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多目的トイレ
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ピルルルルーッと駅の構内にベルが鳴り渡る。
プシューと空気音とともにドアが開いた瞬間、和希は梨沙の手を引いて飛び出した。
梨沙を再びお漏らしさせる訳にはいかない。いや、正直、梨沙のお漏らしするところはまた見たくて堪らないが、さすがに良心が痛んだ。
「えっ、あのっ?!」
戸惑いながらも、梨沙は懸命についてくる。
「トイレ、コッチだから」
和希は、自分の尿意を忘れるほどに懸命に走った。人混みを掻き分けて階段を上がり、改札前の多目的トイレに駆け込む。
「良かった、間に合ったな」
多目的トイレの鍵をかけながら、呼吸を乱した和希は言う。
「全然、良くないですよ!」
梨沙は赤面しながら叫ぶ。
「あなたがそこにいたら、おし・・・っ・・・出来ないじゃないですか!」
瞬間、和希は自分まで個室に入ってしまっていることに気付いた。
「わ、悪いッ!」
和希は、慌てて個室を飛び出す。すぐに後ろで鍵がカチャリと締まる音がして、くぐもった音姫の水音が聞こえてきた。
不意に、和希は自分の強い尿意を思い出して、男子トイレに駆け込んだ。
焦りながらチャックをおろし中身を取り出すと、便器に勢いよく放尿する。
他の利用者がいないトイレで、ジュイイイイッ、ビチャビチャビチャ・・・!と下品な音が響く。
おしっこの快感にブルブルっと身震いしながらも、あぁ、動画撮影してれば投稿できたのになぁ、と勿体なくも思っていた。
プシューと空気音とともにドアが開いた瞬間、和希は梨沙の手を引いて飛び出した。
梨沙を再びお漏らしさせる訳にはいかない。いや、正直、梨沙のお漏らしするところはまた見たくて堪らないが、さすがに良心が痛んだ。
「えっ、あのっ?!」
戸惑いながらも、梨沙は懸命についてくる。
「トイレ、コッチだから」
和希は、自分の尿意を忘れるほどに懸命に走った。人混みを掻き分けて階段を上がり、改札前の多目的トイレに駆け込む。
「良かった、間に合ったな」
多目的トイレの鍵をかけながら、呼吸を乱した和希は言う。
「全然、良くないですよ!」
梨沙は赤面しながら叫ぶ。
「あなたがそこにいたら、おし・・・っ・・・出来ないじゃないですか!」
瞬間、和希は自分まで個室に入ってしまっていることに気付いた。
「わ、悪いッ!」
和希は、慌てて個室を飛び出す。すぐに後ろで鍵がカチャリと締まる音がして、くぐもった音姫の水音が聞こえてきた。
不意に、和希は自分の強い尿意を思い出して、男子トイレに駆け込んだ。
焦りながらチャックをおろし中身を取り出すと、便器に勢いよく放尿する。
他の利用者がいないトイレで、ジュイイイイッ、ビチャビチャビチャ・・・!と下品な音が響く。
おしっこの快感にブルブルっと身震いしながらも、あぁ、動画撮影してれば投稿できたのになぁ、と勿体なくも思っていた。
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