異世界ぼっち

オレオレ!

文字の大きさ
上 下
17 / 68

17.旅立ち

しおりを挟む
さて、結論からいうと、
失敗に終わった

あれからオオカミを瞬殺して首を手作り魔法陣に置いてみた、結果変わらず、
そして祠の魔法陣に入れると黒い霧が少し出る

うーむ、起動させるには呪文が必要なのか?或いは柱に細工があるのか
わからないが脱出中は魔物は食えない、いや、祠の様なセーフティーゾーンが
他にもあるかもしれない
なんといっても、最果ての大地と名付けられた場所、きっとここまで来るのは
大変なはずだ、となれば途中途中でセーフティーゾーンをつくりながら移動するはず

うん、そろそろ旅立ちの準備をしよう

必要な物は、水と食料とロープ、それらを運ぶキャスター付きトランク
って異世界にそんな物は無いか、いや、手頃なサイズの木箱はある
タイヤになりそうな丸太もある、持ち手になりそうな木もある

作ったった

うん、まあこんなもんか、念の為担げるようにもしておいたけど、殆ど担ぐことになりそう
井戸水、と果実、ロープや長剣短剣の予備、と串焼き用の串、鍋、などを詰め込む

「よし、準備は出来た、明日は朝から移動しよう!」

心に決めて寝るのだった


翌日早朝、まずはクレーターの壁の方向へそして壁沿いに川下の方角へ、
気配察知を確認しながら道なき道、崖をくだったり、登ったり、定期的に気配遮断してるので
魔物と遭遇もせずに、かれこれ8時間くらいは進んだだろう、多分16時~17時位?

ついに通路とおぼしき、ほら穴を見つけた!

さらに、ほら穴の近くにセーフティーゾーンを発見した、10m程の小さな魔法陣が描かれていた
まぁ、僕も多分そこに作るよ、

そして、僕が魔法陣作りに失敗した理由もわかった、セーフティーゾーンの魔法陣は簡易的だった為、構造がよくわかったのだ。 柱の代わりに小さな宝石の付いた杖がつかわれていた、
そして刺さっている杖を中心に小さな魔法陣が、そしてその小さな魔法陣を繋ぐ大きな
六芒星魔法陣が描かれる、というのがどうも正解らしい

早速セーフティーゾーンに入って荷物を置く
しまった、ここ何もない、多分ここに来る人達は、ここでテントとか張ってるのだろう
テント持ってない、もうすぐ日が暮れるからいいけど、できれば木陰がよかったのに

あ~、シーツ持ってくればよかった・・・

もちろん取りに帰るという選択肢はない、がっくり    
しおりを挟む

処理中です...