異世界ぼっち

オレオレ!

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28.カツオ君の友達

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あれから、どうにか対岸にたどり着いた
日も暮れて辺りも暗い

この島にたどり着いた時、右の方に、木で作られた、、やぐら?みたいな木製の
高いタワーが立っているのが見えた、いや灯台なのかも、
僕はその方向に向かって歩く、やがて、
「街だ!」

街が見えた
ようやく異世界の街だよ、ながかったー

僕は心を踊らせながら街に向かうのだった

街は港町で、港町を囲むように塀があり、ただ塀の外にも民家がある様だ
    
港町に到着すると門の前の警備塀が丁度門を閉めようとしていた
が僕を見てその手がとまる
「見ない顔だな身分証を提示して貰おう」
「すみません、何も持って無いです」

うん、魚人に襲われて手荷物全部無いしな、
「怪しい奴だな、ちょっとそこの詰所で話を聞こうか」

詰所にて
僕は、自分が異世界転生者である事とここ迄の経緯を話した

詰所のおじさんはポカーンとしてる
そして、
「わっはっはー、大人をからかっちゃいかん」と笑顔そして
「いいから本当のことはなせ」と真顔、、、怖っ
僕「全部本当ですってば」
詰所のおじさんは僕をにらみながら、詰所の仲間に「だれか、マキさん連れてきてくれ」とさけんだ
そして、「マキさんが来るまでの間、牢屋に入っていてもらう、お前が嘘をついてないならすぐ出してやる」
僕は牢屋に入ってしばらくすると、

日本人ぽい女性、マキさんが牢屋越しに現れ話を始めた
「あなたが今回の転生者?」
「えっ、今回の?」
「転生者なのね?」
「あっはい」
「そうね、じゃあ確認!カツオ君の友達の男の子の名前は?」
「えっ、中島くん」
「はい、確認取れました、シューエイ、彼は間違いなく異世界人よ」
この警備兵の人シューエイって言うのか守衛のシューエイね、よし覚えた

「私はマキ、よろしくね」
「そういえば、いつこっちの世界に来たの?」

「えーっと、
1日目、召喚された日
2日目、散策して、オオカミの魔物に出会った日
3日目、ネコにあったけどフーっていわれた日(あとオオカミ倒した)
4日目、鬼に負けた日
5日目、6日目、オオカミの魔物狩りまくった日
7日目、リザードマンと戦った日
8日目、魔法陣の実験とキャリーバッグ作ってた
9日目、祠をでて、ほら穴の手前まで移動した日
10日目、オークと戦った日
11日目、12日目、ほら穴移動
13日目、丸太切り
14日目、海を渡って今にいたる
なので、だいたい2週間前です」

マキさんは呆れていた
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