあの日、僕らがこちらの世界に転生してきたことを説明してくれた、そして、おそらく僕達を召喚した張本人
時空の聖女ラテである
ラテ「まず、どういう経緯か私に説明を」
守衛「ハイ!、まず其処におられる、元勇者の1人、マキ殿が、国家反逆罪で指名手配中の荒井夕を連れて、王都に侵入を試みた所を我々守衛が侵入を死守しておりました!」
「ぜんぜん違~う!」
僕は思わずツッコミいれ馬車から降りた
「マキさんは、僕の国家反逆罪は間違いだから王都に行って、そう説明をするべきだと言って、僕を王都に連れてきてくれただけだ!」
守衛「ダマレ、一度、国家反逆罪と確定して王印が押されたのだ、お前に発言権など無いわ」
守衛「それに、全然違うと言ったが、犯罪者が王都潜入を試みたことにかわらん、結局同じだろうが!」
こいつ(守衛)ダメなやつやん
聖女ラテ「もう良いわかった、
では質問を替えよう、なぜ転移せずに逃げた!」
「逃げてなんかいません僕のスキルの影響です!」
聖女ラテは、一瞬、ピクンと目が反応した、そしてニヤリと笑みがこぼれたが即座に元の顔に戻る
ラテは聞いてきた「それは何のスキルですか?」
僕は答える「魔法効果無効のパッシブです!」
えっ!
聖女ラテさん、そのあてがハズレでガッカリって顔は何?
「他には?
あなたのスキルを全て教えなさい!」
明らかに、ラテさんの威勢が無くなっていた
「あとは、物理攻撃無効だけです」
聖女ラテさん、
手袋を付け替えた?
そして、僕に向けて手を広げ
「スキル、サトリ!、もういちどあなたのスキルを教えて下さい」
「魔法効果無効のパッシブと、物理攻撃無効の2つだけです」
聖女ラテさんは、目を瞑って考え始める
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
21
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる