異世界ぼっち

オレオレ!

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5.散策

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僕は魔法陣の外に出た、

森の中で地形が見えない、
僕はステータスを表示したままにして残り時間が40分になる迄ある一方向をまっすぐすすむ事にした
念の為木に印を付けながら進んで行くと、辺りを見渡せる小高い丘にでた

そこで僕は絶句する

僕がいた場所は直径10km位のクレーターの中にだった
いや、直径10km位の巨大な穴を
魔法か何かで掘ったのか?
周りが全て壁の中に森があった
イメージとして、まず隕石か魔法か知らないがクレーターが出来て、
それから数百~数千年の長い年月をかけてクレーターの内側に木が生い茂り森になった。
そんな感じの場所に僕はいたのだ、そして、クレーターの中心にいかにもな怪しい城が建っている
なんとなく不気味な黒い霧が城の周りを渦巻いている「あれが魔王の城」ぶっちゃけ絶対近寄りたく無い雰囲気がただよっている

方位がわからないので
クレーターの中心の魔王の城からみた時の、祠の位置を北と仮定した場合、北西の方角にクレーターの高い壁の上から水が落ちてる滝があった、そして滝から川となって川が南東の方向に流れてる

さて、周りがクレーターの壁になっていて、この壁を乗り越えないとみんなと合流できそうも無いが
壁は断崖絶壁とても登れる自身がない。 ただ南東の川の先が気になる、クレーターの壁に穴が空いていなければこのクレーターは水がたまってないとおかしい、
川下に穴が空いてなければおかしな話だ、
僕は今後の目標として川下に向かう決意をした

さて、そろそろ戻るとするか、
そう思った時に僕は見た
魔王の城から飛び立つドラゴンを
「うぁ、異世界!」
思わず隠れる
この場所は小高い丘とはいえクレーターの壁付近、一方ドラゴンは城付近で5km程離れている
この状態ではドラゴンは小指よりも小さく見えるが恐らく旅客機並みの大きさはあるだろう

「あんなのと戦うの、みんな」

ドラゴンは、川下の方へ飛んでいった

飛び立って行った後も、僕はなんとなく隠れていたが、ふと物理攻撃無効の残り時間が30分になってる事に気づき、早足で帰る事にした


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作者より
半径10kmを直径10kmに設定を変更しました、10km先の城やらドラゴンやら小さ過ぎてわからない
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